自己PRのダメな例は?悪い例文から考える就活で失敗しないアピール方法

このページのまとめ

  • 企業が自己PRを聞くのは、就活生のスキルやキャラクター性がマッチするかを見るため
  • 自己PRのダメな例は「抽象的」「平凡な内容」などが当てはまるので注意が必要
  • 自己PRのダメな例を参考にして何が悪いのかを理解すれば改善につなげられる

自己PRのダメな例は?悪い例文から考える就活で失敗しないアピール方法のイメージ

「自己PRのダメな例はどんなものがあるの?」と気になる就活生も多いのではないでしょうか。おもに抽象的な内容やアピールポイントが定まっていない場合、自己PRとしてふさわしくありません。

自己PRは自分のアピールに限らず、企業側も自社とマッチする学生を探すための重要な項目です。この記事では、自己PRの悪い例を基に、失敗を回避して効果的にアピールする方法を紹介するので、参考にして自信につなげましょう。

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目 次

自己PRのダメな例から学ぶ!悪い例と改善例6選

ここでは、書類選考や面接で失敗しやすい自己PRのダメな例と解説、それを踏まえて改善した場合の例文を6つ紹介します。

1.強みとエピソードの関連が薄い

「私の強みは、誰とでもうまくやっていける社交性です。

私は学生時代、ダンス部に所属しており、1年の文化祭で部員全員でのステージを披露することが決まりました。私は幼少期からダンスを習っていた経験を買われ、ダンスステージのセンターに抜擢されました。

はじめはプレッシャーから堂々と踊ることができなかったのですが、部長から「自分らしく踊るのが一番大切」とアドバイスを頂き、肩の荷が降りた気持ちになり、無事センターとしてステージを成功させることができました。~(略)」

解説

この文章では、最初に述べた強みである社交性と、根拠として提示したエピソードの関連が薄く、説得力がありません。そのため、強調したいはずの社交性という強みが伝わらず、自分の魅力をアピールしきれていない自己PRになっています。

強みとエピソードの関連をより濃くするため、以下のように改善してみましょう。

強みとエピソードの関連を濃くした例文

「私の強みは、誰とでも交流できる社交性です。

私は学生時代、ダンス部に所属しており、高校1年の文化祭で部員全員でのステージを披露することが決まりました。当時、上級生と下級生の交流が薄かったダンス部は、練習の空気や部自体の雰囲気がよくありませんでした。

しかし、私は部が団結してステージを成功させるには密なコミュニケーションが必要だと思い、先輩にも積極的に話しかけるようにしました。私が盛り上げ役に徹したことにより、部内の雰囲気がよくなり、無事ステージの成功につながりました。

入社後は、この社交性を活かし、上下関係を気にせず意見を交換できる、風通しのよい御社の社風に貢献していきたいです。」

2.エピソードが抽象的すぎる

「私の強みは、地道に努力を重ねる継続力です。

私は学生時代、陸上部に所属していました。最初は部員の中で一番遅く、目標意識もほとんどありませんでした。

しかし、夏の県大会を目指すようになり、私の心に変化が訪れました。それからは毎日練習を欠かさずに続けた結果、県大会に出場できました。~(略)」

解説

この文章の改善点は、エピソードが抽象的すぎるところです。人柄や長所以前に、陸上部の中で、本人が置かれていた状況も見えてきません。

エピソードを伝える際は、詳細をはっきり明示し、相手に想像しやすくするのが大切です。この悪い例を具体的にする場合、以下のようなポイントを加えます。

・長距離、短距離など、どの競技に注力したのか
・部員は何人いたのか
・何の大会で、なぜその県大会を目指すようになったのか
・心に変化が訪れたきっかけは何か
・何をしたことで県大会に出場できたのか

これを踏まえて、以下のように変えてみましょう。

エピソードを具体的にした例文

「私の強みは、地道に努力を重ねる継続力です。

私は学生時代陸上部に所属していました。入部当初、30人いた部員の中で、私は一番長距離の記録が遅く、陸上部員としての目標意識もほとんどありませんでした。

しかし、同じ陸上部だった親友が怪我をしてしまい、目標だった夏の県大会に出られなくなってしまったことをきっかけに、親友の代わりに目標を果たしたいと強く思うようになりました。

その日を境に、朝晩の走り込みと、練習記録と分析ノートの記載を毎日続けました。その結果、夏の県大会に出場できることになったのです。

準決勝で敗退となってしまいましたが、親友も喜んでくれ、心から達成感を味わうことができました。

この経験を活かし、どんなに高い目標でも、継続した努力を忘れず、必ず達成していけるような人材になりたいです。」

3.経験や実績などの内容が平凡でありきたり

「私は学生時代、野球部に所属していました。入部後1ヶ月で希望していたピッチャーのポジションを外され、キャッチャーとなってしまいました。

しかし、どんなポジションからでも得られるものはきっとあると気持ちを切り替え、3年間キャッチャーの役目を全うしました。

入社後も、持ち前の前向きさを活かし、会社の実績に貢献していきたいです。」

解説

この自己PRは、一見すると強みである「前向きさ」を伝える内容になっています。

しかし、誰にでも書けるようなありきたりな文章になってしまっている点を改善すべきです。これでは面接官の印象に残る、効果的なアピールにはつながりにくいでしょう。さらに、結論から書き出していない点もイマイチです。

自己PRは、最初に結論を述べた後、面接官の印象に強く残るような、自分にしか書けないオリジナリティのあるエピソードを伝えましょう。

自分だけのオリジナリティを加えた例文

「私の強みは、前向きさです。

私は学生時代、野球部に所属していました。幼少期から父と野球観戦に行き、応援していたチームのピッチャーに憧れていたことから、野球部でもピッチャーを志望したのですが、入部してから1ヶ月でポジションを外されてしまいました。

別のポジションとなってからはやる気が出ず、練習にも身が入らない日々が続きました。しかし、父から「どんなポジションからでも得られるものはきっとある」と励ましてもらい、気持ちががらっと変わりました。

そこからは、くよくよ後ろを振り向かず、自分が今できることは何かを考えるようになり、3年間キャッチャーの役目を全うできました。

入社後も、野球部で培った前向きさを活かし、どんなに辛い場面でも「自分が今できること」を考え、前向きに仕事に向き合える人材として御社に貢献いたします。」

4.経歴や賞歴の自慢になっている

「私の強みは、順応性です。

私は大学入学時、小学生の頃から続けていたサッカー部に入りました。しかし、入部1ヶ月で足を怪我してしまい、続けることができなくなってしまいました。

そこで、足の速さを重視しない競技として、卓球部への入部を決めました。持ち前の順応性を活かし、すぐに試合でも結果を出せるようになりました。

大学の3年間で、県大会で2度の優勝と世界大会の選抜メンバー抜擢という実績を残すことができました。~(略)」

解説

この自己PRは、ただ自身の賞歴を述べているだけになってしまっています。

肝心の強みである順応性を説明するエピソードが抜けており、なぜ順応性を得たのか、ただ単に卓球の才能があっただけなのか、といった判断ができません。

このままでは効果的なアピールにつながらないため、以下のように、その結果に至ったプロセスや葛藤をしっかり伝えましょう。

経歴や賞歴に至ったプロセスを述べた例文

「私の強みは、順応性です。

私は大学入学時、小学生の頃から続けていたサッカー部に入りました。しかし、入部1ヶ月で足を怪我してしまい、続けることができなくなってしまいました。

そこで、足の速さを重視しない競技である、卓球部への入部を決めました。しかし、はじめは右も左も分からず、試合にも負けてばかりでした。

私は状況を打開し卓球という競技に順応するため、サッカーの経験で培った洞察力や瞬発力を応用できないか考え、実際に活かし取り組んでみました。すると、次第に結果につながっていき、県大会で優勝できるまでになりました。

御社に入社した際、慣れない環境に移ったとしても、今までの経験を活かした順応力で戦力となっていきたいです。」

5.アピールしたい強みを絞りきれていない

「私の強みは、統率力や責任感、辛い時でもやり遂げる粘り強さです。

私は学生時代、広告研究会に所属していました。全大学をまたいで開催された「大学広告コンテスト」のチームリーダーに選ばれ、優勝を目標に全力を尽くしました。

最初はチームをうまくまとめきれず、他チームより格段に企画の進みが遅かったことで、諦めそうになってしまいました。

しかし、自分のせいでチームに迷惑をかけたくないという気持ちと、最初に掲げた「優勝」という目標を必ず達成させるんだという強い心で、やりきることができました。~(略)」

解説

この自己PRでは、アピールする強みが複数あり、何を伝えたいのか分かりにくい文章になってしまっています。

「統率力」「責任感」「粘り強さ」の3つの強みを述べようとした結果、エピソードが複雑になってしまい、自分の魅力を引き出せていません。

以下のように改善すれば、内容が分かりやすくアピールポイントも効果的に伝わるでしょう。

強みを一つに絞って強調した例文

私の強みは、辛い時にこそ発揮される粘り強さです。

私は学生時代、広告研究会に所属していました。全大学をまたいで開催された「大学広告コンテスト」のチームリーダーに選ばれ、優勝を目標に全力を尽くしました。

しかし、他チームより格段に企画の進みが遅く、このままだと出場自体も難しいという状況になってしまいました。

何度も諦めそうになりましたが、最初に掲げた「優勝」という目標を絶対に達成させたかったので、自分なりに優勝を狙える企画書を1日で20通り作り、諦めかけていたメンバーに粘り強く提案しました。

その結果、誰もが納得するような企画案が誕生し、コンテストでは見事優勝することができました。

御社に入社した際は、この粘り強さを活かし、どんな目標でも最後まで諦めず貪欲にチャレンジしていきたいです。

6.他者批判といったマイナス表現を用いている

「私の強みは発想力があるところです。

大学時代に所属していた観光学部のゼミでは、自治体と連携して観光コンテンツを盛り上げる活動を行っていました。周りの学生はアイディアが出ずに、なかなか活動が進みませんでしたが、私は持ち前のアイディア力で次々と企画を提案し、実際に取り入れられました。

その結果、観光客の人数が、昨年比の2倍を達成しました。

これからも、私はアイディアを生み出し続けます。」

解説

この例文は、他の学生を下げて、自分の実績をアピールするような内容になっている点が問題です。自己PRは応募者の人柄を確認する項目でもあるため、他者批判につながる表現は避けてください。

また、入社した後、強みをどのように活かすか述べていない点も改善する必要があります。

以下のように改善すれば、人柄が伝わるアピールになるでしょう。

自分の人柄が伝わる例文

「私の強みは発想力があるところです。

大学時代に所属していた観光学部のゼミでは、△△市と連携して観光コンテンツを盛り上げる活動を行っていました。活動1年目の頃、企画会議で、既存コンテンツの魅力を上げるためのアイディアを出す機会がありました。

なかなか案が出ずに会議が難航している中、私は複合的に考えるのもよいかもしれないとひらめき、「単体で考えず、既存の観光資源を組み合わせてみてはどうか」と提案しました。

すると、「やってみよう」と賛同してくれ、今ある観光資源の洗い出しから、それぞれの内容にあわせた導線の持たせ方、さらに魅力を上げる見せ方など、次々とアイディアが生まれてきました。

そして、そのアイディアをすべて実行した頃には、観光客の人数が昨年比の2倍を達成しました。

入社後はこの経験を活かして、失敗を恐れず思いついたアイディアを提案し、御社の発展に貢献していきたいです。」

自己PRのダメな例から、「なぜその書き方が悪いのか」を把握し、自分の文章と照らし合わせて改善しましょう。

なお、自己PRとガクチカの伝え方は差別化する必要があります。自己PRとガクチカの書き分け方を具体的に知りたい人は、「これでもう悩まない!自己PRとガクチカの書き分け方」を参考にしてください。

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企業が自己PRを問う理由

自己PRは就活の書類選考や面接において必ず問われる項目です。何のために自己PRをするのか把握すれば、何を書けばよいか悩んでいる人も書きやすくなるでしょう。

そのためには、企業側の視点で、自己PRから読み取りたいことを把握するのが大切です。ここでは、就活で企業が自己PRを聞くおもな理由を2つ紹介します。

企業側が求めるスキルや強みがあるか

新卒の就活において、企業は自社の業務や経営戦略に必要なスキルや強みを持った「自社に貢献してくれる学生」を見つけようとしています。

就活生は志望先のニーズを満たすため、企業が必要とするスキルや強みを持っている点や、それらを活かして貢献する意思をアピールすることが重要です。

学生のキャラクター性が企業と合うか

企業側は「その人の価値観やキャラクター性が自社とマッチするか」にも注目しています。

これは、「周囲の仲間とうまくやっていけるか」の確認にもつながっており、今後の社会人生活に関わる大事なポイントです。そのため、経験や実績を伝えるだけでなく、人柄を盛り込むことも意識しましょう。

ガクチカはなぜ聞かれるのか疑問に思う学生は、「ガクチカの書き方って?面接官の印象に残る方法を就活アドバイザーが伝授」の記事がおすすめです。

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自己PRでアピールできる強みの見つけ方5選

効果的な自己PRを作るには、採用担当者に刺さるポイントを押さえた強みのアピールが欠かせません。ここでは、書類選考や面接で述べる自己PRで、アピールにつながる強みの見つけ方を5つ紹介します。

1.情熱を注いで成果を得た経験を振り返る

情熱を注いで継続し、実績につながった経験がないか振り返ってみましょう。自分史を用いながら、取り組んできたことを時系列で書き出すのもおすすめです。

大きな実績でなくても、困難だった壁を乗り越えた経験や、継続によって成果が得られたことなど、物事に情熱を持って誠実に向き合った結果、達成につながった経験を探してみてください。

情熱を注いだ経験から得た強みを伝えれば、「仕事に熱意を持って取り組んでくれそう」と、採用担当者から評価を得られるかもしれません。

2.能動的にチャレンジした経験を見つける

自己PRに使う強みは、自主的に動いてチャレンジした経験から導くのもおすすめです。ただし、自分では普通の行動だと思っていることもあるかもしれません。そのため、他人から「よくチャレンジしたね」「自分にはできない」などと言われた経験がないかも振り返ってみてください。

また、最初のきっかけは他者の影響だったとしても、自分で考えさらに改良したことや、新しい可能性を見つけて取り組んだことなどの経験もよいでしょう。

自主的に課題を見つけPDCAを回せる人や、チャレンジ精神があり積極的に行動できる学生を求める企業は、「自社の課題解決や売り上げに貢献してくれそう」と好印象を持ってもらえる可能性が高まります。

3.対人関係の失敗から改善した経験を探す

対人関係から学んで得た強みも、自己PRに適しているでしょう。たとえば、人間関係のトラブルを仲裁した経験や、アルバイト先でのお客様対応で乗り越えたことなどの経験を探してみてください。

どの企業でも、社員や社外の人とのコミュニケーションが大切です。しかし、対人関係の壁にぶつかった際に乗り越えられなければ、人によっては仕事へのモチベーションの低下や早期退職につながりかねません。

そのため、対人関係の課題を乗り越えて得た強みを伝えれば、「仮に社内の人間関係に悩んだ場合でも、周囲に相談したり、工夫して解決したりできる根性がありそう」「取引先を大切にしてくれそう」などと、採用担当者に思ってもらえるでしょう。

4.応募先の業界や企業で活かせる強みか考える

応募する業界や企業で活かせる強みから導くのもおすすめです。

たとえば、「△△の技術を用いているなら△△の強みが役に立ちそう」「自分のこの強みは、△△の課題解決に貢献できそう」など、業界・企業研究を入念に行い、自分の強みの中で応募先に貢献できるものを選んでください。

自社の取り組みをよく理解し、業界についても調査・分析できている人材だと、高評価につながるかもしれません。

5.自己PRでは企業のニーズにあった強みを用いる

学生は、ただ自分の強みや長所をアピールするだけでなく、応募先の企業の採用ニーズに合った自己PRが必要です。

新卒の就活において、自己PRは学生が企業に自分を売り込むために行います。しかし、前にも述べたように、企業側は学生の選考において、自社に必要な存在なのか見定めるために質問するのです。

そのため、企業のニーズを踏まえた上で、書類選考や面接で自分の実績や経歴を伝えれば評価につながります。

企業が求める人物像は、ホームページに記載されている採用情報や取り組みから見つけるだけでなく、会社説明会やOB・OG訪問で自分から質問するのもおすすめです。

なお、自己PRに使用する経験や実績は、事実を過剰にアピールしたり、嘘をついたりせず、等身大の自分を表現するよう注意しましょう。特に、面接では多くの学生を見てきた面接官が、話の一貫性や応募者の挙動を見ています。

面接で失敗しないためにも、「自己PRに書いた嘘は見破られる?バレた際のリスクについて解説」を参考して、行き過ぎた表現になっていないか確認してください。

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自己PRは構成も重要!ダメな例とOKポイント4つ

自己PRは、伝わりやすい文章の構成を理解した上で作成することで、信頼性や説得力が増し、面接官や採用担当者の心を掴めるでしょう。

ここでは、自己PRの作成ポイントについて、ダメな例を踏まえて4つ紹介します。

1.結論をはじめに述べてテーマを明確にする

まず、「私の強みは~です」という結論を最初に伝えましょう。自己PRの内容は、短時間で自分の魅力をアピールしなければなりません。そのためには、まず簡潔に結論を述べ、話の流れを分かりやすくすることが大切です。

たとえば、最初に「私は大学時代、△△を経験し△△を達成しました」と、経験や実績のエピソードから伝えると、採用担当者は「何の話が始まるのか分かりにくい」と感じてしまいかねません。

はじめに自分の強みを簡潔に提示することで、その後のエピソードがスムーズに入ってきます。

2.結論を根拠付けるエピソードで説得力を持たせる

結論を述べたら、次にその結論を根拠付けるためのエピソードを提示し、説得力を持たせましょう。「△△を改善するために、△△を行いました」など、具体的に経験したエピソードを伝えてください。

エピソードがなかったり、薄かったりする自己PRだと、強みの根拠が示せません。結果、自分が持っているはずの能力や人柄が伝わりにくくなります。さらに、「本当のことを言っているのか」と採用担当者に疑問を持たれかねません。

書類選考や面接では、自分しか語れないオリジナリティのあるエピソードを盛り込み、説得力とインパクトを与えましょう。

3.仕事への活用法で締めて入社後の活躍を期待させる

最後は、自分の強みが仕事でどのように活きるのか説明して締めます。実績や強みを語って終わるのではなく、「この経験から得た△△の強みを、御社の△△で活かします」のように伝えましょう。

その際、必ず志望企業の採用ニーズにあった人物像とマッチしていることが大切です。企業が求める人材を理解し、それを踏まえた自己PRができていれば、面接官の心を掴むことも難しくないでしょう。

また、最初に述べた結論が変わっていないかも注意してください。書類選考や面接では話に一貫性を持たせ、採用担当者が納得するような伝え方をするのが大切です。

4.作成した自己PR文を見直して改善を重ねる

自己PRを作成できたら何度も見直し、改善できるポイントがないかよく確認してみましょう。たとえ自己PRの構成に沿って書いていても、言葉遣いや表現の仕方が上手くできていない場合、マイナス評価につながってしまう恐れがあります。

この記事で紹介する自己PRの「悪い例」を参考に、自分のものと一致している部分がないか比較して確認するとよいでしょう。

また、自分では良し悪しが分からないという学生は、第三者にチェックしてもらうのがおすすめです。同期の学生だけでなく、大学のキャリアセンターや民間の就活エージェントなどにも相談してみてください。

構成はあくまでも骨組みなので、自分の言葉で書きつつ、社会人としてふさわしい表現で強みをアピールしましょう。

なお、就活の面接では、履歴書やESの内容を深掘りされる可能性があるため、事前準備が欠かせません。面接の準備で困っている学生は、「就活の面接対策でやるべき7つのこと!質問例やおすすめの練習方法も解説」を参考にしてください。

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自己PRのダメな例に該当していないか不安なあなたへ

自己PRのダメな例は、「内容が抽象的過ぎる」「企業のニーズにマッチしていない」などが挙げられます。まずは企業が求めるニーズと自分の強みがあっているか確認した上で、具体的かつ簡潔で分かりやすい内容にすることが大切です。

また、自己PRの悪い例文を参考にして改善を重ね、採用担当者への効果的なアピールにつなげましょう。

なお、自分が作成した自己PRをダメな例と比較しても、本当に大丈夫か心配な人は、就活エージェントやキャリアセンターに相談してみてください。

中でもキャリアチケットは、自己PRや志望動機の作り方から面接対策まで、一貫してサポートしています。ぜひ活用して、自分の魅力が伝わる自己PRを作りましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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