自己PRで「積極性」を使う場合のコツや注意点とは?例文も紹介!

このページのまとめ

  • 積極性とは多くの企業に必要とされる主体的に行動する力のこと
  • 積極性に関するエピソードは「動機」「成果」「仕事での再現性」を押さえて話すと良い
  • 自己PRで積極性について話す際は抽象的な表現や独善的な言い回しに注意する
  • 面接中は終始積極的な姿勢で臨むことで自己PRの説得力が増す

自己PRで「積極性」を使う場合のコツや注意点とは?例文も紹介!のイメージ

就活中はよく自己PRを求められます。「アピールできる実績がない」と困っている就活生も多いのではないでしょうか?そんなとき、取り入れやすいのが「積極性」や「主体性」などの性格面でのアプローチです。具体的なエピソードとともに適切にアピールしていきましょう。このコラムでは、自己PRで積極性を取り入れる際に注意するポイントを解説。面接や履歴書で使える例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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「積極性」とは具体的にどんな力のこと?

積極性とは、「主体的に行動する力」のことです。言い換えれば、行動力や主体性ともいわれます。新しい仕事に果敢に挑戦したり、まわりとのコミュニケーションをたくさんとったりするなど、その行動はさまざまですが、積極性は多くの企業で必要とされている力です。積極性がある人は、指示を待っている人や、必要に迫られて行動する人よりも、仕事に対する意欲があります。積極性は、企業がより良くなるための源となる力。積極性がある方は、ぜひ自己PRに取り入れていきましょう。

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「積極性」の自己PRで押さえるべき4つのポイント

自己PRで積極性を取り上げる場合、気をつけたいポイントについて以下で解説します。

1.積極性を活かした具体的なエピソードが入っている

自己PRは、具体的なエピソードを用いながら話すのがおすすめです。「積極性があります」や「主体性を持って行動できます」などの一文で済ませてしまうと、積極性の良さが想像しにくく、効果が半減してしまいます。積極性を発揮して行動に移したエピソードや、積極性を身につけるまでの経緯などを具体的に伝えてみましょう。あなただけのオリジナルエピソードを話すことで、ほかの就活生と差別化でき、面接官の印象に残りやすくなります。

2.積極的な行動を起こした動機が明確になっている

積極性を発揮したエピソードについて話す際、なぜその行動を起こしたのか、その動機も詳しく話すようにしましょう。たとえば、運動部に所属する方が積極的に練習し、結果を残したとします。その動機は「入賞したかったから」や「仲間と思い出を残したかったから」、「賞金がもらえるから」など、さまざまなことが考えられるでしょう。動機の内容によって、面接官が受ける印象は異なる場合があります。また、話の構成によっては、あなたの向上心や誠実さなどもあわせて伝えられるので、動機は明確にしておくと良いでしょう。

3.積極性がもたらした成果について触れている

積極的に行動したことによって、どのような良い効果があったのかを忘れずに伝えましょう。これが抜けてしまうと、アピールするにあたっての根拠が抜けてしまうことになります。行動を起こす理由となった目標が達成できていればより良いですが、そこまで達しなかったとしても問題ありません。副産物として別の成果が生まれていた可能性もあります。内容問わず、「良い効果があった」ことは話の構成に含めておきましょう。

4.積極性を仕事にどう活かすかが考慮されている

エピソードのまとめとして、積極性を仕事にどう活かしていくかを話します。自己PRは、自分が会社に利益を与えられる人材である、ということをアピールする場です。自分の積極性が仕事で役立つことや応用できることを、最後にまとめとして話しましょう。

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「積極性」の自己PRで気をつけるべき注意点

積極性に関するエピソードを話す際、面接官により効果的に伝えるための注意点について解説していきます。

表現が抽象的になっていないか?

エピソードを話すときは、具体的な表現を心がけると良いでしょう。特に、数字を用いて話すのは効果的です。「部活動で好成績を納めました」よりも、「部活動でベスト3に入賞しました」のほうが、より具体的なイメージが湧きやすくなります。

エピソードがひとりよがりになっていないか?

あなたの行動が一方的なものになっていないかどうか、話すエピソードをよく分析しておきましょう。周囲の理解や協力を得ながら起こした行動でなければ、独善的な印象になってしまいます。ほかの人の意見を聞いたことや取り入れたこと、また、一緒に行動してより良い結果になったことなどを話の中に取り入れられると良いでしょう。積極性とあわせて、協調性やコミュニケーション能力もアピールできます。

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自己PRで積極性をアピールできる例文

ここで、自己PRの例文を紹介します。長すぎると良さが伝わりにくいので、1分程度で話し切ることを目標にすると良いでしょう。文字数にすると300字程度が目安です。ESにも書きやすい文字数なので、ぜひ参考にしてみてください。

ボランティアの体験談を軸にした例文

「私の強みは、積極性です。大学時代、地域の清掃ボランティアに参加していました。従来のやり方は、拠点から近い場所を順に掃除していくというものでしたが、私は、本当に困っている地域を優先的に掃除したほうが良いのではないかと考えました。そこで、まず町内でアンケートの実施を提案しました。アンケートの結果、ゴミが多い地域を先行して発見でき、効率的に仕事に取り組むことが可能になりました。町内の方には大変喜んでもらえ、仲間にもやりがいを強く感じてもらえたこの経験によって、自分自身の積極性に自信を持っています。御社でも持ち前の積極性を活かして、顧客の問題解決に注力していきたいです。」

ボランティアでのエピソードを活かした例文です。効率的に仕事ができたことに加え、町内の人に喜んでもらえたこと、仲間にやりがいを感じてもらえたことなど、積極性がもたらした効果を複数盛り込み、説得力のある自己PRを目指しましょう。
 

アルバイトの体験談を軸にした例文

「私の強みは、状況をよりよくするための積極的な行動を取れることです。学生時代、アルバイトでカフェの店員をしていました。若い客層が伸びないことで悩む社員さんをみて、なにか力になれることはないかと考え、同僚の友人と一緒にSNSの運用の見直しを提案したことがあります。その後友人とともに運用を任され、試行錯誤した結果、フォロワーが2倍になり、以前よりも昼間の集客は10%上昇しました。このことから、積極的に行動すれば状況は変えられることを学びました。御社でも持ち前の積極性を活かして、状況をより良くするための提案や行動を重ね、貢献していきたいと考えています。」

アルバイトでのエピソードを元にした例文です。具体的な数字を示し、読んだ人がより想像しやすくなるよう工夫をしましょう。

 

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面接でも積極的な姿勢を見せて整合性を図ろう

自己PRで積極性をアピールする場合、面接中は一貫して積極的な姿勢をとると、説得力が増すのでおすすめです。挙手を求められた場面では1番に手を挙げてみたり、自分が質問できるターンでは積極的に質問したりするなど、積極性をアピールしましょう。「質問はありますか?」と聞かれて「ありません」と答えてしまっては、消極的とみなされ、自己PRと矛盾してしまいます。発言との整合性に注意して面接に臨みましょう。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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