目 次
1.普段のスマートフォン利用時間、「5時間以上」が最多
2.就活時にスマートフォンを利用する目的の第1位は「情報検索」
3.約6割の学生が「YouTube」で採用動画を視聴
4.採用動画視聴により7割の就活生が志望度上昇、採用動画は「あったほうがいい」と回答する学生は9割を超える
1.普段のスマートフォン利用時間「5時間以上」が最多
普段のスマートフォンの利用時間について、昨年に引き続き「5時間以上(31%)」と最多となり、次いで「3時間以上4時間未満(20%)」と続きます。若者のスマートフォン依存度が増していることも考えられますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、家にいる時間が長くなったことで、スマートフォンを活用している時間が増えていることが伺えます。
就活時のスマートフォンの利用時間についても、昨年同様「1時間以上2時間未満(27%)」が最も多い結果に。他の選択肢もポイントの微増はありますが、順位は同様となりました。全体の9割が就活時に1時間以上スマートフォンを使っていることが伺えます。
2.就活時にスマートフォンを利用する目的の第1位は「情報検索」
就活時にスマートフォンを利用する目的の第1位は「情報検索(55%)」となり、次いで「メールの送受信(26%)」「SNS(9%)」と続きます。普段のスマートフォン利用目的と比較すると、「情報検索」が46ポイント増加、「SNS」が40ポイント減少しました。一部の企業ではアプリやLINE、メッセンジャーでのコミュニケーションを導入しているところもありますが、メールでのやり取りが多いことが分かります。
就活時によく利用するSNSでは、「Twitter(47%)」が昨年と比較して8ポイント増加しました。昨年に引き続き、対面での情報収集や交流の機会が限定されてしまうため、Twitterを通して就活仲間と繋がったり、企業との接点を作る就活生もいます。
3.約6割の学生が「YouTube」で採用動画を視聴
採用動画を「見たことがある」と答えた学生のうち、半数以上が「個別企業説明会」や「会社ホームペ
ージ」で視聴したと回答し、「YouTube」での視聴については、昨年と比較して8ポイント増加の56%となりました。企業の公式チャンネルでも半数以上の学生が視聴しています。
実際に動画を視聴したタイミングで最も多かったのは、「会社説明会参加時(32%)」となりました。動画を視聴したいタイミングでは、「説明会参加前」「説明会参加時」と回答した学生の割合が、実際に視聴したタイミングと比較して12ポイント増加。早い段階で採用動画を見たいと思っている学生が多いことが読み取れます。
4.採用動画視聴により7割の就活生が志望度上昇、採用動画は「あったほうがいい」と回答する学生は9割を超える
約7割以上の就活生が、採用動画視聴で「志望度が上がった」と回答。「採用動画があったほうが良い」と、回答した就活生は9割以上となりました。動画視聴により志望度が「変わらなかった・下がった」と、感じる就活生も「採用動画はあったほうが良い」と思っているケースも多いことが分かります。実際に見たい動画コンテンツでは、「事業紹介(54%)」が最も多くなり、次いで「社員インタビュー(50%)」「社員の1日の流れ(50%)」「職種紹介(46%)」と続きます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、就職活動がオンライン化していますが、採用動画はより一層、企業の様子をリアルに伝えられる効果があるため、企業選びの判断軸にしやすいことが理由の1つとして考えられます。
今後、採用動画はオンライン採用が主流となっている今の時代に欠かせないコンテンツとなりそうです。また、4割の学生が「採用動画が選考参加や内定承諾の決め手になっている」と、回答したことにより、意思決定のための有効なツールのひとつとも言えます。
<調査概要>
調査対象:就職活動中・就職活動の経験がある2022卒の大学生
調査時期:2021年6月14日〜6月21日
調査方法:インターネット調査
回答者数:417人
調査機関:レバレジーズ株式会社 キャリアチケットリサーチ
株式会社プルークス