自己PRを原稿用紙1枚にまとめよう!400字で自分を伝えるコツと例文を紹介

このページのまとめ

  • 自己PRには、強み・エピソード・強みをどう活かすかの3点を書く
  • 自己PRを原稿用紙にまとめるために、強みとエピソードは1つに絞る
  • 自己PRで伝える強みは、企業の求める強みに合わせる

自己PRを原稿用紙1枚にまとめよう!400字で自分を伝えるコツと例文を紹介のイメージ

「自己PRを原稿用紙1枚にまとめる方法が分からない」と悩む人もいるかもしれません。

自己PRを原稿用紙1枚にまとめるためには、強み・エピソード・強みは入社後どう活かすかの3点を書くことが大切です。

また、企業に合わせた強みを書くことも効果的でしょう。

この記事では、自己PRを原稿用紙1枚にまとめるコツと例文を紹介しています。

ぜひ参考にしてください。

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目 次

自己PRを原稿用紙にまとめる基本的な流れ

自己PRを原稿用紙(400字)にまとめる際には、基本的な流れがあります。

このポイントを抑えて自己PRを作成するだけで、伝わりやすさが大きく変わるでしょう。

まず強みを伝える

原稿用紙の冒頭では、簡潔に強みを伝えましょう。

自己PRを伝える際、たくさんアピールしようとして前置きやエピソードから話し始めると、本当に伝えたいことが伝わらず印象に残らないため逆効果です。

採用担当者が知りたいのは、就活生のエピソードではなく、自社で活かせる強みがあるのかどうかなので、「私の強みは継続力です」「私には分析・改善する力があります」のように強みを簡潔に伝えましょう。

強みを裏付けるエピソードを伝える

エピソードを伝えるのは強みを伝えた後です。冒頭で伝えた強みを裏付けるエピソードを次に書きます。

「私には分析・改善する力があります」という強み(結論)を裏付けるために、たとえば次のようなエピソードを書くと良いでしょう。

コールセンターのアルバイトでお客さま対応件数で1位を取りました。

最初は応酬話法のマニュアルを覚えるのに必死で、お客さまと向き合うことができませんでしたが、ある日先輩の電話対応を横で聞いていると、マニュアルをほとんど読んでいないにも関わらず、素早くお客さまの悩みを解決していました。

そのとき、私には感謝の言葉と目の前のお客さまに向き合う気持ちが足りないことに気付き、帰宅後に電話対応のシミュレーションを行いました。

するとそれ以降、電話の向こうのお客さまの声が明るくなり、感謝され、結果的に電話対応の時間が短縮されたのです。

・なぜその強みがあるのか
・強みをどのように発揮したのか
・強みによってどんなことを解決したり何が起こったのか

これらのポイントを抑えて、具体的なエピソードを伝えることで、強みに説得力をもたせられます。

強みを入社後どう活かすかをまとめる

最終的に採用担当者が知りたいのは、その強みを自社で活かしてくれるのかどうかです。

つまり、入社後に活躍してくれる人材を求めています。

「分析・改善する力を入社後にどう活かすのか」は企業の求める人材や、希望する職種によっても変わるでしょう。

したがって企業研究は欠かせません。自分の強みを、企業の求める人材に沿った強みを話す必要があるのです。

その強みを伝えることで、活躍するイメージを具体的に持ってもらうイメージで原稿を用意しましょう。

自己PRの基本の流れは、「学生必見!自己PRの書き方を例文つきでご紹介」 も参考にしてください。

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自己PRを原稿用紙1枚(400字)にまとめるコツ

伝えたい要点を絞り、短く適切な文章で伝える能力も社会人には欠かせません。

自己PRは、文字数が多過ぎると逆効果です。

そこで、この項では自己PRを原稿用紙1枚にまとめるコツを解説します。

強みとエピソードをそれぞれ1つに絞る

自己PRを原稿用紙1枚にまとめるために、強みとエピソードはそれぞれ1つずつに絞りましょう。

たくさんアピールしたいからといって強みをたくさん話しても、採用担当者からすると何が言いたいのかわからず、自分が伝えたいことが伝わらないことがほとんどです。

強みを1つ、その強みを裏付けるエピソードを1つにすることで、内容が伝わりやすくなります。

企業に合わせた強みを話す

あなたの強みが、企業の求める人材に沿っていなければ、せっかく原稿を準備しても評価されません。

たとえば、論理的思考力や問題解決能力が求められるシステムエンジニアの仕事では、共感能力の高さよりも分析・改善する力が求められます。

「自己PRを原稿用紙にまとめる基本的な流れ」でも説明したとおり、強みを入社後どう活かすかを考えてみましょう。

すると、企業に合わせた強みがわかります。

読みやすい文を心がける

読みやすい文を書くことも、自己PRを原稿用紙1枚にまとめるコツです。

・1文は長過ぎないか
・専門用語を使っていないか
・言い回しや表現に誤用はないか

こうした点を読み返して確認しましょう。

また、自分では問題ないと考えていても、第三者からすると読みづらい文章である可能性も十分にあるため、友人や先輩に添削してもらうのもおすすめです。

自己PRを原稿用紙にまとめるコツは、「自己PRを400字以内で書くには?気をつけるべきポイント」も参考にしてください。

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自己PRを原稿用紙にまとめる例文

ここまで、自己PRを原稿用紙にまとめる流れやコツを解説しました。

この項では、それを踏まえて実際に原稿用紙にまとめる例文を紹介します。

「粘り強さ」という強みをアピールする例文

ここでは、粘り強さをアピールする例文を紹介します。

私の強みは粘り強さです。

大学の卒業研究で取り組んだプロジェクトでは、複雑なデータ解析と数理モデリングを要するものでした。初めの段階では、解決策が見えずに苦労しましたが、私は決して諦めずに情報収集と試行錯誤を続けました。夜遅くまで図書館やインターネットで調査を行ったり、教授に助言をもらったりしました。数週間に渡る努力の結果、最終的に問題の解決策を見つけ出し、プロジェクトを成功に導くことができました。

この経験から、困難な課題に取り組む際には根気よく努力し、解決策を見つけるための情報収集や試行錯誤を行える自負があります。また、チームプロジェクトにおいても同様に粘り強さを発揮し、メンバーと協力しながら目標達成に向けて取り組みます。私の粘り強さは、貴社の成長に貢献できると確信しています。

ゼミでのエピソードを含む例文

次に、ゼミでのエピソードを含む例文を紹介します。

私はゼミでの経験を通じて、リーダーシップと柔軟性を培いました。

所属していたゼミでは、大学の社会貢献プロジェクトを担当し、短期間で成果を出す必要がありました。私はそこでリーダーに名乗り出て、チームメンバーの強みを理解し、それぞれの能力を最大限に活かせるよう役割を振り分けました。また、進捗状況の追跡やタスクの優先順位付けなど、効率的なプロジェクト管理を行いました。

この経験は、部下を持った際のマネジメントに必ず活きると考えています。私はチームメンバーの意見を尊重し、彼らが持つスキルやアイデアを最大限に活かす方法を見つけられます。結果的に効果的な業務遂行ができ、プロジェクトの成果、ひいては会社の利益が最大化できるでしょう。

以上のように、ゼミでのリーダーシップの経験から貴社に貢献できると確信しています。

自己PRの例文は、「就活で使える自己PRの極意と例文」も参考にしてください。

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例文丸写しはダメ!自己PRを書く時の注意点

就活関連の書籍やWebサイトを見ると、数多くの例文が掲載されています。

こういった例文を話の流れや文章の書き方の参考にするのは構いませんが、例文丸写しの自己PRはいけません。

大量のESを見る採用担当者は学生の嘘を見抜きますし、本人の言葉で語られていないPRが面接官に響くことはないでしょう。

「人に自慢できるような実績がないから…」という理由で自己PRを詐称する人がいますが、企業が見ているのは実績のすごさではありません。

企業が新卒に求めるのは、今までの実績ではなくこれからの可能性。その人の姿勢や人柄が現れた自己PRこそが、新卒採用では評価されます。

また、「アルバイトに力を入れて取り組み、店舗の売り上げを伸ばすことができた」のような具体性に欠ける自己PRも評価の対象とはなりません。

この文章には、具体的にどんな工夫をしたのか、どんな方法で売り上げを伸ばしたのか、どの程度売り上げが伸びたのか、そこから何を学んだのかという説明が欠けています。

大切なのは、売り上げを伸ばそうと試行錯誤した姿です。

自己PRでは、結果に至るまでのプロセスに重点を置いてエピソードを説明しましょう。

自己PRの注意点は、「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」も参考にしてください。

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自己PRを原稿用紙1枚にまとめる方法に悩む人へ

この記事では、自己PRを1枚にまとめるコツや注意点を解説しました。

自己PRは、強みを1つに、それを裏付けるエピソードを1つというポイントを押さえると、400字に収まる分かりやすい文章が書けます。

どうしても自己PRを原稿用紙にまとめる方法に悩む人は就活エージェントの利用がおすすめです。

中でもキャリアチケットは、自己PRを作成するための自己分析の深掘りや業界・企業研究をマンツーマンで実施しています。

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「自己PR 原稿用紙」に関してよくある質問

ここでは、「自己PR 原稿用紙」についてよくある質問に回答します。

Q.自己PRの文字数は何文字ですか?

A.自己PRの文字数は、企業によりさまざまです。そのため、企業から指定されている場合はそれに従って記入しましょう。

指定がない場合には、原稿用紙1枚分である400字にまとめるとよいでしょう。自己PRの文字数については、「適切な文字数とは?自己PRを書くときのポイント」も参考にしてください。

Q.自己PRで企業は何を見ていますか?

A.企業が自己PRで見ているのは、就活生の人柄や入社後に活躍してくれるか、入社意欲はどのくらいかです。

新卒採用では、技術やスキルよりも人柄が重視される傾向があるので、自己PRでは強みやそれを裏付けるエピソードを話しましょう。自己PRのポイントは、「自己PRのポイントをつかむ!企業が学生に求めることは?」も参考にしてください。

Q.自己PRの強みはどうすれば見つかりますか?

A.自己PRの強みは、「自己分析する」「第三者に聞く」「弱みを裏返して考える」の3つの方法で見つかります。具体的には、「自己PRの強みとは?好印象を与えるポイントと例文をご紹介」を参考にしてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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