インターンの締め切りはいつ?申し込み期限を過ぎた時の対応や準備を解説!

このページのまとめ

  • インターンの締め切りは開催日の2ヶ月以上前になる場合がある
  • インターンの締め切りは開催期間や企業ごとに違うので確認が必要
  • インターンに応募する際は、ES・面接など選考の対策期間を確保することも重要

インターンの締め切りはいつ?申し込み期限を過ぎた時の対応や準備を解説!のイメージ

「インターンの募集締め切りはいつだろう」「申し込みに必要な準備は何か」などと気になる就活生も多いでしょう。インターンの申し込み期限は企業ごとに異なり、早い場合は2ヶ月以上前に締め切ることもあるので、事前の確認が欠かせません。

この記事では、インターン締め切りのタイミングや期限に遅れた場合の対応を解説します。また、申し込みに必要な準備などもまとめたので、参考にしてインターン参加に向けて対策しましょう。

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目 次

インターンの締め切りはいつ?短期と長期で異なる

インターンシップは、大きく分けて「短期のインターン」「長期のインターン」の2種類あり、それぞれ締め切りが異なるので注意が必要です。

ここでは、政府が公表しているインターンの基本ルールを踏まえて、短期・長期インターンの締切日の目安について解説します。

25卒からインターンのルールが変わる

インターンのルールは、2025年3月に卒業予定の学生が2023年度に参加するインターンから大きく変わりました。企業による選考への活用面が大きく変更されたため、多くの就活生に影響があると想定されます。

政府が公表した「令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります」によると、具体的な変更点は以下の通りです。

・これまでインターンと称されていたものを新たにキャリア形成支援と定めた
・キャリア形成支援を「オープン・カンパニー」「キャリア教育」「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ(試行)」の4つのタイプに分類した
・「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ(試行)」は就業体験を必須として、一定の基準を満たした場合、企業は参加した学生の情報を採用広報や選考に利用できるとした

オープン・カンパニーやキャリア教育は会社紹介・教育がメインであり、就業体験が伴わなかったり、1dayといった少ない日数だったりします。選考への応募に関する細かな条件がない企業もあり、基本的に年中開催されているケースが多いです。

現在、就職の方向性が決まっておらず、向いている職業やどのような仕事があるのか概要を知りたい人は、オープン・カンパニーやキャリア教育に参加するとよいでしょう。

汎用型能力・専門活用型インターンシップおよび高度専門型インターンシップは、おもに以下の基準で開催されます。

項目 内容
就業体験の要件 実施期間の半分を超える日数を就業体験に充てる
開催日程 汎用的能力・専門活用型インターンシップ:5日以上
高度専門型インターンシップ(試行):2週間以上
開催時期 基本的に大学3年もしくは修士1年以降の長期休暇期間中(夏休み、冬休み、入試休み・春休み)
対象学生 汎用的能力・専門活用型インターンシップ:学部生、大学院生
高度専門型インターンシップ(試行):大学院生のみ

引用元:厚生労働省「令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります

なお、マイナビキャリアリサーチLabが公表した「2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」によると、インターン参加者には採用選考の案内が届くケースは約40%あるようです。

2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査の引用画像

引用元:マイナビキャリアリサーチLab「2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」

そのため、就活生にとって、選考に有利となり得るインターンに参加できるかは重要なポイントとなります。インターンに参加したい人は、しっかり情報を収集して乗り遅れないようにしましょう。

インターンをより有意義なものにしたい人は、「​​インターンシップは内定に直結する?参加経験を活かす7つのポイントを解説」を参考にするのがおすすめです。

参照元
厚生労働省 静岡労働局
「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(三省合意)の改正ポイント資料を掲載しました
マイナビキャリアリサーチLab
2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)

短期インターンの場合

短期インターンの場合、インターン開始日の2週間から1ヶ月前を締切日に設定する傾向にあります。ただし、企業によっては2ヶ月以上前に締め切る場合もあるので、志望業界や会社のインターン情報を逐一確認するようにしてください。

特に、大手企業は多くの応募者への対応が必要なため、募集の締切日を早めに設定して準備の時間を確保する傾向が強いです。大手企業や有名企業へのインターンを検討している場合は、余裕をもって申し込みましょう。

長期インターンの場合

長期インターンの場合、企業ごとに締切日の時期が変わるので注意してください。政府のルールでは基本的に長期休暇に開催すると規定していますが、外資系やベンチャー企業など、業界や会社によっては夏休みや冬休みといった長期休み以外にも開催するからです。

また、期間が3ヶ月や半年と長いので、自分の予定を踏まえて参加したい時期に開催されるインターンを探し、申し込む必要があります。

学業やアルバイトなどとのスケジュールが合えば、短期・長期インターン両方に参加する選択肢もあるので、考えておきましょう。

短期と長期、どちらのインターンシップに参加するか迷っている場合は、「短期と長期どっちが良い?インターン期間による魅力とは」を参考にしてください。

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インターンの締め切りを時期ごとに解説

インターン締め切りのタイミングは、夏や冬といった開催時期によっても異なります。インターンへの参加を目指している時期がある場合、募集期限の目安を把握しておきましょう。

ここでは、開催時期ごとにどのくらい前までに申し込みを行えばよいか解説します。

サマーインターンの締め切りの目安は6月頃

サマーインターンの場合、6月頃には申し込みを済ませられるように準備を進めておくのがおすすめです。

サマーインターンは7月~9月頃の夏休み期間に開催される場合が多く、開催の約1ヶ月前には申し込みが始まります。

ただし、インターンの中には、募集人数が埋まれば募集が終わってしまう場合もあるため注意が必要です。サマーインターンは業界研究の目的で参加する人も多いですが、興味のある企業は事前にチェックし、早めに申し込みましょう。

ウィンターインターンの締め切りの目安は11月頃

ウィンターインターンは12月~翌年2月頃に実施され、10月~12月頃に募集が行われます。インターンの選考時期が早い企業では10月に締め切られ、11月から選考が開始されるので注意してください。

なお、業界や企業によっては秋にインターンを開催するケースがあります。秋に開催の場合、7月から9月頃を締め切りにする企業が多い傾向です。

ウィンターインターンと時期が重なる場合もあるため、短期インターンや日程の離れているインターンを選ぶなど工夫しましょう。

インターンの日程が重なった場合の対応を知りたい人は、「インターンシップがかぶったらどうする?対処法や辞退の際の注意点を解説」を参考にしてください。

スプリングインターンの締め切りの目安は12月頃

スプリングインターンは大学3年次の2月~大学4年次の4月頃に行われます。インターンの募集は11月~1月頃が多いです。

採用選考の直前に行われるため、就活の方向性や志望企業を絞り込んだうえで参加している人がほとんどでしょう。

企業説明会やエントリーなどとも重なる時期のため、スケジュール調整を綿密に行うことが大切です。就活準備を進めながらインターン生として働く必要があるため、参加する前に十分検討してください。

これらを目安として、志望業界や参加したい期間などを基にインターン募集要項を確認し、締切日を把握しておくのがおすすめです。

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インターン締め切りまでのスケジュール

インターンが締め切られるまでに、情報収集や選考の準備なども行う必要があります。どのようなスケジュールでインターンシップに応募するのか、事前に計画しておきましょう。

ここでは、インターンの締切日までのスケジュールを紹介します。

サマーインターンの場合

サマーインターンの場合、次のようなスケジュールが一般的です。

・情報公開:4月中旬~5月下旬頃
・募集開始:5月末~6月下旬頃
・選考:6月末~7月末頃
・開催:7月上旬~9月中旬頃

スケジュールの早い企業では、進級してすぐにインターンシップの情報が出ます。夏休みから始まると思って油断していると、インターンシップに参加できなくなるので注意してください。

ウィンターインターンの場合

ウィンターインターンは以下のような日程で開催される場合が多いです。

・情報公開:10月中旬~11月下旬頃
・募集開始:10月中旬~12月下旬頃
・選考:11月~1月下旬頃
・開催:12月~2月下旬頃

ウィンターインターンの場合、情報公開から募集の締切日までが短期間の企業もあります。スケジュール管理を徹底し、志望企業のインターンに参加できるようにしておきましょう。

スプリングインターンの場合

スプリングインターンの場合、次のようなスケジュールが一般的です。

・情報公開:10月下旬~11月下旬頃
・募集開始:10月下旬~1月中旬頃
・選考:12月中旬~1月末頃
・開催:2月~4月頃

業界によっては春にインターンが集中したり、就活の選考に直結しやすかったりするため、自分の志望に合わせて参加してください。

スケジュールを参考に、自分の現在地と照らし合わせて応募を検討しましょう。

インターンシップと並行して、就活の準備も進める必要があります。「就活準備はいつから?2025卒や状況別のスケジュールとやることを解説」を参考に、就活全体のスケジュールも把握しておいてください。

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インターンの締め切りまでに必要な4つの準備

インターンの締切日までに、情報収集や選考対策などの準備を行いましょう。ここでは、インターンまでに行いたい準備を4つ解説します。

1.インターンの内容や種類を調べる

まずは「どのような内容のインターンが行われているか」「開催期間による内容の違いは何か」といった、内容や種類を確認しておきましょう。その際、以下の点に注目するのがおすすめです。

・自分がインターンに求める内容に合うか
・目指す方向性に沿っているか
・選考に影響があるか など

インターンの内容を調べるためには、企業のWebサイトを閲覧するとよいでしょう。また、大学のキャリアセンター宛にインターン案内が来ている場合もあるので、確認してください。

2.インターンの開催時期を確認する

興味のあるインターンを見つけたら、開催時期を確認しましょう。開催時期を見落とし、参加できなくなる可能性があるため気をつけてください。

その際、学業だけでなく、ほかのインターンや就活イベント、ゼミなどとのスケジュール調整ができるか見極めるのも大切です。

インターンの締め切り一覧やカレンダーの活用も

インターンの開催時期や締切日を確認するために、一覧サイトやカレンダーを掲載しているサイトを活用するのも1つの方法です。

現在申し込み可能なインターンを探したい場合や、「この時期に参加したい」「短期・長期インターンどちらにしようか悩む」などの場合、多数のインターン情報を比較しやすいでしょう。

また、インターン参加の志望企業や業界が定まっていない場合、一覧サイトで日程や内容などの条件を基に検索すれば、探す時間を短縮できます。

参加したい企業が見つかれば、改めてホームページで情報を確認し応募してください。

3.応募する企業で選考があるか確認する

インターンに参加するために、選考を受ける必要があるか確認するのも重要です。参加人数に制限をかけるインターンも多く、書類や面接などで選考が行われます。

一般的な選考内容は以下の通りです。

・書類選考のみ
・面接のみ
・書類選考と面接両方 など

企業によってインターン選考の有無は異なりますが、採用選考に影響するインターンシップは選考を行う可能性が高いでしょう。

また、参加したいインターンに選考がある場合、事前に準備する期間を設ける必要があります。そのため、選考への準備から逆算し、募集の締切日に間に合うかも考慮したうえで応募するのもおすすめです。

インターンの選考については、「インターン選考の方法|対策や参加時期・本選考への影響についても解説」で詳しくまとめています。応募の締切日になって慌てないように、事前に確認してください。

4.面接やエントリーシート対策を行う

インターンの選考がある場合は、面接やエントリーシート対策を行いましょう。

インターン応募の際も、自己分析や企業・業界研究が欠かせません。参加したいインターンを見つけたとしても、自己PRや志望動機が曖昧なままでは受かる確率は低いです。

普段から自分の強みや方向性を定めるよう意識し、期限間近でも焦らないように準備しておきましょう。

どのような選考が行われるか企業の募集要項を確認し、内容に応じて必要な対策を入念に行ってください。

これらを参考に準備を進め、万端の状態で選考に臨みましょう。

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インターンの締め切り間近に応募しても不利にならない

インターンに応募する日によって、有利・不利はありません。締切日の間近であっても、印象は変わらないので安心してください。

しかし、企業によっては先着順で締め切ってしまう場合もあります。手続きを後回しにするとエントリーを忘れてしまうこともあるので、現在の自分のスケジュールを改めて確認し、早めに応募手続きを行いましょう。

なお、スケジュール管理や応募忘れなどに不安がある場合は、就活ノートの作成もおすすめです。「就活ノートを作成しよう!記載内容やおすすめのまとめ方・注意点も解説」を参考にして、就活をスムーズに進めてください。

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インターンの締め切りギリギリの時に確認すべきこと

インターンの締切日は、日程だけでなく書類やデータ提出の条件によって異なるので確認が必要です。

たとえば、「△月△日消印有効」「△日午後5時まで必着」といった条件が挙げられます。締切日に間に合わなかった場合の対処法は次の章で解説しますが、細かな部分の見落としが後悔につながりかねません。

ここでは、応募書類を郵送する場合に確認すべき条件を解説します。

「消印有効」は締切日までに郵便局の消印があること

応募要項に消印有効と書かれている場合、締め切り最終日までの消印があるのが条件です。締切日に企業に到着していなくても受け付けされるので、安心してください。

ただし、時間の指定がある場合も想定できるため、入念に確認しておきましょう。

なお、ポストに投函すると、回収時間によって消印日が異なる可能性があるため、郵便局の窓口に持っていくのがおすすめです。

「必着」は締切日までに企業に到着していること

必着の場合は、締切日までに企業や採用担当者に届いていることが条件となります。「応募期間の最終日が郵送の指定日」という意味ではないため注意しましょう。

郵送する日が締切日のギリギリになった場合、普通郵便では数日かかるため速達を利用するなどしてください。

ただし、採用担当者によっては「ギリギリまで行動しない人なのだろうか」と思われる可能性もあるため、できる限り早めに送れるよう準備するのが大切です。

郵送方法が不安な人は、「「必着」の意味とは?何日前に送ればいい?応募書類を不備なく郵送するための注意点」を参考にしてみてください。

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インターンの締め切りを過ぎた場合の連絡方法

インターンの締め切りを過ぎた場合には、すぐに連絡しましょう。ここでは、締切日を過ぎた場合の連絡方法を解説します。

電話で連絡する場合

締め切りを過ぎてしまった場合、まずは電話で連絡してください。電話のほうが連絡内容が伝わりやすく、メールよりも丁寧な印象を与えやすいからです。

電話で連絡する場合、まずは締切日を過ぎた謝罪をしましょう。その後、インターンへの参加が可能か質問する流れが自然です。具体的には、次のように話を進めるとよいでしょう。

お世話になっております。△△大学の△△年、△△(氏名)と申します。

御社で△月△日に開催されるインターンシップの件で連絡いたしました。

この度、インターンシップ申込の締め切りに遅れてしまい、大変申し訳ございません。△△の理由により、エントリーができておりませんでした。

大変恐縮ではありますが、インターンシップへの申込をすることは可能でしょうか。

実際に連絡する際は、例文どおりではなく自然な受け答えを心がけることが大切です。電話のマナーについては「就活の電話はどう話す?基本的なマナーや苦手を克服する方法について解説」も参考にしてください。

メールで連絡する場合

電話がつながらない場合は、メールで連絡しましょう。電話と同じく、まずは謝罪から述べると誠意が伝わりやすいです。

メールでは次のような内容を送信します。

件名:インターンシップの申し込みにつきまして

△△株式会社
人事部 △△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△(氏名)と申します。
この度はインターンシップの件でご連絡いたしました。

この度、△月△日開催のインターンシップへのエントリーを希望していたにもかかわらず、締め切りに遅れてしまい大変申し訳ございません。

△△の理由により、エントリーすることができませんでした。

大変恐縮ですが、△月△日開催のインターンシップへの申し込みは可能でしょうか。

お忙しいところ、お手数をおかけし誠に申し訳ございません。
何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

---------------------------------------------
△△ △△(氏名)
△△大学△△学部△△学科△△年
携帯電話:△△-△△-△△
メール:△△@△△.△△
---------------------------------------------

メールを送る際は、「件名」「宛名」「署名」の記載が必要です。メールのマナーに不安がある場合は、「良いメールの件名とは?就活シーン別の書き方ポイントや例文を解説」を参考にしてください。

締切日を過ぎてから連絡した場合、企業によっては例外を作らないために受け付けない場合もあります。そのため、余裕を持った行動を心がけてください。

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インターンの締め切りなど就活情報を知りたいあなたへ

インターンの締め切りは企業や開催時期などによって異なるため、企業のホームページやインターン情報の一覧サイトなどを随時確認するのが大切です。

しかし、就活は初めての経験であり、何から始めるべきか、どのように動けばよいか悩む人も多いでしょう。就活を効率的に進めたい人は、就活エージェントに相談するのがおすすめです。

中でもキャリアチケットは、インターンシップの参加や選考準備はもちろん、志望企業の内定獲得に向けて全面的にサポートしています。

ほかの就活生よりも一歩リードするためには、就活のプロのアドバイスが重要です。キャリアチケットを活用して、就活を有意義なものにしましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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