一次面接の頻出質問7選!企業の評価項目と回答例・落ちる人の特徴を解説

このページのまとめ

  • 一次面接ではコミュニケーション能力や正しく自己分析できているかを見られている
  • 一次面接は、質問に対する回答の概要を用意して自信を持って答えれば通過できる
  • 一次面接はマナーや清潔感がなく、質問の意図を正しく汲み取れない場合に落ちやすい

一次面接の頻出質問7選!企業の評価項目と回答例・落ちる人の特徴を解説のイメージ

一次面接には、学生と対面したうえで特徴や人間性を評価し、もっと詳しく話を聞きたい人をピックアップする狙いがあります。一次面接の質問は基本的な項目が多いものの、うまく答えられなくて悩んだり、答え方のコツを知りたかったりする人も多いでしょう。

この記事では、一次面接で頻出の質問と回答例、企業が評価する項目をまとめました。回答のポイントや一次面接で落ちる人の特徴も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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目 次

一次面接の質問一覧20選

新卒採用の一次面接でよく聞かれる質問は以下のとおりです。

・自己紹介
・志望動機
・学生時代に力を入れていたこと
・自己PR
・希望職種
・入社後にやりたいこと
・逆質問
・長所
・短所
・趣味や特技
・大学の専攻内容
・希望職種
・挫折した経験
・周囲からの印象
・他社の選考状況
・集団における自身の役割
・社会人としてのキャリアビジョン
・今まで一番嬉しかったこと
・得意科目・苦手科目
・アルバイト経験とその内容

もちろん、すべての質問が一次面接でされるわけではありません。どの企業でも必ず聞かれる質問もあれば、一風変わった項目もあるでしょう。

いずれにせよ、これらの質問に対して自信を持って答えられれば、一次面接は突破できるはずです。

一次面接に対して漠然とした不安を抱える人は多いですが、上記の質問に対してどのように答えるか用意しておけば、面接当日を安心して迎えられるでしょう。

一次面接は選考の初期にあたり、インターンシップで面接を経験していない人からすれば、誰もが不安や恐怖などを抱くものです。

就活では一次面接だけでなく、二次面接や最終面接があり、それぞれで聞かれる内容は若干異なります。

一次面接を突破するには、面接の目的を踏まえた適切な対策を施すことが大切です。

面接対策に関しては「就活の面接対策でやるべき7つのこと!質問例やおすすめの練習方法も解説」で詳しく解説しています。

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一次面接の目的と位置付け

そもそも一次面接の目的は、社会人として働く素養があるかを見極めることです。そして、面接のファーストステップであることから、以下の性質も備えています。

・人数をグッと絞りたい
・問題のある学生を振い落としたい

知名度の高い企業や大企業の場合は応募数は数百人規模に及ぶため、一次面接で学生と対面したうえ、もっと詳しく話を聞きたい人をピックアップして人数を絞りたい狙いがあります。

また、各企業に共通することとして、「一緒に働くには難しい」とされる学生を落としたい狙いがある点も覚えておきましょう。身だしなみやマナー、志望度の低さなどでマイナス評価を受けると、一次面接の突破は難しいと言わざるを得ません。

一次面接の一般的な質問数

一次面接の一般的な質問数は、多くて5つ程度です。少ない場合、3問ほどしか質問されないケースもあるでしょう。

一次面接は集団面接の形式で行われることが多く、3〜5名ほどの学生に順次質問するのが一般的です。

面接時間は30〜60分であることが多く、学生の数で持ち時間を割ると一人あたり10〜20分程度になります。そのため、1つの質問に対する受け答えを3〜4分とした場合、質問数は3〜5つになるのです。

一次面接で質問できる数自体に限りがあるため、聞かれる内容はある程度予測できるでしょう。

一次面接の面接官

一次面接を担当する面接官は、以下のパターンが想定されます。

・直属の上司になる予定である若手社員
・管理職クラスの社員
・人事部

30歳前後の若手社員が面接官を務める背景には、現場で働く立場から、入社後に活躍できる人間性を備えているか確認したい狙いがあります。面接官が入社後の直属の上司になる可能性が高いため、「一緒に働きたい」「伸び代がありそうだ」などと思ってもらえるような態度を意識しましょう。

企業によっては管理職クラスの社員が面接官を務める場合もあり、普段から部下を束ねる経験を踏まえて、協調性や組織に馴染めそうかなどを判断しています。

また、人事部の採用担当者が行う場合は、業務への適性判断よりも社会人としてのマナーを確認する意味合いが強いです。選考通過後も担当者と連絡をとることになるため、よい印象を与えることを意識しましょう。

二次面接との違い

二次面接では、「面接した学生を取締役や役員に合わせてよいか」という視点で評価されます。

一次面接と同様の質問をしつつ、より深掘りした内容を聞いて、入社後の活躍を期待できるか、どのようなポジションが合いそうかなどの基準で判断されることが多いです。

一次面接は「人数の絞り込み」という意味合いが強い一方で、二次面接は「自社への適性があるか」という視点で評価される傾向にあります。

最終面接との違い

最終面接では「面接した学生に内定を出すべきかどうか」が判断基準です。

質問内容は二次面接と同様ですが、面接官が取締役や役員であることから、学生の熱意や入社後のビジョンなどをより慎重かつ丁寧に判断しているものと考えましょう。

企業にとって新規採用はコストがかかるもので、長期にわたって活躍してくれる人材を求めています。各面接に違いはあるものの、入社意欲の強さが問われることは変わらないため、企業への深い理解が面接突破の鍵といえるでしょう。

面接対策に関しては、「面接でうまく話せないのはなぜ?よくある原因と対策のポイント10選を解説」をご覧ください。

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一次面接の質問で企業が評価する5項目

一次面接の質問で、企業が特に評価している項目を5つ解説します。

それぞれの項目を踏まえて、もっと詳しく話を聞きたいと思ってもらえるような話し方や準備を進めましょう。

質問に対して正しく受け答えができるか

一次面接では、3〜5つほどの限られた質問に対する回答を通じて、正しく受け答えできるかを評価しています。要するに、問題なく会話のキャッチボールができるか、そつなくコミュニケーションを取れるか判断しているのです。

質問に対して見当違いな回答をしてしまうと、就職後における営業先や社内などで適切なコミュニケーションをとれないのではないかと思われかねません。

社会人として仕事をするうえで、「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」の徹底を求められることも多く、対話力は最低限のビジネススキルとして欠かせないのです。

緊張して思うように言葉が出てこない場合があるかもしれませんが、質問の意図を踏まえた適切な回答を心がけましょう。

一貫性のある回答ができているか

一次面接で問われた質問に対する回答が、応募書類に記載された内容を含めて一貫性があるかも評価しています。

それぞれの回答に対して一貫性があると、自己分析がしっかりできており、就職活動に真摯に向き合っている様子や入社意欲の高さが伺えます。

たとえば、自己PRで「意思を曲げずに最後までやり切る」と答えた一方、短所で「周りに流されやすい」などと回答してしまうと、面接官の判断を迷わせてしまうでしょう。

回答の一貫性を意識して、軸が定まっていることをアピールするのが大切です。

入社を志望する意欲が本当にあるか

一次面接の質問を通じて、学生の志望意欲の有無も評価しています。

一次面接ではほとんどの確率で志望動機を尋ねられ、回答内容はもちろん、口調や声の抑揚などから志望意欲の有無・高さを見ています。

応募書類だけでは熱量の高さまで判断できないため、実際に回答してもらうことで、上辺をなぞったような志望動機でないかチェックしているのです。

正しい言葉遣い・敬語で話せるか

一次面接の質問回答を通じて、学生が言葉遣いや敬語を正しく使えるかどうかも評価しています。

もちろん、間違えてはいけないものではないため、場所をわきまえた振る舞いを意識してください。

慣れない言葉遣いで詰まることがあるかもしれませんが、丁寧さを意識して一次面接に臨みましょう。

マナーや身だしなみが適切か

一次面接全体を通じて、マナーや身だしなみが適切かどうかも評価していることは忘れないようにしてください。

どれほど志望動機や自己PRに熱意が込められていても、マナーや身だしなみがイマイチでは大きなマイナス評価を受けてしまいます。

・清潔感のある装いや髪型
・入室から退室までの一般的な振る舞い
・柔和で親しみのある雰囲気

第一印象がマイナスになってしまうと挽回するのは非常に難しいため、社会人としてのマナーや身だしなみは最低限意識したうえで面接に臨みましょう。

一次面接の評価が下がる理由は「一次面接に通らないのはなぜ?評価が下がる理由や受かるための対策を解説!」で詳しく解説しています。

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一次面接の質問に回答する際のポイント

一次面接の質問に回答する際のポイントを解説します。

企業の採用担当者が評価する5項目を踏まえて適切に対策すれば、一次面接の通過率をグッと高められるはずです。

結論から話す

質問に対する回答は、結論から話しましょう。

文章構成として起承転結は有名ですが、面接における回答としてはイマイチなので気をつけてください。面接の場合、いわゆる「話のオチ・結論」を最後に持ってくると、結局何が言いたいのかがぼやけてしまいます。

例えば、志望動機を質問されたら「私が御社を志望する理由は△△△だからです。」などと結論を述べることが大切です。

結論ファーストで回答して、続く言葉で結論を補足しましょう。

内容は端的にまとめる

質問に対する回答は端的にまとめることも大切です。

結論ファーストにしたうえで理由や具体例・エピソードで結論を補足しますが、ダラダラ話してしまうと、結局何が言いたいのかわからなくなってしまいます。

質問に回答する際は、1分を目安にまとめるのがおすすめです。具体的には300文字前後で話をまとめると、ちょうど1分くらいにまとまります。

一次面接ではほかの学生にも平等に質問する必要があるため、時間を取りすぎない回答が求められる点も押さえておきましょう。

質問の意図を考えたうえで話す

一次面接でされた質問に対して、意図を汲み取ったうえで答えることも重要です。

質問の意図を考えて答えられないと、コミュニケーション能力が低いと評価される可能性があるでしょう。

実際、緊張や焦りなどから、質問の意図を無視して自分が話したいことを話してしまうケースがよくあるため注意が必要です。

質問に対する回答を準備しておくことは大切ですが、記憶した内容をそのまま答えるのではなく、面接官が何を知りたいか考えたうえで適切な内容を答えるようにしましょう。

口角を上げて表情を明るくする

質問に回答する際は、口角を上げて自然な笑顔で話すことも大切です。

表情が明るいだけで前向きさや熱意が感じられるようになり、面接官の印象もよくなるでしょう。

なお、集団面接の場合、ほかの学生が回答しているときの表情が暗くなりがちなので注意が必要です。

自分が話していないときも気を緩めず、内容に応じて頷いたり、表情を意識的に保ったりして明るい印象をキープしましょう。

声のトーンを上げて明るくハキハキ話す

表情だけでなく、声のトーンも意識して話すようにしてください。

一次面接では今後の印象を左右するため、好印象を残せるように聞き取りやすいトーンでハキハキ話すことが大切です。

逆に、低いトーンでボソボソと話してしまうと、イマイチな印象を与えかねません。

新卒らしくフレッシュさや元気さをアピールするためにも、無理のない範囲で声のトーンと口調も意識しましょう。

面接対策に関しては「面接でうまく答えられなかったら?失敗を乗り越える対処法・予防策も解説」もご覧ください。

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一次面接でよくある7つの質問と回答例

一次面接でよくある7つの質問について、回答例を紹介します。

質問する意図も解説しているので、あわせて参考にしてみてください。なお、質問に対する回答例はあくまで一例なので、自身の状況を踏まえてオリジナリティのある内容にしましょう。

自己紹介

一次面接では、最初に自己紹介を求められることが一般的です。

自己紹介では、以下の内容を盛り込みます。

・大学名
・学部
・氏名
・自己アピール

なお、一次面接では自己PRを別途質問される可能性が高いため、趣味や特技、大学やゼミの専攻内容、アルバイト経験などを答えてもよいでしょう。

余裕があれば、ほかの学生の回答を踏まえて内容をアレンジしても構いません。

自己紹介の回答例

△△大学△△学部の△△と申します。

大学ではインターネットと経済の関連について論文を書いています。飲食店で4年間アルバイトをしており、接客には自信があります。自身の経験を踏まえて御社の営業職で活躍できると思い、応募させて頂きました。

本日はよろしくお願いいたします。

志望動機

面接で志望動機を尋ねるのは、入社意欲の高さを確認するためです。

志望動機を伝える際のポイントは以下のとおりです。

・他社ではなくこの企業で働きたい理由を明確にする
・自己紹介や自己PR、ガクチカの内容と関連づける

仮に、業界や職種に対する志望度が高くても、この会社である理由が伝わらなければ不採用になる可能性があります。

回答全体に一貫性があると評価が高まりやすいため、企業が求める人物像を意識して内容をまとめることも大切です。

志望動機の回答例

私は、人間関係を重視する営業方針に共感したため、御社を志望しました。

私は人と話すことが好きで、飲食店のアルバイトでも常連のお客さまと他愛のない会話をすることが楽しみでした。また、大学では経済を専攻しており、モノを売ることに興味があります。

御社の営業職は、新規開拓をしないルート営業が中心で、長年お付き合いのある取引先の方との関係性を維持することが重要だと伺いました。御社の営業に対する考え方に共感できる部分が非常に多く、御社の一員として活躍したいと思いました。

自身の持ち前のコミュニケーション能力を活かして、1日でも早く売上に貢献できるよう精進いたします。

学生時代に力を入れていたこと

「ガクチカ」とも呼ばれる「学生時代に力を入れていたこと」という質問も、一次面接の定番です。

ガクチカを聞くことで、当時の具体的なエピソードから学生の人間性や価値観を判断します。

特別な経験である必要はないので、自分らしさがあり、志望動機の裏付けになるようなエピソードを話しましょう。

ガクチカの回答例

私は、サークル活動でのコミュニケーションを活発にすることに力を入れてきました。

私は大学でテニスサークルに入りましたが、同学年の仲間でテニスを楽しむことが中心で、縦のつながりがほとんどありませんでした。私たちが1年生のときは、上級生と関わる機会はほとんどなく、4年生の送別会で初めて話す先輩もいたほどです。

そこで私は、縦のつながりをつくることを同期に提案し、2年目からは後輩と関わる機会を設けました。まず、新入生が入ったタイミングで歓迎会を開催して、新入生が2年生に話しかけやすい雰囲気をつくりました。

その後も、キャンパス内で後輩を見かけたときに積極的に話し掛けるなど、後輩とのつながりをつくることを意識してきました。

最近では、学年を超えたペアでテニスの試合をするなど、先輩後輩の繋がりができてきたと思います。同期と密にコミュニケーションをとりながら、後輩との関係性を築けたことで、たくさんの後輩と仲良くなれました。

この経験で、わたしはコミュニケーション力に自信がつきました。御社でも、このコミュニケーション力を活かして取引先の方とよい関係を築いていきたいです。

自己PR

自己PRに関する質問も一次面接でされるケースが多いです。

・△分以内で自己PRをしてください
・あなたがほかの人より優れているところは何ですか
・あなたのセールスポイントを教えてください

自己PRを直接的に聞かれない場合もあるため、質問の意図を適切に汲み取りましょう。

自己PRに関して質問された際は、具体的な経験を交えて仕事にどう活かせるかを伝えるのがポイントです。

自己PRの回答例

私は、どんなことでも求められている以上の結果を出せるよう努めています。

飲食店でアルバイトをしていますが、私がアルバイトを始めた4年前は、店舗の売上が上がらないことが課題でした。

そこで、私は自分が担当するお客さまの注文単価を上げたいと考え、人気メニューや期間限定メニューなどを積極的におすすめしていきました。断られることも多いですが、私の話を聞いて注文を追加してくださったお客さまが、「あのメニューおいしかったよ」と言って帰られるときはとても嬉しかったです。

よく来店されるお客さまには顔を覚えて頂き、「あなたがおすすめするなら美味しいだろう」と注文してもらえることも増えました。

もちろん私だけの結果ではありませんが、今では私が勤める店舗は地域内トップクラスの売上になりました。

現状を踏まえた打開策を自ら考えて行動できる強みを活かして、御社でも与えられた仕事以上の結果を出せる人材になりたいと思います。

希望職種

企業によっては一次面接で希望職種を質問する場合があります。

・企業研究ができているか
・入社後のビジョンを見据えているか
・入社意欲はどの程度あるのか

抽象的な回答をしてしまうと、志望意欲が低いと判断されかねません。

自己分析と企業研究を踏まえて、説得力のある内容にまとめることが大切です。自己PRや志望動機との一貫性も意識できるとよいでしょう。

希望職種の回答例

私が希望する職種は営業職です。

私は、大学1年生からバスケットボールサークルに所属しています。私は大学生になるまでバスケットボールをほとんどしたことがなかったため、所属したての頃はサークルに馴染めませんでした。

スキルの差も大きかったので、授業が終わると体育館に行き、自主練を重ねて上達に励みました。その結果、大学3年生の春にはレギュラーを獲得でき、試合に出場できるようになりました。

御社の営業ではチームで契約を獲得する側面がありつつ、個人のスキルが問われるとお伺いし、自身の継続力を活かせると考えております。

御社に入社できた暁には、売上への貢献はもちろん、営業力を磨いて組織を引っ張れるような存在になりたいです。

入社後にやりたいこと

入社後にやりたいことを一次面接で質問するケースもあります。

入社後にやりたいことを質問する理由は以下のとおりです。

・自己分析がしっかり行えているか
・企業理解ができているか
・ビジネスパーソンとして明確な意思・志があるか

入社後にやりたいことを明確に答えられると、企業からの評価は自然と高まります。

就職活動は内定がゴールではなく、就職してからが本当のスタートです。自分なりに掲げる就職後のビジョンを明確に伝えましょう。

入社後にやりたいことの回答例

私が御社に入社してから実現したいことは、海外支社の営業担当として御社の商品をより多くの人に届けることです。

御社は、数年前からアジア圏を中心に途上国に進出していると伺い、人口増加が見込まれる地域に積極的に展開する経営方針が強く印象に残りました。

日本から世界に向けて積極的に展開していく姿勢は、私自身のキャリアとしても目標にしていたもので、御社に入社できれば常にやりがいを持って働けると考えました。

大学で専攻している△△で培った知識と、△△への海外ボランティア経験を活かして、御社の売上に貢献したいです。

入社後にやりたいことの答え方は「どんな仕事がしたいかと就活の面接で質問された際の答え方」も参考にしてください。

逆質問

面接の最後には、就活生が面接官に質問をできる「逆質問」の時間を設けている場合もあります。

企業が逆質問をする狙いは以下のとおりです。

・入社意欲の高さを判断したい
・コミュニケーション力を判断したい など

逆質問をしないと「企業への関心がない」「入社意欲が低い」などとみなされる可能性が高いため、あらかじめ質問を用意しておきましょう。

・企業理念や売上高といった調べれば分かることを尋ねる
・待遇面について質問する
・応募職種(営業など)の具体的な業務内容を人事部の面接官に尋ねる

質問内容によってはマイナス評価を受けたり、面接官を困らせてしまったりするため、回答者の立場を考慮することも大切です。

逆質問の例

・御社で活躍している若手社員の方に共通する特徴はありますか
・競合他社と比べた御社の強みを教えてください
・入社前に学んでおくと役に立つ知識や資格があれば教えてください
・本日の面接で、私に改善点があればご指摘頂きたいです

逆質問をもっと詳しく知りたい人は「就活の逆質問例50選!一次面接から最終面接における考え方や注意点も解説」をご覧ください。

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一次面接の質問回答を考えることのほかにできること

一次面接は質問内容をある程度予測できるため、回答を考えるだけでも対策は可能です。

ここでは、質問回答を考えることのほかにやっておきたいことを解説します。

自己分析で就活の軸を見直す

一次面接に臨む前に、あらためて就活の軸を見直すと回答の一貫性を出しやすくなるためおすすめです。

就活の軸は、企業を選別する基準や就職するにあたって譲れない価値観と言い換えられます。

一次面接で質問される項目は基本的な内容が多く、根本的には就活の軸に沿って回答できるものです。

想定される質問に対する回答を書き出したうえで、それぞれが就活の軸に基づいて答えられているか見直してみましょう。

就活の軸の見つけ方は「就活の軸とは?見つけるための4つのステップや回答のコツを例文付きで解説」で詳しく解説しています。

模擬面接で練習しておく

質問回答を紙に書き出すだけでなく、模擬面接をして実際に言葉にする練習も重要です。

模擬面接をすることで、以下のようなさまざまな気づきを得られます。

・明確に言語化できていない部分が見つかる
・思ったより早口になってしまう
・ボソボソと話している
・回答しているときの目線が定まっていない

面接は場慣れも必要なので、一次面接を受ける前に模擬面接をしておきましょう。

友人同士で面接官役を交代したり、大学のキャリアセンターや就活サイトが開催する模擬面接セミナーに参加したりして、実際に話す練習をしておくことをおすすめします。

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一次面接で落ちる人の特徴

一次面接で採用を見送ると判断されてしまう人の特徴を解説します。

そもそも、就職活動は企業と学生がマッチングする機会である以上、相性が合わないと判断されれば不採用になります。実際、相性以外の部分で面接に通過できない原因があるかもしれないため、以下の内容を踏まえて一次面接の対策を進めましょう。

礼節や社会のマナーをわきまえていない

社会人として最低限のマナーを備えていないと、一次面接を突破できない可能性が高まります。

・面接に遅刻する
・身だしなみがだらしない
・馴れ馴れしい言葉遣い など

電車が遅延するなどして遅刻するのはやむを得ませんが、遅刻するとわかった時点で連絡することは可能です。

就職すると会社の看板を背負って働くことになるため、責任感のある行動が欠かせません。

志望動機が企業の特徴を捉えていない

一次面接で回答した志望動機が企業の特徴を捉えていない無難な内容の場合も、選考を見送られる可能性が高いです。

他社にでも当てはまるような志望動機は、「ほかの会社でもよいのでは?」と捉えられかねません。

企業研究を念入りに行い、差別化やその会社でなければならない理由を意識して志望動機を作成しましょう。

質問の意図を汲み取れていない回答をしてしまう

面接官の質問の意図を汲み取れていない回答だけでなく、話の入り口と出口が変わってしまうような場合にも注意が必要です。

面接のような緊張感のある場面では、自分が何を話しているかわからなくなってしまうこともあるでしょう。

面接で回答する際は、伝えたいこと・話の結論を常に意識したうえで、面接官が知りたいことを汲み取るように心がけてください。

チグハグな回答ばかりしてしまうと、一次面接の通過率はガクッと下がってしまうでしょう。

コミュニケーションが取れていない

面接中に面接官とコミュニケーションを円滑に取れない場合、採用を見送られる可能性が高まります。

面接におけるコミュニケーションは日常生活における場合と異なり、以下の内容を含むものです。

・質問に対して正確に答えられない
・一方的に話し過ぎてしまう
・筋違いの話題を出してしまう

面接は会話のキャッチボールを楽しむ機会と捉え、「面接官から評価をされている」という感覚を持ち過ぎないようにしたほうが丁度よい緊張感でうまく話せるでしょう。

これまで一次面接で不採用になった経験がある人は、質問への回答や当時の状況を冷静に振り返ってみてください。

雰囲気が暗く自信がなさそう

学生自身の雰囲気が暗く、自信のなさそうな姿を見ただけで採用を見送られる可能性もあるでしょう。

企業の採用担当者も初めて学生と対面するため、第一印象が合否に大きく影響します。

・声が小さい
・回答する際に目が泳ぐ
・表情が固くて暗い
・猫背になっている

採用担当者の立場に立てば、学生が上記のような様子の場合、積極的に採用したいとは思わないはずです。

自身の様子を客観的に見たい人は、模擬面接を活用しましょう。動画撮影すれば質問に回答する様子を冷静に分析できます。マイナス評価になりそうな項目を一つずつ消していくことで、着実に内定獲得に近づくでしょう。

面接対策をもっと詳しく知りたい人は「面接に落ちる理由10選!今すぐできる対策やフェーズ別の評価基準も解説」をご覧ください。

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一次面接の質問にうまく答えられるか不安なあなたへ

一次面接は減点方式で応募者を絞り込んでいくのが特徴で、質問は基本的な内容が多く、質問数は多くて5つほどなので対策はしやすいでしょう。

しかし、「思うように話せずいつもうまくいかない」「緊張してしまって空回りしてしまう」などと悩む学生は多い傾向です。

面接対策があまりできておらず、このまま面接本番を迎えるのを避けたい人は、就活のプロに相談しましょう。

就活エージェントのキャリアチケットは、キャリア形成や企業の採用活動に精通したアドバイザーが、あなたの就職活動をトータルサポートしています。

模擬面接の実施や自己分析のサポート、志望動機の添削など、あなたの就活成功を後押ししているので、就活をうまく進められる自信がない人は、ぜひお気軽にご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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