生命保険会社の志望動機を作るにはどうする?ポイントや例文を解説!

このページのまとめ

  • 生命保険会社の志望動機では損害保険会社との区別が重要
  • 生命保険会社の志望動機では業界の特徴や商品について理解をしておく
  • 生命保険会社の志望動機作成に向けて自己分析やOB訪問などの準備がおすすめ

生命保険会社の志望動機を作るにはどうする?ポイントや例文を解説!のイメージ

「生命保険会社の志望動機の作り方がわからない」「志望理由がうまく見つからない」などと悩んでいる就活生もいるでしょう。生命保険会社の志望動機では、扱う商品を理解し、損害保険ではなく生命保険を選んだ理由を伝えるのがポイントです。

この記事では、生命保険会社の志望動機を作る際のポイントを解説します。エントリーシートに書く際の例文も紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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目 次

生命保険会社とは?志望動機作成に向けて解説

ここでは、生命保険会社の種類や職種を解説します。志望動機作成に必要になるので、よく理解しておきましょう。

生命保険会社の種類

生命保険会社の種類は、大きく分けて次の3つです。

・国内生保
・外資系生保
・ネット生保

国内生保とは、国内資本の生命保険会社を指します。対面での保険販売が基本であり、付帯サービスが充実している点が特徴です。

外資系生保とは、外国資本の生命保険会社を指します。国内に法人を置き、活動している企業もあるので覚えておきましょう。

近年ではネット生保も増加しています。基本的に窓口を置いていないのが特徴。Webでの申し込みができ、保険料が安いので、若年層から人気を集めている生命保険会社です。

生命保険会社の職種

生命保険会社の職種には、次のような種類があります。

・営業
・カスタマーサービス
・アクチュアリー

営業は、生命保険の販売を行う職種です。個人営業と法人営業の2種類に分けられます。カスタマーサービスは、保険料の請求や支払いなど、社内の業務を行う職種です。

注目したいのがアクチュアリー。保険料や責任準備金を算出する専門職です。統計学や確率論などの知識が求められる資格職であり、保険数理士、保険数理人などと呼ばれる場合もあるので覚えておきましょう。

志望動機を作成するためには、保険会社の種類や職種の違いを知っておくのが欠かせません。企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」もを参考に、応募する企業について調べるようにしてください。

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生命保険会社の志望動機作成前にしておきたい準備

生命保険会社の志望動機を作る前には、自己分析やOB・OG訪問などの準備が欠かせません。ここでは、志望動機を作る前に実施したい、4つの準備を紹介します。

自己分析

志望動機作成前に、自己分析を行って自分の考えを整理しておきましょう。選考を通過するためには、採用担当者に伝わるように考えをまとめなければなりません。

また、自己分析は、自分に合う企業を見つけるためにも重要です。自己分析で就活の軸が決まれば、企業理念や業務内容などからマッチする企業を探しやすくなります。

自己分析の進め方については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」を参考にしてください。

業界研究

志望動機作成には、業界研究も大切です。業界への理解を深め、よりいい志望動機を作成できるようにしましょう。

業界研究は、生命保険会社を志望している人も、ほかの業界と迷っている人にも重要です。業界の特徴や立ち位置を把握し、志望理由に関連させましょう。

企業研究

業界研究ができたら、生命保険会社について詳しく調べましょう。生命保険会社には、前述したように「国内生保」「外資生保」「ネット生保」など複数の種類があります。

また、同じ「国内生保」であっても、企業によって扱う商品や取り組みが異なります。応募する企業と他社の比較を行い、特徴を整理しておきましょう。

志望理由では、「なぜ志望企業なのか」が問われます。明確に答えられるように、準備してください。

OB・OG訪問

OB・OG訪問を行えば、Webサイトではわからない情報を入手できます。実際に働いている方からの情報は貴重なため、積極的に行いましょう。

OBやOGから話を聞くことで志望度が高まったり、訪問で感じたことなどを志望理由に盛り込めば、意欲の高さが評価されたりするでしょう。

OB・OG訪問の行い方については、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」を参考にしてください。OB・OG訪問は実施しない就活生も多いので、差別化につながります。

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生命保険会社の志望動機を作る際の構成

生命保険会社の志望動機を作る際は、最初に志望理由を簡潔に伝えましょう。ここでは、生命保険会社に応募する際の志望動機の構成を紹介するので、参考にしてください。

1.志望理由を簡潔に伝える

志望動機を作る際は、最初に志望理由を簡潔に伝えましょう。「私が志望する理由は△△です」と伝えます。

2.志望理由に関連するエピソードを伝える

志望理由の次に、関連するエピソードを伝えましょう。エピソードを伝えるのは、志望理由に説得力を増すためです。ほかの就活生と差別化できるように、オリジナルのエピソードを探してください。

エピソードを探すコツについては、「自己PRが書けない!エピソードを見つけるコツとは?」で詳しく解説しています。

3.業務で活かせる自分の強みを伝える

評価を高めるために、業務で活かせる自分の強みも伝えましょう。応募する企業を調べて、どのような業務が行われているか確かめる必要があります。

応募する企業について知るためには、企業研究を行いましょう。企業説明会に参加したり、OB・OG訪問を行ったりするのがおすすめです。

4.入社後のビジョンや目標を伝える

最後に、入社後のビジョンや目標を伝えるようにしましょう。ビジョンや目標があれば、入社意欲の高さが伝わるためです。

また、具体的な目標を伝えれば、採用担当者も入社のイメージを持てるようになります。活躍している姿を想像させるためにも、ビジョンや目標を持ち、アピールしましょう。

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生命保険会社の志望動機を作る際のポイント

生命保険会社の志望動機を作る際は、志望企業を選んだ理由を明確にしたり、商品の内容を理解したりするのが大切です。志望動機作成のポイントを紹介するので、参考にしてください。

志望企業を選んだ理由を明確にする

生命保険会社の志望動機では、応募する企業を選んだ理由を明確にしましょう。生命保険会社の選考では、「なぜほかの金融系企業ではないのか」が聞かれるからです。

たとえば、「お客さまに安心を提供するため」と回答しても、独自性がありません。どの生命保険会社でも同じだと捉えられてしまうでしょう。

志望動機では、企業の特徴を理解し、アピールするのが重要です。「加入者の健康増進への取り組みに力を入れているから」「高齢者向けサービスが充実しているから」のように、応募する企業ならではの特徴を挙げるようにしましょう。

業界の特徴や商品の内容を理解しておく

業界の特徴や商品の内容についても理解を深めるのがポイントです。業界や商品について調べていることも、アピールに取り入れましょう。

業界や商品への理解が不十分の場合、ミスマッチが発生する恐れがあります。採用担当者からも、「研究が甘くて熱意が足りない」と思われてしまうでしょう。

業界への理解を深めるためには、業界研究を実施しましょう。業界研究の進め方がわからない場合には、「就活における業界研究のポイントや、情報源などをご紹介!」を参考にしてください。

待遇のよさを志望理由にはしない

待遇のよさを志望理由にするのはやめましょう。待遇は自分のメリットであり、企業へのメリットにはならないからです。

担当者に採用するメリットが伝わらなければ、選考通過はできません。企業選びで給料や休みなどは重要ですが、志望動機で伝えるのはNGです。

損害保険ではなく生命保険を選ぶ理由を伝える

損害保険ではなく、なぜ生命保険を選んだのかを伝えましょう。「なぜ損害保険ではなく生命保険なのですか?」は、生命保険会社の選考でよく聞かれる質問です。

質問に答えるためには、損害保険と生命保険の違いを調べておく必要があります。調べたうえで、生命保険会社を選んだ理由を明確にしておきましょう。扱う商品への理解度は、企業の理解度にもつながるので、かならず調べておくようにしてください。

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生命保険の志望動機の例文

ここでは、生命保険会社の志望動機の例文を紹介します。選考通過できる志望動機を作成するために参考にしてください。

生命保険の志望動機の例文1

私は、貴社が加入者の健康増進に早くから取り組んでいる点に興味を持ち志望しました。

特に、歩いた歩数により保険料がキャッシュバックされる商品は、近年注目されている「FinTech」を活用したサービスとして先進的だと考えております。

私自身、幼少期に喘息があり、健康と運動には人一倍気をつけていた経験があります。誰もが病気のリスクを考えながら生きていくと考えたとき、お客さまに安心を提供する仕事がしたいと思いました。

医療費が増大している昨今、これからは一人ひとりの健康管理が大切になります。健康管理に注目した事業を展開している貴社で、病気と戦ってきた経験を活かし、お客さまの視点に立って商品を提供したいと考えております。

生命保険の志望動機の例文2

私が貴社を志望したのは、高齢者にやさしいサービスに力を入れている点に共感したからです。

私の祖母は入退院を繰り返しており、銀行や保険の手続きにも一苦労だと母が話しているのをよく聞いています。高齢化社会の中では、シニア向けの商品を開発するだけではなく、個人の事情に配慮した細やかなサービスが必要なのだと感じました。

生命保険は、人の生活の支えになる存在だと感じています。特に、貴社では高齢者サービスの充実に取り組んでいるため、祖母のような人々を助けたいという私の思いを叶えられると思い志望しました。

入社後は、お客さまが何を必要としているかを考え、最適な保険をご提案できる人材になりたいと考えています。

志望動機を作成する際には、NGワードにも注意しましょう。志望動機のNGワード使っていない?ダメな例文と改善例を解説」では、避けるべき表現を解説しています。思わぬワードで選考通過を逃さないように、参考にしてください。

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生命保険会社の志望動機作成に悩むあなたへ

生命保険会社の選考を通過するためには、志望動機でのアピールが重要です。しかし、志望動機で何を伝えるのか、どのように伝えるか迷う人も多いでしょう。

キャリアチケットでは、志望動機の作り方や、面接での話し方などのアドバイスを実施しています。志望動機に限らず、就活全般のサポートをしているので、安心して相談してください。就活への準備を万全にして、第一志望の内定を獲得しましょう。

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生命保険会社の志望動機に関するよくある質問

ここでは、生命保険会社の志望動機に関するよくある質問に回答します。選考を通過するために、参考にしてください。

Q.生命保険会社の志望動機を作る際のポイントは?

A.生命保険会社の志望動機を作る際のポイントは、商品の内容について詳しく知っておくことです。生命保険会社ごとで扱う保険は違うので、どの保険を扱うか調べておきましょう。

Q.生命保険会社の志望動機でアピールできる強みは?

A.生命保険会社の志望動機では、次のような強みがアピールできます。

・コミュニケーション能力がある
・お客さまへの気配りができる
・傾聴力を発揮して話を聞ける

自分の強みがわからない場合には、まず探すところから始めましょう。「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」を参考に探してください。

Q.損害保険と生命保険の志望動機に違いはある?

A.損害保険は「物」、生命保険は「人」に対する保険になるので、志望動機の内容も異なります。それぞれの特徴に沿って、志望理由を考えるようにしましょう。

また、損害保険の場合、法人に対して営業を行うのが一般的なのに対し、生命保険は個人に対して営業を行うケースが多い点も異なっています。

志望動機を伝える際に、営業対象や商品の特徴を間違えないように気を付けてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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