6月1日から夏季インターンシップ(通称サマーインターン)のエントリーが開始し、26年入社学生の就職活動が開始されます。
キャリアチケットでは、26年入社予定学生の就職活動状況を調査しました。
本記事では、調査の概要と調査結果をご紹介します。
2026年入社予定学生の就活状況についての調査概要
2026年入社予定学生の就活状況について、下記の内容で調査を行いました。
本調査の質問項目
本調査での質問項目は以下になります。
あなたの性別を教えてください
文系か理系かを教えてください
就活をいつから本格的に始めようと思っていますか
現時点で志望業界は決まっていますか
現時点で興味のある業界を教えてください
就活をいつまでに終えたいと思いますか
近年、就活が早期化していますが就活の早期化についてどう思いますか
就活の早期化についてポジティブな意見の理由を教えてください
就活の早期化についてネガティブな意見の理由を教えてください
調査対象
調査対象:「キャリアチケット」に登録している26卒の大学生・大学院生
調査期間:2024年4月26日(金)~2024年5月1日(金)
調査方法:インターネットでのアンケート回答
有効回答数:351件
2026年入社予定学生の就活状況についての調査:就活状況
2026年入社予定学生の就活状況についての調査結果は以下になります。
現在の就活状況
キャリアチケットに登録している2026年卒の学生を対象に現在の就活状況について聞いたところ、2024年4月末時点で約3割の学生が「イベントやインターンで企業と接触している(29.9%)」と回答しました。
大学3年生のサマーインターン開始は一般的には6月からですが、早々にイベントや長期インターンで学生と接触している企業が一定数存在しているといえます。
情報収集をしている人が一番多く、就活の早期化傾向は続いているでしょう。
就活をいつから始めようと思っているか
現時点で志望業界は決まっているか
「現時点で志望業界は決まっているか」という問いに対して、「決まっている(48.2%)」「決まっていない(51.8%)」と回答がほぼ半数に分かれる結果となりました。
4月時点で学生の志望業界がある程度決まっていることを考えると、企業は自社を選んでもらうために早期からイベントなどへの露出を増やすことの重要性は増していそうです。
現時点で興味のある業界
興味のある業界については、「メーカー(42.5%)」が最も多く、次いで「商社(31.3%)」「IT・通信・インターネット(27.1%)」と続きました。
2026年入社予定学生の就活状況についての調査:就活終了時期
2026年入社予定学生の就活終了時期についての調査結果は以下になります。
「いつまでに就職活動を終了したいか」と聞いたところ、約半数が「なるべく早く(48.4%)」と回答しています。近年、就活は早期化・長期化の傾向にあるといわれていますが、学生自身はなるべく早く就活を終えたいと考えていることが明らかになりました。
今後、実際に企業説明や選考に進むと入社後の働く自分をリアルに想像する機会が増え、自分に合う企業から内定を獲得することの重要度が高まっていくと考えられます。
企業側も、早期から内定を出したとしても入社が近づいた段階で内定辞退が発生しないよう、選考段階から入社後の姿がきちんと想像できるように適切にフォローを行う必要があるでしょう。
2026年入社予定学生の就活状況についての調査:就活早期化に対する見解
2026年入社予定学生の就活早期化についての調査結果は以下になります。
就活早期化に対する見解
就活の早期化に対する意見を尋ねたところ、「ポジティブ・どちらかというとポジティブ(51.0%)」と「ネガティブ・どちらかというとネガティブ(49.0%)」に意見が分かれる結果となりました。
就活早期化についてポジティブな理由
就活の早期化に対してポジティブな理由は、「早い段階で内定を獲得して、残りの学生生活を充実させたいから(59.8%)」が最も多く挙がりました。
就活早期化についてネガティブな理由
一方、就活の早期化に対してネガティブな理由では、「学業や部活動、アルバイトとの両立が大変だから(62.2%)」が最も多く、次いで「急かされている感じがするから(56.4%)」が挙がりました。