よく聞く「就活の軸」。何がそんなに大事なの?


就活でおなじみの「就活の軸」。当たり前のように浸透している言葉ではありますが、「そもそも就活の軸とは何なのか」「どのように活用すればいいのか」理解できていない方も多いのではないでしょうか。

事前にしっかりと軸を決めておくと、面接の際に一貫性のある回答ができ、企業選びもしやすくなります。そこで今回は、「就活の軸」の作り方について解説していきます。
 

【学生からの相談】
「就活の軸は何?」ってよく聞かれますが、結構なんとなくで答えています。就活の軸ってそこまで大事なものですか?
 
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就活の軸は「自分の仕事選びの基準」


そもそも「就活の軸」とは何でしょうか? わかりやすく言うと、自分自身の「仕事選びの基準」のことです。就活の軸を決めるときは、「どのような基準で仕事を選ぶのか」を明確にし、言語化する必要があります。

就活の軸を言語化する際に気をつけなければならないポイントは、大きく分けて次の2つです。

 

1.言葉の意味を定義付けられているか

例えば、「風通しの良い会社」という就活の軸の場合、「風通しの良さ」について明確にする必要があります。「風通しが良い」とひと言で言っても、「社員全員とコミュニケーションが取りやすい」「上下関係がフラット」「意見が通りやすい」など人によってさまざまな解釈があります。

そのため、できるだけ具体的に、自分の言葉に落とし込みましょう。
 

 2.定量的な基準があるか

また、「若手に裁量がある」といった就活の軸の場合、「若手」とは何歳のことを指すのか具体的に考えておきましょう。「若手」の範囲を20代に限定するのか、30代までにするのか。会社によって社員の年齢層が異なりますので、仮に「若手」を「20代社員」と定義するのであれば、「20代の社員が活躍している」といった軸に言い換えることができます。

定量的な表現を意識すると、第三者にも伝わりやすくなるでしょう。
 

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対外的な軸と、自分自身の意思決定の軸を使い分けよう!


「軸」と聞くと1つのしっかりしたものをイメージする多いと思いますが、無理に1つに絞る必要はありません。反対に、軸は多いほうが企業を絞りやすいというメリットもあります。限度はありますが、できるかぎり細かく基準を設け、多くの判断材料を用意しておけば、その基準と照らし合わせて最終的な意思決定をしやすくなることもあります。また、個人的な「好き」「嫌い」も物事を判断する際の基準になります。

しかし、面接の際に自分の就活の軸が整理されておらず、仮にすべてさらけ出してしまうと、「条件面のことばかり話しているな」と捉えられてしまう可能性もあります。その際は、「対外的な軸」を決めておくことをオススメします。

もともと考えていた「自分自身の意思決定の軸」の中でも譲れない要素や、将来の夢やビジョンを対外的な軸とすると良いでしょう。必ずしも1つに絞る必要はありませんが、面接官に伝わりやすい軸を準備しておいてください。
 

 

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あなただけの「就活の軸」をつくろう


就活生の中には「ウケの良い就活の軸は?」と質問する方がいますが、ウケの良い軸は企業によってさまざまです。会社が大事にしている価値観と、自身の就活の軸がマッチしているほうがウケが良くなる可能性は高くなります。例えば、伸び盛りのベンチャー企業であれば、「若手から活躍できる」「風通しの良い会社」といった軸のほうが企業のウケは良いかもしれません。

とはいえ、取り繕った就活の軸はNGです。1次面接は通っても、2次面接以降で見抜かれる可能性もあります。また、内定欲しさに就活の軸を企業に合わせてコロコロ変えるのはオススメできません。自分の軸とマッチしない企業に入っても入社後に苦しむのはあなた自身です。自己分析や企業研究を進めていくなかで、あなたなりの「就活の軸」を見つけることが大切です。


多くの就活生が一度は悩む就活の軸。「自分がどの企業を受けて、どの企業に行くのか」を判断するために、最初にきちんと軸を定めておくと就活がスムーズに進みます。また、軸を作る際は、抽象度の高い言葉ではなく具体的な言葉や数値に落とし込み、誰にでも伝わる「就活の軸」に仕上げるようにしましょう。

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