英語を使うインターンシップに参加しよう!6つのメリットや探し方を解説

このページのまとめ

  • 英語力は留学や資格取得に限らず、インターンシップへの参加を通じて身につけられる
  • 海外でのインターンシップは、語学留学と比べてより実践的な英語を習得しやすい
  • 大学のサポート制度を利用しつつ、広い視野を持って参加先の業界や企業を選ぶとよい

英語を使うインターンシップに参加しよう!6つのメリットや探し方を解説

グローバル化の進展に伴い、社員に英語力を求める業界・企業は増加傾向にあります。仕事で使える語学力を身につける方法の一つとして、英語を使うインターンシップへの参加が挙げられるでしょう。

この記事では、英語力向上に期待できる英語を使ったインターンシップについて解説します。国内のおもなインターン開催先や6つの参加メリット、探し方を解説するので、ぜひ参考にしてください。

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目 次

インターンシップを通じて英語力を高めよう

英語のスキルを身につけるための実践的な方法として、資格取得や語学留学のほかに英語を使うインターンシップへの参加が挙げられます。学校で学ぶ勉強・学問としての英語ではなく、就業体験のなかで実践的なビジネス英語を学べるのは、大学生にとって貴重な機会といえるでしょう。

また、職場の雰囲気や業務内容も体験できるというインターンシップ本来のメリットも得られるため、一石二鳥の効率的な学習方法といえます。

なお、英語力を磨く目的でインターンシップに参加するのであれば、業務で日常的に英語を使用している企業、もしくは外国人とコミュニケーションを取る機会がある会社を選ぶとよいでしょう。

後者の場合、複数の国と取引を行う会社の方が、英語での対応力が身につきやすい環境といえます。なぜなら、英語圏の国同士でも異なる発音や言い回しを理解したり、ネイティブスピーカーではない相手の英語を聴き取ったりしたうえで会話を成立させなければならないことも多いからです。

その分、ハイレベルな英語力を求められるため、しっかりと基礎を身につけたうえでインターンシップに参加しましょう。

就活における英語力の重要性

就職みらい研究所が発表している「『就職白書2023』データ集(35p)」によると、アンケートに回答した10%の企業が採用基準で重視する項目として「語学力」を、2.8%が「海外経験」を挙げています。

就職みらい研究所「『就職白書2023』データ集(35p)」のイメージ

引用元:就職みらい研究所「『就職白書2023』データ集(35p)」

就活において語学力や海外経験を重視している企業は、現時点でそれほど多くありません。ただ、裏を返せば10%の企業に入社するためには、一定レベルの語学力が必須という見方もできます。

また、あらゆる事業領域でグローバル化が進む現在、各業界で英語力が求められる機会は増えるという意見が一般的です。

IIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が実施した「英語活用実態調査2019(企業・団体)(5p)」によると、調査に参加した企業・団体の「61%」が回答時点で「英語は海外との取引がある部署だけで使われている」としたのに対し、3年後の見通しでは「38.8%」まで大幅に減少しています。

さらに、18%の企業が「人材採用時、配属部署の決定や異動時に、一定の英語能力が求められる」と回答しているのに対し、3年後の見通しでは「36.7%」と約2倍まで増えていることがわかります。

英語活用実態調査2019(企業・団体)(5p)のイメージ

引用元:IIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)「英語活用実態調査2019(企業・団体)(5p)」

今後、英語力を重視する企業は増加すると予想されているため、就活においてもその重要性は上昇傾向にあるといえるでしょう。

参照元
就職みらい研究所
『就職白書2023』
IIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)
英語活用実態調査2019(企業・団体 ビジネスパーソン)

インターンシップで求められる英語力

業務で英語を使用する企業のインターンシップに参加するにあたって必要となる英語力は、企業や業務によって異なります。

一般的な国内企業であれば、日本人の社員が多いため、社内で英語力を求められるシーンはそれほど多くありません。ただし、取引先などとのやり取りで英語を使用する場合、ビジネス英会話レベルが求められるケースはあります。

一方、外資系企業や海外に拠点を置く日系企業では、日常的な会話から英語が必要です。もちろん、業務を進めるにはビジネス英会話も用いるため、最低でも日常会話ができるレベルがあると安心でしょう。

就活に必要な英語力のレベルやアピールのコツを知りたい人は「就活に必要な英語レベルは?評価される職種やアピールのコツを解説!」もあわせてご確認ください。

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英語を使うインターンシップの開催期間

英語を使うインターンシップの開催期間について解説します。

なお、英語を使用するかどうかに関わらず、インターンシップは大きく短期と長期にわかれます。海外では長期インターンシップが主流のため、外資系企業、海外に拠点を置く日系企業は長期インターンシップを実施するケースが多いようです。

長期と短期、それぞれのインターンシップの特徴を解説するので、ぜひ参考にしてください。

長期インターンシップ

長期インターンシップは、半年から1年ほどの期間を要します。給料が発生する場合もあるため、お金をもらいながら就業体験が可能です。

長期インターンシップに参加するメリットとしては、英語を使った本格的な業務を体験できることが挙げられます。インターンシップに参加している間は、英語を使用する機会も増えるため、語学力の向上につながるでしょう。

ただし、給料が発生する分、学生といえども1人の戦力として扱われる傾向があります。そのため、選考が設けられているインターンシップも多く、ハイレベルなスキルを求められやすい点が特徴です。

長期インターンシップについて詳しく知りたい人は「給料が出ることもある?企業を知るには長期インターン」もあわせてご確認ください。

短期インターンシップ

短期インターンシップとは、日系企業に多い、1日や数日など短期間で行われるプログラムです。期間が短いため、実際の業務を経験することは少なく、会社説明会やグループワークが主流です。そのため、給料も発生しない傾向にあります。

短期間ではあるものの、企業の雰囲気や業務の概要はつかめるため、入社後に英語を活用する機会の確認は可能です。実践的なスキルや経験は得にくいですが、気軽に参加できる点がメリットといえるでしょう。

インターンシップの期間について詳しく知りたい人は「インターンシップの内容は1dayと長期で違う?種類と参加メリットを解説」もあわせてご確認ください。

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英語を使うインターンシップに参加する6つのメリット

英語を使うインターンシップに参加する6つのメリットについて解説します。

自分にとって参加する価値があるか見極めるためにも、紹介するメリットを確認しておきましょう。

ビジネス英語を学べる

大学ではアカデミックな英語を学びますが、インターンシップでは実際に業務で使っている言葉であるビジネス英語を学べます。

旅行で使う英語や日常会話の英語は、カジュアルでシンプルなものですが、ビジネス英語では顧客と失礼のないやり取りをするための表現などが必要です。

就業体験を通して学生のうちからビジネス英語を学んでおくことで、外資系企業などに入社した際や将来、国際的なビジネスシーンで活躍するための下地を整えられるでしょう。

英語を使う職場が自分に合っているか判断できる

業務の一環として英語を使用する企業で就業体験を行うことで、入社前に自身の適性を判断できます。

国内の企業と、外資系企業や外国人の多い企業はさまざまな違いがあります。一口に「英語を使う仕事・職場」といっても、稀に使用することもあれば日常的に使用するなど、状況や頻度も異なるでしょう。

インターンシップに参加することで、自身が英語を使う職場に合っているのか、それともストレスを感じてしまうのかといった点を入社前に見極められます。

また、英語を使った業務を体験することで、現状の英語力のレベルを客観的に判断できる点もメリットの一つです。

内定につながる可能性もある

参加したインターンシップで活躍できれば、そのまま選考に呼ばれ、内定をもらえる可能性もあります。特に、外資系企業の場合、インターンシップが選考評価につながるケースも多い傾向です。

必ずしも内定に直結するわけではありませんが、英語力やコミュニケーション能力などを評価された状態で選考を受けられるので、ほかの就活生と比較して有利に就活を進められるでしょう。

グローバルな価値観を身につけられる

外資系企業や海外インターンシップに参加することで、グローバルな価値観を身につけられます。

日本の企業で働いていると、国内のビジネス環境における常識やルールを学べます。しかし、日本のビジネスマナーは海外で通用しないケースも少なくありません。

外国人が多い職場で就業体験をすることで、それぞれの国の考え方や価値観を理解でき、グローバルな視点が身につきます。

特に、将来国際的に活躍したいと考えているのであれば、インターンシップを通して早めに海外のビジネス環境に触れておくとよいでしょう。

異文化コミュニケーションができる

英語を使うインターンシップに参加することで、異文化のコミュニケーションを体験できるというメリットもあります。

日本人同士では当たり前の行為でも、海外の人には理解し難い可能性はあります。また、話題にすべきではない内容や、やってはいけないジェスチャーなど、思わぬところにタブーがあるため注意が必要です。

インターンシップに参加することで、ビジネスマナーはもちろん、ジェンダーや宗教に関する考え方など、将来海外で働く際に役立つ知識を学べます。

企業へのアピールポイントが増える

英語を使うインターンシップに参加することで、就活におけるアピールポイントが増えます。具体的には、以下のようなさまざまなメリットが期待できるでしょう。

・実践的な英語スキルを身につけている根拠になる
・グローバルな価値観を持つ人材として視野の広さを伝えられる
・主体性や行動力の高さを伝えられる
・コミュニケーション能力の高さをアピールできる
・志望度の高さや応募する業界、職種への関心の高さを伝えられる

英語を使うインターンシップに参加した経験は、上記のようなアピールポイントに説得力を持たせるためのエピソードとして活用できます。

面接やエントリーシートの自己PRやガクチカ(学生時代、力を入れたこと)などに使用するエピソードが見つからない人は、積極的にインターンシップに参加するとよいでしょう。

インターンシップに参加するメリットについて詳しく知りたい人は「インターンに行くべき?メリットや就活への影響は?企業の探し方も解説!」もあわせてご確認ください。

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英語力が歓迎される国内のインターンシップ先5選

英語力が歓迎される国内のインターンシップ先について解説します。

国内のインターンシップであっても、参加先企業によっては英語に接する機会が多い仕事もあります。国内で英語を活用できるインターンシップを希望するなら、紹介する5つの業界・企業を中心に探してみましょう。

ホテル業界

ホテルや旅館といった宿泊施設のインターンシップでは、宿泊している外国人観光客に接客対応するケースがあります。

外国人観光客のなかには、日本語を話せないお客様も多いため、おもてなしを重視した英語でのコミュニケーションが求められます。

接客を通して異文化コミュニケーションや国際的なマナーを学べるなど、グローバルな視点を身につけるのにも役立つインターンシップ先といえるでしょう。

ホテル業界の動向や仕事内容について詳しく知りたい人は「ホテル業界とは?動向や仕事内容を知って就活に備えよう!」もあわせてご確認ください。

外資系企業

英語圏の国に本社がある外資系企業の場合、日本法人でも英語を社内公用語として定めている会社があります。このような職場のインターンシップに参加することで、国内にいながら英語環境に浸れる機会を得られます。

外資系企業では、資料作成やプレゼン、電話対応など業務内容は多岐にわたるため、英会話だけでなく、ライティングやリーディングなど幅広い英語力が必要です。

応募条件としてTOEICの点数が設定されている企業も多いため、参加ハードルは高めですが、その分学びも多いインターンシップ先といえるでしょう。

外資系についてもっと知りたい就活生は、「日系企業とは違う?外資系インターンの内容と選考の特徴」をご覧ください。

人材業界

人材会社のなかには、外国人労働者や留学生を採用する企業があります。そうした企業では、外国人労働者や留学生の対応時に英語を用いるシチュエーションが想定されるでしょう。

基本的には英会話能力が重視されますが、業務内容によっては書類作成や入国手続きを行うケースもあるため、ライティングスキルが必要になる場合もあります。

人材業界の魅力や将来性について詳しく知りたい人は「人材業界とは?ビジネスモデルや将来性・向いている人の特徴・魅力を解説」もあわせてご確認ください。

ベンチャー企業

新しい価値やビジネスを創出するベンチャー企業も、英語を使う機会が多いインターンシップ先の一つです。

海外向けのECサイトや輸入品の売買など、外国向けビジネスを展開している企業も多いため、国際的なビジネススキルを学びやすい環境といえます。

また、人材採用についても柔軟な考えを持っている企業が多く、外国人を積極的に雇用しているケースもあります。社内で英語のコミュニケーションを取れる企業であれば、実践的なビジネス英語を習得しやすい環境といえるでしょう。

ベンチャー企業の特徴や働くメリットを知りたい人は「ベンチャー企業とは?スタートアップや中小企業の特徴も解説!」もあわせてご確認ください。

旅行業界

インバウンドをメインとした旅行会社も、英語を使うインターンシップ先の一つです。

ホテルやチケットの手配だけでなく、外国人のお客様を添乗する仕事など、英語力を求められる幅広い業務に携われます。

旅行業界の仕事内容について詳しく知りたい人は「旅行業界の仕事内容とは?関連会社や近年の動向も紹介」もあわせてご確認ください。

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英語力を磨くなら海外インターンシップも選択肢の一つ

英語力を磨きたいのであれば、思いきって海外企業に応募するという方法もあります。海外インターンシップの魅力と特色について解説するので、ぜひ参考にしてください。

海外インターンシップに参加するメリット

留学先で通う語学学校と比べ、実務を伴うインターンシップはより実践的な英語力を身につけられる場です。

語学留学はあくまでも学習が主目的であるのに対し、仕事の現場では1人のビジネスマンとして論理立った話し方をし、他者と協力しながら業務を適切に遂行する必要があります。

また、インターンシップという形であれば、以下のようなビジネス面での知見やスキルの習得にもつながります。

・事業に関する基礎知識
・ミーティングで意欲的に発言する積極性
・外国人との交渉の仕方 など

特に、将来海外で働きたいと考えている大学生にとって、貴重な経験を積める場といえるでしょう。

海外インターンシップの種類

海外のインターンシップは、就業型・コンテンツ型と呼ばれる2種類の形態があります。

就業型は、海外の企業で実務に携わる形態です。インターンシップで高評価を得られれば、そのまま就職できる可能性もあります。英語を使う業務が多いので、応募する場合は一定の英語力が必須です。

一方、コンテンツ型は、日本人のメンターがついてサポートしてくれる形式を指します。コンテンツ型インターンシップの内容は、海外の都市や企業を視察したり、グループを作ってワークショップに取り組んだりといったものが多い傾向です。

日本人と一緒に行動するため英語力の向上につながらないこともありますが、海外に不慣れで英語に不安がある人にはおすすめです。

海外でのインターンシップに興味がある就活生は、「海外インターンシップってどんなもの?内容や参加方法とは」をご覧ください。

オンラインで参加できるものもある

海外インターンシップのなかには、オンラインで参加できるものもあります。本格的な業務に取り組むタイプではありませんが、自宅から簡単に外資系企業などの雰囲気を感じられるのは大きなメリットです。

手軽に海外の職場の雰囲気を体感したい学生は、参加してみるのもよいでしょう。

実際にインターンシップに参加する際には「これだけ押さえる!インターンシップのエントリーシート」も参考にしてください。

海外インターンシップに参加する際の費用

海外でのインターンシップに参加するには、以下のような諸費用がかかります。

・プログラム参加費、仲介手数料
・渡航費用
・滞在費用
・海外旅行保険費用
・ビザ発行手数料

海外インターンシップに参加するには、プログラムの参加費や手配している会社への仲介手数料を用意しなければなりません。

また、参加が決まれば、現地に向かうための渡航費用や滞在費用も必要です。渡航費用はシーズンや行き先によって変動するため、インターンシップを選ぶ際にあわせてリサーチしておきましょう。

さらに、病気や事故の備えとして、海外旅行保険にも加入しておく必要があります。海外インターンシップへ参加するにはビザが必要となるため、ビザ発行手数料や手続きの方法も調べておきましょう。

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英語を使うインターンシップの探し方4選

英語を使うインターンシップの探し方について解説します。状況に応じて4つの方法を使い分け、自分にとって最適なインターンシップ先を見つけましょう。

企業のWebサイトをチェックする

インターンシップの開催情報は、企業のWebサイトでチェックできます。サイト内に応募フォームを併設している企業が多く、エントリーも比較的簡単です。

特に、業界や企業が明確に決まっている就活生は、Webサイトから直接エントリーする方法がおすすめです。

就活情報サイトやアプリを活用する

英語を使うインターンシップの探し方として、就活情報サイトやアプリを活用する方法もあります。インターンシップを開催している企業情報や募集要項などをまとめて掲載しているため、候補となる企業を比較・検討する際に役立ちます。

また、勤務地や業種など、条件から絞り込めるのも便利なポイントです。「英語を使用する」といった条件でも検索できるため、有効活用しましょう。

エントリー先の業界や企業が明確に定まっていない就活生や、幅広い可能性を考慮したい人におすすめの方法です。

大学のキャリアセンターに相談する

大学のキャリアセンターに相談してみるのも一つの手段です。

キャリアセンターは、大学に設置された就活生をサポートするための機関であり、企業ごとのインターン情報や卒業生の体験談などが集まっています。

また、国内だけでなく海外インターンシップの情報も取り扱っており、参加する場合の休学手続きなどもあわせてサポートしてくれます。

インターンシップの探し方に不安がある場合や、大学のサポートを受けたい就活生は、相談してみるとよいでしょう。

就活エージェントを利用する

英語を使うインターンシップを探す際は、就活エージェントを活用する方法もおすすめです。

就活エージェントのなかには、就活生の要望を基に理想的なインターンシップ先の企業を提案してくれるサービスを実施しているものもあります。

また、経験豊富なキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれるため、就活の不安を解消できる点も魅力的なポイントです。

無料で利用できる就活エージェントも多いので、1人で就活を進めるのに不安がある学生は有効活用しましょう。

インターンシップの探し方について詳しく知りたい人は「インターンの探し方を解説!自分に合う企業を選ぶには」もあわせてご確認ください。

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英語を使うインターンシップに参加する際のポイント5選

英語を使うインターンシップに参加する際のポイントを解説します。就業体験のなかでビジネス英語を学べる貴重な機会を最大限活かすためにも、紹介する5つのポイントを意識しましょう。

あくまでも就業体験を目的にする

英語を使うインターンシップに参加する際は、就業体験という本来の目的を忘れないように注意してください。

あくまでもインターンシップは、職場の雰囲気や業務の内容を知るための就業体験であり、英語を学ぶための場ではありません。

当然、企業は選考活動の一環としてインターンシップを実施しているため、英語学習や留学気分で参加している学生を快く思わないはずです。

副次的なメリットとして英語力向上を期待するのは問題ありませんが、就業体験という本質を忘れず、明確な目的を持ってインターシップに参加しましょう。

目的意識を持つことの重要性については「インターンシップを充実させるポイントは目的意識」でも解説しているので、あわせてご確認ください。

自身の英語力に合ったインターンシップを選ぶ

英語を使うインターンシップに参加する際は、自身のスキルレベルにあったプログラムを選択しましょう。自身の英語力のレベルに合った業務内容のインターンシップに参加できれば、理想的な環境のなかで、より多くの学びを得やすくなります。

例えば、英会話・リスニングに自信がある場合は、接客業務や電話対応、ライティングやリーディングが得意なら書類作成や執筆業務がメインとなる企業を選択するのがおすすめです。

インターンシップを有意義な経験にするためにも、事前に現状のスキルレベルを把握したうえで、最適な業務内容の企業にエントリーしましょう。

学んだことや足りない部分を振り返る

インターンシップに参加した後は、必ず振り返りを行ってください。

インターンシップは、これまで知らなかった事柄に接したり、自分が話す英語の改善点に気づいたりできる絶好の学びの場です。学んだ内容を自分の血肉にするためにも、振り返りによって、何を得て、何が足りなかったのかを明確にしておくべきです。

また、プログラムのなかで何を学んだのか、不足しているスキルを補うためにどのような努力をしたのかといった具体的なエピソードを面接で話し、アピールにつなげることもできます。

インターンシップでの就業体験を有意義な経験に昇華するためにも、参加前に何を学び身につけたいのかを明確にし、参加後は何を身につけ、自分に足りない部分は何だったかを振り返りましょう。

時間に余裕を持って応募する

可能であれば、大学生活の早い段階でインターンシップに参加しておくことをおすすめします。長期インターンシップの場合、最低でも半年、長ければ1年以上かかるケースも珍しくありません。

特に、就活の時期に入るとインターンシップ以外にもやるべきことが増えるため、思い通りに時間を作れなくなってしまいます。

大学1〜2年でも参加可能なプログラムも多いため、気になるインターンシップを見つけたら、できるだけ早めにエントリーしましょう。

広い視野を持って参加先を選ぶ

参加するインターンシップを選ぶ際は、広い視野を持つように心がけてください。

たとえ、自分のなかで希望する企業や条件が決まっていたとしても、まだ知らない魅力的な仕事や企業は数多く存在します。

視野を広く持って多数の業界を見渡すことで「この分野も自分に向いている」「意外と楽しく取り組めそう」など、新たな可能性に出会える機会が増えます。

自分自身の新たな一面を発見し、予想していなかった道を見出す可能性も考慮したうえで、参加するインターンシップを検討しましょう。

なお、インターンシップの探し方がわからない就活生は「業界から?職種から?インターン先の選び方と探す方法」も参考にしてください。

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英語を使ったインターンシップに参加したいあなたへ

英語を使ったインターンシップに参加したい就活生のなかには「自分にどんなインターン先が合っているかわからない」「海外インターンについてもっと知りたい」といった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

そのような就活生は「量より質」の就活エージェント「キャリアチケット」を活用するのがおすすめです。

キャリアチケットでは、経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの性格や強みを活かせる理想的なインターンシップ先の企業を提案しています。また、ES作成や面接対策など、あなたの就活を総合的にサポートするサービスも提供しています。

英語を使ったインターンシップに参加して、内定に近づきたい就活生は、お気軽にキャリアチケットまでご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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