薬学部卒のおもな就職先9選!就職率や推定年収・就活のスタート時期を解説

このページのまとめ

  • 薬学部生は医療機関や調剤薬局、製薬会社など就職先の選択肢が幅広い
  • 薬学部卒の学生の実就職率は約84%
  • 薬学部生の就職活動は、大学4年生の後半からスタートするのが理想的

薬学部卒のおもな就職先9選!就職率や推定年収・就活のスタート時期を解説のイメージ

「進路が限られてしまうのではないか」「実際どのように働くのか」といった悩みを抱えている薬学生へ。

この記事では、薬学部卒が活躍できる9つの就職先について紹介します。また、薬学部卒の実就職率や、職種ごとの就職難易度についても解説します。

年収や就職活動のスタート時期など就活を控える学生が気になる内容もまとめたので、自分に合った就職先を見つけるために参考にしてください。

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目 次

薬学部卒の代表的な就職先4選

薬学部卒の就職先として代表的なのが、知識を活かして存分に活躍できる病院や調剤薬局などの医療関係機関です。医療関係機関の種類とそこで担う業務について解説します。

病院・医療施設

薬剤師資格の取得によって、病院や医療施設内の薬剤師として活躍できます。処方箋のとおりに薬を調剤するだけではなく、薬剤アレルギーや飲み合わせの可否も確認する仕事です。

また、病棟へ赴き、患者様と信頼関係を築きながら病状確認や服薬説明を行います。病院内で行われる治療全体を把握できるため、処方する薬が何の役に立っているかが分かりやすいのが特徴です。

実践的に薬学に関する知識を深められるだけでなく、患者様と直接的に関われるやりがいのある仕事といえるでしょう。

病院薬剤師の大きな特徴は、患者様に直接関われることです。病院や医療施設を就職先として検討する場合は「就活で病院を見学する時の質問内容は?マナーや失敗しないポイントも紹介!」の記事も参考にしてみてください。

調剤薬局

調剤薬局では、医療施設で発行された処方箋に基づき、調剤業務を行います。多くの調剤薬局は医療施設の近くに立地しています。診療科にそった薬品を揃えているので、より専門的な知識を身につけたい人におすすめです。

また、求人数は多い傾向があるため、就職先の選択肢も豊富です。待遇や勤務地など条件面から選びやすいのも調剤薬局に就職するメリットといえるでしょう。

ドラッグストア

ドラッグストアでは、薬を購入するお客様に効能や使用方法のアドバイスをするほか、レジ会計や店舗の商品管理など、幅広い業務を担います。

コミュニケーション能力が高く、フレキシブルな対応ができる人にマッチする仕事といえるでしょう。

また、ドラッグストアの薬剤師は比較的給与が高いのも特徴です。もちろん、企業や地域によって報酬は大きく異なりますが、待遇面にこだわりたい人にはおすすめの就職先といえるでしょう。

ただし、業務範囲が幅広いため、仕事を通して薬学知識を深めたい人には不向きです。調剤の仕事にも携わりたい人は、近年増加傾向にある調剤薬局とドラッグストアが併設している店舗を選択するのもおすすめです。

ドラッグストア業界の動向について詳しく知りたい人は「ドラッグストア業界の現状と今後の動向について」の記事も参考にしてください。

製薬会社・MR

薬学部を卒業後、民間の製薬会社に研究職として入社する人も多くいます。新薬の開発に取り組んでいる製薬会社において、薬剤師は重要な存在です。開発に携わることでやりがいを感じ、高いモチベーションを保てる人も多いようです。

なお、一口で製薬会社といっても、以下のようなさまざまな職種の薬剤師が勤務しています。

・医薬品の情報提供や営業を担当する「MR」
・新薬を開発する「研究職」
・新薬の安全性や効果を確認する「開発職」 など

MRとは、医療品メーカーの医薬情報担当者(メディカル・リプレゼンタティブ)の略称です。MRに薬剤師の資格は不要ですが、仕事をするうえで薬学の知識が欠かせません。そのため、薬学部卒が多く活躍しているようです。

MRの仕事内容やメリットについて詳しく知りたい人は「MRで働くメリットは?仕事内容や1日の流れもあわせて解説」もご確認ください。

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薬学部卒の幅広い就職先3選

薬学部卒の就職先は、医療関係機関だけではありません。薬学部卒の活躍が期待される、さまざまなフィールドでの仕事を紹介します。

学校薬剤師

薬学部卒の就職先として「学校薬剤師」という進路もあります。

学校薬剤師とは、文字通り学校で働く薬剤師であり、大学を除く全ての学校に薬剤師を配置するよう学校保健安全法で定められています。

(学校医、学校歯科医及び学校薬剤師)
第二十三条 学校には、学校医を置くものとする。
2 大学以外の学校には、学校歯科医及び学校薬剤師を置くものとする。
3 学校医、学校歯科医及び学校薬剤師は、それぞれ医師、歯科医師又は薬剤師のうちから、任命し、又は委嘱する。
4 学校医、学校歯科医及び学校薬剤師は、学校における保健管理に関する専門的事項に関し、技術及び指導に従事する。
5 学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の職務執行の準則は、文部科学省令で定める。

引用元:e-GOV法令検索「学校保健安全法

学校薬剤師は、任命を受けた学校で環境衛生の維持・改善や医薬品および毒物の管理に関する指導と助言を行います。おもに環境衛生関連の業務に携わるため、衛生科学に関する知識が必要です。

生徒たちと関わる機会も多いため、子供が好きな人に向いている就職先といえるでしょう。

参照元
e-GOV法令検索
学校保健安全法

国家公務員薬剤師

国家公務員薬剤師は、各省庁で医薬品や食品、麻薬などに関わり、国民の安全を守る仕事です。具体的には、以下のような幅広い業務に携わります。

・医薬品の承認や審査
・新薬の開発促進、副作用対策
・食品や添加物の基準策定
・麻薬取り締まり など

なお、公務員の種類や難易度について詳しく知りたい人は「公務員の種類とは?主な職種や試験の難易度を一覧で分かりやすく解説」もあわせてご確認ください。

地方公務員薬剤師

地方公務員薬剤師のおもな勤務先は、都道府県庁や保健所、地方衛生研究所、公立病院などです。勤務先ごとに業務内容が異なるため、それぞれの特徴を確認しておきましょう。

都道府県庁

都道府県庁では、医療や環境衛生に関わる業務を担当します。また、国との連絡調整の役割も担います。

保健所

保健所で担当するのは、市町村民の安全と健康維持のための啓発活動や指導です。具体的には、薬事や環境、食品、動物衛生に関する業務を行います。

地方衛生研究所

地方衛生研究所は、おもに食品や農薬の検査・分析を行う公的な研究機関です。研究を通し、保健対策の推進や公衆衛生の向上のための業務を行います。

公立病院

公立病院に勤務する薬剤師の業務は、民間病院の薬剤師とほぼ同様です。医師が処方した薬の調剤や飲み合わせの可否を確認します。また、病棟で患者様の病状確認や服薬説明などにも携わります。

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薬学部卒の就職先は薬剤師以外もある!2つの代表例を紹介

薬学部卒の薬剤師以外の就職先を紹介します。

薬学部を卒業して、資格を取得したからといって必ずしも薬剤師になる必要はありません。最適な就職先を見つけるために、幅広い進路を検討しましょう。

化粧品・食品メーカー

化粧品会社では、おもに化粧品の研究・開発や品質管理などを担当します。

これらの業務では、薬学の知識は欠かせません。安全で効果の高い化粧品を生み出すために、多くの化粧品会社では、薬学の知識が豊富な薬学部卒を求める傾向にあります。

また、食の安全が追求されている現在、食品メーカーでも薬学に関する専門知識が重宝されています。

企業によっては植物学や調理、メイク・色彩など薬学以外の知識が必要となるケースもあるため、就職後に活用できる知識・スキルを身につけておきましょう。

なお、化粧品業界について詳しく知りたい人は「化粧品業界の現況・今後の動向について」もあわせてご確認ください。

医薬品・医療機器関連のコピーライター

広告代理店やWeb制作会社に就職して、医薬品・医療機器関連のコピーライターになるのも、選択肢の一つです。

おもな業務内容としては、医薬品や医療機器の販売を促進するための広告・文章の作成が挙げられます。

なお、コピーライターとして活躍するには薬学に関する知識はもちろん、知識を分かりやすくアウトプットするための文章力や、広告・マーケティングに関する知識・スキルが必要です。

また、医薬品・医療機器関連のコピーライターには、薬機法に則った文章作成が求められるため、関連法の知識をしっかり押さえておきましょう。

クリエイティブな仕事に興味のある人は、就職先として検討してみるのもおすすめです。

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薬学部卒の就活は難しい?就職率と職種別難易度を解説

卒業後の進路に不安を感じている学生に向けて、薬学部卒における就活の難しさを解説します。

薬学部卒の現状の就職率や職種別の就職難易度を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

薬学部卒の実就職率は約84%

一般社団法人「薬学教育協議会」が発表する「令和5年就職動向調査結果報告書(1p)」によると、6年生大学を卒業した学生の82.4%が就職を選択しています。

就職動向調査結果報告書の引用画像

引用元:一般社団法人 薬学教育協議会 - CPE -「就職動向調査結果報告書(1p)」

なお、上記の数字は単純に割合を足したものであり「実就職率」や「就職率」とは異なります。実就職率とはすべての卒業生を対象とした就職率であり、以下の計算式で導き出せます。

▽実就職率の計算式
就職者数÷(卒業者数-進学者数)×100=(5,919+2,013)÷(9,629-172+4)×100=約83.9%

実就職率は進学する学生を除いた就職者数であり、上記の表における「非就職者」や「未定」に含まれる学生が多いほど、数値が低下します。

一方、就職率とは各大学のWebサイトや公的機関の資料などで公表されている数値であり「就職希望者に占める就職者の割合」として文部科学省から定義されています。

引用元:文部科学省「文部科学省における大学等卒業者の「就職率」の取扱いについて(通知)

薬学部の就職率は非常に高いといわれており、90後半〜100%の就職率をWebサイトで掲載している大学も多いのが特徴です。

高い就職率の理由として、多くの薬学部卒が取得する薬剤師の資格が挙げられます。薬剤師は、6年制薬学部を卒業(卒業見込みも含む)すると、受験資格が得られる国家資格です。

医療機関での調剤など、薬剤師の資格がなければ行えない業務があるだけでなく、研究・開発など幅広い分野で国家資格に裏付けされた薬学の専門知識が求められています。

そのため、薬剤師の国家資格に合格できなかった場合、就職先次第で内定取り消しになってしまう可能性があります。そのような学生は表内の「非就職者」や「未定」に含まれ、実就職率を下げる要因になりますが、就職率には影響しないため2つの数字が大きく異なるわけです。

つまり、薬剤師の国家資格を習得できれば、高確率で就職先を見つけられるといえるでしょう。

なお、就職における資格の重要性についてより詳しく知りたい人は「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」もあわせて参考にしてください。

参照元
一般社団法人 薬学教育協議会 - CPE -
薬学出身者の就職動向
文部科学省
文部科学省における大学等卒業者の「就職率」の取扱いについて(通知)

職種別の就職難易度

薬学部の就職難易度は、職種によって大きく異なります。

一般的に製薬会社は難関と位置付けられており、薬剤師の国家資格を持っていても優遇されにくい傾向です。マーケティングや語学力などプラスαのスキルを求められるケースが多く、博士採用を積極的に行っている企業もあるため、旧帝大レベルの学歴が必要といわれています。

一方、調剤薬局やドラッグストアは、比較的内定を獲得しやすい傾向があります。薬剤師の国家資格が高く評価されるため、試験の結果が出る5〜6月以降に入社可能な企業が多いのも特徴です。

病院・医療施設は、法人や地域によって就職難易度が異なります。一般的に、都市部の基幹病院は倍率が高く、地方の中小規模の病院であれば、比較的内定を獲得しやすいです。

もちろん、企業の方針によっても就職難易度は変わるため、入念なリサーチをしたうえで現実的に内定を見込める企業へエントリーしましょう。

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薬学部卒は勝ち組?就職後の推定年収や将来性を解説

一般的には「勝ち組」というイメージもある薬学部卒ですが、収入や将来性などの実態が気になる学生も多いのではないでしょうか。

そのような学生に向けて、公的なデータから薬剤師の平均年収と将来性を解説するので、就職先を検討する際の参考にしてください。

薬剤師の平均年収は高い傾向にある

薬学部卒業で薬剤師の資格を取得している場合の給与水準は、一般的な会社員と比べて高い傾向にあります。

厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査( 一般労働者 職種)」によると、20〜24歳の薬剤師の平均月収は30.46万円、年収換算だと約365万円※という結果が出ています。

なお、25〜29歳の場合だと平均月収は31.44万円となり、推定年収は約377万円※です。

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 (一般労働者 新規学卒者)」によると、一般的な新卒社員の平均年収は約260万円前後※(平均月収21.7万円)であり、薬剤師の年収が大幅に上回っていることが分かります。

また、厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 (一般労働者 職種)」から薬剤師全体の平均年収を算出すると、約465万円※(平均月収38.77万円)という結果でした。

一方、厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 賃金の推移」によると、一般的労働者全体の平均年収は約374万円※(平均月収31.18万円)なので、薬剤師の方が約90万円近く年収が高いと分かります。

したがって、薬剤師の給与水準は入社初年度から安定して高い傾向にあるといえるでしょう。

※年収は「年間賞与その他特別給与額」を含めず「所定内給与額」のみから算出

将来的に高収入を目指したい人は「高給取りを目指すにはどうする?高収入を目指しやすい職種や業界を紹介!」もあわせてご確認ください。

参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況

薬剤師の将来性を不安視する声もある

現状の推定年収という観点では勝ち組といえる薬剤師ですが、将来性を危惧されている側面もあります。

厚生労働省が発表している「薬剤師の需給調査(3p)」によると、将来的に薬剤師の供給総数が需要総数を上回るという結果が出ています。

薬剤師の需給調査の引用画像

引用元:厚生労働省「薬剤師の需給調査(3p)」

また、厚生労働省の「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計(25p)」の結果から、地域によって薬剤師の数が大きく異なることも分かります。

令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の引用画像

引用元:「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計(25p)」

今後も薬剤師は、都市部ほど飽和状態になると予想されており、就活の難易度は高くなるといわれています。

さらに、調剤報酬の変化や薬価の改定などの影響により、薬剤師の収入が下がることも懸念されています。

したがって、安易に「薬剤師=勝ち組」とはいえなくなってきているのが現状です。

将来の不安を解消するためにも、薬剤師の国家資格を取得したからといって慢心するのではなく、自分の武器となるプラスαのスキルを身につける必要があるでしょう。

参照元
厚生労働省
薬剤師の需給調査
厚生労働省
令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況

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薬学部生の就職活動はいつから?スタート時期を解説

6年制の薬学部生の就活は、大学4年生の後半からスタートさせるのが理想的です。薬学部生の具体的な就活スケジュールについて解説します。

大学4年生から始めよう

薬学部の学生の場合、大学4年生のCBT(客観試験)とOSCE(客観的臨床能力試験)が終わったタイミングで就活をスタートさせるのがよいでしょう。

具体的な流れとしては、以下の就活スケジュールを参考にしてみてください。

・大学4年生後半:自己分析、業界・企業研究
・大学5年生前半:応募書類完成・選考対策
・大学5年生後半:選考・面接

薬学部では大学5年生から実習が始まり、6年生は卒業試験と国家試験に向けた試験勉強で忙しくなるため、まとまった時間を確保しづらくなります。

就活が本格化してから焦ってしまわないためにも、大学4年時の空いている時間を活用して就活準備を進めておきましょう。

早めにスタートできると応募先に選択肢が広がる

早めに就活をスタートできればその分、応募先の選択肢が広がります。

4年生のうちに業界・企業研究や自己分析などの準備を進められれば「どのような仕事が向いているのか」「どのような働き方をしたいのか」といった軸が定まった状態で就活を進められます。

早期の段階で就活の軸が明確に定まっていれば、余裕を持って自分にマッチした働き方や応募先を探しやすくなるでしょう。

また、企業によっては、内定者に国家試験対策や費用のサポート制度を設けている場合もあります。早めに就活をスタートさせれば、就職先や国家試験への不安が和らぎ、心の余裕にもつながるでしょう。

大学4年生3月までに進めておきたい就活準備

大学4年生の3月までに進めておきたい就活準備の内容を具体的に解説します。万全の状態で就活のスタートダッシュを切るためにも、それぞれの進め方を確認しておきましょう。

自己分析

就活準備を始めるにあたって、最初に着手するべき項目が自己分析です。

自己分析とはこれまでの経験を洗い出し、自分の性格や長所・短所、価値観を見つめ直す作業です。
一般的には、以下のような流れで自己分析を進めていきます。

1.自分史を作成する
2.印象的なエピソードを掘り下げる
3.いくつかのエピソードのなかから自分の長所と短所を分析する
4.過去と現在の2つの観点から将来どうなりたいかを考える
5.1〜4の情報を統合して理想的な就職先の条件を書き出す

自分の特徴や将来のビジョンを客観的に理解することで、企業選びの方向性や内定につながるアピールポイントを発見できます。

自己分析のやり方やメリットについて、さらに詳しく知りたい人は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」もあわせてご確認ください。

業界・企業研究

自己分析と並行して進めておくべき就活準備が業界・企業研究です。

自己分析が自分の理想やアピールポイントを見つめ直す作業であるのに対し、業界・企業研究は相手となる企業側の長所・短所を理解するための作業といえます。

具体的には、薬剤師の就職先候補となる病院や調剤薬局、ドラッグストアなど業界全体の特徴や各企業の関係性、将来性などを総合的にリサーチします。

そのなかで応募先の候補となる企業をいくつか選び、以下のような項目を調べていくのが一般的です。

・企業の正式名称や所在地、資本金などの基本情報
・企業の経営理念、社風
・具体的な仕事内容
・利益の基盤となっている商品、サービス
・業界内の位置付け、代表的な競合他社 など

また、OB・OG訪問や会社説明会などに参加して、リアルな意見や職場の雰囲気を肌で感じることも重要です。リサーチした情報と自己分析の結果を照らし合わせて、自分の理想にマッチする企業なのかを判断しましょう。

業界・企業研究の効率的なやり方やコツを知りたい人は「業界研究の効果的なやり方を解説!会社説明会やセミナーには行くべき?」「企業研究のやり方と就活に活かすコツを解説!効率的な進め方とは?」もあわせてご確認ください。

エントリーシートの作成

可能であれば大学4年生のうちに、エントリーシートを作り始めておくことをおすすめします。

早めに着手できれば、その分内容をブラッシュアップする時間が増えるため、効果的なアピールにつながるエントリーシートに仕上がるでしょう。

エントリーシートで質問される内容は企業によって異なりますが、頻出する項目としては以下のようなものが挙げられます。

・志望動機
・自己PR
・ガクチカ(学生時代、力を入れたこと)
・長所、短所 など

エントリーシートの項目は被るケースも多いですが、使い回しはせず、それぞれの企業に合わせた内容を作成しましょう。

エントリーシートの正しい書き方を知りたい人は「エントリーシートの正しい書き方は?ポイントを知ろう」もあわせてご確認ください。

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就職活動をスムーズに進めたい薬学部の学生へ

就活時期を迎えた薬学部生のなかには「学業や研究との兼ね合いでスムーズに就活を進められない」「具体的にどのように就活準備や対策を進めたらよいか分からない」などの悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。

就活でお悩みの薬学部生は、就活エージェントに相談してみるのもおすすめです。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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