就活でくじけそうになったら?内定のために気持ちを切り替える4つの思考法

このページのまとめ

  • 就活でくじけそうになる原因は、先の見えない不安やストレスによるネガティブ思考
  • 就活でこれ以上くじけないために、成功体験を増やしてやる気の向上を目指そう
  • 就活にくじけそうなときは、運動や旅行で気分転換して気持ちを切り替える

就活でくじけそうになったら?内定のために気持ちを切り替える4つの思考法のイメージ

就活をしていてくじけそうになったり、思うようにいかずに落ち込んだりした経験がある就活生も多いのではないでしょうか。就活を乗り切るためには、適度な気分転換とリフレッシュが大切です。

この記事では、ポジティブ思考への切り替え方や就活のモチベーションを保つ方法について解説します。これまでの就活を見直すためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

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目 次

就活でくじけそうになる3つの原因

就活でくじけそうになる原因は、「見えない将来への不安」「ストレスによるネガティブ思考」などさまざまです。分かりやすいきっかけがある方もいれば、大きな理由がなくても些細なことの積み重ねで、くじけそうになっている方もいるでしょう。

ここでは、就活でくじけそうになる主な3つの原因を解説します。就活で挫折しそうになる経験は、多くの就活生に共通する悩みです。自分の中にある不安の種を突き止めて、解決策を練っていきましょう。

1.自分の希望が叶うか分からない不安

就活生の中には、「自分が希望する仕事に就けないのでは?」という不安や焦りから、くじけそうになってしまう方がいます。就活においては、志望する企業や業界に入りたいとどんなに熱望しても、不採用通知を受けたらそこで選考は終了です。

この場合、新卒者としての入社を諦めなければならず、強い思いがあるほどショックは大きいでしょう。また、自分が目指している業界から複数の不採用通知を受け取った場合には、将来の道が閉ざされたように感じてしまうケースも考えられます。

2.就活のストレスから来るネガティブ思考

長期にわたる就活では、人事担当者とのやり取りやスケジュール調整、面接での自己PRなど、普段の学生生活とは違ったストレスを感じることも多いでしょう。また、就活時の自己分析では自分の弱みとも向き合う必要があります。

このような状況下で不採用通知を受け取ると、「自分を受け入れてくれる企業はない」「自分にはアピールできる長所がない」とネガティブ思考に陥ってしまうことも珍しくありません。

必要以上に自分を卑下してしまうと、マイナスな気持ちを引きずったまま就活を続けることになり、悪循環につながるため注意が必要です。

3.周囲との比較で抱く劣等感

周りに内定をもらう人が増えてくると、「まだ内定がないのは自分だけでは?」と焦って不安になってしまうこともあるでしょう。

また、周りと比べることで自分の嫌なところだけが目に付いてしまい、「内定が出ないのは自分に問題があるから」「ほかの就活生と違って自分は就職に向いていない」と劣等感を抱くケースも考えられます。中には、落ち込んで就職活動を諦めてしまうケースもあるようです。

就活における不安の原因については、「就活で不安になる理由とは?原因と具体的な解消法を紹介!」で対処法とあわせて詳しく解説しています。

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就活でくじけそうな気持ちを切り替える4つの思考法

就活中にくじけそうになったときには、自己否定するのではなく、先へ進むために前向きな考え方をするようにしましょう。

ここでは、就活でくじけそうな気持ちを切り替える4つの思考法を紹介します。

1.就活はゴールではなくスタートである

就活生はつい内定をゴールにしがちですが、企業に就職して働くことは社会人としてのスタートにすぎません。企業はあくまで、自分の将来像を実現するための手段として存在していると考えられます。

就活する上で大切なのは「どこの企業に入ったか」ではなく「自分がどう生きていくのか」に目を向けることです。

「大手企業に入れたら勝ち組」だとか「中小企業は何だか嫌だ」といった思考はいりません。大手志向の就活生で、くじけそうになって悩んでいる場合は、過度なプレッシャーを手放すようにしてください。

就職はあくまでもスタートラインです。そのため、入社してからどう実績を残してキャリアを積んでいくかの方が大切だといえるでしょう。

2.就活がその後の人生すべてを決めるわけではない

就活が思うようにいかなかったとしても、その後の人生で失敗が続くわけではありません。将来に不安を感じてくじけそうになっている場合は、現在描いている将来像は約束されたものではないと考えてみてください。

就活において、具体的なキャリアプランを思い描くことは大事です。しかし、現実的には、入社後に希望部署へ配属されなかったり、異動を命じられたりと、思い描いていた将来像とズレが生じる可能性もあります。理想と現実にはギャップが存在する事実を理解しておきましょう。

第一志望の企業から不採用通知を受けたとしても、それが最後のチャンスとはいいきれません。たとえば、中途採用での入社を視野に入れて同じ業界で経験を積むなど、長期的なキャリアを見据えるのも一つの方法です。

自分が思い描いた将来像は、状況に応じて変化させていけます。このような思考は、社会人として求められる臨機応変な対応力にもつながるでしょう。

3.就活にかかる時間は人それぞれ

早い段階で内定が決まる学生もいますが、就活にかかる時間は人それぞれです。むやみに周囲の人と比べて、劣等感を抱く必要はありません。

就活は、「これから長いお付き合いになるであろう企業を選ぶためには、決まるのに時間がかかっても当然」といった思考で挑むのがおすすめです。もし身近に内定をもらった就活生がいれば、成功体験や失敗体験など、どのような工夫をしたのか就活のアドバイスをもらうとよいでしょう。

4.内定が出なかった企業とは相性が合わなかっただけ

内定がもらえなかったのは、あくまでもその企業との相性が合わなかっただけです。なかなか内定がもらえずにいると、自分を否定され続けているように感じる就活生もいるでしょう。しかし、「不採用=その就活生の人格否定」ではありません。

選考プロセスは、入社後の企業と応募者のミスマッチを防ぐ目的もあります。たとえ時間がかかったとしても、相性のよい企業は見つかるはずだと考えましょう。不採用通知を受けたショックをできるだけ引きずらず、前向きな気持ちに切り替えていくことが大切です。

就活で内定がもらえない理由とその対策については、「内定が欲しいのにとれない…どうしたら良いの?」も参考にしてください。

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就活でくじけそうなあなたへキャリアアドバイザーのアドバイス

・選考に落ちてしまった=能力不足ではなく、能力と企業が求めているもののミスマッチ、もしくは伝えきれていなかっただけと考える

・ミスマッチに気づいてもらってラッキーと考える
価値観や得られるスキル、環境などどこかしらにミスマッチが生じたため選考に落ちた可能性があることを考えると、先方が見抜けず入社をして「この会社は合わない…」と思いながら辛い毎日を送るよりも、早く気がつけて良かったと思います。

・時には息抜きをしても良いという気持ちを持つ
うまくいっていないときこそ余計に頑張ってしまう人もいるかもしれません。しかし、くじけそうなときは、好きなことをしたり就活のことを考えないようにしたりして息抜きの時間を作ったほうが、また新しい気持ちで頑張れることもあります。

・人に頼っても良いという気持ちを持つ
うまくいっていないときには必ず何か原因があります。それを1人で見つけるのが難しいときは誰かに相談をして、一緒に解決に向かって考えるのも一つの手です。

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これ以上くじけないために就活を見直す5つの方法

就活でくじけないためには、前向きに取り組む姿勢を身につける必要があります。そのためには、就活における成功体験を積み重ねることが大切です。

多くの就活生は、就活がうまくいっていないと感じるときに、くじけそうになってしまいます。成功体験を増やしていくために、これまでの就活を見直すところから始めてみてください。ここでは、就活を見直すポイントを解説します。

1.選考に通らない原因を特定する

就活がうまくいかない場合、まず必要なのが原因を特定することです。くじけそうになって悩む時間があるなら、うまくいかない原因を考えてみましょう。

選考が通らない原因はさまざまですが、代表的なものは以下の通りです。

・就活の軸が定まっていない
・企業分析が不十分
・自己PRに具体性がない
・第一印象がよくない

原因を特定してはじめて、以下のような準備ができます。

・自己分析で就活の軸を明確にする
・企業研究に力を入れる
・ESの完成度を高める
・面接時のマナーを身につける

就活がうまくいかない原因を理解し、必要な対策をしていくことで内定獲得へ近づけるでしょう。

2.過去の経験と関連がある業界を目指す

アルバイトやゼミ、サークル活動など、これまでの経験と結び付けられそうな仕事を探してみるのもおすすめです。就活がうまくいかない理由の一つに、自分の経験と応募している企業の特徴がマッチしていない点が挙げられます。

これまでの自己PRや志望動機を見返して、志望先が求める人物像に合っているかを見直してみてください。「自分の経験を活かせるかどうか」に着目して志望先を考え直してみると、これまでとは違った企業や職種に出会える可能性が高まります。

3.手当たり次第にエントリーせず応募先を絞り込む

「この企業から内定をもらう」といった強い意志で取り組むためにも、エントリー数は絞るようにしましょう。なかなか内定がもらえない状況が続くと、焦って手当たり次第に応募してしまう就活生も珍しくありません。

しかし、応募数が増えることで、それぞれの企業研究が希薄になってしまったり、時間に余裕がなくなって逆に追い詰められたりしてしまうケースも考えられます。

また、仮に内定をもらえたとしても、「本当にこの企業でよいのか」と別の悩みを抱えてしまう可能性もあるでしょう。そのような事態を防ぐためにも、応募する企業は、本当に入りたい気持ちを持てるところだけに絞るのがおすすめです。

4.OB・OGを訪問する

就活方法を見直すときに検討してほしいことの一つとして、OB・OG訪問が挙げられます。OB・OG訪問の目的は、日々の業務内容を知り、企業がどのような人材を求めているかを理解することです。

就活では、完成度の高い志望動機や自己PRを書いても、企業が求める人物像とマッチしていなければ、内定にはつながりにくいと考えられます。そのため、会社説明会や企業のWebサイトだけではわからない会社の雰囲気や業務内容など、リアルな情報が役に立つでしょう。

また、就活に役立つアドバイスがもらえたり、先輩社会人と話すことでモチベーションを高められたりするメリットもあるので、うまくいかないときこそOB・OG訪問を検討してみてください。

5.面接の練習を繰り返す

これまでの就活で見直すべきポイントは、面接対策です。面接の練習を繰り返すことで、当日の緊張を和らげられるでしょう。面接は、質問内容や雰囲気など当日まで不確かなことが多いため、慣れないうちは緊張して当たり前です。

練習の相手は友人でもよいですが、できれば大学のキャリアセンターやハローワーク、就活エージェントなど、就活支援の専門家と練習するのがおすすめです。ほかにも、面接対策の就活セミナーや模擬面接を受けたりするのもよいでしょう。

面接対策は、自分の言葉で自信をもって話せるようになるまで練習する必要があります。面接に苦手意識がある方も、とにかく場数を増やしていく意識で挑みましょう。

就活を成功に導くコツについては、「大学生が就活失敗する場合の5つの共通点とは?成功につながるコツをご紹介」も参考にしてください。

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就活でくじけそうなときのリフレッシュ方法5選

就活でくじけそうになり、やる気がなくなってしまったときには、運動や旅行などで思い切ってリフレッシュするのが効果的です。うまく気分転換ができれば、就活のモチベーションアップにつながるでしょう。

ここでは、就活でくじけそうなときにおすすめのリフレッシュ方法を5つ紹介します。このほかにも、自分が心から楽しめて没頭できる趣味があれば、ぜひ試してみてください。

1.運動する

運動して汗を流すことで、モヤモヤとした気持ちをすっきりと解消できるでしょう。パソコンに向かって業界研究や志望動機の作成などをしていると、同じ体勢で過ごす時間が長くなりがちです。

同じ体勢を続けていると疲労も蓄積しやすくなるので、たまには体を動かして気分転換してみてください。椅子に座ったまま背筋を伸ばしてみるだけでも、緊張感が和らぎ気分が明るくなるでしょう。

2.温泉やお風呂にゆっくり入る

就活のリフレッシュ方法として、温泉やお風呂に入って体をほぐすのもおすすめです。何かと忙しい就活中は、つい動き続けてゆっくり過ごす時間が限られてしまいます。

だからこそ、意識的に体を休めてあげることが大切です。温泉へ行くのが難しい場合でも、お気に入りの香りやリラックス効果が期待できる入浴剤を使って、自宅のお風呂で手軽にリフレッシュできます。

3.旅行する

就職活動で行き詰まったときは、思い切って旅行に出かけるなどして就活の疲れをリセットするのもよいでしょう。就活生の多くは「就活中に旅行する余裕はない」と考えがちです。しかし、土日は企業からの連絡や学校関連の用事は基本的にないでしょう。

日帰りや1泊2日程度の短い旅行であれば、就活中であっても十分楽しめます。就活はもちろん大切ですが、友人と遊んだり旅行に出かけたりして疲れた心を癒やすことも忘れないでください。

4.本を読む

就活でくじけそうなときのリフレッシュ方法として、読書もおすすめです。たとえば、ファンタジー作品を読んでその作品の世界観に浸っていると、少しの間、日常生活の悩みを忘れられるでしょう。

また、ノンフィクション作品を読んで他人の価値観に触れることが、気持ちを切り替えるヒントになる可能性もあります。リフレッシュのためには、普段なら選ばないジャンルの本を読んでみるのもおすすめです。ほかにも、新たな気付きや知識を得られるなど、読書にはさまざまなメリットがあります。

5.頑張ったご褒美を用意する

就活で頑張った後には、自分へのご褒美を用意するのもよいでしょう。美味しいお菓子や少し贅沢なランチ、ずっと欲しかったけれど我慢していたものなど、自分が喜ぶご褒美を選んでください。

自分へのご褒美を用意することで、「面接を乗り切ったら楽しみが待っている」「楽しんだ分、切り替えて頑張ろう」と、就活のモチベーションアップにもつながります。

就活の疲れを癒す方法について、「ちょっと休憩しませんか?就活疲れを癒やしてくれるスポットまとめ」では、おすすめのお出かけスポットを紹介しています。

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就活がうまくいかなくてくじけそうなあなたへ

就活でくじけそうになっている就活生の中には、なかなか内定がもらえず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。就活でくじけそうなときには、まずは気持ちを切り替えるリフレッシュ方法を試してみてください。その上で、これまでの就活を見直しながら前に進む必要があります。

就活がうまくいかず、くじけそうな場合は、就活エージェントへの相談もおすすめです。

キャリアチケットでは、自己分析や業界研究から面接対策まで、就活に役立つサポートをしています。内定をもらうために何から見直したらよいか悩んでいる方は、ぜひ利用してみてください。

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就活でくじけそうな方によくある質問

就活でくじけそうな方によくある質問をまとめました。

Q.就活が一番忙しい時期はいつですか?

A.一般的な就活スケジュールによると、情報解禁を迎える大学3年の3月が一番忙しい時期だといえるでしょう。情報解禁にあわせて、中には3月初旬から説明会を実施する企業もあります。

経団連が定める指針では選考開始を6月としていますが、選考の時期は企業によってさまざまです。早い企業では、4月以降に順次選考プロセスを始めるケースもあります。就活の忙しさは、情報解禁の3月から7月くらいまで続くといえるでしょう。

忙しい就活を乗り切るコツについては、「就活のピークはいつ?やるべきことを知って内定を勝ち取ろう!」も参考にしてください。

Q.就活がつらいと感じたときの乗り越え方は?

A.就活がつらいと感じた場合は、就活エージェントやスカウト型求人サイトの利用がおすすめです。就活エージェントなら自分に合った企業を紹介してもらえます。また、スカウト型求人サイトは、プロフィールを登録しておけば企業からオファーが届く仕組みです。

就活がつらいと感じているときはやる気もなくなってしまうのではないでしょうか。そのような時は、焦って自ら行動しなくても情報が得られる方法で、無理なく就活を進められるとよいでしょう。

就活がつらくてくじけそうなときの対処法については、「就活がつらいときの解決策とは?視野を広げるのが成功のコツ」も参考にしてください。

Q.就活中にやっておいてよかったと思うことは?

A.学生が就活中にやっておいてよかったと思う代表的なものは、以下のとおりです。

・自己分析をしっかりとする
・多くの業種の説明会に参加する
・大学で就活対策の講義を受ける
・自己PRにつながる経験をする
・インターンシップに参加する

就活を成功させるために、とにかく行動することが内定をもらう秘訣の一つだといえるでしょう。

大学生のうちにやっておくべきことについては、「大学生の間にやるべきこととは?おすすめの経験や資格などを解説」もぜひ参考にしてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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