OGとOBの違いは?OB・OG訪問をするメリットとマナーを解説!

このページのまとめ

  • 就活で行うOB・OG訪問とは社会人を訪ねて企業の業務内容や社風などを質問すること
  • OB・OG訪問のメリットは職場の雰囲気や仕事内容などリアルな情報を得られること
  • 企業の概要だけでなく、就活の進め方や自身の履歴書へのアドバイスを聞くのも良い

OGとOBの違いは?OB・OG訪問をするメリットとマナーを解説!のイメージ

就活で行うOB・OG訪問には、どのような役割があるのでしょうか?OB・OG訪問には、志望企業について深く理解できるというメリットがあります。このコラムでは、しておきたい質問や心がけたいマナー、訪問先の探し方などを解説。OB・OG訪問を今後行いたいと考えている方は、これらのポイントを押さえて実施してみましょう。

目 次
 

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OB・OGとは

OBは「Old Boy」の省略語、OGは「Old Girl」の省略語で、その違いは性別にあります。

・OB…その学校における「男性」の卒業生を意味する
・OG…その学校における「女性」の卒業生を意味する

どちらも学校の卒業生を指すことでは共通しています。就活では「OB=男性」「OG=女性」として使用されるのが一般的ですが、場合によっては男女両方の卒業生に対して「OB」を用いることもあるようです。

 

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OB・OG訪問とは?

OB・OG訪問とは、自分が志望している業界や企業で働いている先輩の元を訪れて話を伺うこと。企業の説明会や資料だけでは分からないリアルな情報を得られるため、就活でOB・OG訪問を行う学生は多くいます。

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OB・OG訪問の4つのメリット

OB・OG訪問には、「リアルな情報を得られる」「入社後のミスマッチを防げる」などのメリットがあります。下記で、詳細を見ていきましょう。

1.リアルな情報をもとに将来のビジョンを描ける

OB・OG訪問では実際に働く先輩社員から話を聞けるため、企業の雰囲気や働きやすさ、業界の実情などリアルな情報を得られるのがメリットです。自分の働き方や目指すキャリアなど、具体的なビジョンを描く際にも役立つでしょう。

2.入社後のミスマッチを防げる

OB・OG訪問でリアルな情報を得られれば業界や企業への理解も深まり、「思っていた仕事と違う」「職場の雰囲気が悪い」といったミスマッチや早期離職を防ぐことにも繋がります。企業の魅力を再発見し、「ますます入社したくなった」と企業への志望度や就活のモチベーションが高まることもあるでしょう。

3.応募先企業への入社意欲をアピールできる

OB・OG訪問での気づきや得た情報を踏まえた自己アピールを行えるという利点も。企業のOB・OG訪問をした積極性を評価されやすく、アピール内容の説得力も増すため、採用担当者に好印象を与えられる可能性があります。

4.面接やビジネスマナーの練習になる

OB・OG訪問は実際に企業に勤める社会人と接することができるため、ビジネスマナーの習得や面接の予行練習になり得ます。OB・OG訪問のアポ取りや訪問時・訪問後の振る舞いを通して、ビジネスシーンで必要な対応力を学べる良い機会ともいえるでしょう。

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プロが伝えるOB・OG訪問の方法

OB・OG訪問を行うための主な方法には、「身近なOB・OGに依頼する」「大学のキャリアセンターで紹介してもらう」などがあります。

身近なOB・OGに依頼する

身近にOB・OGがいるという人はその方に依頼できるとスムーズでしょう。
直接の知り合いでなくとも、友人の知り合いやサークル、ゼミの卒業生など範囲を広げてみれば見つかることもあります。人脈を有効に使い、訪問したい企業に在籍するOB・OGを探してみると良いでしょう。

キャリアセンターで紹介してもらう

身近に志望企業や業界のOB・OGがいないという場合は、大学のキャリアセンター(就職課)で紹介してもらうという方法があります。大学のキャリアセンターには卒業生名簿が残っていたり、OB・OGの紹介を受けられたりすることも。そのほか就活に関する資料や相談窓口などが設置されているため、一度相談してみるのがおすすめです。

社会人に出会えるサービスを使う

会社や身近な人で志望企業に勤めている人がいない場合は、Web上で社会人とつながるサービスを利用するのもおすすめです。登録している社会人の人も、就活生の力になりたいと思って登録している人が多いので相談にも乗ってもらいやすいでしょう。

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3つのシーン別!OB・OG訪問の基本的マナー

OB・OG訪問では基本的なビジネスマナーを問われます。ここでは、「訪問依頼時」「訪問時」「訪問後」の3シーンに分けてマナーのポイントをまとめました。親しいOB・OGに訪問依頼をする場合でも、節度を保ち失礼のない対応に努めましょう。

1.OB・OG訪問を依頼する際のマナー

OB・OG訪問を依頼する手段は、相手の都合に合わせてやり取りできるメールがおすすめです。メール本文で「誰の紹介による連絡か」を明確に伝え、相手に不安を覚えさせないようにしましょう。
電話番号しか分からない場合は、電話でアポイントを取ります。ただし、電話をかける時間には配慮が必要です。勤務先にかけるのであれば、始業直後や終業直前、昼休みは避けたほうが無難でしょう。一方、本人の携帯電話にかけるなら、昼休みや業務終了後といった時間帯が適している場合もあります。アポ取りをする際は、業務の合間を縫って相手に時間を作ってもらうことを念頭に置き、感謝や気配りの一言を添えるようにしましょう。

2.OB・OG訪問時のマナー

実際にOB・OG訪問をする場合は、「遅刻をしない」「名刺を両手で受け取る」「感謝を伝える」といった基本的マナーを意識しましょう。

遅刻をしない

遅刻をしないよう余裕を持って行動することは、社会人の基本的マナーの一つです。もし電車の遅延や致し方ない理由で遅れてしまうときは、できるだけ早めに連絡を入れて真摯に謝罪しましょう。

名刺は両手で受け取る

名刺を受け取る際には、相手の名前に指がかぶらないよう注意しながら、両手で受け取るようにします。受け取ったあとは鞄にすぐしまわず、汚さないよう気をつけながらテーブルに置いておきましょう。

飲食店では注文方法や振る舞いに気を配る

OB・OG訪問は喫茶店や居酒屋などで行うことがあります。飲食店でOB・OGに会うときは、注文の仕方や振る舞いに気を配りましょう。注文をする際には「先輩は何にされますか?」などと声を掛けてください。相手と同じものを注文すれば、提供される時間など気を遣わせることもなくスムーズです。また、お酒を飲みながら話を聞く場合は、泥酔して記憶をなくしたり、相手に面倒を見てもらったりなど失礼がないよう気をつけましょう。

会計時は支払いの姿勢を示し感謝の言葉を伝える

会計はOB・OGが済ませてくれることが多いようですが、自分も支払うという姿勢を見せることが大切です。会計終了後は「ありがとうございます」「ごちそうさまでした」などの感謝の言葉を伝えましょう。

3.OB・OG訪問後のマナー

OB・OG訪問のあとは、お礼のメールを送りましょう。お礼が遅くなるのは失礼にあたるため、24時間以内に送ることをおすすめします。件名は「OB訪問のお礼」とひと目で内容が分かるタイトルにし、伝わりやすいビジネスメールを心がけましょう。また、メールの最後には必ず署名を入れるのが基本的なマナーです。

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OB・OG訪問は事前に質問を用意しておこう

OB・OG訪問をする際は、企業や業界の基本情報を調べたうえで、聞きたい質問を用意しておくのがポイントです。ここでは、OB・OG訪問時の質問例をご紹介します。
準備不足でOB・OG訪問に臨んでしまうと、「要領を得ない質問ばかりして先輩を困らせた」「時間が足りず知りたいことが聞けなかった」という結果に陥る恐れも。限られた時間を有意義に使えるよう、何を知りたいのかを明確にしてからOB・OG訪問を行いましょう。

OB・OG訪問での質問例:仕事内容編

仕事内容に関する質問には以下のようなものがあります。

「仕事にやりがいを感じるときはどんなときですか?」
「仕事を大変と感じるときはありますか?」
「先輩がこの仕事で目指しているものはなんですか?」
「残業は多いですか?」

実際の業務内容のほか、1日単位や年間単位のスケジュールなどを具体的に聞いてみるのもおすすめです。何の前触れもなく「仕事の意義とは?」といった抽象的な質問をするのは控えたほうが良いでしょう。

OB・OG訪問での質問例:就職活動編

就職活動を切り抜け無事に入社した先輩に、就職活動におけるアドバイスをもらいたい人もいるでしょう。就職活動に関する質問には以下のようなものがあります。

「企業に対するイメージは入社前と入社後で変わりましたか?」
「志望先を決めるにあたって何を重視しましたか?」
「この企業を志望した理由を教えてください」

実際にどのようなことを行っていたかなど、先輩の就職活動について聞いてみるのも一つの手です。面接対策やエントリーシートに何を書けば良いかといった直接的な質問をしてみるのも良いでしょう。

OB・OG訪問での質問例:会社編

会社の実情、雰囲気や待遇などリアルな面が知りたい人も多いでしょう。会社については、以下のような質問が挙げられます。

「会社の強みはなんですか?」
「雰囲気はどうですか?」
「昇給や昇格の制度はどのような感じでしょうか?」

リアルな情報を得ようとして、相手が答えたくない、答えづらいような内容を無理に聞き出そうとしないよう注意してください。また、自分自身であらかじめ調べられるような情報を質問してしまうと、「入社意欲が低い」「真剣味に欠ける」と思われかねません。志望する企業のWebサイトや資料などはOB・OG訪問前にひととおり目を通して確認しておきましょう。

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OB・OG訪問後に依頼すると良いこと

OB・OG訪問後は、就活相談に乗ってもらうのもおすすめ。選考のサポートを受けるとより就活を有利に進めやすくなるでしょう。

・ES添削を見てもらう
・選考で聞かれやすい質問や重視している点を入手する
・面接で想定される質問への回答を見てもらう

確認の依頼をする際は、期限までに余裕をもって依頼しましょう。

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本記事の執筆者

梶川沙綺(かじかわさき)

新卒でレバレジーズ株式会社に入社。年間1000名以上の就活生の支援を行い、入社3年目で神戸支社の立ち上げに携わる。現在は本社でサービスの向上にも関わりながらキャリアコンサルタント国家資格取得に向けてスキルアップ奮闘中。

 

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