このページのまとめ
- 就活での全落ちは大学4年生の6月が節目
- 全落ちしても卒業ギリギリまで挽回は可能
- 全落ちを防ぐには焦らず就活の軸を見直すことが大切
「就活の持ち駒も尽きてきた」「選考に全落ちしたらどうしよう」と不安になってしまう人は多いものです。
就活で全落ちしてしまう原因はさまざまですが、時期によって対策は異なります。
この記事では、就職活動が失敗に終わりそうで不安な就活生に向けて、時期別の対処法を解説しています。実際に全落ちで卒業を迎えた場合の選択肢についても紹介してるので、参考にしてください。
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- 就活の全落ちは大学4年の6月が節目
- 大学4年6月以前(就活初期)に持ち駒がなくなった
- 大学4年6月以降(就活後期)に持ち駒がなくなった
- 全落ちしてしまう就活の特徴と原因
- エントリー数が少ない
- アピールの方向性が合っていない
- 自己PRや志望動機がありきたりで特徴がない
- オンライン選考の対策が不十分
- 選考段階ごとの対策ができていない
- 不採用の原因を考えない
- 就活が全落ちで終わった場合の選択肢
- 就職留年をする
- 大学院や専門学校に進学する
- 就職浪人をする
- 公務員を目指す
- 就活初期の対策|就活の方向性を考え直す
- 自己分析をやり直す
- 就活の軸を見直す
- 企業研究をやり直す
- 企業選びの視野を広げる
- 就活後半の対策|ESや面接対策を徹底する
- エントリーシートをブラッシュアップする
- 面接対策として話し方をトレーニングする
- 第三者の意見を聞く
- 就活で全落ちしそうなときでも避けるべき行動
- 持ち駒を増やすことだけを目的にする
- 倍率が低そうな企業にばかり応募する
- 早々に内定を諦める
- 他人と比較して自己肯定感を下げる
- 就活で全落ちした時の心構え
- 全落ちは挽回可能
- 不採用は内定獲得の「ヒント」である
- 入社してしまえば内定の時期や数は関係ない
- 就活で全落ちした時のメンタル回復方法
- 毎日数分だけでも就活に時間を使う
- 毎日の成果をノートに記録する
- 就活エージェントに相談する
- 就活で全落ちして卒業後の進路が不安なあなたへ
就活の全落ちは大学4年の6月が節目
就活の全落ちには2パターンあり、大学4年生の6月が節目です。パターン別に対策が異なりますので、自分の状況がどちらに位置するのか見極めておきましょう。
大学4年6月以前(就活初期)に持ち駒がなくなった
大学3年生の3月に情報解禁され、多くの学生がさまざまな企業にエントリーします。書類審査や面接などが行われ、結果がわかるまでに時間がかかることも。
大学4年生の前半で、応募先から不採用通知が届きはじめると「全落ち」を感じ始める学生も出てきます。最初の「持ち駒」がなくなるわけですから、就職活動そのものが失敗に終わったように感じてしまう学生も多いでしょう。
しかし、就活の初期であれば絶望する必要はまったくありません。内定者が最終採用者とはならず、夏採用や秋冬採用を行う企業もあるためです。
夏採用の攻略法については「夏採用で内定を獲得しよう!選考対策のポイントや注意点を解説」の記事で詳しく解説しています。
大学4年6月以降(就活後期)に持ち駒がなくなった
6月以降に応募先の企業が全落ちしてしまうと、絶望的な気持ちになる人も多いでしょう。周囲で内定を獲得する学生が増え始め、募集している企業や業界も減少した印象を受けるかもしれません。
ただし、この時期であっても就活の挽回は可能です。2社以上で内定獲得していても就職活動を継続する学生もいるため、内定辞退者が出てくることも予想されます。
また、通年で採用をしている企業も多く、優秀な学生を獲得したいと思っているはずです。
ただし、就活後半ともなると「全落ち」からの挽回は戦略的に行う必要があるでしょう。内定を勝ち取るための対策については後ほど紹介します。
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全落ちしてしまう就活の特徴と原因
内定がなかなか取れない学生の就職活動には、一定の特徴があります。自分の就活方法が当てはまっていないか、内定が取れない原因について考えてみましょう。
エントリー数が少ない
「全落ち」してしまうのは、エントリーする企業を絞りすぎているのが原因の可能性があります。
一般的な就活生のエントリー数は30~50社といわれています。50社にエントリーしても全社で選考を通過することはなく、内定につながるのはもっと少ないでしょう。
大手企業や成長業界にばかりにこだわったり、慎重になりすぎたりしてエントリー数が少なくなると、全落ちする可能性は高まります。
実際に入社する会社を決めるのは、後々の判断になります。エントリー時はあまり慎重に考えすぎず、企業研究や業界研究を十分に行い、就活の軸に合えばプレエントリーしてみましょう。
アピールの方向性が合っていない
不採用になる理由として、アピールする方向性が合っていない場合もあります。
たとえば、ルーティンワークを主とした業界に応募するのに「新しいことに挑戦するのが好きです」とアピールしても効果的とはいえないでしょう。業務内容や企業が求める人物像を把握できていない学生だと判断されかねません。
まずは、業界や企業への理解を深めて、どのように自分をアピールすべきか考え直す必要があります。
アピールの方向性が合わない原因として、企業との相性が合っていない可能性も。企業側としても、早期離職を防止するため、就活生との相性の良さを重視しています。スキルが十分にあっても、企業の相性とマッチしないと判断されれば、不採用となる可能性が高いでしょう。
このような場合は、自己分析と企業研究を根本からやり直し、自分の適正と合う企業の特徴を洗い出すのがポイントです。
企業研究についての詳しいやり方は「企業研究のやり方と就活に活かすコツを解説!効率的な進め方とは?」の記事を参考にしてください。
自己PRや志望動機がありきたりで特徴がない
ありきたりな自己PRや志望動機では、印象に残りにくく不採用になりがちです。インターネットや書籍の例文をそのまま使ってしまうと、人柄や個性が伝わりにくくなってしまいます。
採用担当者は、数多くのESに目を通しています。印象の薄い内容だとマイナスの印象を与えてしまいかねせん。自分の強みがひと目でわかる、簡潔で印象的な文章を考えましょう。
オンライン選考の対策が不十分
オンライン化が進み、対面の面接に進む前にオンラインで「カジュアル面接」や「Web面接」を行う企業も増えました。
オンラインでの面接は移動時間やお金を節約できますが、対面面接にはない難しさもあります。うまく対応しなければ、あなた本来の魅力が伝わらないかもしれません。
対面面接とオンライン面接はマナーや表情の伝わり方が異なります。オンライン面接で失敗しないために、次の点を押さえておきましょう。
・一度は繋いで練習する
・ネットがつながりやすいところで受ける
・部屋を明るくし、背景をキレイにする
・カメラと目線の高さを同じにする
・画面ではなくカメラを見る
・企業への緊急連絡先を用意しておく
・5分前にはスタンバイしておく
・相手の話のあとは、1, 2秒間を開けて話す
特に、オンラインは「カメラ」が相手の目線になる点が対面と異なります。カメラの位置が下にあると、相手を見下しているような印象を与えてしまうので注意しましょう。
選考段階ごとの対策ができていない
一つの選考を通過して安心し、次の選考段階への対策を怠っていると、全落ちになってしまう可能性が高まります。
一次面接では人物面の基礎評価がメインとなり、担当する面接官は人事担当者や配属部署の課長などが一般的です。対して二次面接では、企業が求めるスキルや能力が備わっているかの確認が焦点になります。中間社員や幹部が面接官を担当し、就活生が企業の求めるレベルに達しているかを確認します。
志望する業界や企業によって選考段階は異なりますが、一つ通過するごとに選考内容を熟読し、できる限りの対策を打つのが得策です。
不採用の原因を考えない
不採用の通知を受け取ったらそれで終わりと考え、それ以上何もしていないために「全落ち」になっている可能性も高いです。
不採用通知を受け取ったら「どのような改善点が考えられるか」仮説を立てて、次の応募先で実践していくのが重要です。
ただし、面接の場合は合否の通知を受け取る前に、反省点をノートやスケジュール帳にメモしておきましょう。面接はエントリーシートとは違い、あとから見返せないためです。
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就活が全落ちで終わった場合の選択肢
大学卒業ギリギリまで内定獲得の希望は持てます。しかし、就活が全落ちで終わってしまう可能性もゼロではないため、その後の選択肢について理解しておくのも大切です。
就職留年をする
選択肢の一つとして「就職留年」があげられます。「就職留年」とは、あえて単位を落として卒業を引き伸ばすことです。
すでに経験した就活の知識を活かしつつ、資格取得やスキルアップに時間を充てるなどして、再び新卒枠で挑戦できます。
ただし、費用面でのデメリットや、留年の理由を企業側から聞かれる可能性も考慮に入れておきましょう。
就職留年が就活に与える影響については「就職留年という選択肢…就活にはどう響く?」の記事で詳しく解説しています。
大学院や専門学校に進学する
新卒での就活に失敗した場合には、進学を検討するのも選択肢の1つです。卒業後に修士課程や博士課程に進学して、専門性を高め、将来のキャリアアップに有利になります。
希望する業界が決まっているなら、専門性を高めるために専門学校に進学しても良いでしょう。
ただし、専門の知識を身につけられ就職が有利になる一方で、留年と同じく学費がかかります。また、学業も並行して行うため、就職活動にかける時間が限られることも。学費を出してくれる周囲の理解や、効率的に就職活動を進めていく工夫が必要になります。
就職浪人をする
続いて紹介するのは「就職浪人」という選択肢です。就職先が決まらないまま学校を卒業し「既卒」として就職活動を行います。
就職留年や進学とは違い、すべての時間を就活に注げる点がメリットです。デメリットとしては「新卒一括採用枠」を利用できない可能性がある点でしょう。
ただし、最近では新卒の定義を3年ほど伸ばしている企業もあります。希望する企業のエントリー概要を確認しておきましょう。
参照元
厚生労働省
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公務員を目指す
公務員としての就職に興味があれば、卒業後から目指せます。
公務員の応募資格は、ほとんどの場合で年齢制限のみ。採用試験での合格が最大の関門になるため、卒業後の時間を試験対策に費やしても良いでしょう。
独学での勉強も可能ですが、公務員専門学校に通うのも有効です。
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就活初期の対策|就活の方向性を考え直す
大学4年生の6月以前であれば、就活の方向性そのものを見直しましょう。とくに自己分析や企業研究、業界研究などをしっかり行い、効率的に就活を進めていくのが重要です。
自己分析をやり直す
自己分析は就職活動の土台になるものです。応募先に全落ちしてしまった人は、自己分析が十分ではなかったために、企業選びやアピール方法を根本から見直すことがポイント。
向いている職種や企業を効率的に選べるため、手間がかかっても最終的には内定獲得への近道となります。
自己分析は、次のようなやり方がおすすめです。
・過去の経歴を洗い出し、深掘りする
・家族や友人に相談する
・自己分析ツールを利用する
長所や短所、強みなどが自分でわからない場合は。周りの人に聞いたり、ツールを利用したりするのも有効です。
自己分析の具体的なやり方については「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」の記事で詳しく解説しています。
就活の軸を見直す
就職活動を行う上で「就活の軸」は大変重要です。就活の軸とは、あなたが企業選びをする上で「これだけは譲れない」という基準のこと。就活の軸があれば、効率的に企業選びが進められ、自己PRや志望動機も説得力のあるものにできるでしょう。
就活の軸がなければ「大企業だから」「お給料が良さそうだから」など、なんとなく企業を選んでしまいます。基準もなく選んだ企業への志望動機や自己PRは、説得力の薄いものになりがちです。採用担当者にも見破られてしまい、不採用とつながりやすくなります。
就活の軸を考えるには、次の4つの側面から考えてみると良いでしょう。
・どのような人と働きたいか
・どの業界で働きたいか
・どのような業務に携わりたいか
・どのような企業ビジョンに共感するか
・どのような環境で働きたいか
事前に「自己分析」や「業界研究」をしっかり行っておくと、就活の軸は比較的スムーズに定まります。就活の軸が決まらない、しっくりこない人は、自己分析や業界研究に取り組みましょう。
企業研究をやり直す
全落ちした人は、企業研究や業界研究を十分に行っていない可能性があります。「企業研究」とは、関心のある企業についてさまざまな角度から調べ、その特質を明らかにすることです。
企業研究を行うと、次のようなことが明らかになります。
・どのような人物が求められているか
・自分の就活の軸に合うか
企業が求めている人物像を把握できれば、入社後のミスマッチを防げます。また、就活の軸に合っている企業であれば、志望動機や自己PRもより説得力を増すでしょう。
関心のある業界や企業のビジネス内容や文化、求められている人物像などを調べ、自分の価値観に合う企業か確かめるのが大切です。
企業選びの視野を広げる
全落ちしてしまう学生には「企業選びを絞りすぎている」「そもそもエントリー数が少ない」などの特徴があります。
就職のチャンスを増やすには、視野を広げるのが重要です。今まではエントリーしなかった企業や業界も検討してみてください。
企業選びを絞りすぎている人の多くは、有名企業ばかりに応募する傾向も。誰もが知っている大企業は高学歴やスキルの高い学生が多く応募しており、内定獲得の難易度は上昇します。
「有名企業だから」といった理由で絞りすぎず、企業研究を行った上で自分の適性に合った企業に幅広く応募してみるのが大切です。
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就活後半の対策|ESや面接対策を徹底する
大学4年生6月以降の就活後半になると、就活の方向性を根本から変更するのは難しくなります。ESや面接での課題改善に力を注ぐと良いでしょう。
エントリーシートをブラッシュアップする
就活の最初に作成したESを、そのまま使い回しているなら見直すべき。全落ちしてしまう原因がESの可能性もあるため、もう一度ブラッシュアップしましょう。
具体的には、次のような視点で見直すのがおすすめです。
・結論(強み・魅力)ファーストになっているか
・伝えたいメッセージを盛り込みすぎていないか
・入社後に貢献できるスキルや経験をアピールしているか
・ありきたりな内容になっていないか
何ヶ月も前に作成したESを見直すと、新たな視点で改善点が明らかになることも。直すべき点がわからない人は、先輩やほかの学生に指摘してもらうのも有効です。
採用された人のESを参考にする
就活の後半にもなると、多くの学生がすでに内定を獲得しています。あなたの周りに希望する業界の内定を獲得した友人がいれば、ESを見せてもらうのも一つの手です。
ただし、ほかの人の自己PRや志望動機を丸写ししてはいけません。自分のESとの違いや参考にすべき点を見つけ出すのが目的です。ほかの人のESを見せてもらうと、新しい視点から自分のESにある改善点が見えてくるでしょう。
面接対策として話し方をトレーニングする
書類選考まではうまくいくのに、いつも面接の段階で不採用になる場合は、面接で魅力を十分に伝えられていない可能性が考えられます。
面接対策の準備として、よく聞かれる質問と解答を準備しておくのは当然ですが、対策が後回しになりがちなのは「話し方」です。
具体的には、面接で好印象を与えるために、次の点に気を付けると良いでしょう。
・明るい表情で話す
・ゆっくり話すのを意識する
・話し方に抑揚をつける
・語尾までしっかり聞こえる話し方をする
上記以外にも、表情や声のボリュームなどさまざまな要因によって、相手に与える印象は異なります。話している姿を動画に撮って改善を繰り返したり、ほかの人に練習役になってもらい意見をもらったりするのも有効です。
面接で好印象を与えるマナーや話し方について詳しく知りたい人は「就職活動の面接マナーはこれ!好印象を与える話し方」の記事が参考になります。
第三者の意見を聞く
就職活動で全落ちしてしまった人は、第三者の意見を聞いてみることも有効です。
とくに、自分が尊敬する社会人や、自分が就職を希望する業界で働く社会人に相談して、就職についてのアドバイスを仰いでみましょう。ネットで調べた業界研究や企業研究より、実際にその業界や企業で働いている人からのほうが有益な情報を得られます。
日々の業務内容や求めている人物像などがわかれば、志望動機の文言や面接での受け答えもより現実的で説得力のあるものになるはずです。
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就活で全落ちしそうなときでも避けるべき行動
就職活動で「全落ちしてしまったかも」と不安になると陥りがちなNG行動があります。自分にも当てはまる点がないか、確認してみてください。
持ち駒を増やすことだけを目的にする
企業から次々に不採用の通知があると、つい不安になってエントリー(持ち駒)の数を増やしたくなるものです。
しかし、持ち駒を増やすためだけに手当たり次第に応募しても、志望動機や自己PRの内容が薄くなってしまいます。採用担当者は数多くの学生のESを見ているため、持ち駒を増やしたいだけのエントリーは見抜かれてしまうでしょう。
内定が取れないからといって、焦りは禁物です。自分が決めた「就活の軸」を忘れず、冷静に着実に就職活動を進めていきましょう。
就活の軸がまだ定まっていない人は「就活の軸ってどんなもの?定める方法とは」の記事を参考にしてください。
倍率が低そうな企業にばかり応募する
周りは内定を獲得しているのに自分だけ不採用が続くと「一つでもいいから内定が欲しい」と考えてしまいがちです。
しかし、入社したい会社でもないのに「倍率が低いから受かるだろう」と安易な気持ちでエントリーするのはおすすめしません。一つの会社に応募するには、応募要項を確認したり採用担当者とやり取りしたりと多少なりとも手間がかかります。
限られた就活の時間を「安心」を得るためだけに使うのは、得策とは言えません。自己分析や企業研究をしっかり行い、自分の適性にマッチした企業選びが重要です。
不安や焦りにのみ込まれず、自分らしい就活を続けましょう。
早々に内定を諦める
就活後半になって持ち駒が尽き始めると、就職留年の準備をしたり、アルバイトや派遣社員の募集を探し始めたりする学生もいます。就職活動以外に時間を使い始めると、なおさら内定獲得が遠のいてしまうでしょう。
大学を卒業する3月になって、はじめて内定を獲得する学生も少なからずいます。ギリギリまで就活のために時間を使い、内定を勝ち取りたいものです。
他人と比較して自己肯定感を下げる
就活で「全落ち」が見えてくると、つい周りと自分を比較してしまいがちです。SNSで友人の投稿を見れば、就活とは無縁の生活に落ち込んでしまうでしょう。
しかし、周りの人とあなたの状況は違って当然です。比較して自己肯定感を下げる必要はありません。
もし、どうしても周りと比較してしまう場合は、SNSの閲覧を控えたり、内定が決まっている友人と就活中だけ距離を置いたりするのもひとつの手でしょう。
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就活で全落ちした時の心構え
就活初期や後期にかかわらず「内定が取れない」「全落ちしてしまったかも」と感じる瞬間があります。そのようなときに、間違った行動を取って内定から遠ざからないよう、全落ちしたときの心構えを知っておくのが大切です。
全落ちは挽回可能
就職活動で「全落ちしてしまった」と感じても、ほとんどは挽回が可能であると知っておきましょう。
文部科学省のデータによると10月時点で内定が決まっているのは7割程度。3割の学生は就職が決まっていないということです。
不採用通知が続いていたとしても、通年採用をしている企業は多くあります。複数の内定保有をしている学生もいるため、夏や秋以降に辞退者も出てくるでしょう。これで終わりと決めつけず、就職活動の挽回は可能と前向きに心を保つのが大切です。
参照元
文部科学省ホームページ
令和4年度大学等卒業予定者の就職内定状況(10月1日現在)を調査しました( p. 6)
不採用は内定獲得の「ヒント」である
不採用をただの「失敗」とせず、内定獲得のための「ヒント」と捉えるのも大切です。不採用になった本当の理由はわかりませんが「気づき」は活かせます。
不採用になったのが書類選考段階なら、エントリーシートの内容を見直します。面接で不採用になったなら、質問に対して適切に答えられたか、マナーは適切であったかなど振り返りましょう。
改善点が思いつかない場合は、第三者の意見を聞くのも有効です。
自己PRの添削方法については「自己PRの添削は依頼すべき?利用できるサービスや見直すポイントを解説」の記事で詳しく解説しています。
入社してしまえば内定の時期や数は関係ない
まわりの学生が早い時期に内定をもらいだすと、焦ってしまうものです。しかし、内定の時期や数は入社してしまえば関係ありません。
内定を早くもらっているからといって、入社後に活躍できるとは限りません。今は内定がなくても焦らず、自分に合った企業を見つけるのが重要です。
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就活で全落ちした時のメンタル回復方法
落ち込む必要はないとわかっていても、不採用が続くとモチベーションは下がってしまうもの。気持ちが落ち込んだときの、メンタル回復方法を知っておくのも有効です。
毎日数分だけでも就活に時間を使う
不採用通知を受け取るたび「全落ちになってしまうかも」と不安な気持ちと戦うより、少しでも前に進めば気持ちが楽になります。
就活のための行動を毎日継続することが、メンタル回復につながるのです。ただし、前述したとおり手当たり次第に新しいエントリーをればよいわけではありません。
たとえば、次のような行動も「就職活動」のひとつです。
・希望業種に追加募集はないかチェックする
・気になった企業にプレエントリーする
・企業研究をする
・自己分析を見直す
・就活の軸を見直す
・自己PRを推敲する
・OBやOGに話を聞きにいく
・就活エージェントに相談する
・不採用になった原因と改善策をノートに書き出す
「全落ちしてしまった」と落ち込む前に、前を向いて就職活動を続けましょう。一つひとつの行動が種となり、実を結ぶときが来るはずです。
毎日の成果をノートに記録する
就活ノートを作って、就活のための行動を日々記録しましょう。「募集サイトを閲覧して、3つの企業をお気に入りに入れた」「自己分析をやり直した」など、小さなことでも構いません。
毎日少しずつでも前に進んでいるのが可視化できれば、自己肯定感を上昇させる手助けになります。
就活ノートの作成方法についてさらに詳しく知りたい人は「就活を効率的に進める!就活ノートの作成方法」の記事を参考にしてください。
就活エージェントに相談する
就活終盤での「全落ち」が見えてくると、何をどう改善すれば良いのかわからないときは、就活エージェントに相談するのもおすすめです。就活のプロなら、あなたの就活の方向性を客観的に判断し、的確なアドバイスをくれます。やったつもりの自己分析や企業研究も、プロの視点から見ると改善点があることも。
改善点や進むべき方法が明確になれば、気持ちも楽になるでしょう。
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就活で全落ちして卒業後の進路が不安なあなたへ
就職活動も終盤「内定が取れず、全落ちで卒業を迎えてしまうかも」と悩んでいるなら、就活エージェントの利用も有効です。
就職活動の改善点や方向性が見えず不安な人は、就活エージェント「キャリアチケット」への相談がおすすめです。キャリアチケットはプロの目線で自己分析や企業研究、業界研究のやり方、エントリーシート作成の支援を行っています。
周りが内定獲得するなか、たったひとりで就職活動を乗り切るのは心細いもの。キャリアチケットなら、あなたの経験や経歴をお伺いして適切な就活の方向性を提案します。また、入社後のキャリアを見据えた、本質的な就活支援も可能です。
就活の全落ちから挽回したい人は、下記のボタンから登録しお気軽にお問い合わせください。
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