就活に役立つOB訪問の活用法

このページのまとめ

  • OB訪問をすることで入社後のミスマッチを事前に防ぐことができる
  • OB訪問は自己分析を深めることに繋がる
  • 大学のキャリアセンター、サークルやゼミの先輩の紹介などで訪問先を探す
  • OB訪問は基本的にスーツで、時間を守る、感謝の気持ちを伝えるなどのマナーに気をつける
  • 効果的な質問は、志望動機や自己PR、自己分析、業界研究に関するもの

OB訪問をすると、志望動機や自己PRがまとまりやすくなったり、より説得力を持ったものになったりします。面接においても、OB訪問で感じたことを織り交ぜることで、熱意が伝わりやすくなるかもしれません。可能であれば、志望している企業のOBに直接会って話を聞く機会を持つことをおすすめします。

 

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OB訪問を詳しく知ろう

OB訪問の全体像をご紹介していきます。

OB訪問の有用性

OB訪問をすると、会社のホームページや書籍だけでは知ることができなかった会社の雰囲気や社員の方々の人となりを知ることができます。将来自分がその会社でやりがいを持って働くためにも、社風を知っておくことは大切なことです。
企業説明会や座談会では会社の良い面にスポットライトが当たりがちで、悪い面を知ることは難しい傾向にあります。OB訪問をして自分の目で会社の悪い面を見ることで、入社後にギャップを感じるリスクを減らし、ミスマッチを事前に防ぐことができるかもしれません。

OB訪問の目的

OB訪問をするうちに、魅力的だと思える会社や社員の方々が出てくるでしょう。逆に、この会社のこの面は嫌だという部分が出てくる可能性もあります。その中で、自分はどこに魅力を感じているのか分析したり、魅力を感じなかった場合は、なぜ感じなかったのか要因を探ったりすることで、自己分析を深めていくことができるでしょう。
自己分析が深まれば、自分に合いそうな会社を効率的に見つけることができるようになります。本格的に選考が始まったら、志望動機や自己PRを的確に伝えられるはずです。

OB訪問を始める時期

OB訪問を始める時期は、早ければ早いほど良いでしょう。就活生が本格的にOB訪問を始めるのは、本選考の3ヶ月前くらいです。この時期にOBとアポイントメントを取ろうとすると、すでにOB訪問の約束が入っていることもあります。特に人気のある企業では、この傾向が顕著です。
早く開始すれば、それだけ多くのOBと会うことができます。OB訪問を行っていく中で、もっと年次が上の人の話を聞いてみたい、今度は別の職種の人と話がしたい、というように興味の幅も広がっていくものです。早い時期から始めることで、多くのOBとアポイントメントを取ることができるでしょう。
始める時期は早すぎるということはないので、今すぐにでも動き出すことをおすすめします。

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どうやってアポイントメントを取る?

OB訪問でアポイントメントをとる方法には、電話とメールの2種類があります。
どちらの方法にしても、OBは日々の仕事で忙しい中、OB訪問の時間を作ってくれているので、このことに対する敬意をしっかりと示すようにしましょう。
電話やメールだけでなく、サークルの先輩の紹介を通じてアポイントメントを取ることがあるかもしれません。その場合でも、敬意を示すことは忘れないようにしましょう。仲の良い先輩だからといって失礼な態度をとってしまうと、自分自身だけでなくOBを紹介してくれた先輩の評価まで下げてしまいます。

訪問先の探し方

各大学のキャリアセンターには、卒業生の中でOB訪問を受けてもよいというOBのリストがあります。そのリストを使って連絡を取り、日程調整を行うのも1つの方法です。
その他には、サークルやゼミの先輩を通じて紹介してもらって連絡を取るという方法があります。

メールでアポイントメントを取る方法

OB訪問メールの例文をご紹介します。

件名:【OB訪問のお願い】○○大学・鈴木太郎
××株式会社
○○部△△課
山田 二朗 様

初めてメールをお送りいたします。
私、◯◯大学の鈴木太郎と申します。

本大学のキャリアセンターの名簿で山田様のことを知り、本日は、OB訪問のご依頼でご連絡させていただきました。
ご多忙中とは存じますが、山田様のご都合の良い日時をお教えいただければ幸いです。

お忙しいところ、お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
鈴木太郎(Suzuki Taro)
電話:00-111-2222
携帯:090-123-4567
Mail:T_Suzuki@××××.ac.jp
ーーーーーーーーーーーーーーー

電話でアポイントメントを取る方法

電話でアポイントメントを取る場合のやりとりの例をご紹介します。

OB訪問をする方と別の方が電話に出ることもあるでしょう。その場合は、「お忙しいところ恐れ入ります。◯◯大学三年生の鈴木太郎と申しますが、△△課の山田二朗さんはいらっしゃいますでしょうか?」と伝えます。

電話を取り次いでもらったら、「◯◯大学の鈴木太郎と申します。キャリアセンターの名簿で山田さんを知り、お電話させていただきました。現在就職活動を控えており、企業研究で御社に大変興味を持ちました。そしてぜひお話を聞かせていただきたいと考えお電話させていただきました。お忙しいところ大変恐縮ですが、OB訪問のお時間いただくことはできますでしょうか?」と伝えましょう。
了承が得られたら、日程調整を行って下さい。

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OB訪問の注意点

最後に、OB訪問をする際の注意点をご紹介します。
まずは、時間厳守が基本。待ち合わせの30分前までには面会場所の最寄り駅に着き、カフェなどで面会時間を待つのが理想です。遅くとも10分前までには待ち合わせ場所に着くようにしてください。
服装は、リクルートスーツに就活バッグが基本です。名刺を渡される可能性もありますので、名刺入れも持って行きましょう。自分の質問はA4サイズ1枚に印刷して持って行くと良いでしょう。相手用と自分用の2枚用意して行くことをおすすめします。前日までに準備して、OBにメールで事前送付し、プリントアウトしたものを筆記用具と一緒に持って行ってください。
また、OB訪問はあくまでもOBとの会話なので、一方的な質問タイムではないということを覚えておきましょう。質問したいことは、会話の中で自然に聞くようにしてください。
OBの方は、自分も仕事をしている中で、貴重な時間を割いてくれています。OBに会ったらまず最初に、「本日はお忙しい中ありがとうございます」とお礼を言いましょう。OB訪問の最後にも、必ず感謝の気持ちを伝えてください。面会場所を出て解散する時に、もう1度お礼を言うことをおすすめします。帰宅したら、すぐにメールで感謝の気持ちを伝えましょう。

OB訪問で必ずしたい質問

OB訪問で必ずしたい質問としては、志望動機に関する質問や自己PRに関する質問、自己分析や業界研究に関する質問があります。
1つ目は、自分の書いている志望動機に説得力があるか、自分の志望動機の根拠となった情報が正しいかを確かめるための質問です。2つ目は、自分の書いている自己PRが魅力的かどうかを検証するための質問。3つ目は、自己分析や業界研究をより深めるための質問です。

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