自己PRでスポーツ経験をアピールするポイントは?例文を合わせて解説

このページのまとめ

  • 自己PRでスポーツ経験を伝えると評価されやすい
  • 自己PRでスポーツ経験をアピールするときは「協調性」や「忍耐力」がおすすめ
  • 自己PRでスポーツ経験を書くときは具体的なエピソードを入れて数字で示す

自己PRでスポーツ経験をアピールするポイントは?例文を合わせて解説のイメージ

「自己PRでスポーツ経験をアピールしたいけど、どのように書いていいかわからない」と困っている就活生も多いでしょう。

採用担当者からいい評価を受けるためには、自己PRをうまく伝える必要があります。どのように表現すれば効果的か、ポイントを知っておきましょう。

この記事では、自己PRでスポーツ経験をアピールするポイントや、例文を解説します。

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目 次

企業が自己PRを聞く理由

就職活動では、「自己PR」が欠かせません。履歴書や面接で評価されるために、企業が自己PRを聞く理由を知っておきましょう。

自社で活躍できるか判断するため

企業が自己PRを聞く理由は、自社で活躍できるかを判断しているからです。

たとえば、協調性に関するエピソードであれば、入社後も同僚と協力して仕事ができそうだと判断することも。また、苦手を克服したエピソードであれば、難しい仕事でも努力して行動できると評価できるでしょう。

企業は自己PRから過去の経験を聞くことで、学んだことが自社で活かせるかを見ています。アピールするためには、自分の強みが「仕事でどのように生きるか」をイメージさせることが大切です。

人柄を確認するため

企業が自己PRを聞くのは、人柄を確認する目的もあります。新卒には仕事の実績がなく、ポテンシャルで判断する必要があるためです。

たとえば、スポーツに対して真剣に取り組んできたエピソードを聞ければ、仕事でも真剣に取り組んでくれそうだとイメージできます。

上記のように、企業は自己PRの内容や伝え方から、就活生がどのような人物かを判断しているでしょう。人柄や性格が判断されていることを意識することが重要です。

自己PRが重要な理由は「エントリーシートにおける自己PRの重要性とは?」でも解説しています。

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スポーツ経験が自己PRで評価されやすい理由

スポーツ経験は、自己PRで評価されやすいです。スポーツ経験をアピールするために、なぜ評価されやすいかを知っておきましょう。

スポーツ経験で得た能力は仕事に活かせることが多い

スポーツ経験が自己PRで評価されやすい理由は、スポーツで得た能力が仕事に活かしやすいからです。仕事もスポーツもチームで動くことが多く、共通して必要な能力が役立つでしょう。

たとえば、チームスポーツに取り組んだ就活生であれば、協調性やコミュニケーション能力が育っています。チームで協力して仕事を行う際に、協力して成果を出せると判断してもらえるでしょう。

また、リーダーやキャプテンの経験があれば、リーダーシップも期待できます。周囲の人々を引っ張り、目標達成するために動く能力は、仕事でも欠かせません。

そのほかにも、目標達成に向けた継続力や自己管理能力、厳しい練習でも耐え抜く忍耐力など、仕事に活かせる能力が数多くあるでしょう。仕事と共通する面も多いことから、スポーツ経験は仕事に活かせる能力が身に付いているとアピールしやすくなります。

礼儀正しさや社会性はどのような企業でも必要になる

スポーツ経験が評価されやすいのは、礼儀正しさや社会性が身に付いていることが多いからです。スポーツでは上下関係がしっかりとしているチームが多く、先輩や監督などへの礼儀正しさが身に付いています。

社会人になっても、先輩や取引先などに対する礼儀正しさや社会性は欠かせません。入社してから礼儀を教える必要がないことからも、プラスに評価されます。

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スポーツを通してアピールできる能力の一例

一口にスポーツ経験といっても、やってきたスポーツによってアピールできる能力は変わることがあります。自分がどのようなアピールをするべきかよく考えましょう。

ここでは、スポーツを通してアピールできる3つの例を紹介するため、参考にしてください。

チーム内でのリーダーシップや協調性

チームスポーツを行っていれば、リーダーシップや協調性をアピールできます。たとえば、「勝利のために周囲を引っ張る」「仲間のためにサポートする」などの経験を持つ人も多いでしょう。

社会人になってからも、目標達成に向けて周囲を動かす能力や、困っている同僚をサポートする能力は欠かせません。スポーツでの経験を活かして、リーダーシップや協調性をアピールするのがおすすめです。

協調性のアピール方法については、「協調性の意味とは?特徴や面接でのアピール方法を解説」も参考にしてください。

厳しい練習を耐え抜いた忍耐力や継続力

「毎日の厳しい練習に耐え抜いた」「同じスポーツを10年以上続けた」などの経験からアピールできるのは忍耐力や継続力です。「仕事ですぐに成果が出なくても努力し続けられる」と評価してもらえるでしょう。

アピールの際は「経験から何を得たのか」「継続するためにどのような工夫をしたのか」などを伝えるとより効果的です。どれほど厳しい練習に耐えたかを強調しても、それが仕事でどう活かせるのかが伝わらなければアピールになりません。

厳しい練習を乗り越えたことから学んだことや、目標達成のために行った自分なりの工夫をアピールし、仕事への活かし方まで伝えましょう。

忍耐力のアピール方法は、「自己PRで忍耐力をアピール!効果的な方法とは?」でも解説しています。

目標達成にコミットする力

目標達成に向けてコミットする力も、仕事と共通するためアピールしやすい能力です。「レギュラーを目指す」「大会で優勝する」などの目標に向けて努力した経験があるでしょう。

目標達成に向けて努力したエピソードがあれば、それらを中心にアピールしてみましょう。アピールする際は、なぜ取り組んだのかの背景と具体的な行動を説明し、どのように取り組んだかを説明するようにしてください。

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自己PRに書ける強みの見つけ方

「自己PRを考えたいけど思いつかない」と悩んでいる方も多いことでしょう。ここでは、自己PRで書ける強みの見つけ方を紹介します。

取り組んできたことを書き出す

強みを見つけるために、自分がこれまでに取り組んできたことを書き出してみましょう。目標達成できたエピソードを思い出すと、見つけやすくなります。

スポーツ経験から探すのであれば、

・レギュラー獲得に向けて毎日練習した
・試合に勝つために仲間とのコミュニケーションを増やした
・効率よく練習できるように練習メニュー改善に取り組んだ

などの取り組みが見つけられるでしょう。

さらにエピソードを深掘りする場合には、5W1Hを使ってみてください。

・When:いつ
・Where:どこで
・Who:誰が
・What:何を
・Why:なぜ
・How:どのように

これらを使うと、自己PR用の文章を考えやすくなります。採用担当者にもエピソードが伝わりやすくなるため、ぜひ活用してみてください。

同期や先輩に自分の強みを尋ねる

同期や先輩などに、自分の強みを尋ねてみるのも効果的です。第三者の意見の意見を聞くことで、客観的な視点から、自分の強みを見つけられます。

教えてもらった内容をさらに深掘りしてみましょう。5W1Hを使えば分かりやすくなります。自分では見つけられなかった、思わぬ強みが見つかるかもしれません。

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スポーツ経験を活かした自己PRの例文

評価される自己PR作成に向けて、例文を紹介します。自分なりの自己PRが書けるように、参考にしてください。

1.目標達成意欲をアピールした例文

『私は陸上競技を通して身につけたものは、目標達成にコミットする力です。大学2年生の時に怪我をしてしまい、治療後にタイムが伸びなくなったことがありました。

その際、私は「怪我以前を超えたタイムを出す」「リレーのメンバーに選ばれる」「チームとして結果を出す」の3つの目標を設定し、ひとつずつ達成するための計画を立てました。怪我以前のタイムを超えるためには、さらに練習をしなければならないと考え、全体練習の後に毎日1時間の個人練習を行いました。

また、リレーのメンバーに選ばれるため、チームワークを学ぼうとみんなのフォローをしたり、リレーの練習を見学したりして自分なりに勉強をしました。計画を実行するうちに自己最高タイムが出せ、リレーのメンバーにも選ばれることができました。

さらに、日頃からチームワークに気を配っていたことがリレー競技に活かされ、大会で優勝する成果を出すことができました。この経験から、厳しい環境に置かれたときこそ、しっかりと目標を設定し、達成に向けた計画を進めることが結果に結びつくことを学びました。仕事で難しい局面になっても、自分なりに目標設定をして結果を出す力が身についたと思っております。』

自己PRでは、結論を冒頭で書き、最後は仕事につなげて締めるのがポイントです。競技に関して説明するのではなく、自分が「何を考え」「何のために」行動したのかを書きましょう。

2.協調性をアピールした例文

『私が水泳を通して得た能力は協調性です。水泳は個人競技ですが、チームワークが結果に大きく影響します。個人競技だからこそ、練習ではお互いのフィードバックが大事であり、大会では声掛けがメンタルに影響して結果を左右する場合もあります。

しかし、水泳部の部員たちは、自身の練習に集中してばかりで個人主義になっていました。そこで私は自分から積極的に声をかけ、フィードバックを行うことから始めました。

また「アドバイスをしてほしい」と自らお願いし、毎日違う人からアドバイスを受けるようにしました。そうするうちに、部員同士でフィードバックをし合うようになり、自然と大会に向けての目標意識を高めることができました。結果として、大会でベストタイムを出す部員が続出し、さらにフィードバックの質が向上していい循環を生むことができました。

この経験からチームの状態が個人の成果に影響し、結果としてチーム全体の成果につながることを学びました。チームの状態を見て、自分から働きかける能力は仕事でも活かせると思います。』

自分で考えて行動を起こした経験は、どのような企業でも評価されます。チーム・個人・成果に関する協調性の経験は、ビジネスにも通じるでしょう。スポーツを通して協調性を経験していることは、効果的なアピールポイントになります。

スポーツ経験を通した自己PRでは、リーダーシップや継続力もアピールできます。リーダーシップなどを自己PRで伝えたい場合は、「リーダーシップをアピールしたい!自己PRのポイントを紹介」や「「継続力」はアピール材料になる?上手な自己PR方法」を参考にしてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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