SPIのテストセンターは事前対策が必須!特徴を押さえて正答率を上げよう

このページのまとめ

  • SPIとは、新卒採用で多くの企業が導入する適性検査
  • テストセンターはSPIの4つの受検形式のうちの1つ
  • SPIは問題パターンが決まっているので事前の対策が効果的

SPIのテストセンターは事前対策が必須!特徴を押さえて正答率を上げようのイメージ

就活でよく出会う適性検査、SPI。
受検形式は全部で4つありますが、その中でもテストセンターに特徴的な仕組みがあるのをご存知ですか?
テストセンターの特徴をきちんと理解しておくと、当日落ち着いて受検に臨めるでしょう。
今回はSPIの概要とテストセンター受検の手続きの流れ、対策のヒントをご紹介していきます!

目 次
 

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そもそもSPIとは

SPIとはリクルートキャリアが開発・提供している適性検査の一種。新卒採用において多くの企業が導入しており、就活をしているとかなりの確率で出会う検査です。

SPIには「能力検査」と「性格検査」があり、前者は仕事に必要な基礎的な能力をはかる検査、後者は応募者の人柄や適性、組織との相性を確かめる検査です。
能力検査では、言葉の意味や文章の読み取り能力を問う「言語分野」と、数的な処理能力や論理的思考力を問う「非言語分野」からの出題があり、言語分野からは国語のような問題、非言語分野からは算数や数学のような問題が出るのが特徴です。

企業は面接に呼ぶ応募者を絞り込んだり、面接だけではわからない応募者の能力や適性を探ったりという目的でSPIを活用しています。入社後の配属先を決める参考にSPIの結果が使われることもあるようです。

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テストセンターって何のこと?

テストセンターとはSPIの受検形式の1つです。SPIには4つの受検方法があり、どの形式で受検するかは応募企業によって異なります。

テストセンター

リクルートキャリアが用意した専用会場でパソコンを使って受検する形式。電卓を使うことはできません。

Webテスティング

インターネット環境がある自宅や大学のパソコンで受検する形式。企業が指定した期間内であれば、自分の好きなタイミングで受検できます。また、電卓などの道具を使うことが可能です。

インハウスCBT

企業が用意した会場でパソコンを使って受検する形式。電卓を使うことを前提とした設問となっています。

ペーパーテスティング

企業が用意した会場でマークシートで受検する形式です。

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テストセンターの特徴

テストセンターには次のような特徴があります。

1問ずつの時間制限がある

パソコンを使ったSPIでは、全体の受検時間とは別に1問ずつの時間制限があります。規定の時間が過ぎると画面が自動的に切り替わるため、問題は素早く解答しなければなりません。

私物の持ち込みが禁止されている

電卓や時計など、私物の持ち込み・使用は認められていません。計算問題は会場から配布される筆記具とメモ用紙を使って解くことになります。

結果を複数企業で使いまわせる

「前回結果送信」といって、テストセンターで受検したSPIの結果は複数企業で使いまわすことができます。SPIの結果は本人にも知らされないので、「できが良かった」という感触があった回を使いまわすのが良いでしょう。
なお、前回結果送信ができるのはテストセンターでの受検を指定してきた企業に限られます。

英語検査と構造的把握力検査がある

テストセンターに限り、企業によって能力検査の内容に「英語検査」と「構造的把握力検査」がプラスされます。

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テストセンター受検までの流れ

テストセンターを受検するまでの流れをご紹介していきます。

1.企業からの案内メールを受け取る

企業からの受検案内メールに、「受検期限」「企業別受検ID」「手続きページのURL」が記載されていることを確認し、指定されたURLのページに進みます。

2.テストセンターIDを取得する

初めてテストセンターを受検する場合は、指定されたURLのページに企業別受検IDを使ってログインし、画面の指示に従ってIDを取得しましょう。
テストセンターIDはほかの企業でも使うので、就活が終わるまで紛失しないようにしてください。

3.受検会場を予約する

メールに記載されたURLのページから受検日と会場を仮予約します。なお、前回結果送信を行う場合はこの時の予約画面で手続きします。

4.性格検査を受検する

仮予約が完了すると性格検査の案内メールが届くので、メールの指示に従って性格検査を受検しましょう。性格検査の受検が終わると本予約が完了となります。メールに記載された期限内に受検しないと、受検会場の仮予約がキャンセル扱いになるのでご注意ください。
性格検査はパソコンでもスマートフォンでも受検できます。

5.予約した会場で能力検査を受検する

当日は予約した会場を訪れ、能力検査を受検します。持ち物は、顔写真がついた身分証明書と受検票(予約完了画面を印刷したもの)の2つ。受検のピーク時期は受付が込み合う可能性があるので、10~15分前に到着するようにしましょう。能力検査と性格検査の結果は、検査終了後に合わせて企業に送信されます。
以上がテストセンター受検の流れですが、人気の会場はすぐに埋まってしまう可能性があるので、案内メールが届いたらすぐに予約手続きを行いましょう。

 

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キャンセル・日程変更をしたい場合

予約後に急用が入ってしまったり、体調が悪くなってしまったりして受検が難しくなってしまうこともあるでしょう。試験開始時刻の1時間前までであればテストセンターの予約サイトからキャンセルもしくは日程変更の手続きが可能です。
受験開始時間の1時間前を過ぎた段階で都合が悪くなってしまった場合には、会場に直接問い合わせることでキャンセル手続きが可能です。受検会場の連絡先は受検票や予約完了メールに記載されていますので、確認しておきましょう。受験が出来ないと分かった時点で、速やかにキャンセルを行ってください。

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テストセンターを対策した方がいい理由

SPIは毎年出題パターンが似通っているので、対策をすれば確実に正答率を上げられます。特にパソコン受験は1問ずつの時間制限がシビアなため、素早く解くためにも事前に問題に慣れておかなくてはなりません。

SPIは市販の参考書が多数出ているので、解説などを読んで自分に合ったものを探し、まずは一通り解いてみましょう。
問題を一巡すると自分の得意・苦手分野がわかるので、解説を読みながら苦手な問題やミスした問題を復習します。ここは時間をかけても良いので、自力で正解を導き出せるまで何度でもチャンレンジしましょう。
問題を解く時は制限時間を設定し、なるべく短時間で解答できるように練習するのも有効です。言語分野は語彙を増やし、非言語分野は公式を覚えるのが解答時間を短縮するコツ。
最初は難しいと思っても日数をかけて繰り返し問題を解くことで、確実に力が身につくでしょう。

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本記事の執筆者

東 優子(あずま ゆうこ)

新卒ではインテリア会社に入社し、年間売上約2億5千万円規模の店舗の店長を務めていた。転職後、レバレジーズ株式会社へ入社し、キャリアチケットのコンサルタントとして文系・理系問わず約1000人以上の学生のキャリア支援を行っている。

 

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