就活生がTOEICのスコアで嘘をつくとばれる?その理由やリスクを解説

このページのまとめ

  • 就活でTOEICスコアの嘘をつくとばれる可能性が高い
  • 就活でTOEICのスコアが嘘だとばれるのは証明書の提出を求められたとき
  • 申告スコアと実力に差がある場合も嘘がばれやすい
  • 就活でTOEICのスコアが嘘だとばれた場合、減給・左遷・解雇などのリスクがある

就活生がTOEICのスコアで嘘をつくとばれる?その理由やリスクを解説のイメージ

就活でTOEICスコアの申告を求められることがあります。少しでも内定に近づきたいという気持ちから、実際のスコアではなく嘘のスコアを申告しようと考える方もいるでしょう。しかし、嘘はばれる可能性が高く、ばれた時のリスクも大きいのでおすすめできません。このコラムでは、嘘がばれる理由と、ばれた場合どうなるのかについて詳しく解説していきます。

 

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就活でTOEICスコアの嘘をついてもばれない?

TOEICスコアで嘘をついても、必ずしもばれるわけではありません。しかし、ばれる可能性は高いです。また、ばれたときのリスクも大きいため、できるだけ避けたほうが良いでしょう。以下で、ばれる原因となる主な理由と、ばれた場合のリスクについて詳しく解説していきます。

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嘘をついたことがばれる4つのパターン

TOEICスコアで嘘をついたことがばれてしまうことは多いといわれています。たとえ、就活をやり過ごしても、その会社にいる限り「嘘がばれるかもしれない」という不安がつきまとうでしょう。以下に、嘘がばれてしまう代表的な4つの理由を解説しました。

1.公的認定書の提出を求められた場合

ES提出後、スコアの裏付けのために、企業から公的認定書の提出を求められることがあります。公的認定書とは、TOEICを受験後に発行される、スコアの証明となる書類です。受験から2年間、再発行が可能なので、「紛失した」「ずっと前に受けたから提出できない」という言い訳は通用しません。

2.スコアと面接での英語スキルに差がある場合

申告したTOEICの点数が高いのにもかかわらず、面接で英語に関する質問にうまく答えられない場合、面接官に不信感を持たれる場合があります。外資系企業や総合商社、海運業界などの英語力を重視する企業は、英語の試験をだしたり、英語での自己紹介を求めたりすることも。その際に、スコアと面接での英語スキルに差があるのは不自然です。
また、申告したスコアに至るまでの勉強法や、勉強した期間などを掘り下げてくる面接官もいるでしょう。話の辻褄が合わないことで嘘がばれる可能性が高まります。

3.面接後に受験したTOEICの点数が低い場合

内定後や入社後にTOEICの受験を義務付ける企業があります。申告したスコアと大幅に違う結果がでた場合、担当者が違和感を覚える場合も。本来提出の必要がなかった公的認定書を、このタイミングで要求された場合、言い逃れは難しいでしょう。

4.入社後の業務に支障がでた場合

申告したスコアが評価され、英語を使う部署に配属される場合もあるでしょう。そのとき、実力が伴っていなければ、業務に支障がでてしまうことも。仕事にまだ慣れていない状況だとしても、基礎的な英語力まで落ちてしまうのは不自然です。たとえ業務に慣れていないことを加味したとしても、まわりは徐々に不信感を抱いていくことでしょう。

 

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嘘をついたときがばれた場合の3つのリスク

嘘がばれた場合のリスクを解説します。嘘がばれたときは社会的な地位が揺らぐ可能性があり、精神的負担も計り知れません。嘘のスコアを書こうと考えている人は、リスクをしっかり知っておきましょう。

1.内定取り消し

晴れて内定が決まったあとでも、虚偽の申告をしていたことが判明すれば、内定取り消しという事態になることがあります。判明する時期によっては、他社への就活が難しい時期に差し掛かっていることも。突然、就職浪人という立場になる可能性があります。

2.減給・左遷・解雇

嘘をついていたことがわかれば、減給・左遷・解雇などの処罰を受ける恐れも。また、今後の昇進に影響がでてくることもあるでしょう。

3.周囲からの信用を失う

嘘をついたことで、周りの人からの信頼を失うのは必然です。仮に、処罰がなかったり軽かったりしたとしても、あなたを見る目は変わってしまう可能性があります。失った信頼を取り戻すのには長い時間と労力を要するので、嘘がばれてしばらくは辛い時間過ごすことになるでしょう。

 

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嘘はつかず正直なスコアを記載しよう

ばれる可能性の高さやリスクを考えると、嘘をつくのはやめておくのが無難です。たとえ内定をもらえたとしても、「いつかばれてしまうんじゃないか」という恐怖を抱えながら仕事をすることになります。仕事において、「信頼できること」は重要な要素のひとつ。計画的に勉強し、正直なスコアで就活に臨みましょう。また、TOEICの点数だけであなたの評価が決まるわけではないことも心に留めておくことをおすすめします。

ESの提出期限に合わせて計画的に受験する

ES提出の直前になって焦ることのないよう、普段からコツコツと勉強して、計画的にTOEICを受験しましょう。一般的に、ESに書いて効果的なのは、600点以上の点数といわれています。TOEICは、受験後結果が出るまでに約1ヶ月程度の時間がかかります。つまり、ES提出の1ヶ月前までの受験が最後のチャンスです。ES提出時期の多くは、3年生の3月。2月までの受験を目指して、プランを練りましょう。

就活で評価されるのは英語力だけではない

就活で語学力を重視する企業は数多くありますが、語学力のみで合否を決める企業は少数です。その人の人間性や会社との相性など、語学力以外でも評価の対象となる項目は多々あります。スコアが目標に追いつかない場合でも、そのほかの自分の強みを探し、その点をアピールできると良いでしょう。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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