今回お話を聞いたのは、建築業界に特化した人材派遣会社「株式会社夢真」で施工管理のお仕事をしているNさん。現在は派遣の施工管理として土木や建築現場で現場監督のサポート業務や工事に関わる管理業務を行っています。Nさんがなぜ今の仕事を選んだのか、また就活時のエピソードなど、バックグラウンドなども合わせてキャリアチケットの担当アドバイザーがお話を聞いています。
Nさん 株式会社夢真(施工管理)
建築業界に特化した人材派遣会社で施工管理の仕事
2023年大学卒業。大学時代はボウリング部で主将を務めていた。これまでには野球やスキーなど、さまざまなスポーツを経験。持ち前のチャレンジ精神を活かすべく、就職先に選んだのは建設技術派遣と施工図作図の2つの事業を柱にする株式会社夢真で、現在は派遣施工管理として活躍している。
株式会社夢真
1976年の創業以来、建設技術者派遣事業・施工図作図事業・メディア事業を展開し、多くの建設プロジェクトに参加。技術社員の在籍数は業界№1の実績があり、建設業界の需要に応えている。
スポーツで培ってきた持ち前のチャレンジ精神を活かして、現場監督補佐として活躍中
ーー本日はインタビューよろしくお願いします! それでは、Nさんの自己紹介からお願いしたいと思います。簡単な経歴などについて教えてください。
よろしくお願いします! 2023年卒の社会人1年目、Nと申します。大学時代は体育会ボウリング部に所属し、主将を務めた経験があります。小中学生では野球、高校ではスキー部に入っていました。
ーースポーツ少年だったんですね! それでは、会社の概要についてお伺いしたいのですが、株式会社夢真はどのような業種の会社ですか?
株式会社夢真は、建築技術者派遣と施工図作図を主に行っている会社です。
私は現在、派遣の施工管理職として万博に関わるプロジェクトで現場監督の補助をしています。仕事内容は監督のサポートや計画どおりに工事が進んでいるか確認することです。
ーー1日のスケジュールってどんな感じですか?
日によってバラバラですね。例えば、今日はコンクリート打設を予定していたので午前8時30分に現場に行って、コンクリートの品質検査、午後は事務所で事務作業といった感じです。基本的には現場にいることが多いですね。
ーー現場の雰囲気などはいかがですか?
毎日現場に出ていると顔を覚えてもらえて、挨拶したら笑顔で接してくれたり、分からないことを質問すると優しく文系の私にも分かりやすく説明してくれたりするんです。ときには厳しいお言葉をいただくこともありますが、皆さんのおかげで自分が成長できている感覚があります。
ーーすごくいいですね! ちなみに会社の雰囲気はどんな感じですか?
入社当初、私は結構人見知りで周りの方とあまり話せなくって。でも、同じ現場に派遣されているメンバーとは仲良くなってコミュニケーションを取っています。
また、現場で分からないことがあったときや指摘をいただいた場合には、会社がしっかりフォローしてくれます。「こういう場合はどう対応すべきか」など細かい指示の出し方まで、バックアップ体制が整っているので安心です。
「建物に携わる仕事がしたい」というところからたどり着いた施工管理のお仕事。周りの環境に恵まれ、未経験でも頑張れる
ーーそうなんですね。Nさんが建築業界に興味を持ったきっかけって何だったんですか?
もともと建物に興味があったのでハウスメーカーで働くことを就活の軸としていたんですが、就活が全くうまくいかなくて。どうしようかと思ってキャリアチケットに相談をさせてもらったんです。
「建物に携わる仕事がしたい」とお話を進めていく中で、現在の仕事にたどり着いた感じです。
ハウスメーカーで営業をすることが軸にあったので、現場で図面を照らし合わせながら構造物を作る施工管理の仕事はイメージがつきにくい部分もありました。でも、きっとすごい達成感があるんだろうなって。
一つの目標に向かって何かを成し遂げるということを大切にしたいタイプなので、施工管理の仕事は思いのほか私に合っていた気がします。
ーー営業ではなく施工管理がメインのお仕事かと思いますが、実際に働かれてみていかがですか?
学生時代に培ったチャレンジ精神のおかげで、未経験でも大丈夫という自信はありましたね。今は施工管理士の資格も取得したので知識は少しずつ増えていますが、もっと成長しないとって感じです。
仕事内容でいうと施工管理員の仕事がメインで、現場ではさまざまな関係者の方や職人さんと関わる機会があります。営業職で活かしたかったコミュニケーション力は発揮できているかなと思います。
ーー不安などはありませんでしたか?
そうですね。私は文系出身なので、理系出身の方と比べて知識で差が出てしまわないか不安に感じたことはありました。
実際差が出ることは多くあるんですけど、そこの部分に関しては結構吹っ切れていて。今はいかに差を詰められるか意識しながら働いています。もちろん、私のように文系出身者も多く、同じスタートラインに立っているので、そんなに心配しなくても大丈夫だったなっていうのはありますね。
ーー逆に期待していなかったけど良かったなって感じるところって何かありますか?
知らないことだらけだったので分からないことがあったらどうしようって不安だったのですが、質問すれば何でも答えてもらえる周りの環境があることが良かったことですね。
現場に行く前は、図面の詳細をある程度頭に入れておくようにしているのですが、載っていないことを聞かれることもあるんです。そんな時は職人さんから話を聞いたり、話し合ったりしながら、工事を進めるようにしています。
逆に想像と違ったところでいうと、建物ができるまでには細かな過程がたくさんあることですね。色々な手が加わって建物ができているんだなって身をもって感じています。
視野を広げてくれたキャリアチケット。自信を付けて就活に挑めた
ーーキャリアチケットを使った経緯は先ほどお話いただいたのですが、使ってみてどんな感想だったかお聞きしてもいいですか?
ハウスメーカーでの営業という軸からあまりぶれることなく、やりがいのありそうな建築業界の仕事を色々と紹介してもらいました。自分の希望を聞いてくれたり、分かりやすく企業の説明をしてくれたりと、就活しやすい状況を作ってくれたことがありがたかったですね。
また、ガクチカの質問に対する回答など、学生生活でアピールできそうな部分を引き出してくれたので、自分の自信にもつながりました。
現在は資格取得にむけて挑戦中。知識をつけたら、もっと仕事が楽しくなりそう。
ーー今のお仕事への想いをお聞かせください。
普段は道路の建設案件に携わることが多いのですが、最近は建築物の現場にも携わっています。建築は土木の現場よりも作業内容が細かいので、そのぶん施工について考えることも多いです。今後もっと多くの知識を身に付けていけたら今の仕事がより楽しくなるだろうなって思っています。
ーーNさんの今後の目標があれば教えてください。
今よりもっと知識をつけて、 現場の職人さんと良いところも悪いところも指摘し合いながら一緒に構造物を造っていきたいですね。
スキル面では、先日、土木施工管理技術検定は合格したのですが、建築施工管理技術検定は力不足で不合格だったので、あきらめずトライしていきたいと思います!
建物が出来上がる達成感は施工管理職ならでは。自分に向いている職種をじっくり考えて就活を頑張って欲しい
ーー株式会社夢真に入社をお考えの方にメッセージなどがあればお願いします。
施工管理のお仕事では、1つの構造物を建てるにあたって多くの方々と携わっています。多職種が協力し合っているので、建物が出来上がるときは大きな達成感が生まれるんです。この感覚を味わえるのは施工管理職ならではの特権だと思うので、何か1つのことに大人数で協力し合い、成し遂げた経験のある方にはとくにおすすめしたいですね。多くのやりがいを得られるはずです。
ーー最後に、就活中の学生さんに一言お願いします!
就活中に焦ってしまう気持ちは分かるのですが、一旦立ち止まって自分にはどの職種が向いているのかを考えてみてほしいですね。キャリアチケットのアドバイザーはすごく協力的で一緒に考えながら冷静に判断してくれるので、1人で焦らなくても大丈夫だよって言いたいです。