経営学部生におすすめの就職先は?就活で有利になる資格や年収も紹介!

このページのまとめ

  • 経営学部では、就職先で役立つ企業や組織の経営理論について学ぶ
  • 経営学部で学んだ知識はあらゆる業界で活かすことができ、就職率も高い傾向にある
  • 経営学部生に人気の就職先は、「金融業界」「IT業界」「メーカー」など幅広い
  • 経営学部生には「公認会計士」「税理士」「中小企業診断士」などの資格取得がおすすめ
  • 就職先が決まらない経営学部生は、インターンへの参加や就活方法の見直しをすると良い
     

経営学部生におすすめの就職先は?就活で有利になる資格や年収も紹介!のイメージ

どのような業界や企業に就職するかは、学生にとって人生を左右する重要な問題のため、就職先について悩む学生も多いでしょう。
このコラムでは、数ある学部の中でも経営学部にクローズアップして、人気の就職先や職種、就活で有利になる資格を詳しく説明していきます。また、就職先が決まらないときに効果的な対処法も解説。就職率や入社後の年収などの情報も紹介しているので、参考にして自分に合う就職先を見つけましょう!



 

経営学部とは

経営学部は、企業をはじめとする組織の経営理論を学ぶ学部で、数々の国立・私立大学で設置されています。経営学部がなくても、経営学科やそれに類する学科を置く大学は多いようです。
この項目では、経営学部で学ぶ内容やメリット、商学部・経済学部との違いについて確認してみましょう。

学ぶのは企業・組織経営の理論

経営学部では、会計やマネジメント、マーケティングといったさまざまな視点から、企業や組織の経営について学びます。また、経営に付随する経済の知識や法律の仕組みなどを理解するのも欠かせません。
経営にはマーケティングや戦略を手掛ける以外にも、人や組織の形を作っていくことや未来を見通す力も必要です。経営学部では幅広い知識を学んで、持続可能な企業や組織を作り上げる理論を身に付けられます。

就職先で役立つ知識を学べる

経営学部では民間企業だけではなく、NPO団体や自治体といった組織も対象としているため、どの就職先でも学んだ知識を役立てられるのが大きなメリットです。事業目的や経営資源の配置、顧客の満足度や地域への貢献性など、幅広い領域について経営者目線で考えられるようになります。

商学部・経済学部との違い

経営学部・商学部・経済学部のいずれも、ビジネスにおける市場経済を学ぶ点は共通しています。異なるのは学びの基準となる視点や目的です。
経営学部では、企業や組織の「カネ・ヒト・モノ」の経営に関する理論や、マネジメントについて学ぶのが目的。一方、商学部では企業や組織内の資金の流れについて学ぶこと、経済学部では企業や組織よりも広い社会全体の経済の活動や仕組み、経済の歴史、理論を学ぶことが目的とされます。
それぞれの学習内容の違いから、「経営学部は経営コンサルタント業務や営業職」「商学部は銀行」「経済学部は公務員」への就職に強いとされていますが、どの学部でも学べることに大きな差はないので、自分が興味を持ったところを選ぶと良いでしょう。

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経営学部の就職事情

経営学部出身者の就職率は、他学部と比べて高い傾向にあるようです。その理由や、なぜ経営学部生は就活で有利なのかを解説します。

経営学部出身者の就職率は高め

経営学部出身者の就職率は、商学部や経済学部も合わせた文系学部の中ではトップクラスといわれています。就職率が比較的安定しているとされる医薬系や福祉系、理工学系といった専門性が高い学部を除いた学部の中では、就活において有利な学部といえるでしょう。

経営学部生が就活で有利な3つの理由

経営に関して豊富な知識を持つ経営学部生は、幅広い業界や業種での活躍が期待できるため、就活で多くの企業から求められる傾向にあります。経営学部生が就活で有利といわれる3つの理由を見ていきましょう。

1.ビジネスに関する基本的な知識がある

大学で企業や組織の経営について学んだ経営学部生には、ビジネスについての基本的な知識が備わっています。入社後スムーズにビジネスシーンに馴染み、活躍できると考えられるため、企業は経営学部生に好印象を持つようです。

2.就職採用試験の時事問題に対応しやすい

経営学部で日々学ぶ知識は、就活採用試験で出題されることが多い経済や社会に関する時事的な問題の対策にもなります。そのため、経営学部生は他学部生と比べて採用試験に対応しやすく、就活で有利になるといえるでしょう。

3.ほかの文系学部よりも数字に強い

経営学部生は数字に強いことも、就活で有利な理由の一つです。
経営分析や統計学で理系分野の手法を用いるなど、経営学部の学生は日ごろから多くの数的データに触れています。ほかの文系学部と比べてビジネスに関する数字に慣れていることが、企業からの高評価に繋がるようです。



 

経営学部出身者の平均年収は?

経営学部出身者の平均年収は、文系学部の中でも高いといわれています。専門性に優れた医学系や理工系といった学部出身者の平均年収が安定して高い中、経営学部も高水準をキープしているようです。
経営学部を卒業した人は、社会に出てから役立つ知識やスキルが身に付いているため、幅広い業界で活躍でき高い年収が期待できるでしょう。

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経営学部の学生におすすめの4つの就職先

経営学部出身者の多くは、「金融・保険業界」「IT業界」「メーカー」といった業界に就職しているようです。ここでは、卒業生に人気が高い業界の中から、経営学部の学生におすすめの就職先を紹介します。

1.金融・保険業界

「金融・保険業界」は、経営学部出身者に人気が高い就職先です。組織経営だけでなく、財務や会計といった経営学部で学んだ知識を存分に活かして働けるうえ、ほかの業界と比べて給与や待遇面が良いということが大きな理由でしょう。また、窓口や事務、営業などさまざまな職種があり、自分に適した職種で仕事をすることもできます。
ただし、「金融・保険業界」は経営学部以外でも志望する学生が多い業界です。顧客からの信用を得ることが大切な業界なので、ビジネスの知識や数字への強さだけではなく、高いコミュニケーションスキルや誠実さも求められます。また、海外に拠点がある証券会社やメガバンクを志望する場合は、世界の金融情勢を把握しておいたほうが良いでしょう。

2.IT業界

「IT業界」も経営学部出身者の就職先として人気が高い業界の一つです。
IT業界と聞くと、理系が強いというイメージを持つ学生もいるでしょう。しかし、経営学部で学んだマネジメントやマーケティングなどの知識はIT業界でも活かせるため、営業職やマーケティング職で活躍できます。
ITは今や生活に欠かせないインフラであり需要は拡大傾向にあるため、大手企業では安定が期待できるでしょう。また、ベンチャー企業ではあれば仕事に対して個人の裁量が大きいので、チャレンジ精神が高い人におすすめです。

3.メーカー

製品を生産する「メーカー」も経営学部出身者に人気の業界で、営業職やマーケティング職で活躍する人が多いようです。
ひとくちにメーカーといってもその分野は車やアパレル、食品などさまざま。そのため、幅広い分野の中から自分の興味に合った企業を見つけやすく、商品を世の中に広げていく仕事に大きなやりがいを持って働けます。
日本のモノづくりの技術は海外でも高い評価を得ており、国外に拠点を持つ企業も増加傾向にあるため、国内に留まらずグローバルな仕事に関われる点もメーカーの魅力といえるでしょう。

4.卸売・小売業界

「卸売・小売業界」も経営学部出身者の就職先として選ばれることが多い業界です。
メーカーから仕入れた商品を小売店に卸す卸売業や、仕入れた商品を販売する小売業では、経営学部で学んだ会計やマーケティング、販促などの知識を活かせます。また、学部を問わず就活生に人気が高い商社も卸売業に含まれますが、経営学部で得た知識が就活で大きな強みになるでしょう。
卸売・小売業界への就職では、商品の取引相手とやり取りをする際に経営学の知識以外にもコミュニケーション能力が求められます。商社などグローバルなビジネス展開をする企業を志望する場合は、語学力も必須です。

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経営学部の学生が活躍できる6つの職種

経営学部で学んだ知識を活かせる職種は「営業職」「マーケティング職」「企画経営職」などさまざまです。また、資格を取得して「専門職」で活躍する人も多くいます。
以下で紹介する経営学部出身者に人気が高い6つの職種を参考に、自分に合うものを考えてみると良いでしょう。

1.営業職

「営業職」は、経営学部出身者に人気があり、実際に就職する人も多い職種です。
営業職は顧客に自社の製品やサービスを提案する仕事で、企業の売上の軸を作る重要な役割を担います。そのためプレッシャーも大きいですが、企業によっては成果に応じてインセンティブがつくことがあり、努力した分だけ高収入も期待できるでしょう。
営業職に必要なスキルは、顧客のニーズを汲み取る力や自社製品・サービスをアピールするためのプレゼンテーション能力、コミュニケーションスキルです。

2.マーケティング職

「マーケティング職」も経営学部出身者が活躍できる職種として人気があります。
市場調査を行って、自社製品・サービスが売れる方法を考えるのが、マーケティング職の仕事です。社会のニーズやトレンドを調べて分析する業務では、経営学部で学んだ知識が大いに役立つでしょう。
マーケティング職には情報収集能力や分析力のほか、自社の商品を世間に広く認知してもらうためのプロモーションを企画するスキルが必要です。

3.経営企画職

企業経営の計画や戦略を立てる「経営企画職」も、経営学部で学んだ知識を活かせる職種です。
企業の方向性や業績を左右する職種のため、新卒で任せられることはほとんどありません。しかし、配属された部署で成果をあげ、経験を積むことで、将来的に経営企画職として活躍できる可能性があります。
経営企画職は、スピード感を持って複数の案件をこなすマルチタスクができなければ務まりません。また、問題解決能力やプレゼンテーション能力、発想力といった能力も求められます。経営学部で学ぶ知識のほか、就職までにビジネススキルを高めておいたほうが良いでしょう。

4.人事職

経営学部で学ぶマネジメントや組織運営の知識は、「人事職」でも活かすことができます。
人事職は、企業で働く社員一人ひとりのモチベーションを高く保ち、企業の発展を支える重要な役割を担う職種です。採用や面接のほか、社員の評価制度の作成や労務管理など幅広い業務を行います。
人事職には、マネジメントの能力やスピード感のある情報処理能力はもちろん、高いコミュニケーションスキルが必要です。また、採用業務ではより良い人材を獲得するために、自社を上手にブランディングしてアピールする力も求められます。

5.事務職

「事務職」も経営学部出身者が活躍できる職種の一つです。
事務職の業務内容は配属先によって異なりますが、経理部であれば企業の財務に関わる仕事なので、大学で学んだ知識を活かした働き方ができます。在学中に簿記の資格を取得していれば、就活でも評価アップに繋がり有利になるでしょう。
事務職は学部を問わず人気が高い職種なので、志望する場合はMOSやVBAエキスパートなどの資格を取得しておくと、パソコンスキルをアピールできて印象アップが狙えます。

6.専門職

経営学部で学んだ知識を活かして資格を取得すれば、公認会計士や税理士などの「専門職」として働くこともできます。
資格取得には膨大な時間をかけて勉強をしなければならないため、簡単な道のりではではありません。しかし、専門性が高い分ほかの職種と比べて仕事が安定しており、有資格職なので高収入も期待できるでしょう。
大学で学んだ経営の知識の中に興味を持てる分野があれば、さらに見聞を広めて専門職を目指すのもおすすめです。

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経営学部の学生におすすめの7つの資格

経営学部で学んだ知識を活かせる資格は数多くあります。資格によっては難易度が高く、取得が困難なものもありますが、就活で高評価につながるうえ就職後は高収入を得ることも可能です。ここでは、経営学部の学生におすすめの7つの資格について紹介します。

1.公認会計士

「公認会計士」は、会計に携わる資格の中でも最難関の資格です。医師、弁護士と並び三大国家資格といわれ、監査業務は公認会計士のみが行える独占業務とされています。
会計はあらゆる業種で必要とされるため、幅広いビジネスフィールドで活躍できるのが大きな魅力です。また、公認会計士は給与水準が高く、経済面でもメリットがあります。公認会計士のスキルは、勤務年数が長ければ長いほど蓄積されるため、資格の取得は早いほうが収入面で有利になるでしょう。将来的に独立を目指すことも可能な資格です。

2.税理士

「税理士」の仕事は、個人や企業の代わりに税金の申告を行う税務代理や、税務署に提出する税務書類の作成です。中には、企業の経営コンサルティングを請け負う税理士もいます。
税理士になるための条件はいくつかありますが、新卒の場合、税理士試験に合格して2年以上の実務経験を積むのが一般的です。
5科目からなる税理士試験のうち1科目でも合格していれば税理士事務所で働けるので、在学中に受験しておいて就職先の候補を増やすも良いでしょう。税理士事務所で実務経験を積みながら残りの科目の合格を目指すと、税理士としてのキャリアを積みやすくなるのでおすすめの方法です。

3.中小企業診断士

「中小企業診断士」は、経営コンサルタントの分野で唯一の国家資格で、日本版MBAといわれています。中小企業が抱える課題を解決するためのアドバイスを行うのが、中小企業診断士の仕事です。資格試験の範囲は販売や会計、マーケティングなど経営学部で学ぶ領域と被るため、大学での勉強を活かせるでしょう。とはいえ、中小企業診断士の合格率は4%程度とかなり低いので、しっかりとした対策が必要になります。
日本国内の会社数に対して中小企業診断士の数は不足しているので、資格を取得すれば就職に有利になるでしょう。

4.ファイナンシャルプランナー

「ファイナンシャルプランナー」は、人生で必要なお金に関するアドバイスや資金計画を立てる仕事です。2級以上を取得していると、銀行や保険会社など、主に金融業界への就職で高評価に繋がりやすくなります。
試験内容は、税金や年金制度、社会保険など暮らしの中でのお金に関する知識を問うものです。自分の生活に役立つ身近な内容なので、ほかの資格と比べてもチャレンジしやすいでしょう。

5.日商簿記検定

簿記資格にはいくつか種類がありますが、その中で最もメジャーなのが日本商工会議所が主催する「日商簿記検定」です。日商簿記検定には3級~1級があり、1級は公認会計士や税理士への登竜門といわれています。就活では、2級以上に合格していると企業に評価してもらいやすくなるようです。
簿記とは、企業の経営活動を記録、計算して財政状況を明白にすること。簿記検定を取得すると会計の知識のほか、財務諸表を読み解くスキルやビジネスで大切なコスト感覚が身に付きます。
経営学部の学生であれば大学でも簿記を学ぶため、合格のハードルはそれほど高くはないでしょう。

6.MBA

MBAは「Master of Business Administration(経営学修士)」の略称で、経営に関わる高度な知識を証明できる資格です。MBAの取得者は企業内で高く評価されるため、経営幹部に選ばれることもあります。欧米の大手企業では、CEOの半数近くがMBAを取得しているという事実からも、企業で活躍するのに大変有利な資格であることが分かるでしょう。
MBAは修士課程を修了すると取得できます。日本国内では、大学卒業後に就職せずビジネススクール(経営学を教える大学院)に進み、取得を目指すのが一般的。また、欧米には質の高いビジネススクールが多いため、MBA取得のために留学する人も多いようです。

7.米国公認会計士

アメリカの国家資格である「米国公認会計士」は、アメリカの税法にも基づいて監査業務などを行います。
アメリカに本社を置く企業や外資系企業では、会計処理をアメリカの会計基準で行わなければならないため、米国公認会計士の存在が欠かせません。また、グローバル化が進みつつある日本企業でも海外の子会社や投資先の経営分析を行う際に、英文の財務諸表を読み取れる米国公認会計士が必要になるので、そのニーズは増加傾向にあります。
米国公認会計士の数は多く、資格取得後も仕事の競争は激しいようです。しかし、試験の難易度は日本の公認会計士試験と比べて低いとされています。英語が堪能で資格を活かして海外で活躍したいと考える人は、「米国公認会計士」の資格を取得するのも一つの選択肢でしょう。

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就職先が決まらないときの対処法

なかなか就職先が決まらないときは、インターンに参加したり、就活のやり方を見直したりするのがおすすめです。以下に効果的な対処法を紹介します。

積極的にインターンに参加する

自分に合う業界や企業が分からず就職先が決まらないという場合は、積極的にインターンに参加するのがおすすめです。
インターンに参加すれば企業についての理解を深められるだけではなく、自分の適性を知ることができます。また、自分が持つ企業のイメージと、実際の企業の状況とのギャップも確認できるでしょう。参加後に企業のどのような点が自分に合っていたか、合っていなかったかを書き出すと、自分の考えが整理されてより相性の良い業界や企業を見極められます。

企業を絞り込み過ぎない

なかなか就職先が決まらない場合、エントリーする企業を絞り込み過ぎていないかを見直してみると良いでしょう。
有名企業や大手企業は倍率が高く、そこだけを受けていては内定のハードルが高くなってしまいます。視野を広げ、今まで目を向けていなかった企業にも注目してみましょう。有名企業や大手企業以外にも、魅力的な事業を行っている企業や自分に向いている企業はたくさんあります。
自分に合った職場を見つけるためにも、就活では視野を広げることが大切です。

自己分析・企業研究を再度行う

すでに就活の準備で自己分析や企業研究を行ったという人も、改めて行ってみましょう。仕事探しの基準を明確化できるうえ、説得力のある志望動機も考えられます。
自己分析では、自分の強みを活かせる業界はどこか、自分がやりたいことは何かを明確にすることが大切です。また、企業研究では、企業独自の強みや他社との違いを理解し、応募先企業を選ぶ理由をブラッシュアップしていきましょう。

基本的な就活マナーを見直す

基本的な就活マナーを見直してみるのも効果的な対処法でしょう。
面接では回答の内容だけでなく、身だしなみも重要なチェックポイントです。服装や姿勢、表情の印象が合否を分けることもあります。スーツのシワや靴の汚れ、髪型は清潔感があり適切か、暗い表情になっていないか、はきはきと聞き取りやすい声で話せているかなどを見直してみると良いでしょう。家族や友人など第三者に見てもらえば、客観的な評価を受けられます。



 

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