このページのまとめ
- 自己PRは、結論から書き始めてインパクトを出そう
- 自己PRの書き始めは、自分の長所を分かりやすい言葉で表現しよう
- 自分の言葉で長所を説明すると、オリジナリティが出る
- 自己PRには、企業が求める人物像とマッチする長所を書こう
- 自己PRの書き始めは「私の長所は〇〇です」と言い切るのがおすすめ
「自己PRの書き始めが分からない…」という就活生は多いのではないでしょうか。自己PRするなら、読みやすい書き出しにして印象アップしたいですよね。
自己PRは、書き始めを工夫することで個性が伝わりやすくなります。インパクトのある書き始めを心がけ、採用担当者に好印象を与えましょう。
このコラムでは、自己PRを書き始める際のポイントや注意点を解説します。アピールポイント別の例文もあるので、ご参考ください。
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自己PRの書き始めは「結論から」が鉄則
自己PRはつかみが重要なので、結論から書き始めるのが鉄則です。
結論とは、アピールポイントとなる自分の長所のこと。長所から書き始めることで、採用担当者の興味を引ける可能性が高まります。
自己PRでは、生まれながらに持った能力ではなく、努力の結果身についた長所をアピールするのがおすすめです。長所と合わせて努力の過程を説明することで、採用担当者がイメージしやすくなるでしょう。
自己PRの基本的な構成
自己PRは、下記の構成を意識すると読みやすく仕上がります。
1.結論「私の長所は〇〇です」
2.根拠「この長所は〇〇という体験で身につきました」
3.入社後の展望「長所を活かし、入社後には〇〇の分野で貢献したいです」
長所は裏付けとなる実体験を説明し、説得力を持たせるのが重要です。最後に、長所を活かして仕事で貢献できることを伝え、仕事への適性の高さを示しましょう。
企業側が自己PRで確認するポイントとは?
企業側は、応募者の自己PRから自社にマッチする人材かチェックしています。
そのため、自己PRは長所を発揮したエピソードを説明し、長所に加えて人柄をアピールするのが重要です。
エピソードは「問題を解決した経験」や「成果を出した経験」を選ぶと、入社後の働き方をイメージしやすくなるでしょう。
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自己PRの書き始めで押さえておきたい5つのポイント
自己PRは、やみくもに書き始めると読みにくくなるので、下記で基本的なポイントを押さえておきましょう。
1.長所は誰にでも分かる言葉で端的に伝える
自己PRは語彙力を問う問題ではないので、誰にでも分かる言葉で端的に伝えましょう。
難しい表現をわざわざ使った場合、採用担当者によっては「配慮ができない人」とみなす恐れがあります。
日本語として文法が間違っていなければ良いので、ひと目で分かる表現を心がけましょう。
2.ありきたりな言葉ではなくオリジナリティを意識
自己PRは、自分の言葉で長所を伝え、オリジナリティを出すのが重要です。
「私の長所はコミュニケーション力です」「リーダーシップに自信があります」といったありきたりな表現は、多くの就活生が使うため埋もれてしまう恐れがあります。
「私の長所は誰とでも打ち解けられることです」「率先してチームのモチベーションをアップできます」のように言い換え、自分の個性を効果的に伝えましょう。
キャッチフレーズでインパクトを出すのも効果的
自分に印象的なキャッチフレーズをつけ、書き始めでインパクトを出すのもおすすめの方法。
たとえば、人を温かく導ける人は「街灯のような人間」、サポート力に長けた人は「名画を引き立てる額縁」といったように、分かりやすい比喩表現を使うのがおすすめです。
印象的なキャッチフレーズをつけることで、ほかの就活生と差別化でき、採用担当者の目を引く可能性が高いでしょう。
3.「企業の求める人物像」にマッチする長所を書く
自己PRに書く長所は、応募先企業の求める人物像にマッチしたものを選びましょう。
企業の求める人物像は、企業の公式サイトや就職情報サイトの採用ページで調べるのが一般的です。
就活で使う長所は、1つではなく複数用意しておくのがおすすめ。
企業ごとに求める人物像は異なるため、マッチする長所を選んでアピールしましょう。
4.長所は「言い切り」で説得力を出す
自己PRは、「私の長所は〇〇です」「私は〇〇な人間です」のように、言い切りの表現で説得力を出しましょう。
「私の長所は〇〇だと思います」「〇〇な人間といわれます」といった曖昧な表現は避けたほうが無難です。自信がない印象を与えるので、長所は言い切ってアピール力をアップしましょう。
5.長所とエピソードは1つに絞る
自己PRは読みやすさを求められるため、長所を裏付けるエピソードは1つに絞るのがポイント。
あれもこれもとエピソードを盛り込むと、かえって要点がぼやけ長所が伝わらない可能性があります。エピソードは最も努力した体験を選び、効果的に長所をアピールしましょう。
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自己PRの書き始めで注意したいこと
自己PRは、書き始めによっては印象を下げる恐れがあります。下記で、就活生が知っておきたい注意点を確認しておきましょう。
ネガティブな言葉は避ける
ネガティブな言葉は第一印象を悪くするので、自己PRで使うのはおすすめできません。
「私は内気な人間です」「チームワークが苦手です」といった書き始めでは、マイナスイメージにつながる恐れがあります。謙遜してネガティブになるのも卑屈な印象なので、長所は胸を張ってポジティブに伝えましょう。
誇張や嘘はNG
就活では誠実さが求められるため、誇張や嘘はNGです。
誇張や嘘で自分を実物より良くみせても、面接で質問されたときに嘘が見抜かれる恐れがあります。華やかな自己PRにする必要はないので、正直に自分の魅力をアピールしましょう。
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11のアピールポイント別!自己PR書き始めの例文
アピールポイントは、コミュニケーション能力やリーダーシップなど人によってさまざまかと思います。下記で、アピールポイント別に書き始めの例文を確認しておきましょう。
1.コミュニケーション能力
「私の長所は、相手の立場に立って考えられるところです」
「私は相手の意見を尊重し、対話で理解を深められます」
「私は人と人とをつなぎ、チームのパイプ役となる人間です」
コミュニケーション能力は多くの企業で求められますが、アピールする人が多い分、埋もれる恐れがあります。
高いコミュニケーション能力を活かして何ができるのか、書き始めで端的に説明すると差別化できるでしょう。
2.チャレンジ精神
「私の長所は、失敗を恐れずリスクに立ち向かえることです」
「私は挑戦を通して世界を広げる人間です」
「私はハードルが高いほど燃える人間です」
チャレンジ精神は、アイデア力や好奇心が求められる企業で評価される傾向にあります。
思いつきでチャレンジするのは不安な印象を与えるので、責任感を持って挑戦したエピソードを加えると良いでしょう。
3.リーダーシップ
「私の長所は、チーム全体に気を配り、士気を上げられるところです」
「私は仲間の個性を見極め、チームをまとめられます。」
「私は一人ひとりの力を引き出し、チームの結束を高められる人間です」
リーダーシップのある人は、仕事においても行動力と決断力を発揮し、チームを引っ張る可能性があります。
ワンマンな印象を与えないためにも、チームに配慮したエピソードを入れるのがおすすめです。
4.行動力
「私の長所は、行動を通して価値観を広げられるところです」
「私は現状改善に向け、自分で考え行動できます」
「私は綿密な計画を立て、目標達成のために動ける人間です」
行動力のある人は、入社後も現状維持に満足せず、さらなる高みを目指して行動できる傾向にあります。
無鉄砲と思われないためにも、責任感を持って行動したエピソードを伝えるのがポイントです。
5.柔軟性
「私の長所は、状況に応じて臨機応変に対応できるところです」
「私はスポンジのように新しい情報や知識を吸収します」
「私は1つの考えに固執せず、多面的に物事を捉えられます」
柔軟性のある人は、仕事で問題が起きた際も臨機応変に対応できる可能性が高いです。
伝え方によっては自分がない印象になりかねないので、強い意志を持って行動したエピソードを書きましょう。
6.粘り強さ
「私の長所は、一度決めたことは最後まで取り組めるところです」
「私は困難にぶつかっても挫けない人間です」
「私は何度失敗しても、目標達成に向けて努力を重ねます」
粘り強い人は、苦しい業務も途中で投げ出さず、コツコツ努力して結果を出せる傾向にあります。
派手な経験でなくても構わないので、地道な努力が実を結んだ経験をアピールするのがおすすめです。
7.負けず嫌い
「私の長所は、不利な状況で燃え上がりやる気になるところです」
「私は自分に負けないよう、課題を解決し成長できる人間です」
「私は周囲と切磋琢磨し、自分を高められる人間です」
負けず嫌いな人は、ノルマが課される仕事や成果が求められる業務で結果を出せる可能性があります。
ただし、伝え方によってはチームの輪を乱す恐れがあり、協調性を意識してアピールするのが重要です。
8.責任感
「私の長所は、有言実行で目標を達成できるところです」
「私は一度引き受けたことは必ずやり遂げます」
「私は相手の期待に応えるために、予想以上の結果を出せる人間です」
責任感がある人は、プロジェクトリーダーや管理者など、一定の権限を持つ業務で力を発揮する可能性があります。
周囲と協力して結果を出した経験を伝えると、さらなる印象アップにつながるでしょう。
9.サポート力
「私の長所は、人を支えることに喜びを感じるところです」
「私は裏方としてチームを支え、目標達成に尽力できます」
「私はメンバーが力を発揮できるよう、活躍のステージを整えられる人間です」
サポート力のある人は、入社後も献身的にチームを支え、成果を目指して貢献できる傾向にあります。
自己PRでは、チーム全体を見渡し、どう行動すべきか考えたエピソードを入れ、主体的な姿勢をアピールしましょう。
10.協調性
「私の長所は、仲間と協力して目標達成を目指せるところです」
「私は対話を通してチームを調和できる人間です」
「私はバラバラなチームに入っても、糊のようにメンバーをまとめられる人間です」
ビジネスでは、周囲と協力して業務に取り組むため、協調性の高い人は好印象を与えられます。
ただし、周囲に合わせて流されているだけでは、協調性があるとはいえません。
自己PRでは、明確な意思を持ってチームに貢献したエピソードを書き、説得力を持たせましょう。
11.問題解決能力
「私の長所は、現状を分析し解決に向けて努力できる点です」
「私はトライアンドエラーを繰り返し、課題をクリアできる人間です」
「私は問題の本質を見抜き、解決に向けて行動できます」
問題解決能力のある人は、入社後も俯瞰で状況を見極め、冷静な判断でチームを導ける可能性があります。
主体性を発揮して周囲を巻き込んだエピソードを盛り込むと、長所に厚みが出るでしょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。