SPIで電卓は使用できる?使える受検形式やおすすめの機能を解説

このページのまとめ

  • SPIでの電卓は「Webテスティング」と「インハウスCBT」で使用できる
  • SPIで使用する電卓は機能と大きさで選ぶのがポイント
  • SPI以外の適性検査で電卓が使用できるかどうかは事前に確認が必要

SPIで電卓は使用できる?使える受検形式やおすすめの機能を解説のイメージ

「SPIで電卓は使用していいの?」「おすすめの選び方はある?」と気になる就活生もいるでしょう。適性検査のSPIでは、テストセンターやペーパーテスティングで電卓が使用できません。受検形式によって使用できるかが変わるので、事前に確認しましょう。

この記事では、電卓が使用できるSPIの受検形式や、計算におすすめの機能を解説しています。効率よく問題を解くためにも、参考にしてください。

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目 次

SPIで電卓を使用するのはOK?受検形式別に解説

SPIでの電卓使用は、WebテスティングとインハウスCBTのみ可能です。テストセンターとペーパーテスティングでは禁止されているので注意しましょう。受検形式別に、電卓が使用できるかを解説します。

テストセンター:使用不可

テストセンター受検の場合、電卓は使用できません。テストセンター受検とは、全国各地に用意された会場で受検する方法です。東京・大阪・名古屋・福岡・広島・仙台・札幌の常設会場と、受検者が多い時期には全国の都道府県に臨時で会場が設置されます。

テストセンター受検を採用する企業は多いため、就活生は企業からの指示を受け、日程と会場を自分で予約するので覚えておきましょう。

ペーパーテスティング:使用不可

ペーパーテスティングでも、電卓は使用できません。ペーパーテスティングとは、企業が指定した会場にて、マークシート形式で受検する形式です。

電卓以外の持ち物については、企業によって持ち込めるものが変わります。事前に調べて、対応するようにしましょう。

Webテスティング:使用可能

Webテスティングでは電卓が使用できます。Webテスティングとは、学校や自宅などからパソコンで受検する方式です。

電卓を使えるので、簡単な計算ミスを減らせるメリットがあります。しかし、電卓を使用する前提で問題が作られているので、難易度がやや高く注意が必要です。

インハウスCBT:使用可能

インハウスCBTでも、電卓が使用できます。インハウスCBTとは、応募先の企業で用意されたパソコンを使い受検する方式です。

インハウスCBTも、Webテスティング同様、電卓の使用を前提とした問題になります。電卓が使えるからと油断せず、電卓を使用した計算に慣れる練習をしておきましょう。

テストセンターをまだ受けたことがない人は、「SPIテストセンターを初めて受ける人必見!受検の流れや注意点を解説」を参考にしてください。

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SPIで使用する電卓の選び方

SPIで使用する電卓は、使いこなせる機能や、手の大きさにあったものを選ぶのがポイントです。ここでは、電卓の選び方について詳しく解説します。

使いこなせる機能の電卓を選ぶ

SPIで使用する電卓は、使いこなせる機能のものを選びましょう。関数電卓のように、関数が計算できる電卓は便利です。しかし、機能が多くて使いこなせなければ、問題を解くスピードが遅くなってしまいます。また、ボタンも小さくなり押しにくく感じる可能性もあります。

就活はSPI以外にも、面接や書類などの対策が必要です。関数電卓の機能を使いこなすために時間をかけるのではなく、扱える範囲の機能で選びましょう。

手や指の大きさにあった電卓を選ぶ

手や指の大きさにあわせて、電卓を選ぶのもポイントです。

たとえば、大きい電卓はキーを押しやすくなりますが、手を動かす範囲が大きくなります。問題を解きながら押しにくい可能性も。

また、小さい電卓の場合、キーが小さくて押し間違いが増える場合もあります。実際の使用感を確かめ、合うものを選びましょう。

そして、ソーラー充電式の電卓では表示が見にくくなることがあるので、電池式のものを選びましょう。本番で電池切れにならないように電池を交換しておくことも忘れずに。

テストセンターに持ち込めるものなどについて知りたい方は「テストセンターとは?Webテストとの違いや受検するメリットを解説!」を参考にしてください。

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SPI受検で電卓を使う際のポイント

SPI受検で電卓を使う際には、実際に問題集や過去問などの問題を解いて慣れておくのがおすすめです。SPI受検で電卓を使う際のポイントを解説するので、参考にして問題を解きやすくしましょう。

電卓を使って問題を解くのに慣れておく

SPIに向けて、問題集や過去問を電卓を使って解く練習をしておきましょう。何度も繰り返し電卓を使えば、使用する速度が上がるからです。

操作に慣れてくると、ミスをする場面も出てきます。ミスの傾向を覚えて、「ゆっくりキーを押すようにする」「ミスしても修正しやすいように紙に計算式を書いておく」などの対策をしましょう。

また、関数電卓を使用する場合は、機能を一通り使うようにしてください。使える機能と使いにくい機能を区別して活用するのがおすすめです。

電卓に頼り過ぎないようにする

電卓に頼り過ぎず、自分で計算する練習もしておきましょう。電卓が使えない場合や、故障した場合に対応できなくなります。

また、電卓の機能に頼り過ぎた結果、自力でどのように計算するかわからなくなる場合もあるでしょう。練習時は電卓と手計算の両方を使うなど、電卓だけに頼り過ぎないようにするのがポイントです。

電卓に慣れるためには、とにかく実際に問題を解いてみるのがおすすめです。SPIで出題される問題については、「SPIテストの問題傾向と対策!問題を把握し、最低限の対策をしよう」で解説しているので参考にしてください。

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電卓が使えないときの暗算のコツ

テストセンターやペーパーテスティングでは電卓が使えません。しかし、問題数が多いSPIでは時間との勝負です。少しでも早く簡単に計算できるコツを知っておけば、いざというときに役に立つでしょう。ここでは、暗算のコツを3つご紹介します。

大きい位の数字から計算する

掛け算の筆算をする場合、小さい位から計算するように学校では習いました。しかし、暗算するときは大きい位から計算していきます。

153×4の計算をする場合、153を以下の3つに分けて計算します。

100×4
50×4
3×4

そして、全てを足せば解答できます。
400+200+12
=612

数字を分けて計算する

2桁以上の掛け算は数字を分解してから計算すると暗算が簡単になります。

36×12
=(36×2)×2×3
=(72×2)×3
=144 ×3
=432

 

このように数字を分けてから計算すると、より素早く解答できます。

割合は掛け算にして計算する

割合の問題は苦手な方が多いのではないでしょうか。苦手な場合は掛け算にしてから計算すると簡単になります。

750円の2割引の場合、750円の20%引きということなので、750円の80%はいくらなのかということになります。

750×0.8
=750×4×0.2
=(700×4+50×4+0×4)×0.2
=(2800+200+0)×0.2
=3000×0.2
=600

 

大きい位から計算する方法も活用して解答を導きました。

SPIの非言語分野の対策については「SPIとは?非言語ができない方のための対策方法まとめ」を参考にしてください。

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SPIの受検前に使いこなしたい便利な電卓機能

SPIの受検前に、「%」や「√」など便利な電卓機能を覚えておきましょう。ここでは、普通の電卓や関数電卓で利用できる、便利な機能を解説します。

ACキー・Cキー・→(削除)

ACキー・Cキーは、数字や計算を消せる機能です。ACはオールクリアといって、行っている計算をすべて削除できます。Cキーは、画面上に出ている数字のみを削除できるので、覚えておきましょう。

また、下一桁だけ間違えてしまった場合には、「→」キーが有効です。たとえば、「11111」と打ちたいときに、「11112」と間違えてしまったとしましょう。この場合、「→」キーを使えば、最後に入力した「1」だけ削除できます。

ACキーやCキーは、関数電卓ではなく普通の電卓でも使用可能です。使う場面も多いので、覚えておきましょう。

%(パーセント)

SPIは「%」を使う計算も多いので、使えるようにしておくと便利です。

たとえば、15,000円の8%を知りたい場合、「15,000×8%」で計算できます。普通に計算する場合は、「15,000×0.08」になりますが、%を使う方がスピーディに計算できます。消費税や割合の計算を行う場面で、活用してください。

√(ルート)

SPIの非言語問題では、「√」の計算が出題される場合もあります。計算時間の短縮ができるので、覚えておいて損はありません。

たとえば、4の「√」を計算したい場合、4と入力したあとに「√」を押すだけで、答えの2が出ます。

ただし、「√」機能がない電卓も多いので注意してください。関数電卓であれば、使用できるでしょう。

F・CUT・5/4(ラウンドセレクター)

F・CUT・5/4の3つは、ラウンドセレクターと呼ばれる機能です。小数点以下の表示を決められます。

「F」を使えば、電卓が表示できるすべての小数点を表示可能です。「CUT」では、小数点以下を指定した桁数まで表示し、残りを切り捨てられます。「5/4」では、指定した小数点以下の四捨五入が可能です。

M+・M-・RM・CM(メモリー機能)

M+・M-・RM・CMの4つは、メモリー機能と呼ばれています。数字を一時的に保存し、足し算や引き算に使える機能です。4つの機能は、それぞれ次のとおりです。

・M+:表示されている数字をメモリーに足す
・M- :表示されている数字をメモリーから引く
・RM:メモリーの数字を呼び出す
・CM:メモリーに登録されている数字を削除する

 

メモリー機能に関しては、関数電卓でなくても使用できるので、確認してみましょう。

SPIでは、便利な機能を活用して、スムーズに問題を解くのが重要です。SPIの問題数や時間配分については、「SPIの問題数はどのくらい?時間配分の目安や受検対策を解説」で解説しているので参考にしてください。

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SPIで電卓を効率的に使いたいあなたへ

SPIは受検形式ごとに、電卓が使えるかどうかが違います。自分の受ける試験で、電卓を使ってもいいか困る場合もあるでしょう。

電卓の使用や受検形式など、SPIについての不安がある場合は、キャリアチケットに相談してみませんか。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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