ほかの就活生に差をつけよう!説明会ですべき質問例

このページのまとめ

  • 説明会で質問することで、積極性や意欲をアピールできる
  • 説明会では調べれば分かることやネガティブな質問は避ける
  • 良い質問は企業とのミスマッチ防止にもつながる

企業説明会にはじめて参加するとき、参加のマナーや事前の準備など、不安な点が沢山ある方も多いのではないでしょうか。今回はその中でも、説明会のときの質問の仕方について解説します。基本のマナーから質問例をしっかりとおさえることで、採用担当への印象アップにつながるほか、企業研究に役立てることができます。採用担当目線で解説するので準備万全で挑みましょう!

目 次
 

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説明会の種類から事前に内容を理解しておく

就活における説明会とは、企業側が就活生に向けて自社をアピールする場のことを指します。企業理念を深めるべく、参加する就活生がほとんどです。
説明会と一口に言っても、「合同説明会」と「会社説明会」の2種類に大別できます。それぞれどのような特徴を持つのか見ていきましょう。

合同説明会

合同説明会とは、複数の企業が集まり一緒に説明会を開催するイベントのことを指します。事業内容や事業の規模など企業の基本的な情報を説明している会です。
各企業ごとにブースを設けており、その中で説明会が開催されます。1回の説明会につきおおよそ20分から30分くらいの時間が設定されており、1日でたくさんの企業の情報を収集できるのがメリットです。
ただし、時間が短いため1つの企業に対し深く情報収集するのは難しいでしょう。志望企業がしっかり定まっていない人や忙しい就活生に向いているイベントです。

会社説明会

会社説明会は、企業説明会や就職説明会とも呼ばれ、一社が独自で行うものを指します。会社概要や業務内容などの基本的な情報のほか、先輩社員の声や社風についても知ることができる、充実した内容です。
企業サイトには掲載していないような情報を知れることも多いので、志望企業がある程度定まっている人には有意義な会といえるでしょう。企業やプログラム内容によって異なるものの、説明会の時間は1時間から2時間を予定している企業がほとんどです。

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説明会での質問は意欲をアピールするチャンス

基本的に説明会とは、企業側のプレゼンがメインです。しかし、合同説明会でも会社説明会でも質疑応答の時間が設けられています。質問しないことでその後の選考に大きく影響を及ぼすことは基本的にはないものの、質問することで名前と顔を覚えてもらえ選考が有利に働く可能性もゼロではないでしょう。説明会は自発性や仕事への意欲などをアピールできる機会です。せっかくの機会なので、企業理解を深めるためにも積極的に質問しましょう。

ただし、調べれば分かることや相手が答えづらいことを質問するのは避けたほうが無難です。次項で具体的な質問例やマナーを解説しますので、質問が逆効果にならないように準備を行いましょう。

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目的別に説明会で聞く質問例を紹介

ただ説明を聞きに行くという受け身のスタンスではなく、どういうことを知りたいのか事前に質問内容をしっかり準備しておくことをおすすめします。
自分が何を知りたいのか、自分が思い描いている未来を築けるのかなど、自身の就活の参考になる内容を軸に質問を考えてみてください。事前に複数準備しておき、説明会当日に湧いた疑問点も聞くようにしましょう。
ここでは、何を聞けば良いか分からないとお悩みの人のために、いくつか質問例をご紹介いたします。

自分自身の軸と企業があっているかを確認する質問

・◯◯さんは学生時代どのような就活軸を持っていましたか
・◯◯さんが感じるやりがいについて教えてください
・仕事をする中で大切にしている思いや心構えは何ですか
・どのようなキャリアの目標を持った社員さんが多いですか

入社の意欲、入社後の仕事への意欲をアピールする質問

・入社までに身につけておいたほうが良い知識や取得しておくべき資格はありますか
・入社後にぶつかる壁として、覚悟しておくべきことはありますか

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説明会で質問するときのマナー10箇条

最後に、守っておくべき質問時のマナーについて見ていきましょう。

1.名乗る

最初に学校名と氏名を述べてから質問します。

2.大きな声でハッキリと

参加者全員に聞こえるくらいの声量でハッキリと発言します。

3.質問は基本的に1つ

なるべく1つに絞り質問するようにしましょう。どうしても複数したい場合には、「◯つ質問させていただきたいのですが、よろしいでしょうか」と事前に了承を得るようにします。多くても2つまでにしておくほうが無難です。

4.質問内容は簡潔に

前置きはせずに聞きたいことを簡潔に述べます。質問する時間は30秒程度が目安です。前置きがあった方が丁寧な印象はありますが、ここでは他の就活生に配慮して、短い時間で質問をしましょう。

5.調べれば分かることは聞かない

「御社の企業理念について教えてください」など、企業サイトを見れば分かることを聞くのはマナー違反です。企業研究の不十分さをアピールしてしまいます。十分なリサーチの上で、出た疑問点を質問するようにしましょう。

6.自分にしか関係のないことは聞かない

「◯◯に住んでいますが交通費は出ますか」「◯◯の強みを持っているのですが、御社で活かすことはできますか」など、ほかの就活生に関係のない自分勝手な質問は避けましょう。自己中心的な印象を与えてしまいます。

7.ネガティブな質問はしない

「残業時間はどのくらいですか」「離職率はどのくらいですか」など、企業側が答えづらくイメージダウンになりかねない質問は避けましょう。

8.待遇関連の質問は避ける

「資格を取るとどのくらいの手当がもらえますか」「前年度のボーナスの支給実績を教えてください」などの質問は、待遇ばかりを気にしていると思われてしまいます。労働意欲に疑問が残ってしまうため避けましょう。

9.既出の質問はしない

ほかの就活生がした質問はしないようにしましょう。話を聞いていなかったのかとマイナスな印象を与えてしまいます。適宜メモを取りながら、質問内容が重複しないよう注意してください。

10.最後にはお礼を伝える

回答をもらったら「ありがとうございました」と一言お礼を述べましょう。

いかがでしたか?自分一人での企業研究では限界があるため、説明会をチャンスの場であると捉えることが大切です。就活を有利に進めるためにも疑問をしっかり解消しに行くというスタンスで臨みましょう。

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本記事の執筆者

村上明日香(むらかみあすか)

大学3年生の秋に大手・ベンチャーともに複数内定を獲得し、レバレジーズ株式会社に新卒入社。インターン時代から就活セミナーの企画運営に携わり、1年目から支店の立ち上げのメンバーとして関西を中心に延べ1000名以上の就活支援に携わる。入社3年目の現在は新入社員向けの研修企画や育成業務を担当している。

 

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