面接の日程調整メールに返信するには?基本的なマナーや例文も解説!

このページのまとめ

  • 面接の日程調整メールはできるだけ早く返信するのがマナー
  • 面接のメールに返信する際は改行や段落分けなどの読みやすさも大事
  • 面接の日程調整にすぐに返信できない場合も回答を保留したい旨を伝えるのが大事

面接の日程調整メールに返信するには?基本的なマナーや例文も解説!のイメージ

「面接の日程調整メールが来たけどどうやって返信したらいい?」「就活メールのマナーはどうする?」などと気になる就活生も多いでしょう。就活ではメールの内容や送り方も大事であり、好印象を与えるためにもチェックしておくのがポイントです。

この記事では、面接の日程調整メールに返信する際のマナーや、文章の書き方について解説しています。状況別に、面接についてのメール例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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目 次

面接の日程調整メールに返信する際の基本的なマナー

面接の日程調整メールに返信する前に、基本的なマナーを覚えておきましょう。ここでは、6つのマナーを解説するので、返信前に確認してください。

1.返信はできるだけ早く24時間以内にする

面接の日程調整メールには、できるだけ早く、できれば24時間以内に返信しましょう。返信が遅れてしまうと、スケジュールがなかなか決まらず、採用担当者に迷惑をかけてしまうからです。

また、新卒採用の場合、複数の就活生に日程調整のメールを送っています。返信が遅くなってしまうと、希望の日時が埋まってしまい、再度調整してもらわなければならない場合も出てくるでしょう。時間の確認ができたらすぐに、返信するように心がけてください。

2.メールを送る時間は営業時間内がおすすめ

メールを送る時間は、営業時間内にしましょう。深夜や早朝に送信してしまうと、企業側に「この学生は、普段どのような生活を送っているのだろう」「生活リズムは大丈夫だろうか」などと思われてしまうからです。

メールはいつでも送れる点がメリットですが、送信時間のマナーもあります。深夜や早朝に送ったから評価が下がるわけではありませんが、気にしておくのもおすすめです。

3.件名は変えずにそのまま返信する

メールの件名は変えずに、そのまま返信するようにしましょう。「Re:」を付けたまま送っても問題ありません。

そのまま返信する理由は、新規のメールではなく、返信のメールだと伝えるためです。件名をそのままにしておけば、何の要件かもわかりやすくなります。

ただし、何度もやり取りするうちに「Re:」が多くなってしまった場合は、3つ目以降を削除するのがおすすめです。件名が見やすくなるので、マナーとして覚えておくと丁寧でしょう。

メールの件名については、「就活メールの件名の書き方を解説!【例文付き】」もあわせて参考にしてください。

4.本文はそのまま残しておく

企業側から送られてきた本文は、そのまま残して返信するのがマナーです。返信時に消さないように気を付けてください。

企業側とのやり取りは、面接日程の調整だけではありません。文章をそのまま残しておけば、どのようなやり取りをしていたかが記録に残るのでおすすめです。

5.面接の日程は複数の候補を挙げる

面接日程については、複数の候補を挙げるようにしましょう。指定日が1日しかない場合、企業側の都合がつかなければ再調整になってしまうからです。

企業は面接以外にも、「説明会」「別の選考」「通常の業務」などのように、業務を抱えています。1度の連絡で日程調整ができるように、少なくとも3つは候補を伝えるようにしましょう。

6.日程調整が難しい場合は希望日を明記する

企業から指定されて日程での調整が難しい場合、別の希望日を明記します。面接日程があわないケースは、企業も想定しているので安心してください。

別の日を依頼する際は、「申し訳ございませんが、別の日程でお願いできますでしょうか」などのように伝えるのがマナーなので覚えておきましょう。指定日があわなくても評価が下がるわけではないので、丁寧に対応すれば問題ありません。

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面接についてのメールに返信する際の本文の書き方

ここでは、面接のメールに返信する際の本文の書き方を解説します。印象をよくできるように、マナーを守って送信するようにしましょう。

基本の構成は、「宛先」「挨拶」「用件」「締め」「署名」の順番です。それぞれ解説するので、参考にしてください。

宛先

本題に入る前に、宛先を記載しましょう。「企業名」「部署名」「担当者名」の3つが必要です。次のように記載するといいでしょう。

△△株式会社
人事部 △△様

企業名や部署名については、正式名称で書くのがマナーです。もし、担当者名がわからない場合は「採用ご担当者様」とすれば問題ありません。

挨拶

宛先後は、挨拶をして本文に入りましょう。「お世話になっております。」が一般的です。

続いて、「貴社の求人に応募いたしました△△(自分の名前)と申します」と、フルネームを名乗りましょう。

用件

用件は、要点を押さえて簡潔に伝えてください。基本的には、指定された日時のうち、どの日時であれば問題ないかを回答します。

また、改行を適宜行い、読みやすくわかりやすい文面になるよう工夫しましょう。

締めの言葉

用件を伝えたら、締めの言葉が必要です。

「お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします」「お手数ですが、ご返事いただければ幸いです」など、内容に合った締めの言葉を添えましょう。

メール返信での締めの言葉は、「メールに相応しい締めの言葉とは?就活で役立つ基本マナーと一緒にご紹介!」を参考にしてください。

署名

メールの最後には、署名を書くようにします。次の内容が必要になるので覚えておきましょう。

・学校名
・学部
・学科
・学年
・電話番号
・メールアドレス

記入ミスがないように、署名のテンプレートを作っておくのもおすすめです。

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面接についてのメールの返信が遅くなった場合の対処法

面接についてのメール返信が遅くなった場合、謝罪の言葉を添え、すぐに対応するのがマナーです。メール返信が遅れた場合の対処法について解説するので、慌てずに実施してみましょう。

本文に謝罪の言葉を添える

メール返信が遅れてしまったら、用件に入る前に謝罪の一文を添えましょう。「返信が遅くなり大変申し訳ございません」「返答が遅くなり、大変失礼いたしました」などと伝えます。

返信が遅くなった際に、言い訳はNGです。「メールに気づかず返信が遅れてしまいました」「授業とアルバイトが忙しく時間がありませんでした」などの弁解はやめましょう。企業側に「言い訳している」と思われてしまうので避けてください。

すぐに返信できない場合は回答を保留したい旨を伝える

ほかの企業の面接や選考の影響があり、すぐに返信ができないケースでは、回答を保留したいと伝えましょう。ほかの企業の日程調整を待って、メール返信を行わないのはマナー違反なので気を付けてください。

返事を待ってほしいケースでは、「面接日程の件ですが、別件との兼ね合いによりまだ日程が確保できておりません。誠に勝手を申し上げますが、今週末まで回答にお時間を頂戴したく存じます」のように、期限を明確に提示し、回答を保留したいと伝えましょう。

面接前のメールのやり取りも、評価に影響するケースがあります。「面接前のメールは評価に関わる?知っておきたい基本のビジネスマナー」を参考に、マナーを確認してください。

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面接についてのメールを送る際のポイント

面接についてのメールを送る際には、改行を行ったり、敬語を使ったりなどのポイントに注意しましょう。ここでは、メールを送る際に確認したい、3つのポイントを解説します。

改行や段落分けを行う

メールを送る際は、改行や段落分けを行いましょう。改行や段落分けがないと、読みにくいメールになってしまいます。

特に、スマートフォンでメールを送る際は注意しましょう。スマートフォンでは読めると思っても、パソコンでは読みにくい場合があります。企業の担当者はパソコンでメールを見るケースが多いので、パソコンに合わせておく方がおすすめです。

敬語などの表現を正しく使う

メールでは、敬語などの表現を正しく使うようにしましょう。就活の場面でよく使う、次のような言葉は特に注意してください。

・了解です:「かしこまりました」「承知しました」が正解
・わかりました:「かしこまりました」「承知しました」が正解
・御社:メールでは「貴社」が正解
・見ました:拝見いたしました

特に、「貴社」「御社」は間違って使いやすいので注意しましょう。「貴社と御社…メールと口頭でどう分ける?正しい使い方をご紹介」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

会社名を省略しない

会社名は省略せず、正式名称で書くようにしましょう。株式会社を忘れたり、「(株)」と表すのもNGです。

正式名称については、企業のWebサイトや、担当者メールの署名欄に記載されています。わからない場合は、調べるようにしてください。

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面接の日程調整メールに返信する際の例文

ここでは、面接の日程調整メールに返信する際の例文を紹介します。状況に応じて紹介しているので、参考にしてください。

企業からの面接日程に承諾するケースの例文

お世話になっております。
貴社求人に応募いたしました△△大学△△学部の△△(氏名)と申します。

この度は、面接日程のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
下記日程で伺いたく存じます

△月△日(曜日)△時

当日は、何卒よろしくお願いいたします。

企業から面接の候補日を提示された場合は、日程を引用しましょう。日時の認識にズレがないと確認できます。

企業から提示された日程が合わないケースの例文

お世話になっております。
貴社求人に応募いたしました△△大学△△学部の△△(氏名)と申します。

この度は、面接日程のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、ご提案いただいた候補日のなかで都合をつけるのが難しく、下記日程で再度ご検討いただくことは可能でしょうか。

△月△日(曜日)△時〜△時の間
△月△日(曜日)△時〜△時の間
△月△日(曜日)△時〜△時の間

お忙しいところ、お手数をおかけし誠に申し訳ございません。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

企業から提示された面接日が合わない場合、謝罪の言葉を添え、自分から候補日を提示しましょう。その際、候補日は3つ以上挙げるのがポイントです。

面接のキャンセルと再調整をお願いするケースの例文

お世話になっております。
貴社求人に応募いたしました△△大学△△学部の△△(氏名)と申します。

△月△日△時より、面接をお約束しておりましたが、体調不良により貴社にお伺いすることが難しくなりました。大変申し訳ございません。

先ほどお電話にてご連絡いたしましたが、採用担当の△△様がご不在でしたので、メールにて取り急ぎご連絡をいたしました。

大変申し訳ございませんが、下記日程で再度ご検討いただくことは可能でしょうか。

△月△日(曜日)△時〜△時の間
△月△日(曜日)△時〜△時の間
△月△日(曜日)△時〜△時の間

お忙しいところ、お手数をおかけし誠に申し訳ございません。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

面接を当日にキャンセルする場合、電話での連絡がマナーです。電話がつながらなかった場合に、メールを送るようにしましょう。

また、メールを送る際は、当日キャンセルであるにも関わらず、メール連絡になってしまったことを丁寧に謝罪してください。また、面接辞退ではなく、面接を受ける意思があることを示し、面接日の再調整をお願いしましょう。

面接の日程変更については、「面接の日程を変更したい!メールで連絡するときのマナーと例文を紹介」の記事もあわせて参考にしてください。

日程調整後に辞退するケースの例文

お世話になっております。
貴社求人に応募いたしました△△大学△△学部の△△(氏名)と申します。

△月△日△時より面接のお約束をしておりましたが、諸般の事情により面接を辞退したく、ご連絡いたしました。

貴重なお時間を割いていただいたにも関わらず、このようなご連絡となり、誠に申し訳ございません。

本来直接お詫びすべきところではありますが、メールでのご連絡となりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

面接を辞退する場合は、時間と労力をかけてくれた採用担当者に誠意を示し、丁寧に謝罪の言葉を伝えましょう。辞退の理由については「諸般の事情」などでよく、詳しく記載する必要はありません。

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面接終了後にメールを送る際の例文

ここでは、面接終了後にメールを送る際の例文を紹介します。印象をよくできる場合があるので、ぜひ参考にしてください。

面接のお礼メールを送るケースの例文

お世話になっております。
△月△日△時より、面接のお時間をいただいた△△大学△△学部の△△(氏名)と申します。

本日(昨日)は、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。
△△様とのお話のなかで、貴社のサービスへのこだわりや、活躍するために必要なスキルについて理解を深められ、より一層、志望意欲が高まりました。自分の経験を活かして、貴社の成長の一端を担うことができたら幸いです。

取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、メールいたしました。
末筆ながら、貴社益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

面接終了後のお礼メールは、当日中、または遅くても翌日までに送りましょう。本文には、採用担当者が面接で説明した内容を盛り込むのがポイントです。お礼とともに、志望意欲のアピールも忘れないようにしてください。

就活の場面では、お礼メールを送るように意識しておきましょう。内容については、「就活生必見!お礼状・メールの書き方とマナー」で解説しているので参考にしてください。

面接結果を問い合わせるケースの例文

お世話になっております。
△月△日△時より、面接のお時間をいただいた△△大学△△学部の△△(氏名)と申します。

先日はお忙しいなか、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
面接の結果はいつごろお知らせいただけますでしょうか。目安だけでもご連絡いただけますと幸いです。

ご多用のなか、お手数をおかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

面接結果を問い合わせる際は、面接に対するお礼を伝え、催促して申し訳ないという姿勢で問い合わせましょう。また、結果は合否を直接聞くのではなく、合否連絡の期日を聞くようにしてください。

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内定通知のメールに返信をする際の例文

ここでは、内定通知のメールに返信する際の例文を紹介します。

内定を承諾するケースの例文

お世話になっております。
先日、面接のお時間をいただいた△△大学△△学部の△△(氏名)と申します。

この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
謹んで内定をお受けいたしますことを、ご連絡申し上げます。

貴社に内定をいただき、大変うれしく思っております。

一日も早く、貴社の一員として貢献できるよう努めて参る所存です。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

内定に対するお礼と、内定を受ける旨を伝えましょう。加えて、うれしい気持ちや入社に対する抱負を述べるのがおすすめです。

内定を辞退するケースの例文

先日、面接のお時間をいただいた△△大学△△学部の△△(氏名)と申します。

この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

このような光栄なお知らせをいただきながら誠に恐縮ですが、諸般の事情により内定を辞退したくご連絡を差し上げました。貴重なお時間を割いて選考していたただいたにも関わらず、誠に申し訳ございません。

△△様(採用担当者)には大変お世話になり、心より感謝しております。

本来であれば直接お伺いしてお詫びするべきところですが、メールでのご連絡となりましたこと、何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。

末筆ではございますが、貴社益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

内定を辞退する場合も、内定や選考の機会をいただいたお礼と感謝を伝えるようにしましょう。

内定辞退の理由を聞かれた場合は、「他社から内定をいただき、そちらへの入社を決めたため」などのように、差し支えのない内容を伝えるのが無難です。

もし、社風や待遇面などが辞退理由の場合でも、応募先企業の心証を悪くするような内容は控えましょう。

内定メールへの返信方法については、「就活内定メールにはどう返信する?シーン別例文3選」でも解説しているので、参考にしてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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