「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」の答え方と例文

このページのまとめ

  • 自分を採用するメリットを伝える際は、結論→エピソードの順番で答える
  • 企業に伝える採用メリットは、対人関係能力が望ましい
  • 自分を採用するメリットが思いつかない場合は、意欲を伝える

「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」の答え方と例文のイメージ

企業からの「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問に、どう答えたらよいか分からないとお悩みの人も多いでしょう。自分を採用するメリットに答える際は「結論から具体的に」がポイントです。

この記事では、自分を採用するメリットの答え方とアピールポイント別の回答例文11選を紹介します。最後まで読めば、面接で自分を採用するメリットを自信を持ってアピールできるようになるでしょう。

就活でのアピール方法について相談したい

   
目 次

企業が「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」と質問する理由

企業は「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問を通して、おもに自己分析と企業分析の取り組み具合を確認しています。

ここでは、企業が面接で「あなたを採用するメリット」を質問する理由を解説します。高評価につながる回答をして選考突破の第一歩を踏み出すために、まずは企業側の意図を正しく把握しましょう。

自分の長所や適性を理解しているか確認するため

企業は「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問を通して、学生の自己理解の深度を測っています。つまり、単純に学生が考える採用メリットを知りたいだけでなく「自己分析を十分行っているか」というポイントを確認しているのです。

自己分析は就活の基礎ともいえる重要な作業であり、自分の過去の経験から長所や価値観、将来のビジョンなどを把握するために行います。

自分を採用するメリットは、本質的には自己PRと同義なので、長所や強みを適切に理解できていなければ、説得力のある回答ができません。したがって、企業は学生に自分を採用するメリットを問うことで、就活の基礎である自己分析を怠らず、熱意を持って選考に臨んでいるかどうかを確認しているわけです。

面接官に好印象を与えるためにも、自己分析によって自分の魅力を正しく理解したうえで、熱意が感じられる採用メリットを伝えましょう。自己分析の具体的な進め方や注意点を知りたい人は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」もあわせてご確認ください。

自社の社風や業務をリサーチできているか確認するため

企業は「あなたを採用するメリット」に関する質問によって、自社の社風や業務を十分リサーチできているかという点を確認しています。なぜなら、自社への理解が深い学生のほうが、入社意欲が高いと判断できるからです。

企業は採用後、自社に長く勤めてくれる学生を求めており、その判断基準として学生の志望度や入社意欲の高さを重視して選考を行っています。企業分析を入念に行っている学生であれば、自社が求める能力や人物像を理解したうえで「この企業であれば自分の能力を活かせそう」といった、根拠を持って選考に臨んでいると判断できるわけです。

企業分析も自己分析と同様に、基礎的な就活準備であり、内定を獲得するには必要不可欠な作業なので、十分時間を取って徹底的に取り組みましょう。

学生の自信を確認するため

企業は「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問を通して、学生の自信の有無を確認しています。

一般的な認識として、自信のない人より自信のある人のほうが安心して仕事を任せられるイメージがあるものです。だからこそ、就活でも自信を持って堂々とアピールする学生のほうが、同じ職場で働く人材として魅力的に映る傾向があります。

また、企業は面接であえて答えづらい質問をすることで、就活生のストレス耐性やプレッシャーを感じる状況下における対応力も評価しています。

面接というプレッシャーを感じるシチュエーションにおいて、自信を持って自分を採用するメリットを答えられる学生に、「入社後も困難を乗り越えて活躍してくれそう」といったポジティブな印象を抱く面接官は少なくありません。たとえ、本当は自信がなくても、面接で採用メリットを答える際は、胸を張って堂々と伝えるように意識しましょう。

ただし、あまりにも根拠のない自信や過剰な自信は、逆効果になる場合もあります。自信がありすぎるが故に、面接の場にふさわしくない軽率な態度を取らないように注意しましょう。

就活でのアピール方法について相談したい

   

「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」と質問された際の答え方6選

面接で「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」と質問された場合、最初に結論を簡潔に伝え、エピソードや実績で補足するように回答してください。

ここからは、「あなたを採用するメリット」を質問された際の答え方を6つ紹介します。採用担当者に好印象を与える採用メリットの伝え方を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

1.結論となる「メリット」から簡潔に伝える

「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問に答える際は、一言目で結論を簡潔に伝えましょう。最初に結論となる「あなたを採用するメリット」を提示することで、聞き手は話の全体像が掴めるため、内容を理解しやすくなります。

例えば、リーダーシップをアピールする場合、最初に「私のリーダーシップがチームの生産性向上に寄与できると確信しております。」と結論を分かりやすく伝えてください。

結論ファーストは社会人における情報伝達の基本です。就活だけでなく入社後にも、求められるスキルなので、この機会に習得しておきましょう。

2.エピソードで結論を補足する

一言目で「あなたを採用するメリット」を伝えたら、具体的なエピソードによって結論を補足してください。エピソードを通して、そのような結論に至った根拠を伝えることで、より説得力のある回答に仕上がります。

根拠として紹介するエピソードは、以下のような経験から選ぶのが一般的です。

・学業、研究活動
・部活動
・サークル活動
・アルバイト
・インターンシップ など

企業が求める人物像と照らし合わせながら、自分を採用するメリットと関連性の深いエピソードを紹介しましょう。

3.具体的な数字を伴う成果や実績を伝える

「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問に対する回答として、エピソードを伝える際は、具体的な数字を伴う成果や実績を盛り込むように意識してください。

例えば、以下のような実績や成果がある人は、積極的にアピールしましょう。

・部活動の大会で△位に入賞した
・サークル活動のイベントで△人の動員に成功した
・アルバイト先で売上△%を達成した など

上記のような数字を伴う実績や成果を伝えられれば、客観的な指標を根拠に説得力のある採用メリットを伝えられます。また、志望する企業次第では、実績自体が評価につながる場合もあるため、紹介できるものがあれば、積極的に盛り込みましょう。

4.企業が求める人物像を意識して答える

「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問に答える際は、企業が求める人物像を意識することが重要です。

採用活動において、企業は自社にマッチする人材を探しています。そのため、志望する企業が求める人物像を分析し、そのなかで自分が提供できるメリットを伝えることで、選考を突破できる確率は高まるはずです。

具体的な方法として、まずは以下のような志望先の企業情報を徹底的にリサーチしましょう。

・社名や所在地などの基本情報
・事業内容
・商品やサービス
・業績
・求人、採用情報
・社風、事業方針
・今後の展望 など

また、上記の情報に加えて取引先企業や競合他社も調べ、業界での立ち位置も確認します。企業の情報を徹底的に分析することで、採用活動において「どのような基準で選考しているのか」「どのような能力を持つ学生を求めているのか」といった企業のニーズが見えてくるはずです。

その後、企業が求める人物像と自己分析の結果を照らし合わせ、マッチする部分を自分を採用するメリットとしてアピールすることで、選考突破につながりやすくなるでしょう。

企業分析の詳しいやり方やコツを知りたい人は「企業分析を行う方法とは?やり方とポイントを詳しく解説!!」もあわせてご確認ください。

5.対人関係能力をアピールする

企業に伝える採用メリットは、技術的なスキルよりも対人関係能力が望ましいです。対人関係能力(ヒューマンスキル)とは、他者と円満な人間関係を構築するためのスキルであり、以下のような種類に分かれます。

・コミュニケーション能力
・協調性
・リーダーシップ
・ネゴシエーション能力(交渉力)
・ヒアリング能力(傾聴力)
・プレゼンテーション能力(提案力)
・コーチング能力(指導力) など

厚生労働省が実施した「令和4年度「能力開発基本調査」(5p)」において、管理職を除く社員を対象に「企業の発展にとって最も重要と考える労働者の能力・スキル」を調査したところ、チームワークや協調性といった対人関係能力の回答数が、50歳未満の正社員で「55.8%」と最も多いという結果でした。

次いで「職種に特有の実践的スキル」の回答数が多いですが、コミュニケーション能力やリーダーシップなどの対人関係能力は軒並み上位に入っていることが分かります。

厚生労働省「調査結果の概要(5p)」のイメージ

引用:厚生労働省「調査結果の概要(5p)

上記の結果から、現在のビジネス環境では、技術的なスキルよりも対人関係能力を評価する傾向があるといえます。業界の風土や企業の方針によって評価基準は異なりますが、就活でも自分を採用するメリットとして対人関係能力をアピールしたほうが好印象につながる可能性は高まるでしょう。

参照元
厚生労働省
令和4年度「能力開発基本調査」の結果を公表します

6.メリットが思いつかない場合は意欲を伝える

どうしても自分を採用するメリットが思いつかない場合は、意欲を伝えるのがおすすめです。

社会人経験のない学生にとって「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問は、非常に答えづらいものです。自分の強みは伝えられても、企業側のメリットに結びつかない人もいるでしょう。

とはいえ、面接官に実現不可能と判断されるような、誇張したメリットを回答するのもNGです。面接官から嘘と判断されれば、ほぼ確実に悪い印象を与えてしまうため、選考で落ちる原因になります。

そのようなマイナス評価につながるリスクを冒すくらいなら、正直に「現時点で御社に提供できるメリットは見つかりませんでした」と伝え、意欲をアピールする方針に切り替えましょう。

意欲を伝える場合の答え方

「あなたを採用するメリット」を質問された際、意欲を伝える場合は「正直なところ、現時点で私が御社に提供できる明確なメリットは思いつきません。ただ、コミュニケーション能力には自信があります」というように、まずは現時点でアピールできるメリットを提示します。

締めくくりでは「採用していただいた暁には、社内のチームワークを向上させ、顧客や同僚とのコミュニケーションを強化できるように努めてまいります」というように、背伸びせず、自分ができる範囲で企業に貢献できる点と入社意欲をアピールしてください。

熱意を持って、現状で自分が提供できる最大限のメリットを伝えることで「素直で正直な学生」など、人間性で高評価を得られる可能性もあるでしょう。

就活でのアピール方法について相談したい

   

「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」と質問された際の回答例文11選

面接で「あなたを採用するメリット」を質問された際の回答例文を紹介します。アピールポイントごとに11の例文を用意したので、ぜひ面接対策にご活用ください。

1.「コミュニケーション能力」をアピールする例文

正直なところ、現時点で私が御社に提供できる明確なメリットは思いつきません。ただ、コミュニケーション能力には自信があります。

大学時代、私は学生会でリーダーを務め、多様な背景を持つメンバーと協力して、大規模イベントを企画、運営しました。イベントでは、関係者と明確かつ簡潔に情報を共有し、チーム全体のモチベーションを維持しました。その結果、イベントは当初の目標を上回り、参加者から高い評価をいただきました。

私はこの経験を通じて、複雑な概念を分かりやすく伝え、さまざまな利害関係者と良好な関係を築くためのコミュニケーション能力を培いました。採用していただいた暁には、社内のチームワークを向上させ、顧客や同僚とのコミュニケーションを強化できるように努めてまいります。

2.「プレゼンテーション能力」をアピールする例文

私のプレゼンテーション能力が御社の成長に大きく貢献できると確信しています。

大学時代、私はプレゼンテーション大会に出場し、最優秀賞を受賞しました。この大会では、緻密なリサーチに基づき、聴衆を惹きつける視覚的資料を作成しました。また、参加者に分かりやすく情報を伝達し、行動喚起につながる効果的なプレゼンテーションを行いました。

御社では、顧客やほかの利害関係者に明確かつ説得力を持って情報を伝える能力が求められると認識しています。私のプレゼンテーション能力があれば、御社の製品やサービスの価値を効果的に伝え、収益の向上に貢献できると考えています。

3.「リーダーシップ」をアピールする例文

私のリーダーシップがチームの生産性向上に寄与できると確信しております。

大学では、学内サークルの部長として、メンバー一人ひとりの強みを把握し、役割を適切に割り振ることを意識していました。先輩、後輩関係なくすべてのメンバーがのびのびと活動できるようチームワークを強化し、結果的に複数のイベントを企画、実行できました。

また、私たちの代が卒業した後もサークルが末長く存続するよう、勧誘活動に注力し、大学4年次の春には30名以上の新入生を加入させました。

私はこの経験から、チームの目標達成に向けた明確なビジョンを策定し、メンバーを鼓舞してモチベーションを高めるためのリーダーシップを培いました。御社に入社できた暁には、このスキルを活かして、プロジェクトを成功に導き、チーム全体のパフォーマンスを向上できるよう努力いたします。

4.「傾聴力」をアピールする例文

私が御社に貢献できる最大のメリットは、持ち前の傾聴力で円満な人間関係を築けることです。

学生時代、サークルのリーダーとして、メンバーの意見を積極的に聞き、取り入れました。複雑な問題を解決するために、多様な視点から情報を収集し、効果的な提案を行ってきました。例えば、イベント計画では、メンバーのアイデアを丹念に聞き、それらを統合した結果、前年比120%の参加者数を記録しました。

私はこの傾聴力を活かして、同僚や顧客のニーズを深く理解し、最適なソリューションを提供できる自信があります。御社に入社できた暁には、社内のコミュニケーションを円滑にし、チームの生産性を向上できるよう尽力いたします。

5.「交渉力」をアピールする例文

私の交渉力が御社の業績向上に貢献できると考えております。

学生時代に、模擬国連大会では他国の代表団と粘り強く交渉を重ね、自国の利益を守ることに成功しました。また、学内サークルの代表として、部費獲得の交渉では、限られた予算のなかでスポンサー企業に協賛を依頼し、目標額の120%を達成しました。

この交渉術は社内での円滑なコミュニケーションや、外部とのビジネス交渉においても有益な成果につながると考えております。入社後はこのスキルを駆使し、自社とクライアント双方の満足度の向上に努め、御社のビジネス発展に貢献してまいります。

6.「協調性」をアピールする例文

私は持ち前の協調性により、チームの連携と生産性の向上に貢献いたします。

大学のゼミで実施した研究プロジェクトでは、チームメンバーと積極的かつ効果的にコミュニケーションを取りました。あるタスクでは、メンバーのアイデアを統合し、チームとして革新的なソリューションを生み出しました。その結果、プロジェクトの納期を当初の予定より20%短縮できました。

協調性は、チームワークを何よりも重視する御社に勤めるにあたって、必要不可欠な能力だと考えています。入社できた暁には、この能力を活かして、御社の目標達成に貢献できるよう最大限努力してまいります。

7.「課題解決能力」をアピールする例文

私は持ち前の課題解決能力により、お客さまの問題を迅速かつ効率的に解決できると自負しています。

学生時代、私は小売店でアルバイトしており、お客さまからの複雑なカスタマーサービスの問い合わせにも、臨機応変に対応していました。状況を迅速に把握し、関連するポリシーを調査して、顧客のニーズに沿った解決策を提供した結果、お客さまから感謝の手紙を受け取り、顧客満足度調査でも最高評価を獲得できました。

私の課題解決能力は、社内で問題が発生した際に顧客や同僚を支援し、生産的な業務環境を確保するために役立つと考えています。採用いただいた暁には、御社のチームに価値をもたらし、お客さまに比類のないサービスを提供できるよう努めてまいります。

8.「柔軟性」をアピールする例文

私が御社に貢献できる最大のメリットは、持ち前の柔軟性により何事も臨機応変に対応できる点です。この柔軟性は、大学での学業と課外活動の両立や、さまざまなプロジェクトへの適応によって培ったものです。

大学では複数の国際的な研究に携わり、さまざまなバックグラウンドを持つ学生と連携を取りながら、プロジェクトを成功に導きました。これらのプロジェクトに参画することで、ヒューマンスキルだけでなく、変化する要件や制約に迅速かつ効率的に適応するための能力も向上できました。

柔軟性は、ダイナミックに急成長し続ける御社で活躍するために、必要不可欠な素養だと考えています。私を採用していただいた暁には、競争の激しい業界で御社の優位性を保つために、異なるチームやプロジェクト間をシームレスに移行し、新しい課題にも喜んで取り組んでまいります。

9.「責任感」をアピールする例文

御社のチームに加入することで、強い責任感と献身的な姿勢を活かし、業務の遂行に貢献できます。

例えば、在学中に課外活動のリーダーを務め、100人以上のメンバーを率いてプロジェクトを円滑に進めました。その結果、プロジェクトの期限内にすべてのタスクを完了し、当該イベントは過去最高の参加者数を記録しました。この経験から期限を遵守し、高い水準を維持してプロジェクトを管理する能力が培われました。

私には責任感をもって業務に取り組むことが習慣づいています。そのため、御社に入社できた暁には、与えられたタスクを確実に遂行し、チームに貢献できる自信があります。

10.「向上心」をアピールする例文

御社に貢献できる最大の強みは、私の並外れた向上心です。私は常に自分の限界に挑戦し、成長と発展を追い求めてきました。

例えば、大学では授業に加えて、所属していた研究室で最先端のプロジェクトに取り組みました。このプロジェクトでは、チームリーダーとしてメンバーを統率し、研究成果を国際会議で発表するまでになりました。この経験は、問題解決能力、コミュニケーション能力、リーダーシップの向上につながったと考えています。

私は御社のビジョンに強く共感しており、その達成に貢献したいと強く願っています。入社できた暁には、常に現状に満足せず、自己研鑽に励み、スキルや知識を向上させ続けることで、御社の成長に寄与できると確信しています。

11.「実践的なスキル」をアピールする例文

私は学生時代に身につけた実践的なITスキルを最大限に活用し、御社の競合優位性の向上に貢献できると確信しています。

例えば、私は大学のプロジェクトで、大規模なデータセットの分析と可視化を担当しました。このプロジェクトでは、200万件以上のデータを分析し、その結果を分かりやすくダッシュボードに反映させました。このダッシュボードは、チームの意思決定の向上に役立ち、プロジェクトの成功に大きく貢献しました。

御社に入社した暁には、私のデータ分析と可視化のスキルが、顧客の傾向や市場動向の把握、製品開発の改善に活用できると考えています。私は、チームに付加価値をもたらし、御社のビジネス目標の達成に貢献できる自信があります。

その他の就活で頻出する質問と回答例を知りたい人は「就活の難関!面接でよく聞かれる質問リスト」もあわせてご確認ください。

就活でのアピール方法について相談したい

   

「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問に答える際の注意点

あなたを採用するメリットに関する質問に答える際は、企業の利益に無関係な内容や抽象的な表現は避けましょう。また、内容だけでなく、自信のなさが伝わらないように注意するべきです。

ここでは、「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問に答える際の注意点を解説するので、選考を突破するために確認しておきましょう。

企業の利益に結びつかないメリットは避ける

自分を採用するメリットをアピールする際、企業の利益や業績に結びつかない内容を伝えるのは避けてください。

大前提として企業は、自社の利益につながる人材を採用したいと考えています。業務に関係のないメリットを提示しても、入社後に活躍しているイメージが湧かないため、採用の優先度が低いと判断されてしまうでしょう。

例えば、自分を採用するメリットとして「コミュニケーション能力」をアピールする場合、その根拠として「毎晩、飲み会を企画して多くの人と交流を楽しんだ」というエピソードを伝えても、仕事に活かせるイメージが湧きません。

同じくコミュニケーション能力をアピールする場合でも「サークル活動でチームメンバーと協力してイベントを企画した結果、△人の集客に成功した」といった内容であれば、印象は大きく変わるはずです。

面接官に「自社の利益に直結するスキルを持った人材」と評価してもらい、スムーズに選考を突破するためにも、仕事を連想しやすいメリットやエピソードを伝えましょう。

抽象的なメリットを答えないようにする

企業に自分を採用するメリットを伝える際は、抽象的な回答は避けてください。

例えば、「一生懸命働きます」や「成長できるように頑張ります」といった回答からは、具体的な採用メリットが見えてきません。ほかの就活生と差別化する要素もないため、面接官の印象に残らず、選考で落とされる可能性が高いでしょう。

また、抽象的な回答は「質問の意図を理解していない」や「自己分析や企業分析をしていないのでは」など、面接官にマイナスの印象を与える原因になります。その結果、入社意欲や熱意が欠けていると判断されてしまえば、選考突破は叶いません。

自分を採用するメリットに限らず、面接ではできるだけ具体的に回答することが重要です。加えて、ありきたりな表現にならないよう、オリジナリティのある内容を意識できると、選考突破につながりやすいでしょう。

自信のなさが伝わるような答え方は避ける

「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問に対して、自信のない態度で答えてしまうと、選考に落ちる原因になります。

自信がなさそうに自分のメリットを答えると、面接官に「何か後ろめたいことがあるのでは」「嘘をついているのでは」といった不信感を抱かれてしまう可能性もあるでしょう。

面接官は回答の内容だけでなく、仕草や表情なども含めて総合的に評価しています。たとえ、高評価を期待できる回答ができたとしても、些細な不信感が選考で落ちる原因になりかねません。

そのような事態を避けるためにも、自分に自信がない人こそ、何度も繰り返し面接対策を行うべきです。自信は行動によって形成されます。面接当日に「あれだけ練習したのだから大丈夫」と自信を持って選考に臨めるように、回答作成や模擬面接などを徹底的に行いましょう。

なお、本番に近い環境で面接を練習する方法の一つが、就活セミナーへの参加です。就活セミナーに参加するメリットや効率的な活用法を知りたい人は「就活セミナーでの面接練習をするメリットは?効率的な活用法もご紹介!」もあわせてご確認ください。

就活でのアピール方法について相談したい

   

面接であなたを採用するメリットを上手く伝えたい学生へ

就活生のなかには「自分を採用するメリットが分からない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか」という質問は、就活生にとって答えづらいものです。やっとの思いで回答を作成しても、面接官からどのように評価されるのか不安で仕方ない人も多いと思います。

そのような不安を解消し、自信を持って面接でアピールできるようになりたい人は、就活のプロの力を借りましょう。

「量より質」の新卒就活エージェント「キャリアチケット」では、あなたに合った企業の紹介から、自己分析や企業分析の深掘り、ES添削、面接対策まで、就活生一人ひとりに寄り添う総合的な就活サポートを提供しています。

また、専属のキャリアアドバイザーによる個別相談も実施しているため「自分を採用するメリットがみつからない」や「面接で自信を持ってアピールできない」といったお悩みの解消にも役立つでしょう。

面接であなたを採用するメリットを上手にアピールし、スムーズに選考を突破したい人は、お気軽にキャリアチケットへご相談ください。

就活でのアピール方法について相談したい

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。