今回お話を聞いたのは、日研トータルソーシングでプロジェクトマネジメント(施工管理)のお仕事を行うBさん。現場から事務作業まで幅広い業務に携わりながら、技術者として活躍しています。Bさんがどんな経緯で今の仕事に就いたのか、また、就活時にはどんな苦労があったのか、バックグラウンドも合わせて当時のキャリアアドバイザーがお話を聞いています。
Bさん 株式会社マーキュリー(HR統括本部HR本部 採用部採用1課)
工業大学の建築学科を卒業。剣道一本の学生時代を過ごした後、「資格を活かした仕事がしたい」と新卒で日研トータルソーシングに入社。現在は家で鍛えることが趣味。
日研トータルソーシング
建設現場における「総合人材サービス」事業を展開し、大手ゼネコンを中心とした取引先へ、設計・施工管理などあらゆる「人」にかかわるソリューションを日本全国各地で提供しています。
姉の影響で目指した建築業界
ーー就活の時ぶりなのでお久しぶりですね。改めて本日はよろしくお願いします!はじめに、簡単な自己紹介をお願いします。
日研トータルソーシングで施工管理の仕事をしています。工業大学の建築学科を卒業しており、高校・大学と学生時代は剣道に打ち込む青春時代を過ごしていました。今は家で身体を鍛えるのが趣味です。
ーースポーツ青年だったんですね!何がきっかけで建築業界に興味を持たれたんですか?
実は私には双子の姉がいて、剣道を始めたのも姉の影響でした。そして、姉の一人が私が中学生のときに大工になったことがきっかけで、私も建築の仕事に興味を持つようになりました。
――そうだったのですね。それでは、現在の業務内容を教えてください。
古い工場の修繕、新しく機器を備え付ける際の基礎作りといった施工管理がメインの仕事です。 機械を据え付けるための基礎を1から設計するため、転倒モーメントなどを計算して基礎の大きさを図ったり、施工するために必要な図面を作成設計したりしています。
現場業務もあり、機械の基礎やスロープ、屋根の修繕依頼があれば現場で立ち会います。そのほか、仕様書や作業指示書、予算見積もり、売上・予算の管理といった積算業務も行っています。
――幅広い業務があるんですね。1日の流れはどんな感じですか?
午前8時10分に朝礼が始まって午後5時に終業です。そのあいだのスケジュールは全然決まってないんですよ。現場に朝から晩までいるわけではなく、事務所で作業をしていたり現場に行ったりとさまざまです。
今は工場内の修繕をしているので、1日掛けて工場内設備のパイプラックを点検していることもあります。そのときに携わっている業務にもよるので、1日の過ごし方はまちまちですね。
――なるほど。修繕の場合はどのように仕事を進めているんですか?
修繕の場合はまず調べることから始めます。耐震診断の依頼を受けたら、保全部のメンバーでもある一級建築士と一緒に工場全体を確認しながら、どこを直していけばいいのかを考えます。
修繕にあたる工場のなかには長い年月が経っている古い建物も多いので、機能性だけを考えずにちゃんと壊れないものを作っていくことが大事です。
――社外の方とも接する機会が多いと思いますが、雰囲気や働く環境はいかがですか?
周りは年上の方ばかりなのでやりやすいですね。丁寧に教えていただけることも多いですし。 職人さんと接する機会もありますが、「怒鳴られた」なんてことも特にないので、怖い印象もないですね。
また、工場内には常駐する作業員がいるので通常は決まった業者さんにお願いしています。塗装や屋根の解体などが入る場合は別の業者に依頼をかけていますが、基本は同じ業者さんが対応にあたっているのでコミュニケーションも取りやすいと思います。
――それは安心ですね。社内の方とコミュニケーションを図る機会もあるんですか?
一緒に設備保全業務を行っているメンバーが6名いて、設計担当・保全担当・電設担当と、それぞれの業務を担っています。なかでも同じ設計担当の一級建築士の方は事務所内で一緒になる時間が多いので、いつもいろんなお話をしていますよ。
入社後には手厚い研修でしっかりフォロー。幅広い業務に携われるいいギャップも。
――Bさんが日研トータルソーシングを志望した理由はなんですか?
弊社は人材育成に注力していることもあり、資格を活かしながら幅広い知識を身に付けられると思ったからです。私は建築学科を卒業していますが、剣道ばかりの学生時代を過ごしていたので実はすっからかん状態で。(笑)
でも、入職後の新人研修で図面の読み取り方や書き方、測量機の使い方、ハーネスの付け方といった実技を含む研修など、1ヶ月ほどかけて学びなおすことができたのですごくありがたかったです。
――手厚い教育体制があるんですね。実際に働いてみてギャップを感じたことはありますか?
建築業界のイメージは付いていたので特にギャップに感じることはなかったですね。業務内容に関しては、設計・見積もり・発注、さらには実際現場に足を運んでちゃんとできているかを確認しにいくこともあり、思っていたよりも幅広い業務に携われるのでいい意味で驚きました。
苦手な面接もキャリアチケットの面接練習で克服
――就活中にキャリアチケットを使用した経緯について教えてください
学生時代に剣道しかしていなかったので、就活の大変さを知って「これはやばい!」と焦りを感じました。そこからいくつか面接も受けてみたのですが、全然思いどおりにいかなくて。焦ってキャリアチケットを使い始めたのを覚えています。
とはいえ、就活エージェントの存在は聞いたことがある、といった程度の認識しかなかったので、初めは就職支援サービスを使って就活してもいいのかすら不安になりましたね(笑)
――就活って分からないことだらけですよね。実際に使ってみていかがでしたか?
キャリアチケットを使ったらすぐに弊社への就職が決まったのでびっくりしました。
私は本当に剣道だけで生きてきた人間で、学生時代に面接を経験したことがほとんどなかったので、改まった場が苦手だったんです。
キャリアチケットは面接対策のセミナーがあり「面接でこういうことが聞かれるかも」など面接時のポイントをあれこれ教えてもらい、練習ができたんです。面接の質問予想はノートにまとめて面接に向けての自信をつけていけたので、本番もやりやすかったですね。
自分の書いた設計図が採用されるのがやりがい。まずは資格取得を目標に
――そう言っていただけてよかったです!今の仕事でやりがいを感じるときはどんなときですか?また、今後の展望はありますか?
自分の書いた設計図が実際に採用されているときです。今はまだ先輩方にヒントをもらいながら設計図を完成させているといった感じですが(笑)
今後は意匠設計にも携わっていきたいと考えているので、まずは二級建築士の資格を取得に向けて勉強を頑張ろうと思っています!