このページのまとめ
- 内定が出ている学生も出始めるので、6月から就活を始めるのは遅め
- 6月から就活を始める場合でも焦りすぎず、企業のリサーチや自己分析に努めよう
- 6月からでも就活をする人は、就職エージェントを活用するのもおすすめ
「3月の情報解禁の時期から気づいたら時間が経ってしまった」「面接が上手く行かず気づいたら6月になってしまった」という人は、6月からでも内定を取れるか不安なのではないでしょうか。
この記事では、6月から就活を始める方に向けて、遅れてスタートした場合でも内定を獲得するための方法を紹介します。
内定がなく、焦りを感じている就活生はぜひ参考にしてください。
- 6月からの就活開始は遅い!知っておくべき就活状況
- 一般的な就活スケジュールにおける6月の意味合い
- 6月に「全落ち」「内定なし」はやばい?
- 6月からの就活で内定を獲得するためのスケジュール
- 6月から就活を始めた人のよくある失敗スケジュール
- 6月から就活を始めるときのおすすめスケジュール
- 大手企業もチャンスがないわけではない
- 6月から就活を始める学生が内定獲得のためにやるべき5つのこと
- 1.自己分析で就活の軸や強みを明確にする
- 2.焦って沢山エントリーしすぎず、5社~8社ほどに絞る
- 3.募集状況に合わせて、複数の業界にエントリーする
- 4.本番同様の環境で模擬面接を行う
- 5.周りの人に客観的なアドバイスをもらう
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6月からの就活開始は遅い!知っておくべき就活状況
「選考に全落ちしてしまい6月になっても1社も内定がない」「何もしないまま気が付いたら6月になってしまっていた」という方にとって、6月は焦りが最も大きくなりやすい月といえます。
ここでは、企業側の採用スケジュールを解説するとともに、一般的な就活生の状況を解説していきます。
一般的な就活スケジュールにおける6月の意味合い
経団連は、企業が就活広報から内定発表を行う時期を以下のように定めています(2023年1月時点での情報)。なお、主導が経団連から政府に移った2021年卒以降も、当面の間は就活ルールに大きな変動はない見込みです。
・広報活動: 3月1日~
・選考活動: 6月1日~
・内定発表:10月1日~
6月ごろからは選考活動が始まるため、5月の末ごろにはエントリーを締め切っている企業もあります。また、経団連の就活ルールよりもかなり早い時期から採用活動を行い、6月には過半数以上の内定を出し切っている企業も多くあります。
そのため、6月から就活を始めるのは、遅めのスタートといえるでしょう。
参照元
一般社団法人 日本経済団体連合会
2023年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について
6月に「全落ち」「内定なし」はやばい?
ここ5年ほど、6月時点で内定を獲得している就活生は全体のおよそ7割前後,、内定を獲得していない就活生はおよそ4人に1人程度と言われています。そのため、6月時点で内定がないこと自体には必要以上に焦る必要はないでしょう。
ですが、6月から選考活動が解禁されることから、多くの就活生が既に複数の面接を経験しているでしょう。そのため、6月時点で全落ちもしくは内定がない場合は、限られた期間を有効に使う必要があります。
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参照元
リクルート就職みらい研究所
就職プロセス調査(2023年卒)「2022年6月1日時点 内定状況」
キャリタス就活2023
学生モニター調査
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6月からの就活で内定を獲得するためのスケジュール
先述の通り、6月から就活を始めることは絶対的に遅いわけではありません。経団連の就活ルールに従っている企業や、秋以降に採用活動をする企業に絞り、内定のために努力することで道は開けていくでしょう。
ですが、6月からのスケジュールの立て方が今後の勝敗の分かれ目になるとも言えます。そこで、キャリアアドバイザーの目線で「失敗しやすいスケジュールの立て方」と「おすすめのスケジュールの立て方」を解説していきます。
6月から就活を始めた人のよくある失敗スケジュール
まずは、よくある失敗スケジュールについてです。
準備に時間をかけすぎて、いつまでもエントリーをしない
本来、就活は準備に多くの時間をかけて行うことが1番です。しかし、6月になって求人数が大きく減少していく中、何週間もかけて準備をすすめることはおすすめしません。
慎重になりすぎた結果、6月にエントリーのチャンスを逃してしまったり、途中で選考が打ち切られてしまったというケースは例年非常に多くあります。
焦りすぎて、手当たり次第にエントリーをしてしまう
「6月からでは遅い」と焦ってしまう学生もいるでしょう。しかし、だからといって手当たり次第にエントリーをするのはおすすめしません。
ESを提出する際や面接の際に、自己PRや志望動機を熟考する時間がなく、統一感が欠ける恐れがあるからです。
その結果、思うように選考が進まずに就活期間が延びる可能性があります。仮に就職できたとしても、リサーチ不足によるミスマッチのため、早期退職となってしまう恐れも。
3月頃の進め方と6月以降の進め方を変えない
早くから就職活動を行っているが、6月になっても行きたい業界や職種の企業からの内定が獲得できず悔しい思いをしている就活生も多くいらっしゃるでしょう。
ですが、6月になっても志望の業界・職種を変えずに就活を進めてしまうのは大変危険です。
こだわりぬいた結果、秋ごろになって他の企業を見てみようとしたときに、希望する業界はおろか希望する勤務条件が合う企業もなくなってしまったというケースは非常に多くあります。
6月から就活を始めるときのおすすめスケジュール
では、どうすればいいのでしょうか。ここからは、上記のような失敗するスケジュールを回避するための、スケジュールの立て方を紹介します。
6月から就活を始める就活生は、下記のように進められることが理想です。
・6月前半~:企業選びの方針を固め、数社の企業説明会にエントリーする
・6月後半~:企業説明会に参加しながら、ESやテストの準備を進める
・7月前半:面接に進むことができた企業の選考対策を最優先にしながら、選考突破を目指す
・7月後半:内定間近の企業への意志決定の準備を進めつつ、落ちたら追加でエントリーする
・8月前半~:内定獲得、十分な企業理解の上で意志決定をする
・8月後半~9月:学生最後の夏休みを楽しむ
・10月1日~内定式参加
こちらはあくまでモデルケースですが、、中には最短1か月でエントリーから内定獲得ができる就活生もいます。余裕を持って意志決定をし、夏休みを過ごすためにも、6月の「今」、行動を始めましょう。
大手企業もチャンスがないわけではない
先ほどご紹介した経団連の就活ルールは、規則ではなく指針です。指針が適用されるのは経団連に加盟している企業のみ。非加盟の企業は従わなくても法的には問題ありません。
そのような背景があるため、一部の大手企業では追加募集や秋採用を行っている場合もあります。
このような募集には多くの応募が集まり非常に倍率が高くなるため、一点集中で応募することはおすすめできませんが、どうしても気になる企業がまだ追加募集をしていた場合は、希望をもってエントリーしてみましょう。
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6月から就活を始める学生が内定獲得のためにやるべき5つのこと
先ほど紹介した理想のスケジュールで就活を進めていくためにも、内定獲得のためのコツを5つ紹介します。
基本的に、やるこべきことは就活を早く始めた人と変わりありません。「出遅れた」と諦めず、下記のことを着実にこなしていきましょう。
1.自己分析で就活の軸や強みを明確にする
スピード感が求められる6月以降の就活でも、自己分析は最重要です。丁寧に自己分析を行い、就活の軸やアピールポイントとなるような強みを明確にしましょう。
就活の軸や自分の強みが分かっていれば、企業選びの方向性を明確にできるうえ、面接の受け答えやESの作成もスムーズに行えます。
自己分析の際は、効率アップのために就活関連の書籍やアプリを活用するのがおすすめ。これまでの経験を振り返り、達成したことや頑張ったことを振り返って整理していきましょう。
2.焦って沢山エントリーしすぎず、5社~8社ほどに絞る
先述のとおり、焦って大量にエントリーをしても対策の精度が下がってしまうため、十分な対策時間を確保できる数の企業に、優先順位をつけながらエントリーするようにしましょう。
具体的な社数は、学業の忙しさや体力、自宅から就活会場へのアクセスの良さなどによっても変わりますが、平均5社から8社ほどがおおよその目安として望ましいでしょう。
3.募集状況に合わせて、複数の業界にエントリーする
6月以降、業界によっては極端に募集人数が少なくなるものも多くあります。その一方で、もともとの募集人数が多い業界や、採用時期が比較的遅めである企業は、6月以降も積極的に内定を出す企業も。
そのため、6月以降は視野を狭めすぎることなく、柔軟に視野を拡げながら志望企業を見つけることを意識しましょう。
自分に適している仕事というのは、すぐには分からないものです。「興味がない」と思っていた業界や職種でも、実際にやってみると面白く感じる可能性もあります。
そのため、非常に重要になるのは「実際に説明会に参加し、企業説明を聞いてみること」です。インターネットの情報だけでは伝わらない、会社の雰囲気や具体的な業務内容を知ることができて、志望度がぐんとあがる就活生も多くいます。
スケジュール的に直接会場に出向くのが難しい場合や、効率よく企業分析を行いたい方は、対面の説明会ではなくWeb説明会を行っている企業を優先的に受けるのもおすすめです。
4.本番同様の環境で模擬面接を行う
1回1回の面接を確実にクリアするために何よりも大切なのは、「いかに本番に近い環境で実践練習し、客観的なアドバイスをもらうか」です。本番でスムーズに受け答えできるよう、必ず模擬面接で練習しておきましょう。
練習相手は家族や友人などの身近な人よりも、教授やバイト先の上司など、目上の社会人にお願いするのがおすすめです。緊張感を持って臨めるうえ、社会人目線の有益なアドバイスをもらえる可能性があります。
5.周りの人に客観的なアドバイスをもらう
模擬面接だけでなく、「自分にはどんな強みがあるのか」「今のままの企業選びでいいのか」など、様々なことに対して客観的なアドバイスをもらいフィードバックをもらうことが重要です。
そのために、エージェントを利用することは1つの有効な手段といえるでしょう。
その中でも、キャリアチケットは就活のプロがあなたが就職する上で大切にしたい価値観を明らかにし、それにあった企業を厳選して紹介する就活エージェントサービスです。自己分析や業界・企業研究のやり方から、ES添削や模擬面接といった実際の選考対策まで何でもアドバイスを行っています。
気軽に相談だけでももちろんOKなので、「6月から就活を始めるがなんとか内定を獲得したい」という方はぜひ登録してみてください。
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本記事の執筆者
村上明日香(むらかみあすか)
大学3年生の秋に大手・ベンチャーともに複数内定を獲得し、レバレジーズ株式会社に新卒入社。インターン時代から就活セミナーの企画運営に携わり、1年目から支店の立ち上げのメンバーとして関西を中心に延べ1000名以上の就活支援に携わる。入社3年目の現在は新入社員向けの研修企画や育成業務を担当している。
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