就活は無理ゲーなの?うまくいかない原因と成功させる12のヒントを解説

このページのまとめ

  • 就活を無理だと感じる理由は「内定が出ない」「やりたい仕事が見つからない」から
  • 完璧主義や真面目な人、周囲と比べてしまう人ほど就活に無理ゲー感を抱きやすい
  • 就活への向き合い方や自身の理想のキャリアを今一度見直せば、就活はうまくいく

就活は無理ゲーなの?うまくいかない原因と成功させる12のヒントを解説のイメージ

就活に取り組むなかで「内定をもらえる気がしない」「就活なんて無理ゲーだ」などと考えてしまう人は、思いのほかたくさんいます。時間をかけて選考対策したのにお祈りメールが届いたり、やりたい仕事が見つからなかったりする人もいるでしょう。

この記事では、就職活動がうまくいかない原因や成功させるヒントを12個解説しています。「就活は無理ゲーだ」と思っている人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

就活がうまくいかない理由を相談したい

   
目 次

就活が無理だと感じるのはあなただけじゃない

そもそも、就活に対して「もう無理」と考える就活生は多く、思うようにいかなくて悩む人が大半です。むしろ、就活で何一つ苦労せず、すべて思い通りに進められる人はほぼいないでしょう。

また、就活は学業、ゼミ・研究や卒論、アルバイトなどと並行して進めるため、時間の確保は簡単ではありません。そして、就活にはゴールがなく、自身で判断基準を定めて納得のいく就職先を見つける必要があるため、その過程で無理だと考えてしまう人がいるのも当然といえるでしょう。

就活は悩みながら進めるのがむしろ当たり前で、困難な状況から自分のなかで正解を導き出すことに意味があります。就活に対して無理だと思ってしまうのは自分だけではないことを理解して、今一度就職活動に向き合うことが大切です。

なお、就活に対して漠然とした悩みがある方は「就活でどうすればいいかわからなくても大丈夫!悩みの対処法を解説」も参考にしてみてください。

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「就活=無理ゲー」と思う3つの理由

ここでは、就活を無理ゲー(クリアするのが難しいゲーム)と考えてしまう理由を3つにまとめました。自身の状況と照らし合わせて、就活の進め方を見直すきっかけにしてみてください。

いつまでたっても内定がゼロ

何十社とエントリーして、選考・面接に進む企業もいくつかあるにも関わらず、1社も内定を獲得できないのは誰もがしんどい状況でしょう。

そもそも、就活に取り組んで内定獲得までに直面する壁は、いくつかあります。

・書類選考が通らない
・1次面接から先へ進めない
・最終面接で落とされる

内定獲得までのステップはいくつかありますが、上記の状態が続くと「自分には就職は向いていない」「今さら就職先は見つからない」とマイナスに受け止めてしまうこともあるでしょう。

就職に対する不安や諦めの気持ちから、「就活は無理ゲーだ」と考えてしまうケースは比較的多い傾向です。

内定を獲得できなくて悩んでいる方は「就活でどこも受からないのはどうして?考えられる原因や対処法を解説」も参考にしてください。

やりたい仕事がない・好きな仕事ができない

自己分析を通じて業界研究や企業研究を進めても、やりたい仕事や興味のある仕事が見つからないという人は一定数いるのではないでしょうか。

就職後のミスマッチを避けたい気持ちは当然で、やりたい仕事が見つからないのはエントリーする企業を増やせないことに直結するため、内定獲得も遠のいてしまいます。

求人探しの時点でつまづくパターンは就活が長期化する傾向にあるため、業界の成長性や企業風土などの業務内容以外のアプローチで興味関心を探ってみてもよいでしょう。

やりたい仕事がないパターン以外にも、「自身のスキルでは就職が難しい」などの理由で、最初から就職は無理だと考えてしまう人もいます。就職自体に興味を失ってしまうと就活が一向に進まないため、最初から決めつけることはせず、広い視野を持っておくことが重要です。

学歴や性格面でビハインドを感じる

自身の学歴や性格面にビハインドを感じて、就活に対する絶望感や無理ゲー感を抱く人もいます。

確かに、大企業や有名な人気企業などの場合、書類選考で学歴フィルターをかけているケースもあるようです。自身の志望する企業が学歴重視であれば、選考が思うように進まないこともあるでしょう。

そもそも、就活は企業と就活生がマッチングする機会です。そのため、学歴を問わない企業や、自身で負い目を感じる性格を強みとして打ち出せる企業を探して応募すれば問題ありません。

自分を効果的にアピールできる企業を探して、ほかの就活生と差別化する意識で就活に取り組めば、学歴や性格面で抱くビハインドも感じなくなるでしょう。

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「就活は無理ゲー」と思っている人の7つの特徴

就活に対して絶望感やもう無理だと思ってしまう人に共通する特徴を7つ解説します。「就職はもう無理かも」と感じている人は、自分に当てはまるものはないか確認してみてください。

周囲と比べて焦っている

就職活動の進捗状況や内定の獲得数などを周りの就活生と比べて、過度に反応するのは控えましょう。

新卒で就活を進める場合、同学年で一斉に就職活動を始めるため、周囲と自分の状況を比較しやすい環境です。

周りの状況をみて「就職できなかったらどうしよう」と不安やつらさを感じることもあるかもしれません。ほかにも、「内定が貰えないのは自分だけ」と極端なマイナス思考に陥ることもあるでしょう。

ほかの就活生と比べて焦るのは就活において何もよいことがなく、自信を失うことにつながりかねないため気をつけてください。

選考結果の通知が気になって落ち着かない

選考結果が来るまでは「気持ちが落ち着かない」「気になってほかの作業が手につかない」人もいるでしょう。

そもそも、就職活動では数社から数十社の選考を受けるのが一般的です。選考結果が気になるのは仕方のないことですが、メールを数分おきにチェックしたり、通知が来るたびに気持ちが上下したりすると、次の選考や他社の面接対策に集中できない恐れがあります。

選考結果の振り返りは重要ですが、結果そのものに一喜一憂するのは就活を進める際の足かせになりかねないため注意が必要です。

なお、面接がうまくいかない人は「採用コンサルタントが明かす、面接で落ちる就活生の特徴」も参考にしてみてください。

モチベーションや、やる気が低下している

就活を進めるなかで「どうせ就職は無理」「もう疲れた・限界」など、モチベーションややる気が低下している場合、あきらめムードになってしまいがちです。

就職したいけどうまくいかない不安やストレスから開放されたい気持ちから、就活から距離を取ってしまう人もいますが、本質的な解決にはなりません。

モチベーションや、やる気の低下は就活を進める上で悪循環に陥る原因になるため、一時的に距離を取り、積極的に休息を入れてリフレッシュしてもよいでしょう。

金銭的な問題を抱えている

学費や生活費などを家族に頼ることなくアルバイトで工面している人は、就活にかかる費用の捻出に苦しさを感じる人が多い傾向です。

リクルートスーツやかばんの購入だけでなく、移動費や宿泊費など、積極的に就活を進めるほどお金がかかります。

このような金銭的な不安が就職活動に影響を及ぼすケースもあるでしょう。

完璧主義で理想を追い求める

何事も完璧さを追い求める人や真面目すぎる性格な人は、就活に対して無理ゲー感を抱く可能性があります。

就活はゴールがないため、状況によっては妥協したほうがよいケースもあるでしょう。就活できる期間にも限りがあるため、頑張りすぎた結果として精神的に追い込んでしまう人もいます。

理想の就職先を見つけたい気持ちは理解できますが、ある程度の許容度をもっておいたほうが就活はスムーズに進められるでしょう。

新卒の会社を重視しすぎる

新卒で入社した会社で将来のキャリアが決まると考えている人は、新卒の就活に対して高いハードルを設定している可能性があります。

終身雇用制度が崩壊したこともあり、キャリアやライフステージに応じて、就職先を柔軟に変える意識は徐々に浸透しているでしょう。転職も当たり前になっているため、新卒至上主義で考えすぎると就活に無理ゲー感を抱くのは無理もないかもしれません。

新卒の会社を重視しすぎていると心当たりがある人は、一社目である程度の経験を積み、次の会社でステップアップするという選択肢もあることを覚えておくとよいでしょう。

就職に対してネガティブに考えている

そもそも就職に対して「何も興味を持てない」「働きたくない」などとネガティブに考えている人は、就活に対してナーバスに考えてしまう人が多い傾向です。

就職に対する考え方は人それぞれではあるものの、何かしらの活動を通して社会貢献するのは、一種の責務といえるでしょう。国内には大小問わずさまざまな企業が存在し、社会に貢献しています。

就職に対してネガティブに考えている人は、広い視野で業界や企業研究を進めて、少しでも興味関心を持てるものがないか探すことから始めるとよいでしょう。

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就活は無理と思っている方へのキャリアアドバイザーのアドバイス

就活がうまくいかないときは、その人自身に問題があるわけではなく、進め方の過程に原因がある場合が多いです。そのため、原因を見つけて慌てずに軌道修正をすれば大丈夫ですよ。まずは、選考のどの段階で落ちてしまう傾向にあるのか、洗い出してみましょう。1次面接・2次面接・3次面接・最終面接それぞれに、落ちてしまう原因のヒントがあります。

1次面接

企業が理想としている印象とずれている可能性があります。たとえば、営業職を採用したいけれど、あまり笑顔が見られず、人とのコミュニケーションが苦手が印象があるなどです。1次面接で落ちることが多い場合は、職種の選定から考え直す必要があるでしょう。

2次面接

印象はマッチしているものの、思考や経験が、企業が求めているものとずれている可能性がある。企業のWebサイトなどにある「求める人物像」を再確認し、どのような人を理想としているかの再確認が必要です。

3次面接

印象や思考、経験値もおおむねマッチしていますが、深堀の質問をしたときの答えが浅い可能性があります。「なぜ?」を3回以上繰り返し、答えられるように対策してみてください。

最終面接

最終面接まで残っている=企業側は「ぜひ来てほしい」と思っていることが多いです。ほかの就活生よりも志望度が高いことを伝えるための工夫が必要です。
 

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就活がうまくいかない5つの原因

就職活動がうまくいかない原因は、大きく5つに大別できます。現状を振り返り、心当たりがないか確認していきましょう。

自分について理解していない

就活をスムーズに進めるには自己理解が欠かせません。

・興味関心は何か
・長所や強みは何か
・短所や苦手なことは何か

上記などを聞かれてすぐに答えられない場合は、自分について正しく理解できていない可能性があります。

就職活動は、自分と企業の相性はどうか、自分のどのような能力をアピールできるかなどを意識して進めていくものです。手当たり次第に応募しても、企業側が求める人物像と合っていなければ、うまくいかないことのほうが多いでしょう。

また、自分では就活マナーが守れていると思っていても、他者から見ると「清潔感に欠ける」「言葉づかいが間違っている」というパターンもあります。

自身の性格面に関する理解だけでなく、就活に対する意識はどうか、就活マナーはどの程度できているかなど、自分についてよく理解しておくことが大切です。

仕事や企業をイメージだけで見ている

各業界や仕事内容、企業に関して、細かく調べずにイメージだけで理解を留めている人も、就活がうまくいかない可能性があるので気をつけてください。

・△△職は大変そう
・△△業界は縮小しそうからやめたほうがよさそう
・△△社は大手だから安定してそう

上記などのように、自身のイメージだけで就職活動を進めると視野が狭くなる可能性が極めて高いです。同じ職種でも企業によって業務内容は少しずつ異なるため、企業ごとに調べてみなければ自分に合うかどうか分かりません。

また、企業規模の大きさや知名度に惹かれて応募しても、企業が求める人材・ニーズに合っていなければ採用につながらず、非効率的な就活を進めることになるため気をつけてください。

そもそも、大手企業は募集人数に対する応募者数が多いため、内定を勝ち取るのは困難です。大手に絞って応募していると、気づけば内定を貰えていないという状況になる可能性もあるでしょう。

キャリアプランをイメージできていない

就職後のキャリアプランをイメージできていない人も、就活がうまくいかない傾向にあります。

そもそも、就職活動は内定獲得がゴールではなく、理想の働き方やライフスタイルを実現するための手段にしかすぎません。理想を叶えるための手段として、その企業に就職してやりたい業務に従事するのが本来あるべき姿であるため、正しいゴール設定をできていない人は就活がうまくいかないでしょう。

自分について理解した上で、どのようなキャリアを築いていきたいかも考えることで、就活の進め方に迷いがなくなるはずです。

キャリアプランの考え方や答え方について知りたい方は「「入社後したいこと」はどう答えたら良い?キャリアプランを聞く理由と答え方を解説!」をご覧ください。

悩みを一人で抱え込んで行動に移せていない

就活に関する悩みを抱え込み、行動に移せていない状況の人も、思うような結果は出せないでしょう。

就活がうまくいかない、金銭的な問題があるなど、就職活動に対する不安や悩みを一人で抱えていると、それだけで気持ちがいっぱいになってしまいます。最悪の場合、ストレスから心身に不調をきたす可能性もあります。

悩みに向き合って考えることはもちろん大切ですが、解決できなくて行動に移せていないのであれば就職活動はうまくいかないでしょう。就活の悩みが解決されない場合は、友人や家族だけでなく、キャリアアドバイザーなどの専門家に頼ると、具体的なアドバイスももらえるのでおすすめです。

研究や卒論と就活を両立させられない

研究・ゼミや卒論などと就活を両立させられなくてうまくいかない人も数多くいるでしょう。

学業を疎かにすることはできないため、時間を有効活用する方法を探ることが最優先です。1日の時間の使い方を洗い出して無駄がないか確認したり、オンラインの説明会を開く企業の選考を優先して移動時間を削減したりして、就活の効率化をしていきましょう。

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就活を成功させる12のヒント

就活に対して悲壮感やもう無理だと考えている人に向けて、おすすめの対処法を12個まとめました。「内定なんて獲得できない」と思っている人も、就職活動のやり方や向き合い方を変えるだけでうまくいく可能性もあります。

以下で紹介するなかで、取り入れられるものから実践してみましょう。

就活とその他の時間を区別する

まずは時間の使い方を見直すことから始めてみてください。

どれほど忙しい人でも、通学中の電車内や食後の休憩時間、寝る前のSNSチェックなど、「なんとなく」時間を浪費しているはずです。これらのスキマ時間を有効活用して面接対策や応募書類の作成などをすれば、就活は問題なく進められるでしょう。

説明会や面接などの時間は確保した上で、日常生活を改めて見直すことから始めてみてください。

自己分析を徹底する

自己分析の徹底は、就活を成功させるために欠かせません。

過去の経験を洗い出して自分の強みや価値観、興味関心を言語化することで、企業選びや応募書類の作成、面接をスムーズに行えるようになるはずです。

就活が思うように進んでいない方は、改めて自身の経験を振り返り、自己理解を深めましょう。

就活の軸を見直す

自己分析と並行して、就活の軸を見直す時間を設けてみてください。

どのような企業に就職したいか、応募する企業を選別する基準を言語化したものが「就活の軸」ですが、今まで就職活動が思うように進められていない方は、軸がブレている可能性があります。

会社の知名度や規模で応募先を選んで就職できたとしても、やってみたい仕事でなければ、ミスマッチが生じて早期離職につながりかねません。

就活の軸を定めることで企業選びがスムーズに進むだけでなく、内定を獲得できたときに後悔することなく承諾できるでしょう。逆に、内定先に納得できない場合には、就活の軸に基づいてさらなる内定獲得に向けて努力できるはずです。

業界研究・企業研究をしっかり行う

就活を成功させるには、業界や企業の理解も欠かせません。イメージだけで業界や職種を絞ると、とりうる選択肢は自然と狭まってしまいます。

企業から内定を獲得するには、そこで働きたい理由を競合他社と差別化して伝えなければなりません。その際、企業研究が入念に行えていると、志望動機や自己PRもスムーズにまとめられるでしょう。

自分の強みや価値観と合うかどうか、企業との相性をチェックするためにも、業界と企業の研究はしっかい人用と行ってください。

広い視野を持ち、選択肢を広げる

就活を成功させるためのマインドとして、広い視野をもっておくことも極めて重要です。

先ほども解説したように業界や職種についてイメージ先行で決めつけてしまうと、本当はマッチするはずの業界を見逃してしまう可能性があります。

「大手じゃなければダメ」「△△な会社しか受けない」という絞り込みは、自分の可能性を狭めてしまうためおすすめできません。

会社の規模や知名度だけで応募企業を決めず、視野を広く持って、さまざまな選択肢のなかから求人を探しましょう。

選考結果を毎回振り返る

就活を進める過程で、ESや面接で選考に落とされてしまった場合は、その原因・結果を毎回振り返るようにしてください。

就活に限らず、うまくいかない結果には、必ず原因があります。ESで通過しなかった場合には、記載した内容を振り返り、イマイチだった可能性のある項目をピックアップしましょう。面接で落とされた場合は、受け答えに困った質問や、回答した内容が面接官に響いていなかったなど、手応えの有無は分かりやすいはずです。

選考結果を毎回振り返ることで、次回の選考では同じミスをしないように注意できるでしょう。失敗から学び、同じ失敗をしないよう回避し続ければ、納得のいく形で内定を獲得できるはずです。

提出書類の添削を受ける

ESや履歴書といった応募書類に関して、第三者から添削を受けると、自分では気づけなかった改善点が浮かび上がります。

自分の中では納得のいく仕上がりだとしても、書類選考の通過率がイマイチであれば改善の余地はあるはずです。友人や大学の先輩に見てもらったり、大学のキャリアセンターや就活アドバイザーに添削を依頼したりして、客観的な立場からフィードバックをもらいましょう。

面接の練習を繰り返す

「面接が苦手」「人前は緊張する」という方は、繰り返し面接の練習をしてください。

何度も練習することで、表情や姿勢、話し方などを改善できるだけでなく、練習量が自信につながります。まずは自己PRや志望動機といった、頻出度の高い質問に対する回答を作成してください。そして、友人や家族に協力してもらい、模擬面接を行ってみましょう。

一人で練習する場合は、鏡の前で行ったり、動画撮影したりすると客観的な視点で対策できます。

就活マナーを振り返る

応募書類の見直しや面接対策だけでなく、身だしなみや言葉づかいといった就活マナーを確認しておくのも忘れないようにしてください。

一口に身だしなみといっても、意識すべき項目はさまざまです。

・尊敬語と謙譲語を正しく使い分けできているか
・面接の入退室に関するマナーを守っているか
・TPOに合った装いを選んだか
・服装の汚れや乱れはないか
・ヘアスタイルは適切か

上記以外にも、就活のマナーに関するチェック項目は多々あります。自分で分からない場合は、身近な人に見てもらったり、キャリアアドバイザーなどのプロの目線で見てもらったりするとよいでしょう。

周囲と比べるのをやめる

就活をうまく進めるために押さえておきたいのが、周囲と比べないことです。

就活は資格試験や受験に合格するような明確なゴールがないため、応募する企業の数や就活の進め方、獲得する内定の数など、あらゆるものが人によって異なります。就活のゴールは千差万別である以上、周囲の人と比べても意味はありません。

「人は人、自分は自分」と捉えて、自分のペースを保つことが大切です。自分のなかで就活の軸を明確に定めて、納得のいく就職先を見つけることに専念しましょう。

自己肯定感を上げる

就活におけるマインドセットとして、自己肯定感を上げる意識はしておいてください。

就職活動を進めると、ほとんどの企業から不採用の通知を受けることになります。自分を否定されたように受け取ってしまうかもしれませんが、入社後のミスマッチを避けられたと思えばラッキーです。

不採用の通知は相性が合わなかっただけで、理想とする企業に出会うための布石と捉えておきましょう。また、面接まで選考が進んだのであれば、実践形式で練習できたと思えば経験としてプラスにはたらきます。

何事も捉え方次第でプラスに考えられるので、納得のいく就職先に出会うためにも、自己肯定感は高めていきましょう。

就職サポートを利用して効率よく進める

就活の進め方そのものに不安がある場合は、就職経験者や就職のプロに相談してみることをおすすめします。

特に、就活エージェントの場合、無料でおすすめな求人の紹介や内定獲得に向けたアドバイスをしてくれるため、効率よく就職活動を進められます。就活のプロならではの視点で、就職をサポートしてくれるでしょう。

第三者に頼れる環境があるほうが安心できるという方は、就職サポートの利用も検討してみてください。なお、就活の進め方に自信のない方は「就活で自信がない学生必見!原因と対策を知って前向きに就活を進めよう」も参考になるはずです。

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就活が無理と感じたらリフレッシュも重要 

就活に対して無理だと感じた場合は、そのまま続けるのではなく、一旦離れてリフレッシュすることも大切です。

就活をやめてしまうと将来的なキャリアに悪影響を及ぼす可能性が高いためおすすめできませんが、改めて頑張るきっかけになるよう、就職活動を忘れる時間も確保してみましょう。

・趣味に打ち込む
・旅行に出かける
・散歩する
・買い物する
・一日中ゴロゴロする

効果的なリフレッシュの方法は人によって異なるので、自身がスッキリする方法で気持ちを落ち着かせることが重要です。

就活に対してこれ以上無理だと思った際は、一度リフレッシュして頭を切り替え、就職活動へのモチベーションを回復させましょう。

なお、就活で精神的に追い込まれている場合は「就活ストレスがやばいときはどうする?限界になる理由や対処法を解説」も参考にしてみてください。

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就活が無理だと思った時の選択肢

最後に、就活はこれ以上無理だと思った時にとりうる選択肢を5つ紹介します。就活生であり続けることに辛さを感じた場合の参考にしてください。

進学する

学部卒で就職せず、大学院や専門学校などに進学して、改めて就活をするのは一つの手段です。

特に、理系の学生であれば、専門性を磨いて就職に活かす方法も考えられるでしょう。学部卒に比べて院卒の場合は初任給が高く設定されているケースもあるため、進学費用をペイできる可能性も十分あります。

ただし、大学院への進学は就職の先延ばしであるため、専門的な研究・論文を執筆しながら就活を進めることになる点は覚えておきましょう。当然、大学院試験の勉強を経て合格しなければならないため、相応の準備が必要な点には注意が必要です。

就職留年する

大学院などへの進学以外にとりうる最も一般的な選択が、就職留年です。新卒で就職するために留年して、改めて新卒扱いで就活するのが現実的な選択になるでしょう。

就職留年は新卒扱いされるため、この点は特におすすめです。ほかにも、自己分析や企業研究に時間をかけたり、まとまった時間を活用してほかの就活生にはできない経験を積んだりできます。

しかし、留年した理由は面接でほぼ必ず聞かれるため、適切に回答できる準備をしておきましょう。就職留年した理由を率直にまとめて、納得いく就活をするために何をしてきたか伝えれば、面接官も納得してもらえるはずです。

就職留年について詳しく知りたい方は「留年して就職は厳しい?不利になりやすい理由や就活する際のポイントを解説」で詳しく解説しています。

フリーターとして働く

正社員として雇用されるのではなく、フリーターとして生計を立てるのも選択肢の一つとして考えられます。

条件のよい勤務先であれば、企業に新卒で入社した場合と同程度の給料を稼ぐことは可能ですが、社会保障や社会的な信頼などの面で劣ってしまうのは否めません。

フリーターとして働くのはあくまで期間限定にして、第二新卒や既卒者を歓迎する企業を中心に、就活は続けたほうがよいでしょう。もしくは、フリーターとして生計を立てながら資格取得を目指して、専門的なスキルを武器に就活を進めることをおすすめします。

フリーランスとして働く

会社員として企業と雇用契約を結ばず、フリーランスとして働くことも可能です。

実際、フリーランスは企業やフリーランス同士で仕事を受注するクライアントワークが中心であるため、個人で仕事をこなせるだけのスキルや実績が欠かせません。

クライアントを満足させられるスキルだけでなく、営業して仕事をとるスキルも必要であるため、フリーランスとして働くのは簡単なことではないことは覚えておきましょう。

人によっては、在学中からSNS発信やブログ運営で収益を上げている人がいるかもしれません。そのような場合は、フリーランスとして独立するのも視野に入るでしょう。

起業する

フリーランスとしてクライアントワークをするのではなく、自らビジネスを立ち上げる「起業」も選択肢の一つです。

もちろん、上記の選択肢に比べて再現性は最も低く、自分のなかでビジネスモデルやプランを描けていない限り、起業しても成功することはないでしょう。

・店舗を持たないビジネス
・Webマーケティングに関する支援
・プログラミングの受託開発
・オリジナルサービスの開発

上記などは個人でもコストをかけずにチャレンジして、起業することも可能です。将来のビジョンが明確な方は、学生起業を視野に入れてもよいでしょう。

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就活はもう無理だと思っているあなたへ

就活を頑張って進めても、なかなか結果が出なくて「もう無理だ」と思っている人も多いのではないでしょうか。ほかの就活生は内定を複数獲得して、「どうして自分はうまくいかないんだ」と自己否定している人がいるかもしれません。

就活の進め方やゴールは人それぞれで、自分が納得できる就職先を見つけることが最も重要です。就活を続けるのがもう無理だと思っている人は、第三者からサポートをうけたほうがよいかもしれません。

友人や大学の先輩、大学のキャリアセンターを利用してもよいですが、就活のプロである就活エージェントの利用は特におすすめです。

なかでもキャリアチケットは、専任の就活アドバイザーが自己分析の深掘りやキャリアの相談、ESの添削、面接対策、あなたにあった企業の紹介などをマンツーマンで行っています。

就活を続けるのがもう無理だと悩んでいる人は、ぜひキャリアチケットを利用してみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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