このページのまとめ
- リクルートスーツを選ぶときは「正しいサイズ」「色」「柄」がポイント
- 男性の場合はボタンの留め方、ズボンの裾、ネクタイ、ベルト、靴下などに気をつける
- 女性の場合はストッキングの色や靴の選び方に気をつける
- スーツ以外にも、「鞄」「シワ」「ポケット」などに注意する
就職活動では「リクルートスーツ」の準備が必要ですが、学生の中には初めて購入する人や、「何を選んで良いのか分からない」という人もいるでしょう。
スーツは第一印象を左右する大切な要素です。このコラムでは就活にふさわしいスーツの特徴や、着用時の注意点について詳しく解説しています。面接官に好印象を残せるよう、ポイントをチェックしておきましょう。
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リクルートスーツを選ぶときの基本
まず、リクルートスーツは年間を通して着用できるように、夏物や冬物は避けてオールシーズン使えるものを選びましょう。その他、選ぶときのポイントについて、項目ごとに詳細をまとめました。
正しいサイズを選ぶ
スーツを購入するときに大切なのは、体にフィットした「正しいサイズ」を選ぶこと。サイズが大きいとだらしない印象になりますし、小さいと窮屈で動きにくそうに見えてしまいます。購入時に気をつけたい点を以下にまとめました。
・肩幅→きつ過ぎず大きず、フィット感があり、腕が動かしやすいかどうか
・背面→男性はスリットが中心か左右にあるタイプがベター、女性はすっきり見えてぴたっと感があるもの
・着丈→男性はヒップが隠れる長さ、女性は尾てい骨のやや上ぐらいの長さ
・袖丈→男性はインナーシャツの裾ボタンがやや見える長さ(目安は1.5cm)、女性は袖口からシャツが出ない長さ
・裾丈→靴の甲に少し触れる長さ
・スカート丈→膝が半分ほど隠れる長さ(座ったときに膝上10cm以上にならない程度)
・Vゾーン、胸周り→ボタンを留めたときにシワが寄っていないか、ゆとりがありすぎないか
自分だけでは分からないときは、店員に相談するなどして、サイズを確認しましょう。また、既成のサイズでちょうど良いものがない場合は、裾上げすることをおすすめします。
スーツの色、柄
就活シーンで使うスーツの色は「黒」または「紺」、柄は無地なものがポピュラーです。面接官に与える印象を考えると、派手な色や柄は避けたほうが無難でしょう。
インナーシャツの選び方
スーツの下に着るインナーシャツは白無地が定番です。スーツと同様に、着丈や肩幅などサイズに合ったものを選びます。おすすめの襟の形は下記を参考にしてください。
・男性→レギュラーカラー、セミワイドカラー
・女性→レギュラーカラー、スキッパーカラー
また、インナーシャツは夏場でも半袖ではなく長袖がマナーです。
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リクルートスーツの着こなし方~男性~
スーツ選びの基本が分かったところで、男性と女性、それぞれ着こなし方を解説していきます。まずは男性からチェックしましょう。
男性の場合、気をつけたいのはボタンの留め方。3つボタンのスーツの場合、留めるボタンは上2つまでにします。ボタンの数に限らず、スーツを着用する際には一番下のボタンは外すのがマナーです。2つボタンのスーツであれば、上だけ留めることになります。
また、ズボンの裾の折り目はきちんとつけておくこと。折り目がよれていたり、取れかかっていたりすると、だらしない印象を与えます。説明会や面接の前日には、きちんと確認しておきましょう。
このほか、男性特有のアイテムについて、それぞれ下記に注意点をまとめました。
ネクタイ
ネクタイの柄は無地、ストライプ、ドット、チェックがスタンダードです。いずれにしても、シンプルなデザインを選んでください。色については、以下にまとめた「相手に与える印象」を参考にすると良いでしょう。
・紺、ブルー、グレー系→誠実で知性的な印象
・赤系→情熱的でアクティブな印象
・黄色系→社交的で華やかな印象
予算に余裕があるなら何本か用意し、企業のイメージや自分のモチベーションに合わせて使い分けることをおすすめします。
ベルト
ベルトの色は黒、素材は革が基本です。予算的に本革が難しければ合皮でもかまいませんが、ナイロン素材やファブリックは避けてください。
また、ベルトの幅は3cm程度が適切です。太すぎたり細すぎたりしないように注意しましょう。そのほか、バックルが凝っているものや、ステッチ入りのものなど、カジュアルに見えるデザインは不向きです。
靴下
靴下はスーツの色に合わせて黒や濃紺を着用します。白い靴下は全体の統一感がなくなり、印象が下がってしまうので選ばないこと。また、丈の短いアンクルソックスもイメージダウンとなります。
靴
靴は黒レザーのものを選びましょう。紐付き(内羽根)で、つま先の形は何もデザインが施されていない「プレーントゥ」か、ステッチが横一文字に入った「ストレートチップ」を推奨します。
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リクルートスーツの着こなし方~女性~
次に、女性の着こなしについてチェックしていきます。
女性の場合は男性と違い、ジャケットのボタンはすべて留めるのがマナーです。ボタンの数が1つだけだとカジュアルな印象になるので、2つか3つ付いているデザインを選びましょう。
また、スカートスーツとパンツスーツは、どちらのスタイルを選んでも問題ありません。動きやすさや、相手に与えたい印象を鑑みて使い分けると良いでしょう。スカートは女性らしく柔和なイメージ、パンツは活発でアクティブなイメージを演出できます。
このほか、女性特有のアイテムについて、それぞれ下記に注意点をまとめました。
ストッキング
女性のスーツスタイルではストッキングを着用します。素足のままでいたり、靴下で代用するのは失礼な行為となるので、避けてください。
ストッキングの色は、肌の色に馴染むベージュが定番です。同じベージュでも淡い色から濃い色まで展開されていますから、自分の肌が自然に見えるものを選びましょう。ちなみに、黒や派手な色はビジネスシーンではマナー違反となります。
靴
スーツに合わせる靴は「パンプス」を選びます。素材は革、色は黒、ヒールの高さは3~5cmが適切です。足先やかかとが見えるサンダルやミュール、ヒールのないフラットシューズはカジュアルな印象となり、フォーマルの場にふさわしくありません。
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こんなところにも気をつけよう
最後に、スーツ以外にも気をつけておきたい点を下記にまとめました。参考にしてみてください。
鞄の選び方
鞄は黒のブリーフバッグがベター。スーツ量販店では鞄も展開しているケースが多いので、同時に購入してきましょう。メンズとレディースでデザインが変わるので、間違えないように注意してください。
大きさは、折り曲げずにA4サイズの書類や資料を収納できるサイズを選びましょう。また、面接や説明会では鞄を床に置くこともあるので、倒れない自立型のタイプがおすすめです。
シワ、手入れ
シワやよれの目立つスーツは第一印象を下げてしまいます。着用後は都度、クリーニングに出すか、ウォッシャブルタイプであれば洗濯をしておきましょう。面接の前にはきちんとアイロンをかけ、十分な手入れをして臨んでください。
ポケットについて
スーツのポケットはシルエットが崩れないよう、何も入れないか、入れてもハンカチ程度にしておきます。また、フラップと呼ばれるポケットの蓋は、室内では内側にしまってください。
フラップはホコリや雨除けのために付いているので、しまっておかないと「ホコリが入る」と示しているように受け取られてしまいます。
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