志望動機が思いつかない原因は?対処法をご紹介します!

このページのまとめ

  • 志望動機が思いつかない原因の1つは「その会社が良い」という気持ちが曖昧なため
  • 志望動機が思いつかない就活生は、SWOT分析で自己分析しよう
  • 志望動機が思いつかないときは、企業研究で「自分と企業との接点」を探してみる

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志望動機が思いつかないと頭を抱えていませんか?「なぜその会社でなければならないのか」という理由を見つけることが重要です。志望動機は選考においてベースとなる項目ですので、しっかり書けるように、企業ごとに志望動機を見つけましょう。また、思いつかない原因を把握することも大切です。このコラムでは、志望動機を見つけるための対処法もご紹介します。

 

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志望動機が思いつかない5つの原因

志望動機が浮かばないときには、次のような原因が考えられます。まずは自分の原因を見つけ出し、考え方を見直してみましょう。

1.なぜその会社でなければならないのかが曖昧

就職する理由が「現状の不安解消」になっている場合があります。特にやりたい仕事が見当たらないのに、就職活動しなければいけないと気持ちばかりで焦っている可能性があります。
自分の考えている志望動機が、楽そう・人気がある・有名だからという曖昧な理由に偏っていないか確認してみるのも良いでしょう。なんとなく選んでしまうと中途半端な気持ちになってしまい、志望動機が思いつかない原因になってしまいます。

2.自分のやりたい仕事が分からない

志望動機とは、「自分がその企業で何をやりたいのか」を指します。このことを頭で理解していても、自分がどうなりたいのか曖昧なまま就職活動をしていると、志望動機が思いつかなくなってしまいがちです。

3.考えがまとまっていない

上手い志望動機を無理に作ろうとして自分の考えが一貫していない、というケースも考えられます。自分の中に伝えたいことが浮かんでいても、アウトプットするのが苦手だと「思いつかない」と感じてしまうでしょう。

4.待遇だけで企業を選んでいる

給料・賞与・年間休日・残業時間などの待遇だけで企業を選んでしまうと、肝心の仕事内容に興味が持てず、志望動機が条件だけしか浮かばなくなってしまいます。
企業にとって採用は「仲間探し」ですので、一緒に働いて成長していける仲間を求めているのだと考えたほうが良いでしょう。自分が待遇だけで選んだ企業で成長し、貢献していけるのかをじっくりと考え直してみてください。

5.あまり興味のある会社ではない

第一志望ではない・滑り止めとして・なんとなく選んだ企業だからなどの理由で、志望動機が思いつかず悩んでいるのでしたら、応募を考え直すことをおすすめします。
企業は志望動機から社風・企業方針と一致するかどうかも確かめていて、共感してくれる人を採用する傾向にあります。企業側には、せっかく採用した就活生が、想像とのギャップや、社風が合わなかったという理由などで退職されるのをなるべく避けたい思いがあるのです。

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志望動機が思いつかない5つの対処法

ここでは志望動機が思いつかないときに試して欲しい5つの対処法をご紹介します。

1.企業研究を徹底して特徴を把握する

なぜその会社でなければならないのか曖昧になっているときは、企業研究をやり直して志望企業の特徴を明確にしましょう。

企業研究時は、企業の公式サイトやパンフレットから共感できる部分を探すよう意識することをおすすめします。具体的には、以下のような点に注目してみましょう。
・企業理念や業務内容
・代表メッセージ
・社員インタビュー
・商品やサービス内容

また、企業の特徴を明確にする方法には以下のようなものがあります。
・企業説明会に参加する
・企業の人事担当者に話を聞き、気になったら質問をしてみる
・企業が商品を扱っている場合、実際に試してみる
・企業が店舗を持っている場合は実際に来店し、スタッフやサービスがどんな雰囲気なのか体験する。

2.「SWOT分析」でやりたい仕事を見つける

自分のやりたい仕事が分からないときは「SWOT分析」で自己分析を行ってみましょう。
SWOT分析とは、自己分析にも応用できる「考えを整理する分析手段」の1つです。企業でも、経営戦略や計画の現状分析を行うために、この手段が使われています。
S・W・O・Tそれぞれの意味合いは以下のとおりです。

S=Strength 強みや長所など、自分の得意な分野や、経験から得た知識
W=Weakness 弱みや短所など、自分のやりたくないことや、達成できなかった過去
O=Opportunity 社会の動きや今後の可能性を考えて、志望先で活かせること
T=Threat 社会の動きや今後の可能性を考えて、志望先と自分が合っていないと思えること

SWOT分析を使うと、企業選びの際の自分と企業のマッチ度について考えられます。
自分の内部環境要因と外部環境要因とをそれぞれ書き出し、次に企業も同じように書き出します。内部環境とは自分でコントロールできる要素「SW」、外部環境とは自分の努力では変えられない要因「OT」です。

Sが浮かびづらい場合は、Wを先に書いてみて、その逆を考えて逆転の発想をしてみましょう。気が進まないこと・やりたくない思考を深堀りしていくと「こんなことだったらやっても良いかも」という気付きに出会います。それがSになりますので、いくつか具体的に列挙してみましょう。
自分の努力次第での変更が無理なのかどうかを、きちんと書き出して分析することによって、視野が広くなり、意外な道が開けるでしょう。

3.結論を始めに伝える「基本の構成」沿った文章にする

考えがまとまらず、思うように志望動機が書けない場合は「基本の構成に忠実に作成する」ことを意識してください。
無理にうまい志望動機を作ろうとせず、企業研究と自己分析をもとに、基本の構成「結論」「理由」「長所を活かして貢献できること」の3つの軸に沿って作成し直してみましょう。基本の構成に忠実に作ったほうが、採用担当者に伝わりやすい文章になります。
その企業を志した自分なりの理由を振り返り、落ち着いて考えをまとめていくことが大切です。

4.就職活動の出発点に戻って企業選びをやり直す

待遇だけで企業を選んでいる場合は、「就活の軸を複数決めて企業選びをやり直す」ことをおすすめします。
就職活動の出発点に戻って「自分がやりたいこと」「自分ができること」が何か見つけることからやり直しましょう。「人の役に立ちたい」「パソコンを活かしたい」「話すのが得意」など列挙した複数の要素を軸にして、やりたいことを実現できる仕事を選び直してみましょう。
待遇は次の段階、企業を選ぶ際に考慮する要素ですので、必ずしも最優先にするべきではありません。

5.興味のない企業ならいっそ応募しない

応募先の企業に対してあまり興味が持てない場合、内定が出る可能性は低くなります。というのも、企業側は今までたくさんの就活生を見てきているので、就活生の熱意のなさは簡単に見抜かれてしまうのです。
他に熱望する第1志望の企業があるのでしたら、そちらに全力を尽くすようにして、興味のない企業への応募は控えたほうが無難でしょう。そして、その時間をほかの興味のある企業の選考にあてることをおすすめします。

 

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志望動機作成で押さえておくべき重要な3つのポイント

志望動機を作成するにあたって重要なポイントを確認しましょう。

1.自己分析で「自分の強み」を明確にする

自己分析をする目的は、自分の気持ちを整理・理解することと、自分の得意な部分・強みを見つけることの2点です。長所・強みは、就活戦争を切り抜ける上での、自分の勝負できる武器となる重要な要素になります。
自己分析での結果と収集した企業情報を合わせて、入社したら活かせる自分の強みを理解した上で、採用された場合に自分は企業に対してどんなことを貢献できるのかを考えてみてください。

2.企業研究で「自分と企業との接点」を見出す

企業を志望するに至ったエピソードを企業研究を元にして考えてみましょう。
「共感したポイント=自分と企業との接点」になりますので、共感した部分をいくつかピックアップしてみましょう。自分と企業との接点が多ければ多いほど、現時点での自分と企業がマッチしていると考えられます。

3.「結論→エピソード→貢献できること」の順に作成

結論を先に述べることで、読んでいる側に書き手の一番伝えたい意図が前提として伝わり、分かりやすい文章になります。その後にエピソードを伝え、貢献できることを結論として述べましょう。
「結論=その企業を志望する就活生の意思」を先にすることで意思表示を明確にでき、次の「理由」にも繋げやすいです。
「理由=自分と企業との接点」は、できるだけ簡潔にまとめたほうが、採用担当者にとって分かりやすく、説得力も増します。
最後に「長所を活かして貢献できること」も、くどくならないようにまとめましょう。志望動機は自分の未来について語るものですので、自分の考えと言葉で作成することを意識してみてください。
また、作成する前に、「自分と企業の共通点」「自分の強み」「仕事で貢献できること」を実体験と一緒に書き出しておくと、構成を作りやすいのでおすすめです。

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どうしても思いつかない場合は第三者への相談がおすすめ 

前述の方法を試してもなお、思いつかない場合は第三者に相談してみるのも手です。

ネット上で公開されている先輩のESを参考に見る

すでに就職している先輩たちのエントリーシートに書かれた志望動機を参考にすることで、自分なりの気づきや違いを発見できるでしょう。いまいち具体的な形にしづらい自分らしさや動機を、先輩たちの例を実際に見て学べます。先輩たちの文章・言い回しなど見本にできる部分も多いので、改めて内容を見直すのに役立つのではないでしょうか。
採用・選考の要にもなる志望動機も、基本の工程をしっかり押さえれば難しいことはありません。自分の熱意や強みを伝えられるように、万端の準備をして臨みましょう。

就職エージェントに相談する

就職専門のエージェントなら、1人では行き詰まってしまいがちな疑問の解決方法を教えてもらえるでしょう。企業別の的確な志望動機の書き方・自己分析・企業研究の方法など具体的なアドバイスをもらえます。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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