就活で出会うWebテストの種類と対策方法を解説!

このページのまとめ

  • Webテストとは、自宅のパソコンを使って受検する採用テスト
  • 就活のWebテストには、SPI、玉手箱、GAB、CABなどがある
  • 就活のWebテストは3年生の秋頃から対策を始めよう

就活で出会うWebテストの種類と対策方法を解説!のイメージ

就活に必須ともいえるWebテストですが、どのようなものか分からず、不安を覚えている就活生もいるでしょう。このコラムでは、Webテストの種類や攻略方法を紹介します。また、企業がWebテストを行う意図についても解説。Webテストを攻略するのは、選考を進めるためにも大切なことです。就活の準備にぜひご一読ください。

目 次
 

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Webテストとは

Webテストとは、「選考の一環として企業が実施する採用テスト」のことです。
Webテストの問題は応募先の企業が用意するのではなく、テストを開発する企業が採用を行う企業に提供しています。
採用テストの受検形式には、企業が用意した会場に出向いて受検するものや、開発元の企業が用意した専用会場で受検するテストセンターなどさまざまです。
そのなかでもWebテストは、自宅や大学のパソコンを使って受検する形式で、企業が指定した期間内であればいつでも好きな日時で受検できます。会場に出向く必要がないため、遠方の学生にとって受検しやすいのもメリットです。
Webテストは複数の企業からいくつかの種類が提供されていますが、ほとんどの検査に共通する受検内容は、能力検査と性格検査。能力検査は仕事に必要な学力を測るもので、言語分野と計数分野、英語分野からの出題があります。性格検査は簡単な問いかけへの回答から、人柄や価値観、企業との相性を測るものです。

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企業がWebテストを行う意図とは?

企業は以下のような目的で、Webテストを実施しています。

仕事に必要な能力や自社との相性を知るため

能力検査と性格検査を通して、仕事に必要な基礎力はもちろん、組織や職種との相性を知ることができます。
企業にとって、せっかく採用した人が入社後のミスマッチで辞めてしまうのは、非常にもったいないことです。特に社会人経験のない新卒のなかには、自分自身でも「社風との相性を見極めるのが難しい」と感じる人が多いでしょう。Webテストでは社風との相性を判断できるため、多くの企業が採用基準として導入しています。

客観的に応募者を評価するため

エントリーシートや面接のみでは、面接官の主観や印象で評価が決まることになりかねません。しかし、外部の企業から提供を受けるWebテストを導入することで、第三者の公正な目で応募者を評価できるようになります。
また、Webテストをはじめとする適性検査は、多角的な視点から応募者への理解を深める内容となっており、面接官が気づかなかった視点で学生を評価できるのもメリットです。

面接する応募者を絞り込むため

日本の就活は、多くの企業が同じタイミングで採用活動を行う新卒一括採用が主流です。そのため、就活のピーク時期には学生が一斉に就職活動を行い、有名企業や大企業には数千の応募者が殺到することも珍しくありません。
企業側はすべての学生と面接することはできないので、選考の初期段階で応募者を絞り込む必要があります。その際の判断材料となるのが、エントリーシートや採用テストです。企業はWebテストで一定の基準をクリアした学生に限り、その後の面接に進めるように手続きを行います。

 

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就活で出会うWebテストの種類

就活でよくあるWebテストの種類をご紹介します。

SPI

リクルートキャリアが提供する適性検査です。検査内容は能力検査と性格検査。自宅で受検するWebテストのほかには、リクルートが用意した会場で受検するテストセンターや、企業が用意した会場で受検する形式があります。

玉手箱

日本エス・エイチ・エルが提供する適性検査で、能力検査と性格検査で構成されます。SPIと同じく、大手・人気企業での実施が多い適性検査です。
玉手箱の特徴は、同じ問題形式で1種類の問題が出題され続けること。例えば能力検査の計数分野には、「四則逆算」「図表の読み取り」「表の空欄推測」がありますが、1問目が「図表の読み取り」だった場合、その検査中の計数分野では、2問目以降も「図表の読み取り」に関する問題が出題されます。
また、1問あたりにかけられる時間が短いのも大きな特徴です。例えば、計数の「四則逆算」では、制限時間9分で50問が出ます。1問あたりにかけられる時間は10秒程度しかありません。

GAB(ギャブ)

日本エス・エイチ・エルが提供する適性検査で、能力検査と性格検査で構成されます。受検の方法にはWebテストとペーパーテストがあり、それぞれで制限時間が異なるのが特徴。Web版のほうが時間が10分ほど短いので、素早く問題を解く対策が必要です。
GABには英語で受検できるグローバル版があり、コンサルや商社、金融系の企業での実施が多い傾向にあります。
言語・計数などの知的能力やパーソナリティを測定するほか、ヴァイタリティやチームワークなどの9特性も予測可能です。

CAB(キャブ)

こちらも日本エス・エイチ・エルが提供する適性検査。システムエンジニアをはじめとするIT関連の職種を対象としており、能力検査の科目は暗算・法則性・命令表・暗号です。
GABと同じくWebテストとペーパーテストがあり、こちらもWebテストのほうが制限時間が短く、難易度が高くなっています。

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Webテストの対策

ここでは、Webテストの対策方法について解説します。

早めに対策を始める

Webテストの対策は、就活が本格的にスタートする3年生の3月までに済ませておきましょう。エントリーや説明会が始まると毎日忙しくなり、テスト対策の時間をとるのが難しくなります。
テスト対策は3年の11月頃からはじめ、2月までにひととおり終えておくと良いでしょう。Webテストを通過しなければ面接選考に進めないので、油断せずに準備をしてください。

問題集を繰り返し解く

市販の問題集を購入し、ひととおり問題を解いてみましょう。自分の苦手分野を把握して解説を読み込み、繰り返し解いて理解を深めていくのが効果的です。
Webテストには制限時間があるので、問題を解くときは処理スピードを意識し、素早くかつ正確に解答する訓練をしましょう。計数分野は基本的な公式を頭に入れることで、効率的に解答できるようになります。

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本記事の執筆者

土井あづみ(どいあづみ)

新卒でレバレジーズ株式会社入社後、医療介護領域の人材をサポート。現在は新卒就活のキャリアアドバイザーと並行して新卒向けメディアライティング、人事部採用業務に従事。文系理系問わず年間約1000名の学生をサポート。

 

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