リクルートスーツとビジネススーツの違いとは?男女別の着こなし方をご紹介

このページのまとめ

  • 就活中は、シワになりにくい素材のリクルートスーツがおすすめ
  • リクルートスーツはビジネススーツよりも生地が薄めで耐久性が低い
  • リクルートスーツの柄は無地で、色は黒や紺が多くシンプルなものが多い

リクルートスーツとビジネススーツの違いとは?男女別の着こなし方をご紹介のイメージ

リクルートスーツ選びで悩んでいる就活生は多いでしょう。リクルートスーツは就活において必要なアイテムの一つです。このコラムでは、ビジネススーツとの違いや、リクルートスーツの選び方をご紹介。また、スーツを着こなすためのアイテムについてもまとめています。男女別の着用マナーも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目 次
 

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リクルートスーツとビジネススーツの違い

リクルートスーツは、ビジネススーツよりも生地が薄く、耐久性が低く作られています。一番の違いは、色や柄の選択肢が少ないことでしょう。就職活動中の服装は、リクルートスーツが一般的です。

リクルートスーツとは

リクルートスーツとは、就活用のスーツを指しますが、明確な定義はありません。一般的に、ビジネススーツよりも安く、デザインはシンプルなものが多いです。就活中の短い期間しか着用しないことを想定して作られているので、基本的に高価な生地は使われていません。そのため、耐久性が低く、安価なものが多いのが特徴です。
リクルートスーツは、就活における面接や企業訪問の際に着用するので、清潔感のあるデザインで作られています。基本的には、柄は無地で、色は黒や紺が多く、派手さのないさわやかな印象といえるでしょう。

ビジネススーツとは

ビジネススーツとは、就活を終えた入社後に着用するスーツのことです。リクルートスーツと違い、長期に渡って着用することを想定されるので、丈夫な生地で作られています。そのため、耐久性が高く、リクルートスーツよりも高価なものが多い傾向にあるようです。
また、デザインはリクルートスーツと違い、柄や色がさまざまなものがあります。そのため、流行に合わせて選ぶこともでき、ビジネスにおけるファッションの一つとして楽しむこともできるでしょう。

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リクルートスーツの選び方

夏のインターンシップに参加する場合は、大学3年の春には準備しておくのがおすすめです。就職活動のスケジュールは大学3年生の10月~12月ごろに始まるのが一般的。そのため、多くの方は大学3年生の冬ごろまでにリクルートスーツを準備しています。
リクルートスーツは早く買って損をすることはないので、スーツに合う鞄や靴と一緒に早めに買って準備しておきましょう。
また、きれいでサイズが合うスーツであれば、先輩や兄弟のお下がりでもOK。できれば、リクルートスーツは2着購入し、クリーニングに出せるようにしておくと便利です。
詳しい選び方は、以下でご紹介します。

色はダークネイビーやチャコールグレー

リクルートスーツの色は、黒やダークネイビー、チャコールグレーのものを選びましょう。
明るいグレーやベージュなどの色は、カジュアルな印象があるので、面接官にマイナスなイメージを与えてしまう可能性があります。悪目立ちしてしまう場合があるので、避けたほうが良いでしょう。
黒とネイビーを購入し、業種によって使い分けるのもおすすめです。

柄は無地やシャドーストライプ

リクルートスーツの柄は、無地が基本ですが、シャドーストライプであれば問題ないでしょう。ラインがはっきりしたストライプやチェック柄は、カジュアルな印象があるので、避けたほうが無難です。

サイズはお店の人に相談する

リクルートスーツを選ぶにあたって、正しいサイズのスーツを選ぶことは最も重要といえます。大き過ぎても小さ過ぎてもだらしなく見え、不格好な印象になってしまうので、適切なサイズのスーツを選びましょう。お店の人に相談すると、正しいサイズを測ってもらえるのでおすすめです。

素材はポリエステルのような化学繊維

選考や面接でスーツの消耗が激しい就活生は、シワになりにくい素材のものを選ぶのがおすすめ。
ポリエステルのような化学繊維で作られているスーツは、耐久性が高く、シワになりにくい特徴があります。

価格は1万~3万円程度

リクルートスーツの相場は、およそ3万円程度。安価なものだと1万円ほどから購入できるようです。
就活で着倒してしまうつもりなら、安価なもので良いでしょう。就活後も、新入社員のときはリクルートスーツを着用する人もいるため、少し高価なものを選ぶ場合もあります。用途によって価格を選ぶようにしましょう。

リクルートスーツはレンタルも可能

リクルートスーツはレンタルも可能で、購入するよりも費用が安く済みます。着たいタイミングでレンタルができることや、常にきれいな状態で着用できるメリットもあるでしょう。
一方で、スーツのレンタル期間は基本的に3泊4日となっているため、就活が長期戦になると費用がかさむというデメリットも。また、試着ができないため、自分に合ったサイズのスーツがない可能性もあります。
これらを踏まえたうえで、スーツをレンタルするか購入するか検討する必要があるでしょう。

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好印象を与えるリクルートスーツの着こなし

ここでは、好印象を与えるためのリクルートスーツの着用マナーを、男女別でご紹介します。

リクルートスーツの着用マナー:男性編

男性の就活におけるリクルートスーツは、シングルスーツを選びましょう。デザインはシルエットがすっきりとしたスマートなものを選べば、フレッシュな印象に繋がります。

・ジャケット…2つボタンのデザインが一般的
・フロントボタン…一番下を留めないのがマナー
・フラップ…ポケットの蓋は屋内では中にしまい、中に物を入れない
・パンツ…ウエストはタックがないもので、裾はシングルカット
・ベルト…地味な色のものにする

フラップと呼ばれるポケットの蓋は屋内では外に出さず、中にしまいましょう。フラップは雨や埃が入らないようにするために付いているものなので、屋内にいるときはポケットの中にしまうのが正しいスーツの着こなし方です。ポケットの中に物を入れておくと型崩れの原因となり、スーツの状態を悪くしてしまうので、ポケットはあまり使わないようにしましょう。胸ポケットにハンカチを入れるのも避けた方が無難です。
さらに、パンツの腰穿きはだらしない印象を与えてしまうので、ベルトを使用してきちんと穿くよう心掛けましょう。

リクルートスーツの着用マナー:女性編

女性の就活におけるリクルートスーツは、パンツでもスカートでも問題ありません。どちらにするか悩んだ場合は、志望する企業の社風を見極めて使い分けるのがおすすめ。
スカートスーツは、「女性らしさ」「フレッシュさ」をアピールできます。パンツスーツでは、「頼りがいがある」「アクティブさ」をアピールできるでしょう。パンツとスカートでスーツを2着用意しておくのも使い分けができて便利です。

・ジャケット…2つボタンのテーラードジャケットが一般的
・フロントボタン…すべて留めるのがマナー
・フラップ…ポケットの蓋は屋内では中にしまい、中に物を入れない
・袖…袖丈は親指の付け根くらいまであり、インナーの袖が覗かないように
・襟…スキッパータイプなら外に出し、レギュラーカラーなら中に収める
・パンツ…丈は足の甲に裾が当たる程度
・スカート…丈は立っているときに膝に少しかかるくらい、座っている時は膝上5cmくらい

ポケットにハンカチや物を入れないようにし、屋内ではポケットのフラップはしまっておきましょう。物が入っているとフラップが入らないうえに、ポケットだけふくらんでだらしなく見えてしまうので避けたほうが無難です。

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リクルートスーツを着こなすためのアイテム

ここでは、スーツを着こなすためのアイテムを男女別でご紹介します。スーツと合わせてそろえておきましょう。

男性編

ワイシャツ

リクルートスーツに合わせるワイシャツは、白い無地のものにしましょう。ワイシャツを選ぶ際は、自分に合ったサイズを選ぶことが大切です。肩幅や首周り、胸囲、袖丈などを採寸し、自分に合ったサイズのワイシャツを選びましょう。

ネクタイ

ネクタイは、志望する企業や業界に合わせて選ぶのがおすすめです。
柄は無地やチェックなど、色は紺・ブルー系や赤・エンジ系、黄色系などさまざま。ネクタイの色によって与える印象が大きく異なるため、与えたい印象に合わせて選びましょう。
「誠実さ」をアピールしたい場合は紺系。「やる気」や「情熱」をアピールしたい場合は赤系を選び、「社交性」を示したいときは黄色系を選んでみてください。

靴と靴下

リクルートスーツに合わせるなら、ブラックレザーの靴を用意しましょう。ストレートチップかプレーントゥのタイプがおすすめです。
靴下もスーツ用のものを用意しましょう。無地で黒色か紺色の靴下を着用してください。

コート

寒い時期において、コートは必須なので用意しておきましょう。コートの種類に決まりはなく、多くの就活生はトレンチコートやチェスターコート、ビジネスコートを着用しています。
就活用のコートの色は、黒や紺を選ぶのがおすすめ。これらの色はリクルートスーツに合わせやすく、就活用のコートの定番色です。
また、社内に入る場合はコートを脱ぐのがマナーなので、注意しましょう。

バッグ

シンプルなデザインのブリーフケースを選びましょう。履歴書を折り曲げずにしまえるサイズで、自立型のタイプがおすすめです。

折りたたみ傘

天候が悪化して、雨が降ることも考えられるため、常に折りたたみ傘を鞄に入れておくと便利です。派手な柄や色のものは避けるのが無難。色は、黒や落ち着いたブルーなどを選ぶのがおすすめです。

女性編

ブラウス

リクルートスーツに合わせるブラウスは、レギュラーカラーとスキッパーカラーの2種類があります。ブラウスは、面接官に与えたい印象に合わせて選びましょう。
真面目な印象を与えたい場合は、レギュラーカラーシャツがおすすめ。活発な印象を演出したければ、スキッパーカラーシャツを着用してみましょう。どちらも無地のものを選ぶようにしてください。

就活用のパンプスは、黒いレザーのタイプを選びましょう。プレーンタイプやストラップタイプが一般的です。
ヒールの高さは、3cmから5.5cmが目安。パンプスは購入前に試着し、自分に合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。

ストッキング

ストッキングは、ベージュの無地タイプを選んでください。ストッキングの厚さは、20~30デニールが最適です。
伝線する可能性もあるため、予備のストッキングを持っておくことをおすすめします。

コート

男性と同様、コートは寒い時期に必須なので用意しておきましょう。コートの種類に決まりはなく、多くの就活生はトレンチコートやチェスターコート、ビジネスコートを着用しています。色は黒やベージュを選ぶのがおすすめ。
また、社内に入る場合はコートを脱ぐのがマナーなので、注意しましょう。

バッグ

就活用のバッグは黒い無地のものにしましょう。特におすすめなのが、シンプルデザインのショルダータイプのバッグ。履歴書を折り曲げずに収納できる、A4サイズ以上の自立型バッグを選んでください。

折りたたみ傘

天候が悪化して、雨が降ることも考えられるため、常に折りたたみ傘を鞄に入れておくと便利です。
派手な柄や色のものは避けるのが無難。色は、黒やクリーム色などを選ぶのをおすすめします。

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リクルートスーツを就活以外で着ても良い?

リクルートスーツを就活以外のシーンで着用するときには、TPOを守ることが大切です。TPOを守れていれば、さまざまな場面で活用できます。
大学の卒業式で着用する場合は、ワイシャツやネクタイを少し派手目の、おしゃれを意識したものに変更すると良いでしょう。

結婚式にゲストとして参加する場合も、リクルートスーツを着用して問題ありません。なぜなら、主役の新郎新婦よりも目立たない服装で参加するのがマナーだからです。お祝いの席であることを忘れずに、スーツのシワや汚れに気を使って手入れをしておきましょう。
急に行かなければならない通夜の場合も、リクルートスーツを着用して問題ありません。ワイシャツは白でネクタイは黒のものを合わせてください。ただし、告別式は、礼服を着用するのがマナーです。

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本記事の執筆者

梶川沙綺(かじかわさき)

新卒でレバレジーズ株式会社に入社。年間1000名以上の就活生の支援を行い、入社3年目で神戸支社の立ち上げに携わる。現在は本社でサービスの向上にも関わりながらキャリアコンサルタント国家資格取得に向けてスキルアップ奮闘中。

 

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