就活相談先のおすすめ15選!適切な相手選びのポイントや注意点も解説

このページのまとめ

  • 就活の相談先は「家族」「友人」「就活エージェント」などがおすすめ
  • 相談したい内容にあわせて相手を見極めると、より効果的なアドバイスが期待できる
  • OBやOGに就活相談する場合は、事前にアポをとり言葉遣いに注意する

就活相談先のおすすめ15選!適切な相手選びのポイントや注意点も解説のイメージ

​​「就活の悩みは誰に相談したらよいのか」と迷ってしまう就活生も多いのではないでしょうか。

第三者に悩みを相談すると、視野が広がって就活をスムーズに進めやすくなります。相談したい内容に応じて、家族や友人、就活エージェントなどに話を聞いてもらいましょう。

この記事では、おすすめの就活相談先や相談する際の注意点を解説します。誰に相談すべきか判断するためのポイントもお伝えするので、参考にしてください。

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目 次

就活相談をする4つのメリット

就職活動で悩んだときは、一人で解決しようとせず周囲に相談してください。第三者をうまく頼れると、精神的にも行動面でもプラスの効果を期待できるでしょう。

ここでは、就活相談をする具体的なメリットを4つ解説します。

1.就活に対する不安を解消できる

就活の相談をするメリットは、就職活動に対する不安を解消できる点です。悩みを抱えているときは、誰かに話すだけで心に余裕が生まれるケースも少なくありません。不安や焦りがなくなれば、その分、ポジティブ思考に転換しやすくなります。

相談する相手は、落ち着いて自分の話を聞いてくれる人がよいでしょう。気持ちを落ち着かせたい場合には、アドバイスを求めるのではなく、ただ話を聞いてほしいとお願いするのもおすすめです。

不安や悩みを抱えたまま就職活動を続けていても、視野が狭くなり失敗を招きやすくなるなど、マイナスの影響を与えかねません。不安を早めに解消しておくために、周囲への相談は有効だといえます。

就職活動の不安を解消する具体的な方法については、「就活で不安を抱えてしまうのはなぜ?よくある原因や対処法を解説」をご覧ください。

2.就活に必要な情報を入手できる

就活相談のメリットとして、有益な情報を入手できる点も挙げられます。就活のプロや就活経験者に相談すれば、Webサイトでは入手できない、リアルな情報を得られるでしょう。

今では、インターネットやSNSを通じて簡単に情報を探せるようになりました。しかし、目にする情報のすべてが正しいとは限りません。間違った情報を鵜呑みにして失敗したり、ネガティブな情報を見て気分が落ち込んだりする可能性も考えられます。

信頼できる情報を得るためには、就活エージェントや大学のキャリアセンターなどへの相談がおすすめです。過去の選考に関する情報や企業ごとの傾向などを掴んでおくと、内定獲得に向けて就職活動を有利に進められるでしょう。

3.第三者の意見を取り入れられる

就活相談を通じて、第三者の意見を取り入れられるメリットがあります。自分では気づかないような改善点を指摘されたり、新しいアイデアをもらえたりして、就活の悩みも解決しやすくなるでしょう。

たとえば、就活でよく聞かれる質問に「長所と短所」があります。自分の長所と短所をうまく言語化できない場合は、第三者に自分の印象を聞いてみるのも一つの方法です。身近な人に聞いてみると、自分のイメージを客観視しやすいでしょう。

就活で行き詰まったときは、自分の力だけではうまくいかないケースも少なくありません。第三者の客観的なアドバイスがあれば、よりスムーズに就活を進められます。

4.自分の考えや思いを言語化できる

自分の考えや思いを言語化できる点も、就活の相談をするメリットの一つです。相談する際、自分の考えを相手に伝えるためには、分かりやすい言葉を選んだり情報をまとめたりする必要があります。そのため、相談するプロセス自体が、選考対策として練習や思考の整理になるはずです。

実際に、応募書類の作成や面接など、就職活動では自分の考えや思いを伝えなければならない場面が多くあります。たとえ相談する際にうまく伝えられなくても、相手のアドバイスを選考時に役立てられるでしょう。

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就活相談についてキャリアアドバイザーからのアドバイス

人に相談しながら就活をすることで、自分にはない視点や選択肢を持つことができ、より後悔のない意思決定ができるでしょう。

【例1】自分では大したことがないと思っていても、他人から見ると強みであることに気づける可能性がある。
【例2】これまで思いつかなかったが、自分に合う業界や企業を知るきっかけになる。

エージェントに相談すれば、上記の観点に加え、自分の経験や特性がどのような業務や働き方と合うのかを知ることができます。また、企業ごとの選考でのアピールの仕方を学んだり、書類の添削をしてもらったりもできますよ。

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就活相談先のおすすめ15選

就活の相談相手は、慎重に選ぶ必要があります。なぜなら、自分のことや就職活動について知らない人に相談しても、根本的な悩みを解決できない可能性が高いからです。

ここでは、就活相談するのにおすすめの相手を紹介します。それぞれの特徴やポイントを理解しながら、誰にアドバイスをもらうとよさそうか考えてみてください。

1.家族

就職活動においてメンタル面での悩みが大きい場合は、家族への相談がおすすめです。自分のことをよく理解している分、安心して相談しやすく、精神的な支えにもなるでしょう。

具体的なアドバイスをもらうよりも、愚痴を聞いてもらったり、悩みについて一緒に考えてもらったりするとより効果的です。

就活経験のある兄弟姉妹がいる場合は、就活の進め方について聞いてみてください。「どのように就活に取り組んだか」「悩みをどのように解決したか」などの体験談を聞ければ、乗り越えるための具体的なイメージがしやすいでしょう。

2.友人

一緒に就活をしている友人に、悩みを相談するのもおすすめです。同じ状況を共有していて相談しやすいほか、モチベーションを維持するのにも就活仲間や友人の存在が役立ちます。

ただし、友人と比較して落ち込まないように気をつけてください。「友人はすでに内定をもらっている」「うまくいっていないのは自分だけ」などと考えてしまうと、相談しづらくなるだけでなく、就活を続けるのが苦しくなるでしょう。

モチベーションを維持するためにも、友人に相談するときは前向きな姿勢を心掛けてください。

3.サークルやアルバイトの先輩

サークルやアルバイトの先輩など、就活を経験した人からアドバイスをもらうのも効果的です。

志望する業界や企業で働いている、もしくは就職が決まっている先輩がいれば、より具体的な選考対策を聞ける可能性が高いでしょう。また、志望する企業に就職した先輩がいない場合は、先輩の友人を紹介してもらうのも方法の一つです。

しかし、先輩が就職できたからといって、必ずしも同じ方法で自分の就職活動がうまくいくとは限りません。もらったアドバイスは、何人かの先輩の話を聞きながら総合的に判断してください。

4.大学のキャリアセンター

さまざまな相談に対応できるのが、大学のキャリアセンターです。

大学のキャリアセンターでは、応募書類の書き方や面接対策など、就活生向けに幅広いサポートをしています。学生なら誰でも気軽に利用できるため、困ったことがあれば足を運んでみてください。

ほかにも、キャリアセンターの多くが、学生向けの就活セミナーや懇談会、講演会などを主催しています。自分の就活状況にあわせて、こうした機会をうまく活用できれば、よりスムーズに就職活動を進められるでしょう。

5.大学教授

就活の相談先として、大学教授も挙げられます。大学教授は、専門分野における幅広い知識と経験を持ち合わせているほか、業界のトレンドや需要の変化にも詳しい立場です。そのため、志望する業界や企業に対して具体的なアドバイスが期待できます。

しかし、実際には修士、博士と進んで大学教授になった人がほとんどです。就活相談する際は、できれば社会人経験が豊富な教授を選んでアドバイスをもらうようにしてください。

6.OB・OG

就職活動で困ったときは、OBやOGに相談するのも効果的です。OB・OG訪問では、就活の進め方や志望企業の採用傾向など、役立つアドバイスを得られるでしょう。

部活動やサークル、学部の先輩に心当たりがある場合は、連絡をとってみてください。また、志望する企業に知り合いのOB・OGがいない場合は、大学のキャリアセンターに問い合わせれば教えてもらえます。

OB・OG訪問の進め方については、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」を参考にしてください。

7.新卒応援ハローワーク

新卒応援ハローワークとは、「大学・大学院・短大・高専・専修学校などの学生や、これらの学校を卒業した人のためのハローワーク」です。求人情報の検索や紹介のほか、就活の悩みなども無料で相談できます。

新卒応援ハローワークの特徴は、新卒の就職活動に特化した職員が担当につき、マンツーマンで支援してもらえる点です。また、臨床心理士による心理的なサポートも受けられます。各都道府県にあるため、自宅に近いところを確認してみてください。

参照元
厚生労働省
新卒応援ハローワーク

8.就活カフェ

就活で悩んでいる場合は、就活カフェを利用して話を聞いてもらうのもおすすめです。就活カフェとは、企業が運営している学生向けのフリースペースで、カフェによってはカウンセラーが常駐して就活相談に乗ってくれます。

学生同士が気軽に交流できる雰囲気なので、就活仲間を見つけて相談してみるのもよいでしょう。ほかにも、運営企業が主催するイベントへの招待や選考の案内をもらえるケースもあるようです。

また、同級生だけでなく志望業界や志望企業のOBOGと繋がれた方もいます。

就活カフェは基本的に無料で電源やWi-Fiを使用できるため、就活準備をするつもりで気軽に足を運んでみてください。

9.経営者

経営者の知り合いがいる場合は、就活の悩みを直接相談してみましょう。経営者目線のアドバイスは、志望動機や自己PRの深掘りに役立ちます。

中小企業やベンチャー企業では経営者が面接官を担当するケースも多いため、採用担当者に与える印象なども聞いてみるとよいでしょう。

経営者と話せる機会は貴重です。就活イベントのなかには、就活コンサルタントとして活動している経営者が直接相談に乗ってくれるものもあります。経営者の知り合いがいない場合には、就活イベントへの参加も検討してみてください。

10.就活エージェント

就活エージェントなら、就活に関するあらゆる悩みや相談に応じてくれます。就活の悩みは、いくつかの不安要素が複雑に絡み合っているケースがほとんどです。

特に、何から相談したらよいか分からない場合などは、就活のプロに相談するとスムーズに解決できるでしょう。話をリードして、一緒にやるべきことを考えてくれます。

就活エージェントなら、就活準備から内定獲得までマンツーマンで手厚いサポートを受けられます。多くの場合、無料でサービスを利用できるため、気軽に相談してみてください。

11.スカウト型求人サイト

なかなか内定を獲得できず悩んでいる場合は、スカウト型求人サイトの活用がおすすめです。スカウト型求人サイトとは、プロフィールを登録しておくだけで企業から選考のオファーを受けられるサービスで、「逆求人サイト」とも呼ばれています。

なかには、キャリアアドバイザーが相談に乗ってくれるサイトも少なくありません。志望する業界や企業、理由などを相談しておくと、より自分に合った企業に出会える可能性が高まるでしょう。

なお、サービス内容はサイトごとに異なるため、利用の際は事前に確認するようにしてください。

12.「LINE」のオープンチャット

LINEのオープンチャットを利用して、アドバイスをもらう方法もあります。LINEのオープンチャットは、特定のテーマや目的に基づいて参加者が集まり、匿名で発言できるコミュニティです。

就活生向けのオープンチャットもいくつかあるため、参加すれば気軽に悩みを相談できます。ただし、LINEオープンチャットで共有される情報の多くは、個人の経験や偏った意見も多いため、ほかの情報源もあわせて参考にしましょう。

13.掲示板や就活口コミサイト

掲示板や就活口コミサイトも、就活相談に便利なツールの一つです。自分の相談事や疑問を投稿すれば、ほかのユーザーからさまざまなアドバイスを受けられます。

掲示板などを利用する際は、就職支援の公的機関や大手の求人サイトが運営しているもの、多くのユーザーが利用しているものを選びましょう。なかには、運営元が不明なサイトや怪しいセールスを行うサイトもあるので気をつけてください。

また、掲示板や口コミサイトに寄せられる情報は、本当に信頼できるものかどうか自ら取捨選択する必要があります。すべての情報を鵜呑みにせず、参考程度に受け入れるとよいでしょう。

14.就活塾

就活塾とは、就職活動中あるいは就活を控えた学生に対して、幅広い支援サービスを提供する専門塾のことです。就活塾では、経験豊富なコンサルタントやキャリアアドバイザーが就活生向けに個別指導を行います。

就活塾に参加すれば、悩みを相談しながら必要な就活ノウハウを身につけられるでしょう。ただし、就活塾に入るには費用がかかるケースがほとんどです。

サービスを利用する前に費用やプログラム内容をよく確認し、自分のニーズに合った就活塾を選ぶ必要があります。

15.就活コンシェルジュ

就活コンシェルジュとは、就職活動をサポートする専門のコンサルタントやアドバイザーのことです。就活コンシェルジュや就活エージェントなど、キャリアアドバイザーに相談できる方法はいくつかあります。

なかでも、就活コンシェルジュは面談時間に制限がなく、ほかのサービスと比べてより自由度の高いサポートが魅力です。サービスが手厚い分、費用もかかるため、事前に確認してから利用するようにしてください。

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就活相談に必要な4つの事前準備

就活相談は、事前に準備をしておくとより有意義な時間を過ごせます。反対に、相談したい内容を相手にしっかりと伝えられなければ、悩みを解決できずに終わってしまうでしょう。

ここでは、就活相談までにやるべき事前準備を4つ解説します。

1.自己分析を行う

就活相談の前までに、自己分析を行ってください。特に、志望動機や自己PRについて相談する場合は、自己分析が不十分だと適切なアドバイスをもらうのは難しいでしょう。

就活相談の相手は、知り合いだけではありません。初めて話す相手でも、相談時に自分のことをきちんと伝えられるよう、事前に自己分析をしておきましょう。

自己分析の効果的なやり方については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」を参考にしてください。

2.質問する前に自分で調べる

相談相手に質問する前に、まずは自分で調べることが大切です。調べれば分かるような質の低い質問をするのは、時間をつくってくれている相談相手にも失礼にあたります。

たとえば、「自己PRの書き方が分かりません」と聞いても、相手はどのような点でつまずいているか分かりません。

この場合、「インターネットで書き方を調べて作成してみましたが、納得できる文章になりませんでした。どのように修正したら内容が伝わるか教えてください」といったように、具体的に聞くほうがよいでしょう。

調べる習慣が身につけば、自然に質の高い質問ができるようになります。質問する前に、まずは自分で調べる習慣をつけておいてください。

3.質問する背景を整理する

就活の相談をするときは、「なぜ質問するのか」という理由を整理しておくのもポイントです。質問とあわせて背景も伝えられると、相手が意図を理解しやすく的確なアドバイスをもらえるでしょう。

「面接で自分の強みを伝えられない」と悩みを話しても、聞き手はなぜ強みを伝えられないのか分かりません。なぜなら、下記のように理由は人それぞれだからです。

・強みを見つけられていない
・面接で緊張してしまう
・言語化するのが苦手 など

この場合、「自分の強みが分からなくて、うまく伝えられません」と相談すれば、強みを見つけるためのアドバイスをもらえるでしょう。相手が回答しやすい質問ができるよう、事前に質問する背景を整理しておいてください。

4.目的に応じて相談相手を見極める

就活の悩みを相談する際は、事前に「誰に相談すべきか」をしっかりと見極める必要があります。適切なアドバイスをもらうためには、相談する内容や目的に応じて相手を選ばなくてはなりません。

就活を始めたばかりの方は、相談しやすい相手や就活エージェントなどのプロに頼るのがおすすめです。就活エージェントでは自己分析のサポートから行い、一緒に就活をスタートすることができます。また、就活をある程度進めている方は、OB・OGからの直接的なアドバイスやほかの就活生との情報共有など、モチベーションを高められる相手に相談するとよいでしょう。

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就活のよくある悩みと相談相手の選び方

ここでは、就職活動の悩みに合わせたおすすめの相談相手を紹介します。

「就活の悩みはあるけれど、誰に相談すべきか分からない」と困っている方は、ぜひ参考にしてください。

就活で何をすべきか分からない

就職活動のやり方が分からない場合や、就活の方向性を見失ってしまった場合は、就活をよく知る人への相談がおすすめです。

・就活エージェント
・大学のキャリアセンター
・新卒応援ハローワーク
・就活カフェ
・OB・OG など

何をすべきか分からないまま行動しても、うまくいかず悪循環に陥ってしまうかもしれません。

就活をよく知る人に相談すれば、自分の行動に自信が持てるようになるでしょう。物事を前向きに考えられるようになると、自然に悩みや不安も軽減されていきます。

自分に合う就職先が分からない

どのような企業が自分に合うか迷っているときにおすすめなのが、下記のような相談先です。

・就活エージェント
・大学のキャリアセンター
・新卒応援ハローワーク
・OB・OG など

周囲に相談してみると、思いがけずやりたいことや目標が見つかる場合があります。さまざまな視点から業界研究や企業理解を深めたい場合は、下記を利用してみるのもよいでしょう。

・就活カフェ
・「LINE」のオープンチャット
・掲示板や就活口コミサイト

情報を集めて働く姿をイメージできるようになると、自分に向いている企業も探しやすくなります。

企業研究のやり方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考にしてください。

内定獲得に向けてレベルアップしたい

内定獲得に向けてレベルアップしたい場合は、下記をはじめとする就活のプロに相談すると効果的です。

・就活エージェント
・経営者
・就活塾
・就活コンシェルジュ など

内定獲得に向けて、就活でのアピール方法などを改善するには、第三者によるアドバイスが欠かせません。自分一人で考えるよりも、個別で手厚い支援が受けられるサービスを活用すると、効率よく自己成長していけるでしょう。

一人で就活を続けるのがしんどい

一人で就活をするのがしんどいと感じている場合は、身近な人や信頼できる人に話を聞いてもらうのがおすすめです。

・家族
・友人
・サークルやアルバイトの先輩
・就活エージェント
・大学のキャリアセンター
・就活カフェ など

「内定がもらえなくてしんどい」「就活が嫌になった」といった場合は、一人で悩まず周囲に相談してみてください。しんどい気持ちを素直に吐き出すだけでも、心が軽くなるでしょう。

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就活相談する際の注意点

ここでは、就活の相談をする際の注意点を解説します。

就活相談で得た情報を鵜呑みにしない

相談して得た情報を、そのまま鵜呑みにするのはやめてください。

特に、インターネット上では、名前も顔も分からない人がさまざまな情報を流しており、主観的な意見や嘘の情報も少なくありません。複数の情報源を参考にしながら真偽を確かめ、参考程度にしておくのがおすすめです。

得た情報のすべてを信じるのではなく、本当に正しいか確かめるようにすると、情報に振り回されることもなくなります。

自分とは考えが合わない相談相手もいると理解する

相談する相手が、必ずしも自分と同じような考えをしているとは限りません。相手が言うことを無理に理解しようとしたり、異なる考えについて間違っていると非難したりしないよう気をつけてください。

就職活動に対する考え方や価値観は人それぞれ異なります。そのため、就活の相談をすると、「考え方が間違っている」「△△するべき」など、自分の考えと違うことを言われるケースも少なくありません。

もし、相手の考えを受け入れられないと感じる場合は、無理に受け止めようとせず、さまざまな考え方の人がいると思うようにしてください。自分や相手の考え方を無理に変えようせず、必要な意見だけを取り入れましょう。

なお、情報に惑わされないためには、自分なりの就活の軸を持っておくのも大切です。就活の軸の見つけ方については、「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」を参考にしてください。

相談する人数を数名に絞る

就活の相談をする相手は、数名に絞るのがおすすめです。

多くの人に相談してしまうと、得られる情報が多過ぎて混乱してしまう可能性があります。また、別々の人に相談して異なるアドバイスをもらった場合、どちらを採用するか迷うでしょう。場合によってはどちらも信用できなくなり、全く違う意見を採用してしまうかもしれません。

情報量が多いと、かえって混乱して決断しにくくなります。就活相談するときは、信頼できる数名に絞ってアドバイスをもらうようにしてください。

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OB・OGに就活相談する際の4つのポイント

OBやOGに就活相談する場合は、アポ取りや質問内容の確認といった準備が必要です。事前に何も準備せず、相手に質問をするのは失礼にあたります。

ここでは、OB・OG訪問時のポイントを4つ解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.必要に応じて事前にアポを取る

OB・OGに就活相談するときは、事前にアポを取りましょう。部活動やサークル、学部の先輩など互いに知っている間柄であっても、相手は社会人です。社会人にふさわしいマナーで連絡を取る必要があります。

OB・OG訪問の依頼メールの例文

OB・OG訪問は、メールで依頼するケースが一般的です。

依頼メールを送る際は、件名を見て用件が伝わるようにしてください。なぜなら、一日に送受信するメールの数が多い場合、用件が分からないものは後回しにされがちだからです。

件名には、「OB訪問のご相談」「就活に関するご質問」など、用件を分かりやすく記載しましょう。大学名と氏名を記載し、誰から送られたか分かるようにするのもコツです。

メールでOB・OG訪問の依頼をする際は、次のように送るとよいでしょう。宛名は正式名称で入力し、最後に署名を入れるなど、基本のメールマナーを押さえて作成してください。

【件名】
OB訪問のご相談(△△大学 △△ △△)

【本文】
△△株式会社
営業部 △△ △△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△ △△と申します。

突然のご連絡で申し訳ございません。
大学のキャリアセンターにて△△様のことを伺い、ご相談をさせていただきたくご連絡いたしました。

現在、就職活動中であり、貴社にエントリーさせていただきたいと考えております。
貴社の業務内容や働き方をより詳しく伺いたく、メールをお送りした次第です。

ご多忙中大変お手数ですが、お力添えいただけると幸いです。
もし、お時間を頂けるようであれば、来週の月曜日から金曜日で、△△様のご都合のよい日時を教えていただけますでしょうか。

突然のご連絡で恐縮ですが、何卒よろしくお願いします。

△△大学△△学部△△学科
△△△△(氏名)
電話番号:×××-××××-××××
メールアドレス:×××××@××××.jp

2.就活相談する際は言葉遣いに気をつける

就活の相談をする際は、敬語の使い方などの言葉遣いに気をつけてください。就活の場面であっても、社会人同様のマナーが求められるのが基本です。

特に、謙譲語と尊敬語は間違いやすいため、よく使う言葉だけでも正しく使えるようにしてください。

【言う】
尊敬語:おっしゃる
謙譲語:申し上げる

【行く】
尊敬語:いらっしゃる
謙譲語:伺う・参る

【見る】
尊敬語:ご覧になる
謙譲語:拝見する

就活の場面でよく使う敬語については、「就活の面接に向けて敬語をチェックしよう!間違いやすい表現も解説」で解説しています。

3.就活相談で聞いた内容はメモしておく

就活相談で得た情報は、メモをとるよう心掛けましょう。メモに残しておかなければ、聞いた内容を忘れてしまったときに何もできません。就活相談の前に、メモをとっても問題ないか相手に確認しておくと丁寧な印象です。

また、スマートフォンでメモをとると、真剣に話を聞いていないと思われてしまう可能性があります。メモをとる際は、できる限りスマートフォンではなくメモ帳と筆記用具を使いましょう。

4.就活相談のあとはお礼の連絡をする

就活相談が終わったら、メールでお礼の連絡をします。

メールを送るタイミングは、当日中がおすすめです。ただし、メールの送信が夜遅くになりそうな場合は、日を改めて送るようにしてください。深夜は業務時間外であり、ビジネスマナーの観点からも適切ではないと考えられます。

OB・OG訪問のお礼メールの例文

メールでお礼を伝えるときは、次の例文を参考にしてください。メールでのお礼は、できるだけ要点を絞って簡潔にすると相手に伝わりやすくなります。

また、「実際に話した内容や印象に残ったこと」などを1~2行程度で盛り込むとさらに好印象です。

【件名】
OG訪問のお礼(△△大学 △△ △△)

【本文】
△△株式会社
営業部 △△ △△様

お世話になっております。
本日OG訪問させていただいた、△△大学の△△ △△と申します。
お忙しいなか、お時間を作っていただき、誠にありがとうございました。

△△様のとにかく足を運んで企業研究するお話、大変勉強になりました。
今回のOG訪問により、△△様のようにコミュニケーションを大切にする方と働きたいと感じました。今後、貴社の選考を突破するために精進して参ります。

またご相談をさせていただくこともあるかもしれませんが、その際は、ご指導いただけると幸いです。

貴重なお時間をいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

△△大学△△学部△△学科
△△△△(氏名)
電話番号:×××-××××-××××
メールアドレス:×××××@××××.jp

OB・OG訪問のお礼メールについては、「これで完璧!気持ちが伝わるOB訪問のお礼メールは?」も参考にしてください。

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就活相談を誰にすべきか悩んでいるあなたへ

「就活相談を誰にしたらよいか分からない」と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。就活で困っているときは、一人で抱え込まず、できるだけ早く周りに相談しましょう。

誰かに相談しようと思っても「面倒に思われないか」「悩みを解決できるか」などと不安な場合は、就活エージェントへの相談がおすすめです。

就活エージェントであるキャリアチケットは、就活に悩んでいる学生のサポートをしています。応募書類の作成から選考対策、企業選びといったさまざまな相談が可能です。

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