無い内定の就活生に共通する特徴と対策を解説

このページのまとめ

  • 7月に無い内定でも夏採用で就活すれば挽回できる
  • 無い内定の就活生は、徹底的に自己分析や企業研究を行おう
  • 無い内定の就活生は、過去の面接を振り返り反省点を活かそう
  • 無い内定が辛いときは、無理して就活する必要はない

無い内定の就活生に共通する特徴と対策を解説のイメージ

無い内定に苦しむ就活生は多いでしょう。周囲の学生が順調に内定をもらっている中、自分だけ就職が決まらないと落ち込んでしまうもの。
無い内定の就活生は、これまでのやり方を振り返り、軌道修正するのがおすすめです。自分の強みを存分に発揮できれば、今からでも内定獲得を目指せます。
このコラムでは、無い内定の就活生に共通する特徴と対処法をご紹介。内定獲得に向けて、前向きに就活しましょう!
 

 

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無い内定とは?

「無い内定」とは、「内定がない」と「内々定」をかけた言葉で、「内定がない」状態のことです。
もとはインターネットスラングで、頭文字をとって「NNN」と略されることもあります。

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無い内定の主な4つの進路

無い内定の就活生は、内定を貰った学生とは違う進路を歩みます。考えられる主な4つの進路を下記にまとめました。

1.フリーター

無い内定の就活生は、内定がないまま卒業し、非正規雇用のフリーターとして働く道があります。
フリーターとして働きながら就活し、既卒で内定を目指すのが一般的です。
ただし、アルバイトは正社員に比べて賃金が低く、福利厚生も劣る傾向にあります。アルバイトと就活を両立させるのは難しく、収入が不安定になる恐れもあるでしょう。

2.就職浪人

無い内定の就活生は、就職浪人して内定を目指す方法もあります。
就職浪人とは、内定がないまま大学を卒業し、既卒で内定を目指す人のこと。フリーターに比べて時間の余裕があり、就活に集中できるのがメリットです。
ただし、中途採用枠に応募するのが一般的で、新卒に比べて内定までのハードルが高い傾向にあります。

3.就職留年

無い内定の就活生は、就職留年して内定を目指すのも一つの手。
就職留年とは、内定を貰えなかった就活生が自主的に留年し、来年の就活で内定を目指すことです。これまでの失敗を活かしたうえで、改めて新卒として就活に取り組めます。
ただし、留年のためには学費が必要なので、経済的に余裕がないと難しいでしょう。

4.大学院や専門学校に進学

大学院や専門学校に進学し、新卒として就活する方法もあります。
進学して新しいスキルや知識を習得すれば、就活の武器になる可能性が高いでしょう。理系の就活生の場合は大学院で専門性を高め、開発職や研究職を目指す道もあります。
ただし、文系の場合は研究と仕事の内容が直結する可能性は低く、研究内容より目的意識が重視されるのが一般的です。文系の就活生は「大学院で取り組みたいこと」を明確にし、目標達成を目指して研究に取り組みましょう。

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無い内定といって絶望することはない

無い内定だからといって、「自分には価値がない」「人生終わった」と絶望する必要はありません。
そもそも、就活がうまくいかなかった原因は、自分の魅力を発揮できていなかった可能性も。やり方を変えれば今からでも挽回できるので、あきらめずに就活することをおすすめします。

7月に内定がなくても夏採用で挽回できる

7月に内定がない就活生は、夏採用で内定を目指しましょう。
夏採用とは、夏に行われる採用活動のこと。6月末にエントリーが始まり、8月末までに内定が出るのが一般的です。
夏採用では、春に予定の採用人数を達成できなかった企業が再度募集をかける傾向にあります。
面接では「なぜ夏まで就活しているのか」聞かれる可能性が高く、夏採用に向けた対策が必要です。

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無い内定の就活生に共通する7つの特徴

無い内定になる就活生には、共通する特徴があります。下記で7つの特徴を確認し、自分に当てはまらないかチェックしておきましょう。

1.自己分析が不十分で将来のビジョンがない

自己分析が不十分で将来のビジョンがないと、無い内定になる傾向にあります。
自分のやりたいことが分からないと、魅力的な自己PRや志望動機は作れません。適性を考えず闇雲にエントリーし、自分に合わない企業ばかり受ける恐れもあるでしょう。

2.就活マナーがなっておらず第一印象が悪い

就活マナーがなっておらず第一印象が悪いと、就活はうまくいきません。
人は見た目で相手の印象を決める傾向にあり、身だしなみが合否を左右する可能性も。よれよれのスーツや寝ぐせがついた髪で面接に行った場合、面接官によっては見た目だけで不採用を決める恐れもあります。

3.企業研究不足で志望動機が薄い

企業研究不足で志望動機が薄い就活生は、無い内定になる可能性があります。
「業務内容に興味があるから」「御社の商品が好きだから」といった誰でも言える理由では、採用担当者には響きません。「他社ではなく御社で働きたい理由」を論理的に説明できないと、「入社意欲が低い」と判断されるでしょう。

4.明確な理由もなく大手に絞って就活している

無い内定の就活生は、明確な目的もなく大手企業に絞って就活する傾向にあります。
大手企業は多くの就活生が殺到するため、一般企業に比べて内定を貰うのはハードルが高いことも。特に、「大手で働くとカッコ良いから」など他人を気にしてエントリーしている場合、志望動機が弱く内定を貰うのは難しいでしょう。

5.面接官とコミュニケーションが取れていない

面接官とコミュニケーションが取れていない場合、面接で落ちる可能性が高いでしょう。
面接官と目を合わせなかったり、質問に対して的確な返答ができなかったりすると、「コミュニケーション能力が低い」と判断される恐れがあります。

6.受ける企業を絞り過ぎ選択肢が少ない

無い内定になる就活生は、エントリーする企業の数を絞り、選択肢を狭めている傾向にあります。
エントリー数が少ないと、不採用が続いた場合「受ける企業がない」状態になりかねません。特に、就活生に人気の業界や企業に絞っている場合は注意が必要です。

7.独りよがりな就活で客観視できていない

自分を客観視せず、独りよがりな就活をしていると内定が遠ざかります。
特に、「学歴が高いから」「留学したから」と経歴に自信を持ち、就活を甘くみている人は注意が必要です。

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無い内定を脱却する7つの方法

無い内定になったときは、絶望せず対策して内定を目指しましょう。
内々定を脱却する方法は下記のとおりです。

1.自己分析で自分の特性を明確にする

無い内定を脱却するには、自己分析で自分の特性を明確にするのが重要です。
就活では、自分の特性を言葉にして採用担当者に売り込む必要があります。「自分はこんな人間だ」と思い込むのではなく、自己分析で過去を振り返り自分を客観視しましょう。
自分の特性と企業の業務内容をリンクさせ、いかに貢献出来るかアピールすることをおすすめします。

2.清潔感を意識し第一印象をアップする

無い内定の就活生は、清潔感を意識し第一印象をアップさせましょう。意識したい主なポイントは下記のとおりです。

・前髪は眉毛が見える長さ
・寝ぐせのないまとまった髪
・シワや汚れのないスーツ、靴
・短く切りそろえた爪
・ヒゲを剃った顔
・健康的なナチュラルメイク
・日常的な入浴
・口腔ケア

出かける前は全身鏡でチェックし、服装や髪に乱れがないか確認すると良いでしょう。

3.企業研究を徹底し説得力のある志望動機を作る

無い内定を脱出するには、企業研究を徹底し説得力のある志望動機を作る必要があります。企業研究で調べたい主なポイントは下記のとおりです。

・業務内容
・経営理念
・社内制度
・社風
・業績
・業界内での立ち位置
・成長性
・求める人物像

企業の特徴を踏まえ、「応募先企業でなければ実現できないこと」を盛り込むとアピール力の高い志望動機が仕上がるでしょう。

4.自分ならではの企業選びの軸を作る

無い内定の就活生は、他人の評価を気にせず、自分ならではの企業選びの軸を作るのがおすすめ。
自己分析をもとに、自分の特性を活かせる業界や企業はどこか考えましょう。
企業選びの軸がはっきりしていると、説得力のある志望動機が仕上がります。自分の特性を絡めて志望動機を説明すれば、採用担当者に適性の高さをアピールできるでしょう。

5.過去の面接を反省し改善点を活かす

無い内定の就活生は、過去の面接を反省し、改善点を次の選考に活かすのが重要です。
面接で落ちたということは、自分には見えていない欠点が面接官には見えていた可能性があります。「面接官に響かなかった答え」や「うまく返せなかった答え」を振り返り、どう説明すれば魅力的になるか考えましょう。
第三者に模擬面接をしてもらい、伝わらなかったポイントを指摘してもらうのも効果的です。反省点を活かして次の面接に臨めば、選考の度にブラッシュアップできるでしょう。

6.企業選びの幅を広げ積極的に選考を受ける

無い内定の就活生は、企業選びの幅を広げ、積極的に選考を受けましょう。
特定の業界や企業に絞っている場合は、なぜ志望するか理由を明確にするのが重要です。自分が仕事で実現したいことは、第一志望以外の業界や企業でも、実現できる可能性があります。視点を高くして広く調べ、自分の夢を実現できる企業についてピックアップしましょう。
積極的にエントリーして場数を増やすことで、選考慣れするのも大切なポイントです。

7.就職エージェントやキャリアセンターに相談する

就職エージェントや大学のキャリアセンター(就職課)に相談し、客観的な意見を聞くのもおすすめです。下記でそれぞれの特徴を確認しておきましょう。

・就職エージェント…プロの就職アドバイザーが就活~内定まで支援するサービス
・キャリアセンター…大学内に設置された、就職支援を受けられる機関

就職エージェントは、就活生の特性に合わせて優良企業を紹介してもらえるので、マッチング率が高いメリットがあります。
いずれにせよ社会人に意見を求めることで、自分を客観視するきっかけになるでしょう。

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無い内定が辛くて就活できないときの3つの対処法

無い内定が辛くて就活できないときの対処法をご紹介。辛いと感じるときに無理に就活を頑張る必要はありません。下記で辛いときの対処法を確認しておきましょう。

1.休憩して自分を労る

無い内定が辛いときは、就活を中断して自分を労わることをおすすめします。無理に就活を続け、体調不良を起こしては元も子もありません。今は人生の休憩時間と考え、心と体を休めることに集中しましょう。
また、自分の趣味に打ち込んだり、友人と遊んだりして気分転換することもおすすめです。

2.信頼できる人に話を聞いてもらう

信頼できる人に話を聞いてもらい、気持ちをスッキリさせるのも効果的。1人で溜め込んでいた悩みも、人に話すことで気持ちが晴れる可能性があります。
現状を話し、「問題点があれば指摘してほしい」とお願いするのも一つの手。自分では分からない気づきを得られるため、就活に役立つ可能性が高いでしょう。

3.自分と異なる考え方や生き方に触れる

自分と異なる考え方や生き方に触れ、価値観を広げるのも一つの手です。
人生に正解はなく、人それぞれ働き方や生き方は異なります。新卒で就職せず、フリーランスや起業を選ぶのも問題ではありません。
異なる価値観に触れ、思い込みを打破すれば、新しい道が拓ける可能性があるでしょう。

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