面接で緊張しないコツとは?答えに詰まったときの対処法も解説

このページのまとめ

  • 面接で緊張しないコツは、「失敗しても大丈夫」と考えること
  • 質問に対して答えを用意しておくと、面接で緊張しにくくなる
  • 面接で緊張しないコツは、実践を積んで本番慣れすること
  • 体を動かし、腹式呼吸するのも面接で緊張しないコツ

面接で緊張しないコツとは?答えに詰まったときの対処法も解説のイメージ

「面接で緊張しないコツは?」と気になる就活生は多いでしょう。面接は合否が決まる大事な場なので、リラックスして自分をアピールしたいですよね。
緊張しないためには、「失敗しても大丈夫」と気持ちを楽にするのが大切です。完璧さよりも自分らしさを意識して、好印象につなげましょう。このコラムでは、面接で緊張しないコツや、答えに詰まったときの対処法を解説します。自信を持って面接に臨み、内定を目指しましょう!

 

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面接で緊張しない6つのコツ

あがり症な人でも、コツさえ掴めば面接での緊張を和らげられます。下記で、詳しい方法を確認しておきましょう。

1.失敗しても大丈夫と考える

「ここで失敗しても人生が終わるわけではない」と楽観視するのがおすすめです。「完璧にやらなくては」と思い詰めていると、緊張はますます高まります。「失敗しても何とかなる」「あとで挽回すれば良い」と考え、気持ちを楽にしましょう。
なお、頑張り過ぎて失敗するのは、決して悪印象ではありません。評価につながる可能性もあるので、失敗を怖がらないようにしてください。

2.緊張するのは当然と捉える

面接は合否をジャッジされる重要な場なので、緊張するのは当然です。「緊張するのは自分だけではない」という意識を持ちましょう。
そもそも、緊張するのは悪いことではありません。心理学の理論では、「適度な緊張状態がパフォーマンスを向上させる」という説も。
緊張していることがかえって好印象につながるケースもあるので、ポジティブに捉えましょう。

3.成功体験を思い出す

緊張しないためには、成功体験を思い出して自信を持つことが大切です。成功体験は部活動やアルバイト、サークル活動など何でも構いません。達成感や満足感を思い出すことで、「自分はできる」という感覚を取り戻せるでしょう。
成功体験が見つからないときは、自分が誇りに思うことを思い出すのがおすすめです。「誰にでも公平に接する」「決めたことはやり抜く」など、自分が大事にしているモットーを考えてみましょう。
思い出したら「さあやるぞ!」と心の中で叫び、胸を張って面接に挑んでください。

4.想定される質問に対して答えを用意する

質問と答えを想定しておくと、面接で緊張しにくくなるでしょう。
きっちりした文章は覚えにくいので、話の要点を押さえ箇条書きで覚えるのがおすすめです。要点をもとにストーリーをイメージしながら話すと、自然な受け答えができるでしょう。
なお、面接では志望動機や自己PRが頻出の質問です。過去の経験を振り返り、「自分ができること」「仕事で実現したいこと」は何か整理しておきましょう。

5.エントリー数を増やして場数を踏む

面接で緊張しないためには、エントリー数を増やして場数を踏むのが効果的です。経験が多ければ、「慣れているから大丈夫」と落ち着いて面接に臨めます。
説明会に参加して、企業の雰囲気を知っておくのも良いでしょう。実体験が多い分、面接での成功体験も増える傾向にあります。一度面接で成功すれば、面接に対する苦手意識も払拭できるでしょう。

6.体を動かし腹式呼吸する

柔軟体操など簡単な運動をすると、緊張した体がほぐれる傾向にあります。「肩を回す」「背伸びをする」といった簡単な動きでも構いません。
また、腹式呼吸をして深く息を吐くことも大事です。鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、お腹を引っ込めながらすべての息を吐ききりましょう。10~20秒かけて深く・ゆっくり呼吸するのがおすすめです。運動と呼吸で血流が良くなれば、リラックス効果が期待できます。

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面接に備えてやっておくべき5つの習慣

面接で緊張しないためには、日ごろの習慣から気をつけるのが効果的です。下記で、やっておくべき習慣を確認しておきましょう。

1.発声練習をする

自信を持って話すためには、普段から発声練習することが大切です。練習するときは背筋を伸ばし、おへその下に力を入れて声を出しましょう。口をはっきり動かし、息を吐ききる気持ちで話すと、言葉が聞き取りやすくなります。
面接での質問を想定し、実際に声を出して練習するのもおすすめです。練習風景を人に見てもらったり、動画を撮って自分で確認したりしても良いでしょう。

2.自然な笑顔を心掛ける

笑顔で面接に臨めるように、鏡の前で練習しておきましょう。笑顔は第一印象をアップさせるほか、緊張をほぐす効果もあります。
「口角を上げる」「上の歯が8本見える」「目尻が下がり目がカーブする」のが理想的な笑顔です。
笑顔が作りにくい人は、マッサージで顔の筋肉をほぐしてみてください。親指を使って、痛くない程度に頬骨の下や目の周りを押してみるのがポイントです。
楽しいことを考えながら練習すると、自然な笑顔が作れるでしょう。

3.姿勢を伸ばす

うつむいていると自分に自信が持てなくなるので、背筋を伸ばすことが大切です。横から見たときに、くるぶし・膝・肩・耳の位置が一直線上にくるように立ちましょう。目線は目の高さに、顔は正面に向けてください。まっすぐ前を向くことで、面接官の目を見ながら話せるようになります。
姿勢は発声にも関係するため、普段から背筋をピンと伸ばすことを心掛けましょう。

4.ポジティブな言葉で心を上向きにする

「今日も1日頑張ろう!」「笑顔で過ごしたい!」などポジティブな言葉を唱え、気持ちを上向きにしましょう。鏡の前で笑顔で話すと、自分自身から力をもらえるのでおすすめです。
出発前の習慣にすれば、ポジティブなオーラ全開で面接に臨めるでしょう。

5.周囲を気にしない

「人は人、自分は自分」と考え、周囲の動向を気にしないようにしましょう。「周囲の人が自分より上手くいっている」と思うと、自信を失う恐れがあります。周囲は気にせず、自分の力を発揮することに集中してください。周囲と意図的に距離を置き、自分のペースを保つのもおすすめです。
SNSで友人の情報を見ないようにするだけでも、心が落ち着く可能性があります。

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面接で緊張しないための3つの注意点

面接で嘘をついたり、遅刻ギリギリの時間に到着したりすると緊張が増す恐れがあります。それぞれの注意点を確認し、自身の就活を見直してみましょう。

1.丸暗記しない

面接では、用意した答えを丸暗記して話すのはNGです。音読するような話し方になり、不自然な印象を与える恐れがあります。
また、暗記することで応用が利かなくなる場合も。何を話すか忘れてしまったり、想定外の質問をされたりした場合、パニックになる可能性があるでしょう。

2.嘘をつかない

「自分を優秀に見せたい」と思っても、嘘をついてはいけません。面接で嘘をつくと、履歴書やESの内容と齟齬が出る恐れがあります。辻褄を合わせようと必死になるあまり、不自然な言動から嘘がバレることもあるでしょう。

3.ギリギリに到着しない

遅刻ギリギリで面接会場に着くと、気持ちが焦り緊張が高まる傾向があります。
会場へのアクセス方法は早めにチェックし、余裕を持って出かけましょう。早めに出れば交通トラブルにも対応できますし、身だしなみをチェックする余裕もあります。待ち時間を会場近くのカフェで過ごし、気持ちを整えても良いでしょう。

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面接で言葉に詰まったときの3つの対処法

面接で言葉に詰まったときは、落ち着いて対応することが大切です。下記で、詳しい対処法を確認しておきましょう。

「緊張しています」と正直に伝える

緊張のあまり言葉が出ないときは、素直に「申し訳ありません、緊張しております」と素直に伝えるのがおすすめです。「第一志望のため緊張しています」と伝え、入社意欲を示すのも一つの手。
言葉にすることで気持ちが楽になり、緊張が和らぐ可能性があります。面接官と気持ちを共有することで、和やかな雰囲気にもつながるでしょう。

質問を復唱する

面接官から質問されたときは、復唱するのもおすすめです。志望動機を聞かれたら、「はい、志望動機ですね」と復唱しましょう。復唱することで質問を理解しやすくなりますし、考えを整理する余裕ができます。面接官によっては言い回しを変えてくれることもあるので、まずは慌てず復唱することが大事です。

分からないときは素直に伝える

すぐに答えが出ないときは、「1分ほど考えるお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と断りを入れましょう。黙ったままでいたり、知ったかぶりをしたりするのはNGです。面接官の許可を得たうえで、しっかり考えて答えを出してください。
どうしても分からないときは、「申し訳ありません、勉強不足で分かりません」と答えても構いません。「帰宅後すぐに調べたいと思います」と言えば、成長意欲のアピールにもなるでしょう。

 

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面接で緊張する原因

面接で緊張しやすい人は、なぜ緊張するのか理由を見極めるのも大切です。下記で、主な原因を確認しておきましょう。

人生を決める大事な出来事だから

自分の人生がかかっていると思うと、面接で緊張してしまうでしょう。
しかし、未来の選択肢は一つだけではありません。応募先以外にも自分に合う企業はあるので、「失敗したら次に活かそう」と視野を広げてください。

初対面の人との会話が苦手だから

人見知りの人にとって、知らない人と話す面接は気が重くなるでしょう。特に面接官は目上の社会人が一般的なため、緊張するのが当然です。
OB・OG訪問をしたり、大学のキャリアセンターに相談したりして、社会人と話す経験を増やしておきましょう。

品定めされていると感じてしまうから

面接では合否をジャッジされるため、「品定めされている」と居心地の悪さを感じる人も。
しかし、面接は企業側と就活生がお互いをチェックする場でもあります。一方的に審査されるのではなく、「こちらも相性をチェックする」という視点を持つと良いでしょう。

面接会場の雰囲気がピリピリしているから

面接会場の独特の空気感に気圧され、緊張してしまう人も多いようです。
本番さながらの雰囲気で模擬面接を受け、空気感に慣れておきましょう。

自分をより良く見せようと思うから

内定をもらうために、「自分を実際より良く見せよう」とするのも緊張の原因になります。「自分を優秀に見せなくては」と意気込んでいると、プレッシャーで力を発揮できなくなることも。
面接官は人柄もチェックしているため、等身大の自分をアピールするのが賢明です。

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緊張しやすい人が陥りやすい失敗例

緊張しやすい人は共通した失敗をしやすい傾向があります。同じミスをしないように、下記でよくある失敗例を確認しておきましょう。

質問内容を忘れてしまう

緊張し過ぎて、話している途中に質問された内容を忘れてしまうことがあります。
質問が分からなくなったときは、「〇〇という解釈で問題ないでしょうか」と聞くのがおすすめ。
そもそも質問を聞き取れなかったときは、「申し訳ありません、緊張のあまり聞き逃してしまいました」「もう一度お願いできますでしょうか」と丁寧に聞き直しましょう。

ビジネスマナーを間違えてしまう

ノックや椅子に座るタイミングなどの基本的な面接マナーを忘れてしまうことも。
実際に椅子を使って練習し、体に覚えさせるのが有効です。
また、面接では身だしなみもチェックされるので、普段から清潔感を意識しておきましょう。

答えに一貫性がない

緊張のあまり一貫性のない答えを返す人も多いようです。
答えがぶれてしまうのは、そもそも自己PRや企業研究といった準備が不十分な可能性があります。
自分の強みや適性を考え、就活の軸をしっかり作ることが大切です。

逆質問が出てこない

「何か質問がありますか?」と聞かれ、逆質問が浮かばないことも。逆質問は意欲をアピールするチャンスです。「特にないです」と答えると、「うちの会社に興味が無いのでは」と思われる可能性があります。
仕事内容やキャリアアップなど気になることを質問して、仕事への意欲を見せましょう。

会話のキャッチボールができない

質問に対してズレた回答をしたり、黙ってしまったりする人もいます。
面接官の話をよく聞き、意図を汲んだ答えを返しましょう。「はい」「いいえ」のような一言で答えるのではなく、対話を意識するのが大事です。
答えるときは「結論→根拠」の順で説明し、要点を簡潔にまとめましょう。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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