■会社概要
パワープランニング株式会社
「人と企業がともに成長し、新しい感動を創る」「想像力で世の中に挑戦する」を掲げ、広告代理業、EC事業、紹介事業、卸売事業と幅広く展開。EC事業としては、ECサイト「腕時計本舗」や、ペット商材を扱う「モコペット」を運営。また、紹介事業としては「みんなの生命保険アドバイザー」「アットセミナー」「トウシェル」といった3サービスを展開している。
https://pp-net.com/
お話を伺った方
塩野 和常(しおの・かずのぶ)さん
代表取締役(CEO)
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採用課題
ナビサイトや採用広報ツール、リファラル採用などを行っていたものの、エントリー数に対して採用担当の人手が足りなかった。また、自社が求める学生となかなか接点を持てず、効率の悪さを感じていた。
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導入
人材紹介会社はもともと利用していたが、より紹介での採用を強化するためにリサーチをしていたところ、キャリアチケットについて知った。関関同立・GMARCH以上の学生層の紹介実績が豊富だったため、導入を決断。
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成果
21年卒の採用から導入し、内定者3名のうち、キャリアチケット経由で2名の採用に成功。また、営業担当者と密に連携を取ることで、2カ月という短期間で採用目標を達成することができた。
採用に時間をかけられない。効率の良いやり方を模索していた
――新卒採用で今まで取り組んでいたことについて教えてください。
もともとはナビサイトや、学生とダイレクトにやり取りできる採用広報ツール、リファラル採用、あとは紹介会社を利用していました。ただ、ナビサイトを最後に利用したのは3年前くらいで、今はすべて紹介会社のみ利用しています。
――なぜ、紹介会社に絞ることになったのでしょうか?
採用担当の人数に対して応募数が多く、すべての学生に対応するのが厳しかったことと、ターゲット層となる学生になかなか出会えなかったからです。弊社では企画職を募集しているのですが、比較的学生の人気が高い職種のためエントリーが集まりやすくて。
ただ、採用するのは毎年2~4名程度なので、全員に対して説明会を開き選考を行うとなると、非常に効率が悪かったんです。
また、ナビサイトを利用して説明会を複数回開催しようと考えていたのですが、採用に割く時間が足りず、結局思うように実施できませんでした。
――採用広報ツールやリファラル採用はどうでしたか?
学生さんと直接やり取りできるというメリットはあるものの、応募者一人ひとりと日程調整を行うので、こちらもすべて対応するのが大変で……。
また、採用広報ツールやリファラル経由だと1対1の面談のような形式で学生とお会いすることになります。弊社としては説明会は複数人集め、会社のビジョンや仕事内容などをきちんとご説明し、そのうえで受けるか受けないかを学生に判断してもらいたいなと考えています。ただ、1対1でお会いするとなるとその方のご経歴を見ながらお話しするので、どうしても最初から面接のような形になってしまって……。
結局、想定していた形でできなかったことと、手が回らなくなってしまったこともあり、採用広報ツールは途中でエントリーの受付を打ち切ることになりました。
――なるほど。「採用に時間をかけられない」というのが一番の課題だったんですね。
そうですね、いろいろと試してみましたが、どうしても採用にマンパワーが割けないため、どれも弊社には向いていないなと感じました。なので、紹介会社に絞ることにしたんです。
「採りたい層の学生を紹介してもらえそう」と信頼できた
――キャリアチケットを知ったきっかけは何だったんでしょうか?
たまたま弊社の採用担当がキャリアチケットさんのリスティング広告を見たんです。詳しく調べてみると、「レバレジーズさんがやっているサービスなんだ」と知りました。もともと御社の代表の岩槻(知秀)さんを知っていたこともあり、一度サービスについてお話を聞いてみようかなと思ったんです。
――導入の決め手について教えてください。
キャリアチケットさんから実績などのお話を聞いたときに、優秀な学生を紹介していただけそうだと判断したからです。
弊社では関関同立・GMARCH以上の学生をターゲット層として考えています。紹介会社さんによっても紹介できる学生層は異なりますが、キャリアチケットさんの場合はその点信頼できると感じました。
――もともとどのような学生さんを採りたいと考えていたんですか?
地頭の良い方を採りたいと考えていました。あとは、自分で新たなITサービスを立ち上げてみたいという意欲のある方ですね。そのうえで、弊社のビジョンやクレドに共感してくれる方が良いなと。
弊社ではさまざまなITサービスを展開していますが、IT技術やサービスは日々目まぐるしく変化しています。そのため、もともとこの業界に興味があって、自分である程度情報を取りに行く姿勢がある方でないと、新しいサービスを企画し創り出すのは難しいでしょう。情報をいち早く正確にキャッチし、どうすればサービスに活かせるのか考える力がある人、つまり地頭の良い人を求めていました。
――学生の地頭の良さ以外で気にしていたポイントはありますか?
キャリアチケットさんに限らず、紹介会社さんには基本的にはターゲット層となる学歴で絞り込んでいただいて、そのほかの部分は弊社が面接で判断するようにしていました。
なので、最初から弊社への志望度が高い学生さんでなくても、キャリアチケットさん側で「マッチしそう」とご判断いただいた学生さんは説明会に来ていただいていましたね。
――最終的に自社の価値観に合う志望度の高い学生を採るために、選考で工夫していたことがあれば教えてください。
選考は1次面接、2次面接の2回設けており、2次面接では「将来実現したいこと」についてプレゼンしてもらうんです。そこで会社が目指している方向と学生がやりたいことが合致しているかどうかを確認しています。
学生の志望度が低い場合、資料の量が少なかったり内容が薄かったりするのですが、志望度が高い学生だとプレゼンのボリュームがあり、内容も練られているものが多くて。
もともと「こんなサービスがあったら面白そう」「こんなWebサイトを作ってみたい」といった考えがないと難しい選考かもしれません。でも、だからこそ自然と学生を絞ることができています。
導入後、一週間ほどで学生の紹介を受けることができた
――キャリアチケット導入後の成果はいかがでしたか?
今年は3名採用したのですが、そのうち2名はキャリアチケットさんに紹介していただいた方でした。紹介までのスピードが早かったのはもちろんですが、連絡を取るたびに細かくすり合わせできたため、短期に精度の高い採用ができたのだと思います。
――導入してみて良かった点を教えてください。
良かった点は3つあって、まず1つは御社に紹介いただく学生層がマッチしていたことです。先ほどもお伝えしたように、一定の学歴以上をご紹介いただける紹介会社さんは限られているので貴重でしたね。
2点目は、紹介いただく学生さんが皆さん、「なぜベンチャーを目指すのか」「なぜ弊社なのか」を考えたうえで弊社の説明会に臨んでくれたことです。キャリアアドバイザーの方が学生さんのやりたいことをきちんとヒアリングしたうえで、弊社を薦めてくださっているんだなという印象を受けました。
3点目はスピード感ですね。お話ししてから一週間ほどでご紹介いただき、すぐに説明会に入れていただけたので、すごく助かりました。(2020年の)7月にご紹介いただき、8月には採用活動を終えたので、かなり迅速に動いていただいた印象があります。
――弊社の営業担当とはどのようにやり取りをしていたのでしょうか?
連絡は頻繁に取っていました。私が以前紹介会社で働いていたこともあり、営業の方がお忙しいのは理解していたので、自分からどんどん電話するようにしていましたね。
「この日に説明会があるので、何人か紹介してくれませんか?」といった要望にも、きちんと対応していただけました。ターゲット層となる学歴水準に達してはいないものの、話してみると地頭が良く、弊社のビジョンに合う方がいた場合もぜひ紹介してほしい、といったことを細かくお伝えしていましたね。
――では、最後に御社が採用で大切にしていきたいことを教えてください。
弊社では「世界を面白くするサービスを創ろう」というビジョンを掲げており、そのビジョンを強化するために採用を行っています。「新しいサービスを立ち上げ人に感動を与えたい」「サイトを作りたい」という方を採りたいですし、そのためにも弊社と価値観が合う方に絞り込んで採用していきたいですね。
――今後の採用も引き続き紹介会社に絞って行うのでしょうか?
そうですね、その方針は変えるつもりはありません。学生さんをフィルタリングしていただいたうえでご紹介いただくほうが、採用効率が良いですし、今後も紹介会社を利用したいと考えています。
昨年同様、2カ月程度でさっと採用を終えるのを理想としているので、22年卒の採用に関してもキャリアチケットさんの力を借りることができればと考えています。