【新卒】銀行への就職ってどう?やめとけといわれる理由や難易度を解説

このページのまとめ

  • 銀行への就職はノルマや勉強などが大変だが、高い専門性と安定した待遇を得られる
  • 今後の銀行業界は、IT技術の進歩による効率化やグローバル化が進むと予想される
  • 銀行への就職は経済に関心があり、高いストレス耐性と責任感のある人におすすめ

就職先として銀行を視野に入れているものの、「仕事についていけるか」「将来性は大丈夫か」など不安を感じている就活生もいるでしょう。仕事の厳しさや「やめとけ」という噂を耳にすると、興味があっても躊躇してしまうものです。
この記事では、銀行に就職するメリット・デメリットや、押さえておきたい基本知識、向いている人の特徴などを解説します。自分に銀行が合うかどうかを判断する際にお役立てください。

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目 次

銀行に就職する5つのメリット

銀行への就職は、ほかの業界では得られない魅力的なメリットが数多く存在します。キャリアの土台となる専門性を磨けるだけでなく、生活の安定にも直結するポイントを詳しく見ていきましょう。

1.金融分野のスキルや知識が高まる

銀行に就職するメリットの一つは、金融分野における専門的なスキルや知識を身に付けられることです。日々の業務を通じて、資産運用や融資、税務、法務といった幅広い専門知識が自然と蓄積されていきます。

これらのスキルは、個人の資産形成に役立つだけでなく、あらゆるビジネスの現場で重宝される強みとなるでしょう。また、企業の財務状況を分析する能力も養われるため、市場価値の高い人材へと成長できます。

若いうちからお金のプロフェッショナルとして専門性を磨ける環境は、将来のキャリアにおいて大きな財産になるはずです。

2.ビジネスモデルが安定している

お金を扱う銀行は、社会インフラとして欠かせない存在であり、そのビジネスモデルは高い安定性を誇ります。景気の波による影響は受けるものの、企業や個人への融資、決済機能など、社会が存続する限り銀行の役割が消えることは考えにくいでしょう。

法的な規制によって守られている側面もあり、他業界の新興企業のように突然倒産するリスクは極めて低いのが特徴です。

ただし、近年はフィンテックの台頭やデジタル化の波により、従来のビジネスモデルにも変化が求められています。それでも、金融インフラとしての銀行の役割は今後も重要であり続けるでしょう。

3.社会的な信用を得やすい

銀行で働いていると、社会的な信用を得やすいというメリットがあります。これは銀行が、厳格なコンプライアンスのもとで誠実かつ正確な業務を求められる場所だからです。プライベートで住宅ローンやクレジットカードの審査を受ける際も、銀行員という肩書は有利に働きやすい傾向があります。

さらに、家族や親戚からも好感を得やすく、周囲を安心させられるのも隠れたメリットといえるでしょう。ビジネスの場においても、顧客から一定の信頼を寄せてもらえるため、関係構築がスムーズに進みやすいのも特徴です。

4.労働環境(条件)が整っている

労働環境や福利厚生が充実している点も銀行の魅力です。銀行は銀行法第十五条により、「日曜日その他政令で定める日(土日祝日)」を休日としています。休日相談窓口の運営やシステムの監視などで出勤する場合もありますが、基本的には土日祝日の休みが確保されているため、プライベートの予定を立てやすく、ワークライフバランスを良好に保ちやすいでしょう。

有給休暇の取得やリフレッシュ休暇、家賃補助、社員寮などの福利厚生制度も充実しており、実際に活用されています。近年ではコンプライアンス意識の高まりから、残業時間の管理も厳格に行われているため、昔のような「過度な徹夜残業」は減少傾向です。

仕事と私生活のバランスを保ちながら、健康的に長く働き続けられる環境が整っているといえるでしょう。

参照元
e-Gov法令検索
銀行法

5.高年収な傾向がある

銀行業界は、他の業界と比較して年収水準が高い傾向にあります。国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-(p.15)」によると、1年を通じて勤務した給与所得者平均年収は478万円。それと比較して銀行員の平均年収は以下のとおりです。

銀行等窓口事務 511.2万円
銀行・信用金庫渉外担当 674.4万円
銀行支店長 966.8万円

参照:職業情報提供サイトjob tag「銀行等窓口事務」「銀行・信用金庫渉外担当」「銀行支店長

職種やポジションによって年収差は大きいですが、いずれも1年を通じて勤務した給与所得者平均年収を上回っています。

また、大手都市銀行では、新卒入社時から比較的高い初任給が設定されており、昇進に伴って年収も着実に上昇していくのが特徴です。

なお、年齢や業界ごとの年収について詳しく知りたい方は、「20代の平均年収はいくら?年齢や業界ごとの詳細を紹介」の記事をご覧ください。

参照元
国税庁
民間給与実態統計調査結果
厚生労働省
職業情報提供サイトjob tag

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銀行就職はやめとけ?3つのデメリット

銀行への就職にはメリットがある一方で、「銀行への就職はやめたほうが良い」という声も聞かれます。これは、銀行業界特有のデメリットや厳しい面があるためです。銀行への就職を後悔しないためにも、メリットだけでなくデメリットも十分に理解しておきましょう。

1.営業ノルマと数字へのプレッシャーが大きい

銀行員には、常に厳しい営業ノルマが課される傾向にあります。投資信託や保険の販売、融資の実行額など、個人の目標数字が明確に設定され、毎月の進捗状況が厳しくチェックされるため、精神的なプレッシャーを感じる場面は少なくないでしょう。

数字を達成できないと上司からの指導が入るケースもあり、日々数字に追われる環境にストレスを抱く人もいます。顧客の利益と自分のノルマの間で板挟みになり、悩んでしまう若手職員も一定数存在するのが現実です。

2.部署異動や転勤が頻繁に発生する場合がある

銀行では、幅広い業務経験を積ませたり、長期間にわたる業務担当による不正を防いだりするために、定期的な部署異動や転勤が行われます。これは人材育成の観点で有効であると同時に、個人のライフスタイルへの影響も大きいでしょう。

銀行の部署異動や転勤の特徴として、以下が挙げられます。

ポイント

  • 2〜3年周期で異動が発生する場合がある
  • 営業店から本部、本部から営業店への異動もあり得る
  • 全国転勤の可能性がある(特に総合職の場合)

家族がいる場合、転勤は子どもの教育環境や配偶者の仕事に影響を与えることがあります。また、せっかく築いた顧客との関係も異動により途切れてしまうため、長期的な関係構築を重視する人には向かない面もあるでしょう。

3.常に勉強する必要がある

銀行員は覚える知識が多く、常に勉強を続けなければなりません。銀行で扱う金融商品や社会経済の動向など、学び続けるのを大変に感じる人もいるでしょう。

銀行によっては、課題やテストを実施したり、研修を行ったりする場合があります。新しいことを学ぶのが苦手な場合は、仕事を大変に感じるかもしれません。

自分に合った仕事を見つけるためには、どのような業界なのかを詳しく調べておくことが大切です。業界研究のポイントを「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就活成功を目指そう」の記事で解説しているので、参考にしてください。

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銀行の就職難易度は高い

銀行への就職は、ほかの業界と比較して難しいとされています。

その背景にあるのは、単に「給与水準が高い」「潰れない」という表面的な理由だけではありません。日本経済のインフラを支えるという社会的ステータスや、若手から企業の経営層と対等に渡り合える成長環境に魅力を感じる、成長意欲の高い優秀な学生が全国から殺到するためです。

さらに、近年はデジタル化の進展により、かつてのような大量採用の時代は終焉を迎えました。事務処理型の業務が自動化された結果、店舗人員を担う一般職の採用が減り、銀行員の仕事の多くは、法人向けの融資営業や個人向けの金融商品販売などに移行しています。

融資営業や金融商品の販売などは、より専門的な金融知識が求められるため、一般職に必要な知識だけでは仕事を完遂するのは難しいでしょう。そのため、以前と比べて専門性の高い人材が求められるようになり、採用基準が底上げされていると考えられます。

銀行業務について詳しく解説している「銀行業務とは?主な仕事内容や銀行員に求められる5つのスキルを解説」の記事も、あわせてご覧ください。

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銀行の就職に関する基本知識

銀行への就職を目指すなら、まず銀行業界の基本的な構造や仕事内容を理解することが重要です。銀行とひと口にいっても、その種類や役割はさまざまで、それぞれ異なる特徴をもっています。

以下で、銀行就職に必要な基本知識について解説するので、参考にしてみてください。

銀行の主な種類

銀行は、その役割や規模、ビジネスのターゲットによっていくつかの種類に分かれています。それぞれの特徴を掴んでおきましょう。

都市銀行

都市銀行とは、日本全国で店舗を展開している規模の大きい銀行を指します。法律上の明確な定義は存在しないため、実質は普通銀行と同じ扱いです。また、都市銀行のなかでも、特に巨大な資産や規模を誇る銀行やグループは「メガバンク」と呼ばれます。

大企業やグローバル企業を主な取引先とし、国内外の経済に大きな影響を与えるダイナミックなビジネスを展開しているのが特徴です。都市銀行への就職は競争が激しいものの、キャリア形成の観点では非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

地方銀行

地方銀行とは、各地方や特定の都道府県内を営業の基盤としている銀行です。分かりやすい特徴として、「全国地方銀行協会」の会員であることが挙げられます。都市銀行と同様に、法律上の定義では普通銀行と同様の扱いです。

地方銀行の主な取引対象は地元の中小企業や個人で、小口取引を主体としています。各都道府県に地域を代表する地方銀行が存在するため、地元で長く働きたい人や、地域社会に貢献したい人におすすめの選択肢です。

信託銀行

信託銀行は、通常の銀行業務に加えて「信託業務」と「併営業務」を行っているのが特徴です。

信託業務とは、主に金銭や有価証券など、個人や法人から信託を引き受け、目的にあわせて運用・管理することです。また、併営業務では、不動産の仲介や相続に関する業務において、財産の管理や処分を行います。

信託銀行の業務領域は幅広く、顧客のさまざまなニーズに対応できるのが特徴です。専門性の高い業務が多いため、特定分野での専門知識を深めたい人に適しているでしょう。

信託銀行と普通銀行の違いについては、「信託銀行とは?普通銀行との違いや就活のポイントを解説!」の記事を参考にしてください。

ネット銀行

ネット銀行とは、店舗をもたずにインターネット上でサービスを提供する銀行を指します。パソコンやスマートフォンを使い、入金や出金といったサービスの利用が可能です。

ネット銀行は店舗に行かなくても利用できるため、若者を中心に利用者が広がっています。24時間利用できるサービスが多い点も特徴です。ほかの銀行とは違い、直接的な接客を行わない点もネット銀行ならではの特徴といえるでしょう。IT分野でのキャリアを積みたい人や、革新的な金融サービスの開発に携わりたい人におすすめです。

各銀行の特徴を正しく把握することは、自分に合った企業選びの第一歩となります。より効率的に就職活動を進めるための具体的なリサーチ手法については、「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事をチェックしてみてください。

銀行の仕事内容

銀行の業務は大きく3つの基本業務に分類されます。これらの業務を理解することで、銀行での具体的な仕事内容をイメージできるでしょう。

預金業務

預金業務とは、個人や企業の顧客からお金を預かる仕事です。銀行の信用の基盤となる業務であり、集めたお金が次の融資業務の原資となります。具体的な業務としては、窓口での口座開設手続きや入出金対応、定期預金の案内などが代表的です。

単に預かるだけでなく、顧客の大切な資産を安全に管理する必要があり、高い正確性と責任感が求められます。また、窓口で顧客の資産状況や悩みを直接聞き、最適な運用方法を提案するきっかけづくりの場でもあるため、傾聴力やコミュニケーション能力が活かせるでしょう。

融資業務

融資業務とは、資金を必要としている企業や個人に対してお金を貸し出す仕事であり、銀行の主な収益源となる重要な業務です。

企業の事業計画や財務状況を厳しく審査し、返済能力があるかどうかを判断したうえで融資を実行します。単にお金を貸すだけでなく、企業の経営課題に対する解決策を提案するのも仕事です。

企業の成長を資金面から直接支え、地域経済や産業の発展に貢献できる業務であり、やりがいを実感しやすいでしょう。

融資業務には、数字から企業の強み・弱みを見抜く「分析力」と、経営者と対等に信頼関係を築く「コミュニケーション能力」が求められます。「企業の挑戦を支えたい」「コンサルタントのように顧客の課題を解決したい」という軸をもつ就活生に人気の高い職種です。

為替業務

為替業務とは、現金を使わずに口座間でお金の送金や決済を行う仕組みを提供する仕事です。経済を円滑に回すための「決済インフラ」として、社会に不可欠な役割を果たしています。

具体的な業務は、公共料金の自動引き落としや他口座への振り込み、海外取引に伴う異なる通貨間の両替、国際送金の手続きなどです。特に外国為替(両替や国際送金)は、日本の貿易や企業のグローバル進出を支える重要な基盤といえるでしょう。

為替業務は、グローバル化が進む現代において、重要性が高まっています。「社会のインフラを支えたい」「世界の経済活動につながる仕事がしたい」という就活生が、やりがいを感じる可能性の高い業務です。

その他の業務

銀行の役割は三大業務(預金・融資・為替)だけに留まらず、時代に合わせて多様なサービスを展開しています。代表的なものが、国債や投資信託、保険商品などの「預かり資産販売」です。顧客の資産形成を直接サポートする役割を担い、近年の銀行にとって重要な収益源となっています。

また、企業の「M&A(合併・買収)の仲介」や「事業承継の支援」といったコンサルティング業務も拡大中です。これらは、地域の経済や企業の存続を裏から支える社会的意義の大きい業務といえます。

銀行の職種

銀行には複数の職種があり、それぞれ異なる役割と責任を担っています。自分の適性や将来のキャリア目標に応じて、適切な職種を選択することが重要です。

総合職

将来の幹部候補として、幅広い業務を経験するのが総合職です。数年ごとに異なる部署や拠点を経験するジョブローテーションを通じて、銀行経営の根幹に関わるスキルを磨いていきます。具体的な仕事内容は、以下のとおりです。

・法人・個人向けの営業(融資・資産運用提案)
・企業の財務分析、融資の審査・管理
・M&A支援や事業承継などの経営コンサルティング
・新商品の開発、経営企画、市場資金の運用

主な仕事は、企業や個人への融資・資産運用提案ですが、単にお金を動かすだけでなく、M&Aや事業承継といった高度なコンサルティングを通じて顧客の経営課題を解決します。また、本部での経営企画やシステム開発、市場運用など業務はさまざまです。

定期的なジョブローテーションを通じて幅広い経験を積み、金融のスペシャリストとしてキャリアを築いていくのが特徴です。

地域特定職・一般職

勤務地が限定されており、特定の地域に根ざしてキャリアを積めるのが地域特定職や一般職です。主に、以下のような業務を担当します。

・預金窓口での口座開設や入出金、為替の手続き(テラー業務)
・営業担当者が獲得してきた契約の書類チェックやデータ入力
・電話対応、来客案内、各種資料の作成

窓口での接客対応や、営業担当者が持ち帰った融資・預金案件の事務処理など、支店での実務を中心に行います。お客さまの対応や現金の取り扱いを直接行うため、正確な処理能力と丁寧な接客スキルが重要となるでしょう。

専門職

特定の分野において高度な知識や技術を発揮するのが専門職です。一般的なジョブローテーションとは異なり、入行時から特定の領域でプロフェッショナルとしての道を歩みます。主な業務内容は、以下のとおりです。

・金融専門領域の業務(アクチュアリー、クオンツ、アナリスト)
・投資銀行業務(M&Aアドバイザリー、資金調達の引受)
・最先端テクノロジーの導入(DX、金融システム開発、データ分析)
・高度なリスク管理、法務、コンプライアンス(法令順守)業務

数理分析(アクチュアリー、クオンツなど)や、企業の市場価値を見極めるアナリスト業務、巨額の資金を動かす投資銀行業務など、高い専門性を必要とする業務を行います。近年はデジタル化の加速に伴い、ITやデータサイエンスのスペシャリストの需要も急増しているのが特徴です。

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今後の銀行の動向と将来性

時代の変化に伴い、銀行業界も大きな変革期を迎えています。これからの銀行がどのような方向へ進むのか、将来性を見極めておきましょう。

IT技術の進歩により自動化や効率化が進んでいく

銀行業界では、AI(人工知能)やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)など、IT技術を活用した業務の自動化が急速に進んでいます。これにより、従来人間が行っていた定型業務の多くが機械に置き換わりつつありますが、銀行が衰退しているということではありません。

ルーティンワークが減った分、行員は顧客への高度な資産運用提案や、企業の経営課題に対するコンサルティングといった「人間にしかできない付加価値の高い業務」に集中できるようになります。今後は、一般職のニーズが減り、総合職や専門職の需要がより高まっていくでしょう。

グローバルな人材の需要が高まっていく

国内の人口減少や超低金利環境の継続を受け、日本の銀行は海外市場への進出や外貨建てビジネスの強化を急ピッチで進めています。特にメガバンクでは、海外の金融機関の買収や、現地企業への融資を積極的に拡大中です。

これに伴い、語学力はもちろん、異文化を理解して海外のビジネスパートナーと対等に渡り合えるグローバル人材の需要が高まっています。国際的な視野をもって挑戦したい学生にとって、現在の銀行業界はチャンスに満ちた舞台といえるでしょう。

自己PRで英語力を効果的にアピールしたい方は、「英語力を自己PRで武器にするコツ!企業の評価基準や例文3選を紹介」の記事をご一読ください。

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銀行で働く際に求められる5つのスキル

銀行で活躍するためには、学生時代から意識して磨いておきたいスキルがいくつかあります。選考の自己PRで武器となる、代表的な5つの能力を見ていきましょう。

1.コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、銀行業務に欠かせない要素の一つです。顧客との信頼関係を築くほか、同僚や上司と協力して業務を進めるためにも、円滑なコミュニケーションが役立ちます。

銀行業務は顧客とのコミュニケーションが中心です。そのため、コミュニケーション能力の有無は、採用の可否を判断する際にチェックされるポイントでもあります。顧客の話をよく聞いて、ニーズや要望を適切に理解すると、安心感を与えられるでしょう。

2.提案力

銀行員には、ニーズに合わせて最適な提案をする能力も求められます。顧客の状況や抱えている課題に対して、より良い銀行商品やサービスを提案するのが銀行員の役割です。提案力を活かして顧客の資産を適切に運用できれば、銀行の収益増加にもつながるでしょう。

提案力を高めるためには、顧客のニーズを的確に把握するほか、仮説を立てて提案を組み立てる必要があります。そのため、銀行員には聴く能力だけでなく、分かりやすく整理して伝える能力が不可欠です。

3.柔軟性

銀行員に求められるスキルの一つとして、柔軟性が挙げられます。銀行業界は、世の中の動きにあわせて変化することが多い業界です。

たとえば、新たな法規制やITの進歩、市場のトレンド変化など、常に新たな課題が待ち受けているともいえるでしょう。そのため、柔軟性をもって変化に対応できる人材ほど成功しやすく、組織の一員としての貢献度も高まりやすい傾向があります。

4.金融知識

銀行の顧客に適切なアドバイスをしたりリスク管理したりする際には、資産形成や保険などの金融知識が不可欠です。

ただし、こうした金融知識は、実際の銀行業務を通して身についていくため、新卒の就活時に求められるケースはあまりありません。就活時は、後述する「有利になりやすい資格」を保有していると、業務への関心や学習意欲をアピールできるでしょう。

また、金融知識を増やしていくために、就職後も継続して学習を続ける必要があります。

5.英語力

グローバル化が進む銀行業界において、英語力はキャリアの選択肢を広げるための武器といえます。海外拠点を多数もつメガバンクはもちろんのこと、地方銀行であっても地元の取引先企業の海外進出や貿易取引をサポートする機会が増えていくでしょう。

英語で書かれた財務諸表を読み解いたり、海外の金融機関と交渉を行ったりする場面では、ビジネスレベルの英語力が強みとなります。

大学生のうちにさまざまな経験をしてスキルを身につけたい方は、「大学生のうちやるべきこと32選!遊びから勉強までテーマ別に紹介」も参考にしてください。

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銀行就職に向いている人の特徴

ここでは、銀行への就職に向いている人の特徴を解説します。入行後に後悔しないためにも、自分の適性を事前に確かめてみてください。

経済に関心がある

経済に関心をもつ人は日々の社会変化に対応しやすく、銀行業務が向いているでしょう。銀行の仕事は経済の動きと大きく関わりがあり、日々のアップデートが欠かせないためです。

社会経済に普段から関心をもっている人であれば、日々の情報収集が義務ではなく自然な習慣となり、蓄えた知識をそのまま顧客への提案に活かせます。新しい知識を楽しみながら吸収できる人にとって、銀行は刺激的な環境に感じられるでしょう。

責任感が強い

顧客の大切な資産を預かる銀行員は、細部まで正確に業務を遂行できる強い責任感が必要です。

たとえば、「報告書の数字が間違っていた」「資産管理を誤ってしまった」のようなミス1つで、銀行全体の信頼は失われてしまうでしょう。自分の仕事が銀行全体のイメージにつながることを理解し、真面目に仕事ができる責任感が銀行員としての信頼の土台といえます。

ストレス耐性がある

銀行業務はストレスのかかる仕事も多く、ストレス耐性のある人が向いています。ノルマへの対応や人間関係などのストレスに対し、うまく対処していくことが必要でしょう。

ストレスが溜まると仕事でのミスが増えたり、体調不良を引き起こしたりと仕事を続ける際の支障が出てきます。ストレスに強いのはもちろん、うまくストレス発散をして自分で管理することが大切です。

向いていない人の特徴

以下のような特徴をもつ人は、銀行の風土や業務内容にミスマッチを感じてしまう可能性が高いので注意が必要です。

注意点

  • ルールやマニュアル通りではなく、自分の裁量で自由にやりたい人
  • 数字や成果を追い求める環境に強い拒絶反応がある人
  • 変化を嫌い、同じ環境やルーティンワークだけで安定していたい人
  • 入行後のプライベートな時間を削ってまで勉強をしたくない人

これらの特徴に当てはまるからといって絶対に向いていないわけではありませんが、自分の性格や価値観と合っているのかを慎重に判断する必要があります。自己分析のやり方を解説している「自己分析とは?就活での目的や簡単なやり方9選を解説」の記事も、あわせてご覧ください。

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銀行への就職を叶えるための対策

銀行の選考を勝ち抜くためには、早い段階からの戦略的な準備が不可欠です。ここでは、周囲の就活生に差をつけるための具体的なアクションプランを4つ紹介します。

銀行への就職を叶えるための対策のイメージ

インターンシップに参加する

インターンシップへの参加は、内定直結のルートになることも多い重要な対策です。実際の業務を模したワークを通じて、銀行のリアルなビジネスモデルや行員の雰囲気を肌で体感できます。

インターンで優秀な評価を得ると、早期選考の案内やリクルーター面談がセッティングされるケースもあるため、志望度が高い銀行のインターンには積極的に応募しましょう。

インターンシップの詳細なメリットや具体的な応募の流れについては、「インターンに参加するべき?メリットや探し方と応募の流れを紹介」の記事も参考にしてみてください。

OB・OG訪問をする

OB・OG訪問を通じて、リアルな声を聞き出すことも重要です。1対1の対話であれば、仕事のやりがいだけでなく、日々の苦労や具体的な生活スタイルについても質問しやすくなります。

特に、自分が志望する職種で働いている先輩を訪ねるのが効果的です。「なぜこの銀行を選んだのか」「入行後に感じたギャップは何か」といった問いへの答えは、面接での説得力を高める貴重な材料になります。

最近ではオンラインで完結するマッチングツールも増えているため、大学のキャリアセンターや専用アプリを活用して、早めにアポイントをとりましょう。

有利になりやすい資格を取得する

選考を有利に進めるためには、入行後に役立つ資格の取得も視野に入れましょう。銀行員は入行後も継続的な学習が求められる職業であり、学生のうちに基礎を固めておけば、学習意欲のアピールにつながります。

銀行就活において、評価の対象となりやすい主な資格は以下のとおりです。

ファイナンシャル・プランナー 資産運用やライフプラン提案の基礎知識の証明となる
日商簿記検定 法人融資に不可欠な「決算書を読み解く力」の証明となる
TOEIC、TOEFL グローバル人材としての素養をアピールできる
宅地建物取引士 不動産融資に関連していると同時に、難関国家資格に挑戦する高い学習意欲をアピールできる

資格を保有していれば、業務に対する本気度が面接官に伝わりやすくなるでしょう。入行後も多くの試験を受けることになりますが、学生時代に成功体験を積んでおけば、キャリアを築くうえでの自信につながります。

学業やサークル活動とのバランスを考えつつ、まずは自分に合ったものから計画的に学習を進めるのが賢明です。

志望動機を明確にする

面接では「なぜほかの業界ではなく銀行なのか」「なぜほかの銀行ではなく、うちの銀行なのか」という点が重視されます。その銀行独自の強みや経営理念、地域への貢献度を徹底的にリサーチしたうえで志望動機を考えておきましょう。

志望動機は、「社会貢献したい」「安定している」といった抽象的な理由だけでなく、具体的なエピソードや経験を交えることが重要です。また、志望度の高さをアピールするために、「その銀行でなければならない理由」を明確に示してください。

銀行の志望動機の作成方法については、「銀行の志望動機例文16選!書き方や評価されるためのポイントを解説」の記事で詳しく解説しています。

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銀行への就職を目指しているあなたへ

銀行への就職は、決して楽なものではありません。高い倍率を勝ち抜く必要があり、入行後もノルマや勉強など厳しい現実が待っています。しかし、そこで得られる高度なスキルや社会的信用、そして経済を動かしているというやりがいは、ほかの業界で味わえない魅力です。

「銀行に就職したいけれど、自分に向いているか分からない」「自分に合う企業に就職したい」という方は、ぜひキャリアチケット就職エージェントにご相談ください。就活のプロが一緒に自己分析を行ったうえで、あなたに合う企業の求人を紹介します。

紹介する企業については事前調査を行っているため、職場の雰囲気をお伝えすることも可能です。業界研究や志望動機の作成なども、きめ細やかにサポートするのでぜひお気軽にご利用ください。

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銀行への就職に関するよくある質問

銀行への就職を検討する際、周囲の評判やネット上の意見が気になる人もいるでしょう。ここでは、就活生が抱きがちな疑問について客観的な視点から回答します。

銀行に就職したら勝ち組?

「勝ち組」の定義によりますが、待遇や社会的信頼の面では高い水準にあります。他業界と比較しても平均年収は高めで、福利厚生が充実している点は大きな魅力です。住宅ローンの審査が通りやすいなど、日常生活で銀行員という肩書きの恩恵を感じる場面も多いでしょう。

ただし、給与が高い分、求められる責任や学習量も膨大です。ミスが許されない厳格な事務や、常に数字を意識するプレッシャーに耐える必要があります。内定だけで安泰と考えず、入行後も自らの価値を高め続けられるかが、真の満足度を左右する要素になるでしょう。

銀行に就職するにはどうすれば良い?

まずは、大学3年生の早い時期から業界研究と自己分析をスタートさせましょう。インターンシップへの参加やOB訪問を通じて志望企業の理解を深め、独自の志望動機を固めていきます。

選考ではWebテストやグループディスカッション、複数回に及ぶ面接が実施されるため、それぞれの形式に合わせた本番さながらの対策を地道に繰り返すことが大切です。 就活を成功させるコツを紹介している「就活成功のコツ12選!楽しいと感じるための秘訣も紹介」の記事も、あわせてご一読ください。

銀行への就職時には保証人の身辺調査がある?

銀行は顧客の大切な資産を預かる場所であるため、コンプライアンスの一環として、内定後や入行時に本人および「身元保証人(原則として親族)」の書類提出を求められるのが一般的です。

ただし、巷で噂されているような、探偵を使って過去の思想や私生活を過度に探るような違法性のある「身辺調査」は行われません。基本的には反社会的勢力との関わりがないか、重度の債務整理の履歴がないかといった、誠実性を担保するための公的な確認の範囲に留まります。

銀行への就職に有利な学部は?理系も可能?

銀行への就職において、特定の学部が圧倒的に有利ということはありません。銀行は多様な人材を求めており、さまざまな学部出身者が活躍しています。経済の基礎知識や会計スキルが実務に直結するという意味では、経済学部や商学部などは面接や入行後にメリットとなる部分もあるでしょう。

しかし、近年デジタル化が進む銀行業界において、理系出身者の存在感も高まっています。大切なのは学部名そのものではなく、「大学での研究や学習内容を、銀行のビジネスにどう活かせるか」を自分の言葉で具体的にアピールすることです。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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