営業の自己PRはどうやって書く?求められるポイントや例文をご紹介

このページのまとめ

  • 営業職は、現場で活躍できる人材かどうかを見ている企業が多い
  • 積極性や対応力など営業職に適したスキルがあることを自己PR欄でアピールすると良い
  • 自分の実績や知識、経験期間などを書くと自己PR欄が充実する
  • 未経験者は、自己PRとして営業職で活かせるエピソードを入れると良い
  • 実務経験や自分の性格などから、営業職へのアピールポイントを見つける

営業の自己PRはどうやって書く?求められるポイントや例文をご紹介のイメージ

営業職の自己PR欄には、いったいどんなことを書くべきなのでしょうか?「特化して書けるものがない」と、頭を悩ませている方も少なくないでしょう。
企業側は、今までの実績や営業職に適した人材かどうかという部分を見ていることが多いようです。そのため、自分がもつ知識はもちろん、人柄についてもアピールすると良いでしょう。
このコラムでは、営業職に合った自己PRの書き方を例文とともに解説します。

 

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営業職を求めている企業側は何を見ているのか?

営業職が必要な企業の採用担当者は、主に下記の2点に注目しています。

活躍してくれる人材であるか

「ここで長く働いてくれる人材かどうか」は、企業にとって非常に重要です。
人材育成コストをおさえるためにも早期退職は避けたいもの。そのため、自社の経営理念や社風とマッチする人材であるとともに、ほかの社員と同じ熱量をもって仕事を盛り上げてくれる人材かを見極めます。

営業にふさわしいスキルがあるか

営業職に評価されやすいスキルには、下記のようなものがあります。

・コミュニケーション能力
・積極性
・傾聴力
・臨機応変な対応力

仕事内容によって求められるものは異なりますが、営業職は多くの人と接するため、コミュニケーションに関するスキルが大きなポイントになるでしょう。

 

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営業の自己PRで記載したい3つの内容

企業側に自分が営業として発揮できることを、下記の3つに沿って伝えてみましょう。

1.実績

アルバイトなどで数字を伴った実績がある方はそちらを伝えましょう。
たとえば、「◯ヶ月連続で売上目標達成」といった具体的なエピソードは自己PRに有利です。
また、何を乗り越えて達成したのかまで伝えられると、非常に説得力のある内容になります。ただし、誇張や嘘は書かないように注意。事実に基づいた内容を伝えてください。

2.スキルや知識

スキルや知識は、自分の職務レベルが伝わる要素です。
企業側が必要としている人材にマッチするようなスキルや知識が書けると良いでしょう。また、応募先企業が扱う商材に特化した知識があるのであれば、それも大きなアピールポイントです。

3.経験期間

接客業の経験がある方は、経験期間を記載しましょう。アルバイト経験以外について書く方は、
職場で活かせるスキルや知識などを中心にまとめると、ほかの学生と差をつけられるはずです。企業側が自分に将来性を感じるような内容を目指してみてください。

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アピールするポイントを見つける3つの方法

企業が求める能力に合ったアピールポイントは、なかなか自分で気づくのが難しいものではないでしょうか?迷った際には、下記の3つから強みを見つけてみましょう。

1.今まで経験してきたこと

今まで印象に残った出来事を順番にさかのぼっていってみましょう。印象に残っている理由を思い出しながら振り返るのがポイントです。
力を入れて取り組んだことが成果に繋がった事例や、業務範囲、リーダー経験などがある人はそのエピソードを掘り下げてアピールするのが良いでしょう。

2.資格の取得や専門性のある知識を習得する

ある分野に特化した知識や資格は、自分の強みとして大きく影響します。
ほかにも、外国語の知識はグローバルビジネスに注力している企業で好印象を与えるでしょう。

3.自分の性格や過去

ポジティブ思考、積極性がある、打たれ強いなど、自分の性格を強みとしてアピールするのもおすすめです。仕事への姿勢や意欲など、自分の一面が営業職に必要な要素になります。

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アピール内容別の営業自己PR例文

それぞれの状況と用途に役立つ例文をご紹介します。

1.部活での実績を書く場合

「私の強みは、人の意見に寄り添えるところです。私は学生時代、バドミントン部で副部長をやっていました。部員数が40名ほどと多いこともあり、それぞれの意見が分かれることが多々ありました。私は部員にはできるだけ楽しく部活を続けて欲しいと考えていたので、意見が分かれた際には個人的に話をする時間を設け、できる限り状況の改善を図っていました。
その結果、部員の満足度が上がったことで団結力も強まり、県大会で3位に入賞することができました。この経験を活かし、貴社への入社が叶った際にはクライアントの満足度を高められる営業職としてより一層努力して参ります。」

具体的な数字や担っていた役割などを明確に記載すると、相手にわかりやすく伝わります。

2.ゼミの経験を書く場合

「私は、元々経営戦略に興味があったので個人的にマーケティングに関する本などを読んで勉強していました。また、将来のキャリアアップに繋がると考え、大学でも経営学に特化したゼミに所属していました。自身とは異なる意見を持った人と会話する機会が増えたことで、1つの問題に対してあらゆる方向から考えられるスキルが身についたと自負しております。より経営に特化した知識を持つ営業を目指すため、将来的には中小企業診断士の資格を取得したいと考えております。持ち前の傾聴力や向上心を活かし、貴社に貢献して参ります。」

業務に活かせる知識はもちろん、努力していることももアピール要素になります。

3.接客のアルバイト経験がある場合

「私は雑貨屋の接客業務を3年間経験しました。
雑貨屋の仕事内容は、レジ業務やディスプレイ陳列、商品管理、配送業務など幅広い業務に携わっておりました。アルバイトから2年後にリーダーを任されましたが、店舗経営の赤字が続いていたことから、集客を増やすためにリピーター客とWeb経由のお客様を対象に5%オフキャンペーンを発案し、実行しました。その後2週間ほどで成果が見えて、1営業日あたり前月比105%への向上に貢献することができました。この経験で得られた達成感を忘れず、貴社でも貢献していきたいと思います。」

きちんと自己PRになるよう自分のスキルをどう活かしたか、これからどう貢献に繋がるかとアピールしましょう。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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