レバレジーズ株式会社が運営する新卒向け就職エージェント「career ticket(キャリアチケット)」は、現在大学4年生の男女300人を対象に、「就職活動におけるスマートフォン活用と採用動画に関する調査」を実施しました。
調査サマリ
- 就職活動でSNSを活用している学生は58.3%
- ナビに次いでスカウトアプリの利用が目立つ
- 学生の7割が就職活動中に採用動画を視聴
- 採用動画によって志望度が高まったと回答した学生は約7割
1.就職活動でSNSを活用している学生は58.3%
現在就活中、もしくはすでに就活を終えている大学4年生の男女300人に、就職活動でSNSを活用したことがあるか尋ねると、「はい」と回答した学生は半数以上という結果になりました。
「はい」と回答した学生に活用しているSNSを尋ねると、「Twitter」「LINE」「Instagram」が上位に。昨年の同調査では「YouTube」が3番手でしたが、今回は「Instagram」が3位に入っています。これは、「YouTube」よりも「Twitter」や「Instagram」のほうが発信が手軽で更新性が高く、就活生の目にも留まりやすいことが要因の1つとして考えられます。
就職活動におけるSNSの利用目的に関しては、「企業ページを閲覧するため(50.9%)」「企業の最新情報を収集するため(43.4%)」「就活生と情報交換するため(38.9%)」と、主に情報収集のためにSNSを活用している学生が多いことがわかりました。
2.ナビに次いでスカウトアプリの利用が目立つ
就職活動で活用しているアプリは、リクナビやマイナビなどの「就活情報アプリ(76.3%)」を除くと、「スカウトアプリ(22.3%)」が2位という結果になりました。
ほかにも、「口コミアプリ」や「ニュースアプリ」も上位に入っていることから、SNSだけでなくアプリに関しても、企業情報や業界情報の収集のために活用している学生が多いことが読み取れます。
3.学生の7割が就職活動中に採用動画を視聴
企業が採用で活用している採用動画に関して、学生に就職活動中に動画を視聴したことがあるかを尋ねると、7割以上が「はい」と回答しました。
視聴した採用動画の内容は、「会社紹介・事業紹介(86.8%)」「職種紹介(56.6%)」が上位に入っています。企業紹介系の動画内容が上位に入っていることから、企業は説明会などで、学生により具体的に入社後のイメージをつけてもらうために採用動画を活用していることが伺えます。
4.採用動画によって志望度が高まったと回答した学生は約7割
採用動画による志望度の変化については、視聴後に志望度が「かなり高まった」「高まった」と回答した学生は、計69.4%となりました。採用動画は、説明会やエントリー時に視聴されることが多いため、エントリー前の志望度に大きく影響するといえます。
さらに、採用動画が選考参加や内定承諾の決め手になったことがあるかを尋ねると、45.3%が「ある」と回答しました。
学生が視聴したいと思う採用動画は、「会社紹介・事業説明」や「職種紹介」に続き、「社員の1日の流れ」が43.0%と3位に。「視聴した採用動画の内容」のグラフと比較すると、「社員インタビュー」と「社員の1日の流れ」が入れ替わる結果となっています。学生は採用動画によって、より具体的な仕事内容を知りたいと考える傾向にあるようです。
ここ数年でSNSや採用動画の制作・公開に取り組む企業は増えています。今回の調査では、SNSを情報収集で利用する学生が多いことや、採用動画が選考前の学生の志望度を引き上げる効果が高いことがわかりました。SNSも採用動画も導入時や運用に一定のコストはかかりますが、企業が積極的に情報発信することで、採用活動を加速させることができるでしょう。
<調査概要>
調査対象:2023年に卒業予定の大学4年生の男女
調査時期:2022年7月25日~2022年7月27日
調査方法:インターネット調査
調査会社:楽天インサイト株式会社
回答者数:300人
引用・転載時のクレジット表記:「キャリアチケット調査」
「career ticket」について( https://careerticket.jp/partner/concept/ )
企業の知名度や先入観などの固定観念にとらわれない、学生と企業の価値観による「量より質」の高品質なマッチングを重視し、学生の母集団形成から入社までをサポート。採りたい学生や採用形態に合わせて、「就活カフェ」「スカウト」「マッチングイベント」など、複数の採用手法を提案し、従来出会うことができなかった学生とのマッチングを低コストで実現します。