就活を有利に進めるための3つのコツ

就活を始める段階では「自己分析をしよう」「企業説明会に行こう」…とまず考える方が多いと思われます。

しかし暗中模索でスタートを切って、非効率になってしまったり行き詰まったりしてしまう方もいらっしゃいます。

ちょっとした「心がけ」次第で就活の難易度は大きく変わってきます。

そこで今回は、「軽視されがちだけど、ぜひやっておいていただきたい」、就活が有利になる3つのアクションについてご紹介したいと思います。

就活の難易度を下げて、効率よく進めていきましょう。

本記事の執筆者
酒井 一樹(さかい・かずき)

慶應義塾大学在学中、世界初の就活SNS「Dachinco!」の代表に就任。国内最大の就活SNSへと成長させた後に大学を卒業し、エグゼクティブサーチを行う人材ベンチャーに入社。役員・事業責任者などの幹部人材の採用支援に携わる。2009年に株式会社エイリストを設立し「自分の頭で考え、行動する人材を増やすこと」を命題として、就職情報サイト「就活SWOT( https://swot.jp )」を開設。
 

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1、就活友達を作ろう


就活を有利に進めるに当たって、情報交換できる友人の存在は重要です。

「ほかの就活生は今どんな企業を受けているか」
「選考でどんなことを聞かれたか」
「どんなことをしたら選考に通ったか」

…といった情報が自然に入ってくるか入ってこないかの差は大きいものです。

そのような情報が自然と入ってくる状態になっていれば、志望企業探しも選考も有利になります。

特に、志望業界や業種が近い友人と情報交換できるかどうかで就活の難易度は大幅に変わってくるでしょう。

1人で集められる情報、1人でできる選考対策には限界があります。
…にもかかわらず、就活になると1人で進めてしまう方がいます。

考えてみてください。
ほかの就活生が互いに情報交換し、対策を一緒に考えている中であなたが1人で就活をしているとしたら…。
それはどれほど不利なことか、想像に難くないはずです。

有利に進めたいのであれば、自分もその中に入っていくほうが賢明です。

特に問題なのは、選考に落ちて「自分は駄目だ」と考えてしまい、それで友人とも連絡を取りづらくなってしまうというパターンです。

「ほかの友人は上手くいっているのに、自分は…」と劣等感を感じてしまう場面もあるかもしれませんが、
そういうときこそ「上手く行っている友人からヒントをもらおう」という気概を持ちましょう。

上手くいかないときにこそ話せる就活仲間を今から作ってください。

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2、筆記試験対策をしておこう


筆記試験の点数は、対策すれば確実に向上できる要素です。

もちろん筆記試験だけで選考に通過できるわけではありませんが、
対策すれば通っていたはずの選考に落ちるということは、非常にもったいない機会損失です。

例えば、就活の計数問題で出題されるのは小学校や中学校で習ったような方程式や図形の面積を求めるような問題が多いです。
問題自体はそんなに高度なものではなく、少し「復習」すれば思い出せるはずです。

筆記試験の結果は、「客観的に」学生を評価できる指標であり、面接などに進む前段階ではそれなりに影響力を持つケースがあります。

よくあるのは、エントリーシート提出と同時に筆記試験(Webテスト)が実施されるというパターン。この場合、エントリーシート対策に手一杯で、筆記試験対策までできない方もいらっしゃるかと思います。

人事目線で考えると、筆記試験の結果に比べてエントリーシートは客観的に優劣を付けにくく、全ての学生のエントリーシートをしっかり読み込んで評価することは困難です。

そのため、「エントリーシートで評価を決めるのではなく、あらかじめほかの指標で学生を絞り込もう」という流れになります。

そして、書類選考と言いながらエントリーシートの内容がそこまで重視されないこともあります。
もちろん大学などの属性も考慮されますが、そこに並んで評価に入る可能性があるのが筆記試験の結果なのです。対策を怠って落ちてしまい、面接までいけないのは非常にもったいないことだと思います。

実際に締め切りが迫ってからでは、筆記試験対策をする余裕がなくなってしまいます。就活を始めたばかりの今のうちに問題集を何度かやっておけば、就活が本格化したときに余裕ができるはずです。

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3、SNSを活用しよう


TwitterなどのSNSでは、就活情報を発信しているアカウントもあれば、「ほかの就活生と交流を持ちたい」と思っている学生もいます。

「就活友達を作る」という部分にも関連しますが、Twitterなどのアカウントは作っておき、使える状態にしておきましょう。

普段使っているアカウントがある場合、そのままそのアカウントを使用するか、就活用アカウントを作るのか迷われる方も多いかと思います。
発言する内容や自分の活動内容によってはプラスに働くこともありますが、自由に発言したいのであれば、就活用として個人とは紐付かないアカウント作るほうが良いかもしれません。

なお、本アカウントをどのように使っているか次第なので絶対の正解はありませんが、実名アカウントにはメリットもデメリットもあります。

あなたが「就活用のSNSアカウント」を作らないつもりだとしても、人事が学生の名前でSNS検索する可能性については留意しておくべきでしょう。就活に関することを一切投稿していなかったとしても、問題発言・問題行動がないかアカウントのチェックを行う企業はあります。

「SNSアカウントでの発言は、チャンスにつながることもあれば、リスクになることもある」

ということを肝に銘じておきましょう。

もちろん、リスクにならない使い方でチャンスを得られるのならそれが一番です。
それができるかどうかはあなたの発言次第です。

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一番大事なのは先手で動くこと



就活を有利にするためのヒントをいくつかご紹介しましたが、基本的にどのアクションも「先手」で動いてこそより多くのチャンスを得ることができます。

例えば就活仲間を作るにも、早くから動いている就活生とつながるほうが情報感度の高い仲間を作りやすいでしょう。あとからできあがった就活コミュニティに入っていくのは、最初に入るよりもハードルが高くなってしまいます。

選考に関しても、動き出しが遅ければ早期選考ですでに内定枠が埋まってしまっていることがあり、事実上の「補充」選考になっていることがあります。

人事側も「早い時期に動いている学生のほうが優秀である確率が高い」という意識があり、わざわざ動き出しの遅い学生のために採用枠を空けておくなんてことはありません。

今からすぐに行動を開始し、「先手」で動くことが就活を有利にする第一歩となるはずです。

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