履歴書の志望動機で好印象を狙う書き方!構成や書き出しを例文付きで解説

このページのまとめ

  • 履歴書の志望動機では、将来の目標や成長意欲、企業に貢献できることを伝えよう
  • 履歴書はプロフィールを確認する書類で、職務経歴書はスキルを確認する書類
  • 履歴書の志望動機では、「結論→根拠→入社後のビジョン」の構成で書き進めるとよい

履歴書の志望動機で好印象を狙う書き方!構成や書き出しを例文付きで解説のイメージ

履歴書の志望動機では、「結論→根拠→入社後のビジョン」の構成で書き進めると採用担当者が読みやすい文章に仕上がります。アルバイトや学生時代の経験を具体的に書き出し、貢献できる内容をアピールしましょう。

この記事では、履歴書の志望動機の書き方や好印象の残し方、ふさわしい内容とふさわしくない内容、推奨文字数と改行数を例文付きで解説します。書類選考を突破したい就活生は、ぜひ参考にしてください。

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目 次

履歴書の志望動機は重要なアピールポイントになる

就職活動の書類選考や面接で必ず問われる志望動機は、選考通過の上で大変重要な要素です。なぜなら、企業の採用担当は「この人は入社後活躍できるのか」「この人は入社後長く働いてくれるのか」を重視して採用を行っているからです。

万が一新入社員が仕事内容にミスマッチがあって入社後活躍ができなかった場合や、会社の目指すビジョンや価値観にマッチせずに退職や転職をしてしまった場合、企業にとって大きな損失に繋がりかねません。

そのため、「なぜ、その企業を志望したのか」を採用担当者にしっかり伝えて企業とのマッチ度をアピールすることで、採用の可能性は高まるでしょう。

志望動機を200字でわかりやすく書くには?文字数の削り方や業界別の例文をご紹介」の記事でも、志望動機の重要性やアピールのコツをまとめています。

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新卒採用で人事が履歴書の志望動機を評価するポイント

人事は、新卒の志望動機から自社で働きたい「理由」や「目的」を確認しています。前述したとおり、志望理由や目的から、応募者と自社のマッチ度を見るためです。

自社を志望する「理由」からマッチ度を確認する

1つめに、学生が自社を志望している理由から、自社とのマッチ度を確認しています。

・仕事内容を正しく理解し、どのように自分の強みに合っているかを説明できているか
・関わるお客さんや商材を正しく理解し、どのように自分の関心に合っているかを説明できているか
・会社の社風や価値観を正しく理解し、どのように自分の価値観に合っているかを説明できているか

企業によって観点は異なるものの、おおむね上記のような要素から、ミスマッチがないかを判断しています。

自社を志望する「目的」から入社後の活躍を予測する

2つめに、学生が自社を志望する目的から、自社とのマッチ度を確認しています。

目指していることやチャレンジしたいことなどの将来像を、志望企業でどのように実現したいと説明できているかがポイントになるでしょう。

志望動機の効果的な伝え方については、「就活の志望理由にもう困らない!基本的な作り方や伝え方を例文つきで解説」の記事も参考にしてください。

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履歴書の志望動機に入れるべき要素4つ

魅力的な志望動機を考えるうえで押さえるべきポイントは、「あなたの志望動機が企業とどれだけマッチしているか」が伝わる内容を考えることです。

1.仕事を通じて成し遂げたい目標

履歴書の志望動機には、仕事を通して成し遂げたい目標を具体的に記載しましょう。企業は、「仕事を通して実現したいこと」から、あなたが成し遂げたいことが、その会社で実現できるのかどうかを判断しています。

ビジョンを明確に持っている就活生は、目標を持って仕事に打ち込み、何らかの結果を出してくれると捉えられやすいです。

入社後にどんな職種で働きたいのか、どんな働き方をしたいのかを具体的に話すことで、あなたが入社後に活躍している姿を、採用担当者や面接官に想像させられるでしょう。

その会社で働きながら成し遂げたい目標と、実現したいと思うようになったきっかけまで話すことで、内容に説得力をもたせられます。

2.仕事に活かせそうな過去の経験や自分の強み

学生生活やアルバイト、習い事などの経験で得た学びから、仕事に活かせそうなことを考えるのも一つの方法です。過去の経験が志望動機につながる場合は、具体的なエピソードがあると説得力が増し、仕事に対する想いの強さが伝わります。

自分のどのような経験が仕事に役立ちそうか、これからの成長につなげられそうかなど、過去をさかのぼって考えてみましょう。

3.「その業界・職種」でなくてはならない理由

続いて必要な要素が、その「業界・職種」でなくてはならない理由です。これを適切に伝えるためには、企業が属している業界と、自分が就くことになる職種について正しく理解することが大切です。

業界については、その業界が「どんなお客さんに、どんな価値(商品・サービス)を、どのように提供しているのか」を理解しましょう。業界の特性やビジネスモデルが分かると、自分の特性や今後の目標との相性が分かります。

職種については、どのような業務内容で、業務をする上でどのようなことを大切にすべきかを確認します。自分の強みが、その職種の仕事内容にどのようにマッチしているかを発見できるでしょう。

4.「その企業」でなくてはならない理由

「なぜその企業を選んだのか」をアピールするのも重要です。採用基準は企業により異なりますが、他の企業でも実現できる内容では、採用担当者への説得力に欠けるでしょう。たとえば、「〇〇業界で働きたい」だけでは「△△業界に就職したいなら他社でも良いのでは?」と捉えられてしまう場合があります。

応募先企業ならではの取り組みや組織風土などをよく理解したうえで、その企業で具体的に何をどのように実現できるのかを考えると良いでしょう。

志望動機が「難しい」就活生へ…企業に伝えるためのコツと注意点をご紹介」の記事でも、企業に伝わる志望動機のコツをまとめています。合わせてご確認ください。

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履歴書の志望動機欄を書く際に気を付けたいポイント

履歴書の志望動機欄では、いくつかの注意点に留意しましょう。ここからは、履歴書に志望動機を書く際に気を付けたいポイントを解説していきます。

何文字で書けばいいの?推奨する文字数と改行数を紹介

履歴書の志望動機欄の文字数は、200~300文字で書くといいでしょう。改行は適度に行い、4~6行ほどにまとめることがおすすめです。

採用担当者は、就活時期には多くの応募書類に目を通すことになります。小さな字で詰め込むように書くと読みづらく、大きな文字では志望度の低い印象を与えやすくなることも。履歴書やエントリーシートなどの応募書類は、読み手が読みやすく、分かりやすい文章を心がけましょう。

何を書けばいいの?ふさわしい内容とふさわしくない内容を紹介

履歴書の志望動機欄に書く内容に悩む大学生も多いでしょう。志望動機では、社風や社員の雰囲気などを魅力に感じたことを伝えるのもおすすめです。

しかし、「社風があっています」と書くだけでは具体性がなくマッチしていることのアピールにはならないため、社風や人の特徴がどのように自分の価値観に合っているのかを必ず含めて書くようにしましょう。

また、制度や勤務地を志望理由にすることはおすすめしません。なぜなら、その「制度」や「勤務地」そのものは会社の経営方針や従業員に対しての想いを形にするために生まれた「手段」であり、それ自体が本質的な企業の魅力ではないからです。

記入する場合はその制度が生まれた背景や、その勤務地に事業展開をしている背景を理解して、背景となっている会社の経営方針や従業員に対しての想いに対してマッチしている点を挙げるようにしましょう。

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履歴書の志望動機におすすめの構成方法

志望動機は、書き出しで結論を述べてから根拠や目標を伝えるのがポイントです。履歴書とエントリーシートどちらにも志望動機欄はありますが、履歴書のほうが欄が狭く設定されています。短文で要点を伝えるためにも、構成のポイントを押さえて簡潔にまとめましょう。

結論から書き始める

履歴書の志望動機欄の書き出しでは、「私は△△(理由)のため志望しました」というように、志望する理由を簡潔に述べましょう。

書き出しで結論を述べることで、次の内容が採用担当者に伝わりやすくなり、興味を引くきっかけになりえます。

結論を補強する具体的な根拠を書く

次に、書き出しの結論を裏付ける、具体的な根拠を述べます。応募先企業に「なぜ」魅力を感じたか、「何」に惹かれたかを具体的に伝えましょう。

エピソードは自分の実体験がおすすめです。「以前△△のアルバイトをしていて△△に感動した」「製品を実際に利用して△△だと感じた」など、自分なりのエピソードを考えましょう。自分と応募先企業との結びつきが強ければ強いほど、志望動機は魅力的になります。

最後の締めくくりには入社後のビジョンを書く

最後は、入社後のビジョンについてまとめます。以下のように、その企業でしかできないことや、仕事で活かせる経験やスキルに言及する終わり方で締めると効果的です。

・△△に力を入れて取り組んでいる貴社で、△△のスペシャリストになりたいと考えています
・私の△△の経験は、△△の業務で存分に活かせると考えています

新卒就活において、履歴書の志望動機欄は選考で重視される可能性が高い項目の1つ。書き出しで志望理由の結論を伝えて簡潔にまとめられると、採用担当者に自分の魅力が伝わるだけでなく、企業選びの軸がより明確になるというメリットもあります。

面接での志望動機の伝え方については、「志望動機の効果的な答え方とは?面接で自分を魅力的にみせるコツを解説」の記事も参考にしてください。

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履歴書の志望動機の例文【職種別】

ここからは、履歴書に書く志望動機の例文を、職種別に紹介します。書き出しでは志望動機について簡潔に伝え、具体的なエピソードを付け加えましょう。ここで紹介する例文を読み、応募企業に提出する際の参考にしてください。

看護師に応募する際の例文

私は、患者さまの心に寄り添える看護師になりたいと考え、貴院を志望しました。

私が看護師を目指したきっかけは、中学生の頃に、通院と入院を繰り返していた母の影響です。母がお世話なっていた病院では、1人の看護師さんのケアにより、母が前向きに治療をしてくれました。完治することが難しい病でしたが、今では病気前の生活を送れています。

私も、母に寄り添って治療を促してくれた看護師さんのように、貴院で病に苦しむ方の看護を精一杯できるよう精進します。

看護師を目指す方は、「看護師の自己PRで協調性をアピールするコツは?文章の構成や例文も紹介」も参考にしてください。

アパレルに応募する際の例文

私が貴社を志望した理由は、生地からこだわる洋服づくりで着る人の快適を重視する方針に魅力を感じたからです。

私は、貴社の洋服を身に付け、1つ1つの商品を長く愛用しています。数年たっても色あせず、肌ざわりがいいことから、友人にも勧めていました。商品の良さをアピールした結果、今では大学の友人3人とアルバイトの同期2人が貴社の衣類を愛用しています。

また、学生時代は、飲食店でアルバイトをし、接客の基本を学びました。お客様のニーズに応えられるようなコミュニケーションを意識し、今では多くの常連様を獲得できました。

貴社でも、コミュニケーション能力を活かし、ブランドの最大限の魅力を伝えられるよう尽力して参ります。

コンビニに応募する際の例文

私は、地域のインフラを支える店舗経営を実現するために、OFCとして貢献したいと思い、貴社を志望しました。

学生時代は、コンビニエンスストアで接客を経験しました。店長業務のお手伝いをさせて頂く機会も多く、店長と共に地域住民の生活を支えるために、ポップの作成や店員の教育に携わりました。

そこで、多くの店舗のサポートができるOFCという存在を知り、興味を持ちます。地域住民の方の生活を支えているコンビニエンスストアをさせることで、地域貢献ができると考えました。

学生時代に経験した教育を活かしつつ、オーナーと対等な立場で店舗を支えていくための人材として活躍したいと考えております。

スーパーに応募する際の例文

私は、安全性だけでなく、冷めても美味しい惣菜作りを追求する貴社に魅力を感じて志望しました。

私は大学生の頃から一人暮らしを始めたのですが、疲れて自炊ができない日もありました。貴社の運営するスーパーマーケットの惣菜は、冷めた状態でも美味しく食べられて満足度も非常に高かったです。

入社後は、商品開発を行い、多くの人を支える惣菜作りに貢献したいと考えております。人々の生活に欠かせないスーパーマーケットとして、顧客に寄り添った食品開発に尽力して参ります。

ホテルに応募する際の例文

私は、日本の魅力を伝えられるホテルマンとして貴館で活躍したいと思い、志望しました。

貴館は、日本人のみならず、外国人観光客からの人気が高いホテルだと認識しております。私は、大学生の頃に1年間カナダに留学をしておりました。現地で出会ったカナダ人から、貴館で受けたサービス内容を聞き、感銘を受けました。

日本に帰国後、早速予約を取り、来館するお客様に対する思いやりと気配りを体感しました。フロントスタッフによるお客様への積極的なコミュニケーションや、外国人観光客への観光案内などは、私が外国で体験したことのないほどのサービスでした。貴館のスタッフからは、日本を楽しんでもらいたいという情熱を感じました。

入社後は、留学で培った語学力を活かし、外国人観光客が日本の魅力に没頭してもらえるような接客を目指し、精進して参ります。

事務職に応募する際の例文

医療事務の仕事を通して、患者様を助けるサポートがしたいと感じ、貴院を志望しました。

私は、友達の通院の付き添いをしていた時期がありました。そこで、医療事務の仕事を知り、患者様を勇気づけられる職業でもあると考えました。

貴社の会社説明会で、事務職はスピードと正確さが命を守る基本原則だと伺いました。医療事務スタッフとして正確かつスピーディーな業務に努め、人の命を守りつつ、不安な気持ちを抱える患者様も多い院内で快適に過ごせる環境作りに貢献します。

事務職の志望動機については、「事務職の志望動機はどのように作る?作成のポイントや例文を解説します」も参考にしてください。

介護職に応募する際の例文

私は、利用者の第二の家族として、施設で過ごす方に寄り添いたいと感じ、貴施設を志望しました。貴施設では、「家族のようなケアサービス」を理念とし、利用者に寄り添った介護を提供していることを伺いました。

私は、祖母の介護を約3年間しています。最初は分からないことも多かったのですが、祖母が快適に過ごせるように勉強しているうちに介護職に興味を持ちました。

祖母は、私たち家族が介護をしていることに対して感謝を伝えてくれ、いつも「嬉しい、ありがとう」と言っていました。家族と一緒に過ごせる安心感を持っていたのだと感じています。

入社後は、利用者さまとその家族が安心して過ごせるよう、安心して通っていただける第二の家族として貢献して参ります。

介護職の志望動機については、「介護士の志望動機の書き方とは?手順や避けるべき内容を例文付きで解説」も参考にしてください。

接客業に応募する際の例文

私が貴社を志望した理由は、受付業務を通してビルに訪問するお客様や社員の方々をサポートしたいと感じたからです。

私は、学生時代にカフェでアルバイトをしていました。カフェでは、お客様からの頼み事に対する丁寧なヒアリングを心がけたり、営業中にスタッフと積極的にコミュニケーションを取ったりなど接客スキルを上げてお客様満足度を上げるために行動しておりました。

アルバイトでは、スムーズに業務を遂行するために円滑なコミュニケーションが大切だと学びました。また、お客様が求めていることを察し、自らコミュニケーションを取ることで、お客様が満足して頂けると考えています。

入社後は、アルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かし、ビルの顔として最適な行動を取れるような受付スタッフを目指し、貴社に貢献したいと考えております。

営業業に応募する際の例文

私は、貴社の製品を多くの人に知ってもらい、多くの人の生活を豊かにしたいと考え、志望しました。

私は、貴社の製品に魅力を感じ、電化製品を中心に愛用しております。初めて貴社の製品を手に取ったきっかけは、家電量販店の店員さんから勧められたイヤホンでした。

店員さんは、貴社のイヤホンを使った感想やアフターサポートの内容について、具体的に教えてくれました。率直な意見や魅力を一から教えてくれたおかげで、アフターサポートや「○○」といった理念も知り、さらに魅力を感じました。

貴社に入社後は、多くの人に快適に過ごしていただけるよう、製品を手に取るきっかけの1人として、精進したいと考えております。

製造業に応募する際の例文

私が貴社を志望した理由は、環境に配慮したものづくりを推進し、高い技術力によって顧客と社会への貢献を果たしていることに感銘を受けたからです。

私は小学生の頃から地域の美化活動に参加し、環境問題を扱った展示会やワークショップにも足を運んできました。これらの活動を通じて環境保全への関心が高まり、環境に配慮した製品を世の中に広める仕事がしたいと考えるようになりました。

貴社が開発している環境配慮型製品は、いずれも顧客の日常生活に密着しています。そのため、貴社製品を世に広めることで、環境問題への意識が高まっている消費者の希望に応えられると考えました。また、開発・製造・販売の自社一貫体制だからこそ実現できる、顧客ニーズへのいち早い対応にも魅力を感じています。

入社後は積極性とコミュニケーション能力を活かし、製品の価値を世の中に広める営業として、貴社の発展に尽力したいと思います。

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履歴書の志望動機のNG例文

私は、頑張った分だけ評価される貴社の制度に魅力を感じ、志望しました。

私は、学生の頃、通信機器を扱う会社の営業としてアルバイトをしていました。アルバイトでは、細かい歩合ではなく、時給に多少加算される程度の評価制度でした。

アルバイトとはいえ、営業職として会話術を勉強し、3か月連続で営業所内1位の成績を出しました。努力した分だけ評価される環境で、自分の力を試したいと考えております。

入社後は、貴社の魅力をお伝えできる営業マンとして、製品の魅力をアピールしていきたいと考えております。

上記の例文は、給料や待遇面に言及する内容の志望動機です。福利厚生や給料に関する内容は避けた方がベターです。他の企業でも同じことがいえる場合も多く、お金だけで志望する学生と判断され、入社意欲の説得力に欠けるでしょう。

志望動機では、他社と比較して応募企業でしか実現できないことや理念に言及できるよう、企業研究を徹底的に行いましょう。

企業研究については、「企業研究のやり方と就活に活かすコツを解説!効率的な進め方とは?」も参考にしてください。

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履歴書の志望動機作成に必要な4つの就活準備

履歴書の志望動機を作成する前に行っておくべきことをご紹介します。採用担当者の目に留まる志望動機を考えるには、自己分析や業界研究が重要です。これらは志望動機の作成のみに留まらず、就活の事前準備として必要なことばかりなので、ぜひ押さえておいてください。

「自己分析」で自分の強みや就活の軸を定める

自己分析では、企業へ行う自己PRと、企業・職種選びの根本となる役割を担います。

まずは、過去の経験を振り返って書き出してみましょう。そこから自分の得意なことや苦手なこと、強み、弱み、学んだことなどを見つけ、どのような仕事に自分に適正があるのかを探ります。自分が大切にしたい価値観を見つけ出し、就活の軸を定めていきましょう。

就活の軸については、「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」も参考にしてください。

「業界・企業研究」で業務内容やビジネスモデルを理解する

応募する業界や企業について詳しく理解しておけば、求める人物像やビジネスモデル、業務内容などが見えてきます。

ただし、同じ業界内の企業を何種類か受ける場合は、求める人材や必要な能力、仕事内容が似ていることも多々あるので注意が必要です。事業内容はもちろん、社風や教育体制など、できるだけ企業に関する多くの情報を集めておくことで、その企業ならではの志望動機が考えられます。

「OB・OG訪問」で企業との相性や社風を知る

応募先企業で実際に働いている先輩社員と話すことで、職場の雰囲気や仕事内容がより詳しくわかります。「情報収集をする」という意味では企業研究と似ていますが、OB・OG訪問でしかわからない情報もあるので、積極的に行いましょう。

また、書類選考や面接で、OB・OG訪問で社員の方々の熱い思いにどうして魅力を感じたのかを自身の過去の経験と絡めて伝えられると、志望度の高さを採用担当者にアピールできます。

就活エージェントに相談して自分に合う企業を探す

就活エージェントに相談すると、自分に合う企業を見つけられるケースが多いです。多くの就活エージェントでは、就活に関する相談事に対するアドバイスや、求人情報を提供しています。

周囲が内定を獲得していたり、自分だけ出遅れた気持ちになると、焦ってエントリーを先に進めてしまうことも。

さらに、エントリーをする前に自己分析や業界分析をおろそかにしてしまうと、ミスマッチなまま選考に進むことになり、内定率が下がる可能性も否定できません。

そのため、志望動機に迷ってしまった場合は、就活エージェントを利用して自分と向き合うことも大切です。就活のプロであるエージェントに相談して自分に合う企業を探し、志望動機を作成しましょう。

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履歴書の志望動機で好印象を狙って選考を突破したいあなたへ

履歴書の志望動機では、以下の内容を盛り込み、書き出しで結論から伝えられるように作成することが大切です。

・仕事を通じて成し遂げたい目標
・仕事に活かせそうな過去の経験や自分の強み
・「その業界・職種」でなくてはならない理由
・「その企業」でなくてはならない理由

志望企業からの内定を獲得するためには、自己分析や企業研究を徹底的に行い、入社後に自分の強みを活かす提案をしましょう。

一方で、「好印象を狙って内定を獲得できる志望動機を作成したい」「自分の作成した志望動機に自信がない」と悩む就活生も多いでしょう。そのような場合には、就活エージェント「キャリアチケット」がおすすめです。

キャリアチケットでは、自分の強みを見つける自己分析はもちろん、企業特有の取り組みや業務内容が分かる企業研究も無料でお手伝いします。履歴書やエントリーシートなどの応募書類の添削も行い、内定獲得に一歩近づくサポートを行います。

自分に合う企業からの求人情報も提供しますので、志望動機や応募書類の作成でお悩みの方は、下のボタンから登録し、お気軽にご相談ください。

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本記事の執筆者

村上明日香(むらかみあすか)

大学3年生の秋に大手・ベンチャーともに複数内定を獲得し、レバレジーズ株式会社に新卒入社。インターン時代から就活セミナーの企画運営に携わり、1年目から支店の立ち上げのメンバーとして関西を中心に延べ1000名以上の就活支援に携わる。入社3年目の現在は新入社員向けの研修企画や育成業務を担当している。

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