就職活動の自己PR例文18選を紹介!書き方や高評価につながるコツも解説

このページのまとめ

  • 自己PRでは企業が求める人物像を意識することが重要
  • 自分のアピールポイントが見つからない場合は、とにかく強み・長所を書き出す
  • ​​自己PRの書き方は「結論」→「根拠・エピソード」→「入社後どう活かすか」

就職活動の自己PR例文18選を紹介!書き方や高評価につながるコツも解説のイメージ

自己PRを作成するうえで重視するべきポイントや、文章の構成・書き方がわからず「なかなか作業が進まない」と悩む就活生も多いのではないでしょうか。自己PRを書く際は、企業が求める人物像を意識することが重要です。

この記事では、エピソードと長所・強み別に自己PRの例文を18個紹介します。書き方の3ステップや5つのコツも解説するので、高評価につながる自己PRを完成させたい学生は、ぜひ参考にしてください。

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目 次

就職活動で採用担当者が自己PRを質問する理由

履歴書や面接で自己PRを聞く理由は、就活生の人柄や人間性が企業にマッチしているか、強みや能力が企業で求めているものとマッチしているかを判断するためです。高評価につながる自己PRを完成させるためにも、まずは採用担当者の意図を正しく理解しましょう。

人柄や人間性が企業とマッチしているか

採用担当者は自己PRを通して、就活生の人柄や人間性が自社とマッチしているかを確認しています。

新卒の就活は、就業経験や実績がないため基本的にポテンシャル採用です。中途採用のように過去の経験やスキルではなく、人柄や将来性が強く評価される傾向にあります。

学生の人柄や価値観が企業とマッチしていないと、入社後の業務に対してやりがいを感じにくく、不満やストレスが生じる原因になりかねません。その結果、高い採用コストをかけた新入社員が早期退職してしまうことは、企業はもちろん、学生にとっても望まぬ結果といえるでしょう。

つまり、企業は自社の理念やビジョンに共感し、同じ方向を向いて頑張ってくれる人材を採用するために、自己PRの内容から学生の人柄や価値観を確認しているのです。

したがって、内定につながる自己PRを完成させるには、企業が求める人物像を正しく理解し、自分の人柄や将来性が伝わる内容に仕上げることが重要です。企業研究と自己分析を交互に行い、企業の求める学生像とマッチしているアピールポイントを見極めましょう。

企業の求める強み・能力とマッチしているか

採用担当者は、自己PRから学生が持つ強み・長所が企業に合っているかという点も確認しています。なぜなら、自社の業務内容にマッチした強みや能力を持つ学生であれば、採用後も長期にわたって自社で活躍し、業績アップに貢献してくれる可能性が高いからです。

そのため、自己PRでは企業から入社後に活躍してくれそうな人材、あるいは自社に利益を生み出してくれそうな人材と思ってもらえるような強み・能力をアピールする必要があります。

なお、応募職種や企業の方針によって、評価される強み・長所や能力は異なるため、入念にリサーチしたうえで、アピールポイントを決めるべきです。以下では、代表的な職種別に求められる強みを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

営業職

営業職の場合、以下のような強み・長所をアピールするとよいでしょう。

・チャレンジ精神
・積極性
・向上心
・コミュニケーション能力 など

営業職では、成果を出すために自分から積極的に行動、努力できる姿勢が評価されやすいです。

そのため、部活動やアルバイトなどで「目標に向かって努力し、成果を残した経験」があれば、自己PRに活用できます。経験した内容や成果が客観的に伝わるよう、詳細なエピソードを交えて強み・長所をアピールしましょう。

営業職の基礎知識やアピールポイントを知りたい人は「営業職の志望動機の書き方は?わかりやすい構成やアピールのコツを解説」もあわせて参考にしてください。

接客販売など

接客・販売業などでは、以下の強み・長所がアピールポイントになります。

・コミュニケーション能力
・協調性
・明るさ
・責任感 など

直接消費者と関わることになるため、コミュニケーション能力だけでなく、明るさや笑顔の有無は重要なポイントです。

なお、自己PRでは、ただコミュニケーション能力をアピールするのではなく「一人ひとりのお客様の要望に合わせたコミュニケーション」というように具体的に示しましょう。

接客業の基礎知識やアピールポイントを知りたい人は「接客業の志望動機はこれで大丈夫!書き方や例文をご紹介します」もあわせて参考にしてください。

エンジニア(IT、インフラ、ものづくりなど含む)

エンジニアやIT業界の場合は、以下の強み・長所がおもなアピールポイントです。

・柔軟性
・対応力
・計画性
・協調性 など

エンジニアは1人で黙々とパソコンや機械にずっと向き合っているわけでなく、チームやプロジェクトのメンバーと協力して1つのプロジェクトを完成させます。そのため、組織やチームのなかで自分の役割を発揮し、物事を完成させられるかは重要な要素です。

また、顧客や取引先から仕様の変更などがあった際は、修正に対応しながら、計画通りの納期に間に合わせる必要があります。そのため、柔軟な対応力や、論理的思考力に基づくスケジュール管理能力なども評価につながるアピールポイントです。

なお、IT業界で就活する際のポイントを詳しく知りたい人は「IT業界で就活する際のポイントは?業界事情や実施すべき行動を解説」もあわせてご確認ください。

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自己PRの軸となるアピールポイントの探し方

自己PRの軸となるアピールポイントを見つけるには、思いつく限り強みや長所を書き出し、そのなかから厳選する方法がおすすめです。手順ごとに自己PRの軸となるアピールポイントの探し方を解説するので、ぜひ参考にしてください。

自分の強み・長所を書き出す

まずは、自分の強みを思いつく限り書き出しましょう。この段階では「就活の自己PRとして使えるかどうか」「採用担当者から魅力的に思ってもらえるかどうか」などを考えず、とにかく数を挙げることが重要です。

明確な根拠や体験談などを考え過ぎず、アピールポイントだと思う強み・長所を書き出してみてください。

なお、自己PRで伝えるアピールポイントが見つからないときは、自己分析を徹底的に行いましょう。自己分析を入念に行うことで、自覚していなかった自身の強みや新たな価値観に気付ける可能性があります。

自己分析の具体的な進め方を知りたい人は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」もあわせてご確認ください。

強み・長所のエピソードを探す

次に、強み・長所だと思った理由やエピソードを考えましょう。なぜそう思ったのかという根拠を考えると、自己PRで使えるかどうかを判断しやすくなります。

その場合、具体性を意識しながら考えることが重要です。例えば「部長を務めていたので人をまとめる力があります」では、具体的な回答とはいえません。強み・長所と思った理由を具体的に答えたい場合、論理的に組み立てる必要があります。

「私は学生時代、部長を務めていました。試合中の指揮はもちろん、練習メニューやチームの方向性を定めて全体を引っ張り、チームが抱える問題に焦点を当てて解決へと導いてきました。」など、論理的に回答できる強み・長所を見つけましょう。

企業が求める人物像に合わせてアピールポイントを絞る

自己PRに使えそうな強み・長所を洗い出したら、企業の求めている人材に合致するアピールポイントを選定してください。企業が求める人物像がわからない場合は、以下のような方法でリサーチしましょう。

・企業説明会に参加する
・企業ホームページを確認する
・企業の広報、パンフレットをみる など

企業研究を入念に行い、的外れなアピールにならないよう注意してください。

ただし、企業が求める人材とアピールポイントが、完全に一致しなければならないわけではありません。完全一致にこだわり過ぎると、アピールポイントがなかなか見つからない場合もあるため、志望する企業の求める人物像とできるだけ近い強み・長所を選びましょう。

なお、企業分析のやり方を詳しく知りたい人は「企業研究のやり方と就活に活かすコツを解説!効率的な進め方とは?」もあわせてご確認ください。

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就職活動で使う自己PRの書き方3ステップ

就活で使う自己PRを作成する場合、「結論」「根拠となるエピソード」「業務での活かし方」という構成が基本です。それぞれのステップごとに、自分のアピールポイントをわかりやすく伝えるための書き方・まとめ方を解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.書き出しで結論となる自分の強みを述べる

「結論ファースト」はよく聞くワードだと思いますが、自己PRでもまずは結論から「私の強み・長所は△△です」と書きましょう。書き出しの一文で、自分のアピールポイントを明確かつ簡潔に伝えます。

例えば、リーダーシップをアピールしたい場合、「私の強みはリーダーシップがあることです」と伝えるだけでなく「私の強みは周囲の意見も受け入れながら、チームをまとめるリーダーシップ性です」というように、具体的にどんな強みなのかわかりやすく書きましょう。

自己PRの書き出しについて、詳しく知りたい人は「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」もあわせてご確認ください。

2.結論の根拠となる具体的なエピソードを入れる

次に、結論の具体的な根拠として、自分の経験に基づくエピソードを提示します。

「私は相手に合わせてコミュニケーションを取ることができます」と書かれているよりも「私はファミリーレストランでのアルバイトで老若男女さまざまなお客様を接客していた経験から、相手に合わせたコミュニケーションを取ることができます」と書かれているほうが説得力は増します。

これまでの経験のなかで、自分の強みが発揮された経験を具体的なエピソードとして入れましょう。

3.強みをどのように活かしたいかで結ぶ

最後に、自分のアピールポイントをどのように企業で活かしていけるのかを伝えてください。

採用担当者は、学生の強みを理解したうえで「自社でどう活かしてくれるのか」「どのように活躍してくれるのか」に関心があります。

漠然と「強みを活かして、貴社に貢献したいです」と伝えるのではなく、「強みを活かし、お客様のニーズにマッチしている商品を提供することで顧客、さらには貴社の売上に貢献したいです」など、誰に対して、どのように強みを発揮したいのかを表明しましょう。

自己PRの構成についてより詳しく知りたい人は、「自己PRは構成が大事!企業に評価される書き方や伝え方を解説します」も参考にしてください。

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高評価につながる自己PRを書くためのコツ5選

高評価につながる自己PRを書くためのコツとして、自分らしさやエピソードの内容を意識しましょう。質の高い自己PRを仕上げるための5つのコツを解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.自分らしいアピールポイントを提示する

自己PRのなかでは、自分らしいアピールポイントを提示することが重要です。

企業のニーズを意識するあまり、自分の長所・強みから乖離した内容をアピールポイントにしてしまうと、誤解を招いてしまう可能性があります。仮にそのような状態で内定を獲得できたとしても、入社後のミスマッチに悩まされてしまう原因になりかねません。

新卒の就活では将来性やポテンシャルが重視されるため、完璧を求めすぎるのではなく、自分の素質を正しく理解した自己PRを打ち出すことが重要です。採用担当者からの評価を気にするあまり、自己PRを強調しすぎていないか提出前に必ず確認しておきましょう。

2.具体的な数字をエピソードに盛り込む

自己PRのエピソードには、できる限り具体的な数字を盛り込むのがおすすめです。エピソードのなかで具体的な数字を用いた実績や成果を伝えられれば、自己PRの説得力が増します。以下のような実績がある場合は、積極的に盛り込みましょう。

・部活動で県大会△位を達成した
・アルバイト先の売上が△%上がった
・勉強を△時間、△日継続した など

なお、エピソードとして紹介できる実績がない場合は、第三者の評価を付け加えるのもおすすめです。顧客からもらった感謝の言葉や、教授・友人の評価などを伝えることで、より説得力のある自己PRに仕上がるでしょう。

3.集団や対人における経験をアピールする

自己PRで使うエピソードは、集団や対人における経験が望ましいです。基本的に仕事はチームで行うケースが多いため、個人的な経験より集団のエピソードの方が高評価につながりやすい傾向があります。

提示する強み・長所にもよりますが、特に「協調性」や「チームワーク」をアピールする場合は、他者とのコミュニケーションを軸にしたエピソードが効果的です。

4.長期間継続した活動のエピソードを書く

自己PRでアルバイト経験を伝えるなら、1日〜1週間程度の短期バイトよりも1年以上継続した仕事のように、長期間継続した活動のエピソードを書くのがおすすめです。

企業は出来るだけ長く働いてくれる人物を求めているので、短期間の経験で発揮した強みは、再現性がないとみなされる可能性があります。一方、長期間継続した経験のなかで発揮し続けた強みであれば、入社後もその能力を再現できると判断されやすいです。

自己PRの説得力を上げるためにも、可能な限り長期間継続したエピソードを紹介しましょう。

5.第三者に添削してもらう

採用担当者からの高評価につながる自己PRを完成させるには、客観的な視点が必要不可欠です。

自分では上手く書けたつもりでも、第三者からするとアピールポイントがわかりづらかったり、説得力に欠けていたりするケースは少なくありません。だからこそ、完成した自己PRを俯瞰する必要があります。

とはいえ、自分が書いた文章を客観的に評価するのは難しいため、友人や家族などに協力してもらうのがおすすめです。身近な人に完成した自己PRを読んでもらい、アピールポイントや文章に違和感がないか確認しましょう。

なお、気軽に添削を頼める人がいない場合は、就活エージェントを利用するのもおすすめです。就活エージェントのなかには、無料で自己PRや志望動機を添削してくれるサービスもあります。就活のプロに添削してもらえば、より完成度の高い自己PRを仕上げられるため、積極的に活用するとよいでしょう。

自己PRの書き方や評価されるコツをより詳しく知りたい人は「自己PRの書き方は?就活で評価される構成と8つのコツを例文つきで解説」もご確認ください。

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就職活動で自己PRを書く際の注意点3選

就活で使用する自己PRを作成する際は、内容以外に文字量やレイアウトにも注意しなければなりません。紹介する3つのポイントを意識して、採用担当者が読みやすい自己PRに仕上げましょう。

1.記入欄の8割以上の文字量を意識する

自己PRを書く際は、最低でもエントリーシートや履歴書にある記入欄の8割以上は埋めるように意識してください。自己PRの枠に対して文字量が少ないと、志望度が低いといったマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。

また、文字の大きさや書体などにも注意が必要です。小さい字で詰め込むように書くと、採用担当者が読みづらくなってしまいます。ただし、枠を埋めようと大きすぎる字で書くのも手抜きと見なされてしまう可能性があるため、読みやすいサイズを意識しましょう。

2.読みやすいレイアウトや文章にする

自己PRを書く際は、記入欄の広さにかかわらず読みやすいレイアウトを意識してください。

自己PRを作成する際「どんな内容を書くか」はもちろん大切ですが、見た目のレイアウトも非常に重要です。一見してレイアウトが崩れていると、採用担当者に雑なイメージやそこまで熱意がない印象を与えてしまう可能性もあります。

マイナス評価を避けるためにも、客観的に見て抵抗感なく読み進められるレイアウトを意識しましょう。具体的には、文字間や段落が見やすいよう適宜改行をしたり、要点を簡潔にまとめた文章にしたりなどの工夫を取り入れてみてください。

3.手書きの場合は丁寧に書く

応募書類を手書きで作成する場合は、どんなに時間がなくても丁寧に書きましょう。膝の上など不安定な場所は避け、落ち着いて書けるデスクなどで作業してください。

もし間違えてしまった場合でも、修正テープは使用せず、最初から書き直すのがマナーです。どうしても時間が足りず、修正する場合は訂正箇所に二重線を引き、印鑑を押してください。

また、なんらかの原因で消えてしまう可能性もあるため、消せるボールペンの使用は避けましょう。採用担当者に雑な印象を与えないために、滲みの少ないゲルインクのボールペンを使用するのがおすすめです。

自己PRを書く際の注意点をさらに詳しく知りたい人は「自己アピールの効果的な書き方4ステップ!7つの注意点と例文8選も紹介」もあわせて参考にしてください。

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エピソード別の自己PRの例文3選

エピソード別に自己PRの例文を紹介します。3つのパターンに分けて参考になる例文を紹介するので、自分の経験・エピソードを落とし込んだ客観的に伝わりやすい自己PRを作るために有効活用してください。

1.ゼミ・研究室

私の強みは困難なことでも他者と協力して根気強く取り組み続ける忍耐力です。ゼミでは、学生目線で企業の課題解決に向けた提案を行うプロジェクトに取り組んでいました。

具体的にはアミューズメントパークの来場者のうち、女性比率を現状の3割から半年間で2倍以上の7割に増加させるといった内容でした。そこでゼミのメンバーと役割分担をし、女性の来場者数が少ない原因を調査するチームと、女性の来場者数を向上させる施策を考えるチームに分かれ調査しました。

SNSや大学でのアンケートを活用したところ、「周辺地域の治安が心配」「女性が楽しめる施設が少ない」といった原因が明らかになりました。

そこで、施策として最寄り駅からの案内板を設置しましたが、始めの1カ月で成果は出なかったため、メンバーで手分けしてほかの女性客から人気のあるパークの特徴を調査し直しました。調査結果を分析し、パークの運営者の方に飲食店で女性が好みそうな写真映えするデザートの開発や撮影スポットの設置を提案しました。

さらに、気軽に検索や拡散ができるSNSを使い認知度を高めていきました。その結果、プロジェクト開始から5カ月目で女性の来場者数は全体の6割になり、6カ月目には目標であった7割を達成できました。

この強みを活かして、入社後もチームメンバーと協力することでさまざまな顧客の要望を最大限反映できるよう、調整に努め、完成まで導いていきたいと考えています。

2.部活動

私は目標達成のために逆算し、自分のやるべきことを着実に進めていく推進力があります。大学では未経験で卓球部に入部し、目標としていた関東大会3位入賞を果たしました。

未経験から入部したため、着実に成長するために監督と3年間の育成プログラムを考えました。

特に、1年生の始めは技よりも体の使い方など、フィジカル面を整えることに注力しました。基礎体力など身につけたうえで技術力を磨くために、先輩にみずから声をかけてフィードバックをいただいたり、練習中や試合中の動き方を動画に収め、振り返りに活用したりしていました。

さらに、動画で観た経験者の練習方法やポイントを自分たちの練習でも積極的に取り入れました。その結果、大学2年生では関東大会出場を果たし、3年生では3位入賞という当初の目標を達成しました。

貴社の営業職として入社した際は、自分に与えられた責任を果たすために顧客のニーズを理解し、どのようなアプローチであれば購入につながるかを学びながら、着実に成果を出せる人材に成長したいと考えております。

3.アルバイト

私の強みは相手の気持ちや感情に寄り添い、柔軟に対応できることです。大学時代は飲食店のホールスタッフとして3年間働いていました。接客業ではお客様や状況に合わせた対応が求められるため、日々の業務のなかで強みを発揮できました。

私が所属する店舗は利用客の年齢層が幅広く、高齢者からお子様連れのご家族まで頻繁に訪れていました。そのため、足が不自由な方であれば入り口から近い席、お子様連れのご家族の場合は個室へ案内するなど、相手の気持ちや状況を考えて接客していました。

また、お客様から声がけされる前にお子様用のお皿を用意するなど、自分がしてもらったら嬉しいなと思う行動を心がけていました。

その結果、店長からは接客態度を褒められ、お客様からも「△△さんの接客は気持ちいいね」「子供たちがいても安心して食事できたので、また来ます」といったフィードバックをいただけるようになりました。

この経験を活かし、貴社でもお客様の気持ちに寄り添い、お客様のニーズを把握することで適切なサービスを提供していきたいと思います。

自己PRの例文についてより詳しく知りたい人は「就活に役立つ自己PRの例文6選!評価される構成やアピールのコツを解説」も参考にしてください。

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15の強み・長所別|自己PR例文一覧

15の強み・長所別に自己PRの例文を紹介します。自身のアピールポイントにあてはまる例文を参考にして、評価につながる自己PRに仕上げましょう。

1.主体性・リーダーシップをアピールする自己PR例文

私はチームの中心に立ち、プロジェクトを推進するために必要な主体性を持っていると自負しています。例えば、大学時代の研究で、チームメンバーの意見を尊重し、課題解決に向けて主導的に行動しました。

ある日、研究チームが進めていた地域創生に関するプロジェクトにおいて、メンバーや役場に連絡を取り、相談しながら新たなアイデアを出しました。その後もプレゼンテーションの作成や、発表のスケジュール調整、練習の指導など、積極的なリーダーシップを発揮し、チームを引っ張りました。

貴社に入社した後も、主体的に業務に取り組み、リーダーシップを発揮することでチームの成果向上に貢献したいと考えています。また、ほかの社員とのコミュニケーションを大切にし、協力できる環境を作れるよう努力して参ります。

私の強みである主体性やリーダーシップを活かし、貴社への貢献と自己実現の両立を目指して、働いていきたいと強く思っています。

2.協調性・チームワークをアピールする自己PR例文

私は協調性があり、チームでの仕事に向いていると自負しています。大学時代の研究プロジェクトで、チームメンバーそれぞれの得意分野を活かし、共同で課題解決に取り組みました。チーム内での役割分担を行い、適切なコミュニケーションをとることで、協力しながら解決策を見出しました。

また、インターンシップ先での実務経験でも、チームでの作業が多くありました。私はそれぞれのタスクに真摯に向き合い、周囲との連携をしっかりと図ることで、チーム全体の目標達成に貢献できました。

チームワークを大切にする貴社の企業風土において、個人の強みを活かした協力関係を築くことが重要だと考えます。私はそのような貴社の環境において、周囲の方々と協力しながら、会社全体を成功に導けるよう、努力して参ります。

3.真面目・責任感をアピールする自己PR例文

私は真面目な性格であり、仕事に対して強い責任感を持って取り組める点が長所です。大学ではスケジュールの厳しい授業にもかかわらず、毎日欠かさず出席し、課題も常に締切内に提出できるように努めていました。

また、学生時代にアルバイトしていた飲食店では毎日の業務に対して真摯に向き合い、お客様や同僚・上司から高い評価をいただきました。

私は真面目さを大切にしており、自身が担当する業務に対しても誠実に向き合い、最大限の成果を出すことを心がけています。貴社への入社後も真面目さを大切にし、成果を出せるよう精一杯取り組んで参ります。

4.柔軟性をアピールする自己PR例文

環境に合わせて適応できる柔軟性こそが、私の強みだと感じています。学生時代には、留学を経験するなかで現地の文化や習慣に適応し、新しい環境で自分自身を成長させてきました。

また、インターンシップでは、変化の激しいIT業界において、フレキシブルな発想やアプローチをすることで、問題解決に積極的に取り組めるようになりました。

ある時、クライアントからリクエストを受け、インターンシップ中に予定していたプロジェクトが大幅に変更されました。

初めは戸惑いましたが、クライアントやチームメンバーとのコミュニケーションを通じて、最適な解決策に辿り着きました。そのプロジェクトを経験したことにより、柔軟性やアジャイルな手法が重要であることを実感しました。

常に変化するIT業界では、環境に合わせて柔軟に対応できる力が求められると考えています。入社できた暁には、私の柔軟性を活かし、IT業界を牽引する貴社の業績向上に貢献できるよう精一杯努めて参ります。

5.計画性をアピールする自己PR例文

理論的な思考に基づいて、ゴールまでの道筋を立てられる計画性が自分の強みだと自覚しています。ゼミの研究活動においても、いかに計画的に進めるかを常に意識していました。

そのなかで、特に自信を持っているのは、課題や目標を設定し、ステップごとに計画を立てて、効率よく取り組める点です。

例えば、研究プロジェクトに取り組む際には、初めに全体像を考え、綿密な計画書を作成しました。その後、実験の進捗状況や納期に応じて適宜修正し、最終的には期限内に成果物を提出できました。

私は、この計画性を活かして、企業のミッションやビジョンを踏まえた業務計画を立て、タスクを優先順位に従って進めていきたいと思っています。そして、チームメンバーと協力しながら、問題解決能力を磨き、成果を積み上げていきたいと考えています。

6.向上心をアピールする自己PR例文

私は、常に自己成長を追求する「向上心」を持っています。学生時代には、英語力を向上させるために模擬面接やスピーチ大会に積極的に参加しました。また、インターンシップやボランティア活動にも熱心に取り組み、新たな挑戦が自分の成長につながったと実感しています。

これらの経験から、新しい環境でも自分を成長させるために、常に先を見越して自分自身に課題を設定し、努力することが重要であると学びました。この向上心を活かし、貴社での業務に取り組み、日々スキルアップしていきたいと考えています。

私の向上心は、貴社のような上昇志向の強い企業でこそ活かせると強く自信を持っています。自分自身に高い目標を設け、目標達成に向けて常に挑戦する姿勢をもって貴社に貢献したいと考えています。

7.好奇心・行動力をアピールする自己PR例文

私の長所はどんなことにも興味を持ち、アグレッシブに挑戦できる行動力です。幼少期から物事について疑問を持ち、積極的に学びを深めてきました。学生時代には、海外研修で様々な文化や歴史に触れるなかで、ますます好奇心が増していきました。

具体的なエピソードとしては、大学時代に行ったベンチャー企業のインターンシップでの経験が挙げられます。自社の新商品開発に関わる部署に配属され、社員の方々にいろいろと取材をして回りました。

そのなかで、社員の方々がどのように商品開発に取り組んでいるのかに興味を持ち、さまざまな質問をしました。社員の方々も私の好奇心に応えて、丁寧に答えてくれました。その結果、新商品開発に関する多くの学びを得ました。

入社した暁には、貴社のあらゆる事業領域に興味を持ち、積極的に学び続けられるように努めます。私の好奇心と行動力が、会社にとってプラスの貢献につながることを、心から期待しています。

8.負けず嫌いをアピールする自己PR例文

私の強みは、逆境でこそ燃え上がる負けず嫌いな性格です。

例えば、ある研究プロジェクトでは、自分が担当する分野において有識者の多いライバルチームと競い合う場面がありました。そこで、私は調査や分析によって、より正確かつ効率的な手法を考案し、発表時にはライバルチームを上回る結果を出せました。

また、私が負けず嫌いであることは、単に勝つためだけではありません。プロジェクトや業務において、自分の限界に挑戦して成長することが大切だと考えています。常に自分自身に対して高い目標を設定し、負けず嫌いな精神を持ち続けることで、より一層の成長、そしてチーム全体の成長につながると信じています。

貴社での業務においても、負けず嫌いな性格を活かして常に積極的にチャレンジし、成果を出すことで、企業の発展に貢献していきたいと考えています。

9.継続力をアピールする自己PR例文

目標達成まで努力し続ける継続力こそが、誰にも負けない私の強みです。学生時代には、大学入試に向けての長期計画を立て、一歩ずつ進んでいく必要がありました。そのため、努力してひたすら継続することが大切だと感じ、模試や学校の課題にいつも取り組んでいました。

毎日、最低でも12時間以上の勉強を1日も欠かさず継続し、△△大学へ現役合格を達成しました。

また、大学生活でも、大学院進学のために必要な研究成果を残すために、毎日の積み重ねが重要だと考え、不断の努力を続けました。その結果、研究テーマに関する論文を発表でき、貴社への推薦枠をいただけました。

今後も、今まで以上に長期的な目標を持ち、継続的な努力をしていきます。企業での業務でも、一つの課題に向き合って徹底的に取り組むことで、最良の成果を残せると考えています。入社後も、チャレンジを恐れず、ひとつひとつ着実に積み重ねていくことで、より成長し、貢献していきます。

10.集中力をアピールする自己PR例文

私の強みは、一つの物事に没頭できる集中力です。大学時代、私は学生団体の部長として、イベントの企画・運営やメンバーのマネジメントを担当していました。

イベントの企画・運営では、限られた予算のなかで、いかに費用対効果の高いイベントを開催するかを考え、綿密な計画を立てていました。また、メンバーのマネジメントでは、メンバー一人ひとりの強みを活かしながら、チームワークを発揮できるように心がけていました。

イベント当日は、トラブルが発生しないよう、常に集中力を切らさず迅速な対応を心がけました。その結果、イベントは大盛況に終わり、メンバーからも「部長のおかげで、イベントを成功させることができた」と感謝されました。

私はこの集中力を活かして、貴社に貢献できるものと確信しております。入社後も、常に集中力を切らさず、業務に取り組むことで、貴社の業績向上に貢献していきたいと考えております。

11.対応力をアピールする自己PR例文

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私の強みは予想外の出来事にも臨機応変に対応できる力です。

接客業のアルバイト先では、お客様とコミュニケーションをとる機会が多くありました。そのなかで、お客様の要望やクレームに適切に対応することで、顧客満足度の向上に尽力しました。

例えば、お客様から「この商品はありますか?」と尋ねられた際、在庫を切らしていることがありました。通常であれば在庫切れを説明し、謝罪するのが適切な対応ですが、お客様のニーズをヒアリングし、理解したうえで似たような商品を提案したところ、お客様は満足してご購入されました。

この経験から、ただマニュアル通りに動くのではなく、その場の状況に合わせて臨機応変に対応することの大切さを実感しました。

私は持ち前の対応力を活かし、貴社のお客様満足度の向上や業務の効率化に貢献できると確信しています。また、大学で専攻している経済学に関する知識と分析能力を活かし、会社の経営戦略立案や新規事業開発に貢献していきたいと考えています。

12.問題解決力をアピールする自己PR例文

私の強みは、トラブルを事前に予見し、冷静かつ迅速に対処できる問題解決力です。

学生時代に所属していたサークルで、イベントの企画・運営を行うなかで、様々な問題に直面しました。その都度、チームのメンバーと協力し、粘り強く解決策を探してきました。

例えば、イベント当日に雨が降ることが予想された時には、急遽、雨天決行用の会場を確保する必要がありました。事前にまとめておいた雨天用の会場リストを使用し、チームで手分けして問い合わせを行った結果、無事確保に成功しました。

また、イベント会場の収容人数に対し、予想以上に多くの人が来場するとわかった際には、数日前に急遽、入場制限をかけたこともありました。その際、参加者の皆様一人ひとりに対して丁寧にご説明し、ご理解いただくことで最後まで大きなトラブルなく、イベントを進行できました。

このような経験を通じて、私は問題に直面しても冷静に対処し、解決策を見つけられる自信を得ました。この経験を活かして、貴社でも様々な課題やトラブルを乗り越え、業績向上に貢献したいと考えています。

13.吸収力・成長性をアピールする自己PR例文

私は吸収力と成長性に自信があります。

学生時代、アルバイトで飲食店での接客を担当していたのですが、最初は注文を聞き間違えたり、料理を運ぶ際にこぼしてしまったりと、ミスを連発していました。しかし、先輩方の指導や独学で勉強を重ねることで、ミスを減らし、半年後には看板店員と呼ばれるようになりました。

また、大学で心理学を専攻し、人間の行動について学んでいるため、お客様のニーズを的確に把握し、満足度の高いサービスを提供するために、活用していました。時には、クレーム対応を任される場合もありましたが、心理学を取り入れつつ誠心誠意対応することで、最終的には満足していただけたお客様も大勢いらっしゃいました。

貴社に入社した後もこの吸収力と成長性を活かして、お客様に満足していただけるサービスを提供できるよう、日々努力して参ります。

14.丁寧さをアピールする自己PR例文

私の強みは、細かい仕事や作業でも手を抜かない丁寧さです。

大学ではボランティア活動に積極的に参加し、困っている人を助けることの喜びを知りました。

ボランティア活動では、高齢者の方と交流する機会がありました。高齢者の方のなかには、耳が遠かったり、足腰が弱かったりする方も多くいらっしゃいました。

私は高齢者の方々に接する際は、普段よりゆっくりと丁寧に話すよう心がけました。また、車椅子の方には、介助を申し出たり、段差のない道を案内したりして、移動をサポートしました。

これらの経験を通して、丁寧な対応は相手に安心感を与え、コミュニケーションを円滑にするとともに、自分も相手も気持ちよく過ごすために必要不可欠な姿勢だと強く実感しました。

私はこの丁寧さを活かして、入社後すぐに戦力になれるよう努力します。また、丁寧な対応によってお客様や取引先の方々に安心感を与え、コミュニケーションを円滑にすることで、会社の業績向上に貢献していきたいと考えています。

15.素直さをアピールする自己PR例文

私の強みはフィードバックを謙虚に受け止め、自己の成長につなげられる素直さです。

大学では所属していたゼミの発表会で、教授からの厳しい指摘を受けました。人前で話すのが苦手だった私は発表時の声が小さく、常に自信のない態度でした。

教授からの厳しいお言葉にとても落ち込みましたが、指摘された点を素直に受け止め、改善点を分析したうえで、何度も練習を重ねました。

その結果、次回の発表会では自信を持って発表できるようになり「見違えるほどよくなった」とお褒めの言葉もいただきました。

この経験から、自分の弱さを認め、改善するための練習を繰り返すことで、飛躍的に成長できると学びました。入社後も、周囲の意見を素直に受け止め、業務に活かしていきたいと考えています。前向きで柔軟性のある姿勢で、チームに貢献し、貴社の成長に寄与できるよう邁進していきます。

その他の自己PR例文を確認したい人は「自己PR例文17選|伝え方のポイントやエピソードの見つけ方なども解説!」もあわせてチェックしてください。

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