このページのまとめ
- 就活を9月から始めても内定を獲得できる可能性がある
- 就活を9月から行う際は、自己PRや志望動機を考え直すことが大切
- 就活を9月から行うなら、広い視野で企業を探す必要がある
「就活は9月からでも内定は目指せるのか」「まだ内定を獲得できていなくて不安」と悩む就活生もいるでしょう。通年採用や秋採用を行っている企業もあるので、内定獲得は十分に目指せます。ただし、自己分析をやり直したり、業界研究を深めたりといった対策は必須です。
この記事では、9月以降も採用活動をしている企業の特徴や内定獲得に向けたポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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- 就活を9月から始めるのは遅いといわれる理由
- 就活は大学4年生の9月からでも内定は獲得できる
- 就活をしても9月まで内定獲得できていない理由
- 自己分析が十分にできていない
- 自分の強みと志望企業が合っていない
- 就活への意欲が足りていない
- やりたいことが分からない
- 客観的な意見を聞いていない
- 希望する条件が厳しい
- 就活を9月から行う場合の流れ
- 就活の9月以降は秋採用と呼ばれる
- 秋採用と春・夏採用との違い
- 秋採用でも優良企業は多い
- 就活で9月からも募集している企業の特徴5つ
- 1.大量募集で採用予定の人数が足りない
- 2.地方で事業を行っている
- 3.有名でない中小企業やベンチャー企業
- 4.大企業の子会社やグループ会社
- 5.内定辞退者が出た企業
- 就活で9月以降も募集を行う企業を探す方法
- 就活サイト
- 企業のWebサイト
- 合同説明会
- 逆求人サイト
- 就活エージェント
- 大学のキャリアセンター
- 就活を9月から行って内定を獲得する6つのコツ
- 1.今までの就活を振り返る
- 2.自己分析で強みや就活の軸を探す
- 3.志望業界や企業の選択肢を広げる
- 4.自己PRや志望動機を考え直す
- 5.就活マナーや言葉遣いを見直す
- 6.就活エージェントに相談する
- 就活を9月から行う際の注意点
- 応募できる企業が限られる
- ライバルが優秀であると理解しておく
- 就活を9月以降も続ける理由を明確にしておく
- 最後まで就活を継続する意識を持つ
- 就活を9月から仕切り直したいあなたへ
就活を9月から始めるのは遅いといわれる理由
就活を9月から始めたら遅いといわれるのは、主に次の理由です。
・就活の情報解禁は大学3年生の3月から始まっている
・大学4年生の10月時点で約73%が内定を獲得している
就活は、大学3年生の3月から広報活動が解禁されるのが一般的。就活サイトや企業のWebサイトなどに求人情報が掲載されるようになり、エントリーや会社説明会が始まります。
厚生労働省の「令和7年3月大学等卒業者の離職情報(4月1日現在)を公表します(5p)」によると、大学4年生の10月1日時点では、72.9%もの就活生が内定を獲得しているのが現状です。
2025年卒から、インターンシップを採用活動に直結させる動きが正式に認められるようになり、就活は年々早期化が進んでいます。他社よりも優秀な学生を囲い込むために、インターンシップに力を入れる企業が増えているのでしょう。
こうした背景により、9月から就活を始めるのは遅いと見なされる傾向があります。
9月以降に行っている秋採用の特徴については、「就活で9月以降も行っている秋採用の特徴と内定獲得のための対策を解説」の記事を参考にしてください。
参照元
厚生労働省
令和7年3月大学等卒業者の離職情報(4月1日現在)を公表します
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就活は大学4年生の9月からでも内定は獲得できる
就活は大学4年生の9月以降に始めても、十分内定は獲得できます。実際、厚生労働省の「令和7年3月大学等卒業者の離職情報(4月1日現在)を公表します」の調査によれば、10月1日時点の段階でも、約27%の学生が内定獲得に向けてまだ活動を続けている状況です。
引用元:厚生労働省「令和7年3月大学等卒業者の離職情報(4月1日現在)を公表します(5p)」
その後、12月1日時点では84.3%、2月1日時点では92.6%、4月1日時点では98%と内定率は卒業に近づくにつれて上昇しています。9月以降に就活をしても、十分に内定を獲得できる可能性があることが分かるでしょう。
ただし、9月以降でも内定を獲得している学生がいるからといって、油断は禁物です。9月以降は募集を行う企業が少なく、内定獲得が困難になります。限られた採用枠を手に入れるためにも、万全な選考対策が欠かせません。
就活の準備については、「就活は何から始める?時期別の対策・効率アップのコツを解説」の記事をご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和7年3月大学等卒業者の離職情報(4月1日現在)を公表します
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就活をしても9月まで内定獲得できていない理由
就活をしたものの、9月まで内定をもらえない理由には、自己分析ができていない、強みと志望企業が合っていないなどが考えられるでしょう。
ここでは、9月までに内定が獲得できていない理由を6つ紹介します。自分に当てはまっているか確認してみて、今後の就活対策に役立ててください。
自己分析が十分にできていない
自己分析が十分にできていないと、就活がうまくいかない傾向があります。自分の強みや長所が分からないと、企業の担当者にアピールできず評価につながりにくいためです。
また、自分の価値観を理解せず、合わない企業の選考ばかり受けてしまう場合もあるでしょう。あわせて、就活をするにあたって自分の軸となる基準を決めておくことも大切です。
自分をアピールし、正しく評価してもらうためには、自己分析が欠かせません。過去の成功体験を深掘りしたり、ガクチカなどを思い出したりして見つめ直してみましょう。自己分析ツールを使うのも一つの手段です。
自己分析の方法については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事もチェックしてください。
自分の強みと志望企業が合っていない
自分の強みと志望企業が合っていない場合も、内定獲得が難しくなります。求められる人物像と異なるアピールをしてしまうと、面接官に評価されにくくなるためです。
たとえば、営業職を募集している企業で、行動力や積極性を求められているケースを考えてみましょう。営業職を募集している企業に対し、「縁の下で仲間を支えるサポート力が強みです」とアピールしたとします。この場合、企業が求める人物像とずれてしまうため、好印象を与えることは困難です。
内定を獲得するためには、仕事内容や職種に適した強みをアピールしましょう。また、志望する企業や業界の研究をしっかり行うことで、自己PRに説得力が生まれます。
業界研究の方法については、「業界研究のやり方は?効率的に進めるコツや行う目的を解説」の記事を参考にしてください。
就活への意欲が足りていない
就活への意欲が足りていない場合、内定獲得は難しくなります。意欲の低さは面接の受け答えや態度に表れやすく、面接官にも見抜かれて低評価につながりやすいでしょう。
たとえば、面接で志望動機や入社後にやりたいことを聞かれたときに、あいまいな回答をした場合、採用担当者は「この人は本当に当社で働きたいのだろうか」と感じてしまいます。意欲が感じられないと判断されれば、内定獲得は難しくなるでしょう。
内定がなかなか獲得できないときは、就活への取り組み方や意欲が十分に伝わっていたかを振り返ってみるのも一つの方法です。まずは、自己分析や面接対策などの準備から始めると、内定獲得の可能性が高まります。
なお、一次面接を通過できず悩んでいる人は、「一次面接に落ちる人の特徴とは?選考を通過するための7つの対策も解説」の記事を参考にしてください。
やりたいことが分からない
自分のやりたいことが分かっていないのも、内定獲得が困難になっている要因の一つです。自分のなかに就活の軸がないまま活動を続けてしまうと、方向性が定まらない応募が増え、内定獲得につながりにくくなります。
やりたいことが明確ではないまま選考に進むと、志望動機から熱意が感じられず、評価につながらない可能性があるでしょう。また、一貫性のなさを面接官に指摘され、選考を通過できない場合もあります。
就活を成功させるためには、まずは自分のやりたいことは何か考え、軸を持つことが大切です。「どのような仕事がしたいのか」「将来は何を成し遂げたいのか」を考えてみましょう。
就活の軸の考え方については、「就活の軸の回答例文12選!企業の質問に対する答え方のコツや注意点を解説」の記事をチェックしてください。
客観的な意見を聞いていない
9月までに内定を獲得できていない場合、客観的な意見を聞いていない可能性があります。友人や家族、就活エージェントなどからアドバイスをもらいましょう。
第三者に履歴書やエントリーシートを添削してもらったり、模擬面接を受けたりするのも効果的です。
自分が思っていることと、周囲から見えている印象にギャップがあると、正しく評価されにくくなります。自分では気づきにくい視点や他者からの印象を知るためにも、意見を聞いてみるのもおすすめです。
就活エージェントについては、「就活エージェントとは?選び方の5つのポイントと上手な活用法を解説」の記事をご覧ください。
希望する条件が厳しい
就職先の条件が厳し過ぎる場合も、内定が難しくなります。希望条件に合う企業自体が限られるうえに、ぴったり合う企業ほど倍率も高くなっている可能性が高いでしょう。
たとえば、「地元企業」「大手」「給与が高い」「事務職限定」といった条件だと、該当する企業が減ります。優秀な人でも応募する母数が少なければ、内定獲得は困難です。
希望条件が多く、当てはまる企業が少ない場合は、条件を広げてエントリー数を増やしましょう。譲れない条件と妥協できるものを決めておけば、今よりも選考に参加できる企業は増えていきます。
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就活を9月から行う場合の流れ
就活を9月以降にする場合は、次の流れを把握して進めましょう。
・8月から9月ごろ:エントリー
・9月以降:選考期間
・9月から11月末:内定
9月以降の就活は、春・夏採用に比べると選考が短期間で終わるのが特徴です。また、企業によっては、内定者が決まり次第選考を終える場合もあります。興味のある企業には早めにエントリーし、チャンスを逃さないようにしましょう。
就活に焦ったら、「就活が間に合わないと感じたらどうする?今すぐにできる対策を解説します」の記事を参考にしてください。
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就活の9月以降は秋採用と呼ばれる
就活において、9月から11月ごろに行われる採用活動を秋採用と呼びます。ここでは、秋採用とそれ以外の採用時期の特徴や傾向を説明するので、選考対策の参考にしてください。
秋採用と春・夏採用との違い
就活が解禁された直後の採用活動は、一般的に春採用や夏採用と位置づけられています。企業が最も採用に力を入れる時期であり、採用人数が多い傾向にあることが特徴です。
基本的に、大学3年生の3月ごろにはエントリーや説明会へ参加し、春採用や夏採用で内定を獲得する流れになります。
秋採用は、春採用や夏採用に比べると、難易度が高くなります。すでに採用活動を終えた企業も多く、選択肢が少なくなるためです。また、採用人数についても、春採用と夏採用に比べて枠が少ない傾向にあります。
しかし、しっかり準備すれば内定に近づけます。今から取り組める対策を一つひとつしていきましょう。
秋採用でも優良企業は多い
秋採用でも、優良企業はあります。中小企業や知名度の低い企業は、春採用や夏採用で就活生が集まりにくく、選考を続けているからです。
秋採用を狙う場合は、大手企業や有名企業にこだわらず、広い視野で応募先を探しましょう。一般的には知名度が低くても、業界内では有名な企業もあります。
「秋採用は厳しい」と諦めてしまうと、優良企業の募集を逃してしまう可能性もあるでしょう。気になる情報を逃さないように意識して就活することが大切です。
なお、優良企業を見つけるためには、業界研究や企業研究が欠かせません。業界研究については、「業界研究、おすすめの方法は?これから就活を始める人へ」の記事をご覧ください。
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就活で9月からも募集している企業の特徴5つ
9月以降も入社予定人数が足りず、採用活動を続ける企業があります。ここでは、どのような企業が選考を実施しているのかを解説するので、参考にしてください。
1.大量募集で採用予定の人数が足りない
大手企業や全国展開の企業などが大量に募集をしたものの、採用人数が足りていないケースがあります。そのため、9月以降も追加募集を続けている企業があるのです。
入社人数が足りない背景は、エントリー数の少なさや選考辞退が一因です。9月以降でも内定を獲得できるチャンスがあるので、積極的に狙っていきましょう。
2.地方で事業を行っている
地方で事業の運営や会社を経営している場合も、9月以降の人材募集を行っています。地方での就職は都市部に比べて、募集している職種や業種が限られていたり、給与が低かったりする企業が多い傾向にあるためです。
特に、社員数の少ない地方の企業では採用に苦戦している場合があり、9月以降も選考を行っている確率が高いでしょう。
「地方だから」といった理由だけで応募しないのはせっかくのチャンスを逃してしまいます。仕事内容に興味を持った場合、地方企業の魅力をさまざまな視点から集めて判断するのがおすすめです。
3.有名でない中小企業やベンチャー企業
ベンチャー企業や中小企業など、大企業と比べて有名ではない会社も秋採用を行っている可能性があります。
また、会社相手に取引をする「BtoB」事業を展開する企業も、就活での知名度が低い傾向にあるためおすすめです。有名でなくても優良企業であったり、自分が興味を持てる仕事内容だったりする場合があるため、範囲を広げて応募先を探してみるのをおすすめします。
なお、通年採用している企業もあるため、求人情報をチェックしておきましょう。
ベンチャー企業については、「ベンチャーと大手どちらが向いている?働き方・社風や判断基準を解説」の記事を参考にしてください。
4.大企業の子会社やグループ会社
大企業の子会社やグループ会社のなかにも、秋採用をする企業があります。大企業や有名企業と比べると知名度が低く、就活生が集まらないのが要因でしょう。
大企業の子会社は募集人数が少ないものの、福利厚生や給与は親会社に劣らない企業が多くあります。また、大企業の援助を受けていたり、取引先が大手だったりするため、経営的にも安定している点がメリットです。
5.内定辞退者が出た企業
内定辞退者が多く出た企業は、秋採用を行う可能性が高いでしょう。
企業も採用人数が決まっているため、秋採用で選考を行い人材を確保しようと動きます。有名企業や大手企業なども入社人数が足りず、再度選考をするケースもあるので探してみるのもおすすめです。
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就活で9月以降も募集を行う企業を探す方法
9月以降も選考を行う企業を探すためには、就活サイトや説明会などを活用してみましょう。選考をする企業は徐々に減っていくため、情報収集し、志望先を見極めてエントリーすることが大切です。
ここでは、企業を探す方法を6つ紹介するので、参考にしてください。
就活サイト
これまでと同様に、就活サイトで気になる企業が募集をしていれば、エントリーできます。9月以降も募集している企業はあるので、積極的に応募することが大切です。
就活サイトによっては、「9月以降も応募できる企業」「秋採用を行う企業」といった特集が組まれる場合もあります。ただし、就活サイトを使って選考を受ける就活生は多いため、競争率が高くなる点には注意が必要です。
企業のWebサイト
企業のWebサイトの求人情報を確認し、直接応募する方法もあります。選考を受けたい企業があれば、確認してみると良いでしょう。
企業によっては、自社のWebサイトや専用の採用サイトでしか募集していないケースもあります。企業ごとに募集情報の掲載先が異なるため、くまなく確認してみましょう。
合同説明会
9月からの就活生向けの合同説明会にも参加してみましょう。合同説明会に参加している企業は、採用意欲の高い企業です。
合同説明会は、今まで知らなかった企業に出会える点がメリットといえます。目を向けていなかった業界や職種に興味を持ち、志望企業が見つかる場合もあるでしょう。
合同説明会については、「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」の記事をご覧ください。
逆求人サイト
逆求人サイトに登録し、企業からの選考オファーを待つ方法もあります。プロフィールを登録しておくだけで、企業からアプローチしてもらえる点がメリットです。
そのため、魅力的なプロフィールを作成しておく必要があります。逆求人サイトでスカウトを送る企業は、採用意欲の高い企業です。また、あなたのプロフィールに魅力を感じ、スカウトを送っているため、選考に参加してほしいと考えています。
企業によっては、選考を一部免除できる場合もあるため、積極的に活用しましょう。
就活エージェント
就活エージェントに相談し、企業を紹介してもらうのも一つの手段です。書類選考や面接対策などのサポートを受けながら、企業へエントリーできる点がメリットといえます。
就活エージェントは企業との関係性が深いため、どのような会社なのか詳しく教えてもらえる点も魅力です。企業によっては、選考のフィードバックを就活エージェント経由で聞ける場合もあります。
キャリアチケットでは、9月以降も選考を行う企業の紹介をしているので、気軽に相談してください。あなたの大切にしている就活の軸や価値観、強みなどを踏まえて、入社後に活躍できる企業を紹介します。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターに相談し、求人がないか聞いてみるのもおすすめです。大学とつながりのある企業や、地元企業などがまだ採用活動を続けている場合があります。
大学に届く求人は、その学生に期待して出されているケースが多いため、選考で有利に働く可能性があるでしょう。キャリアセンターの担当者から推薦を受けられる場合もあります。9月から就活を始める学生は、積極的に活用してみてください。
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就活を9月から行って内定を獲得する6つのコツ
9月から就活をする場合、自己分析や業界研究など、準備を入念に行うことが重要です。ここでは、9月から就活を再スタートさせ、内定を獲得する6つのコツを紹介します。
1.今までの就活を振り返る
9月より前から就活を始めている学生は、今までの活動を振り返ってみましょう。自己分析が足りなかったのか、自分の強みと志望企業がマッチしていなかったのかなど、要因を考え分析します。
「ライバルが全員優秀に見えて自信が持てない」「内定がもらえないのは企業側や環境のせい」といった考えを持っている場合は、思考の見直しが必要です。
自分自身や現在の状況を客観的に捉えられているか、固定概念に縛られていないか、この機会に確認してみましょう。キャリアアドバイザーなどの第三者からアドバイスをもらうのも効果的です。
2.自己分析で強みや就活の軸を探す
9月から就活を始めて内定を獲得するためには、自己分析で自分の強みや就活の軸を探すことが重要です。自分の強みや就活の軸を明確にしておくとい、選考通過の可能性が高まります。
面接やエントリーシートでも、自分の考えや意欲をより具体的に伝えやすくなるので、時間を多くとってでもじっくり考えてみると良いでしょう。
具体的には「論理的に考えられるところ(強み)」「人と接する仕事に就きたい(就活の軸)」などです。
さらに、就活の軸にもとづいて活動を進めると、採用後のミスマッチを防ぎやすくなります。就活の軸が分からない人は、「就活の軸がない人へ|設定するメリットや見つけ方を解説」の記事を参考にしてください。
3.志望業界や企業の選択肢を広げる
内定を獲得するために、志望業界や企業の選択肢を広げてみるのも一つの方法です。今まで自分に合わない業界や企業ばかり受けていた可能性があります。
業界や企業を選ぶ際は、「自分の強みが活かせるか」「能力を発揮して貢献できるか」といった観点で考えることも大切です。給与や福利厚生などの条件だけにこだわると、後悔につながりやすくなります。
また、自分がやってみたい業務内容が、その業界や企業だけでしかできないのかも考えてみましょう。異なる業界でも実現できないか、ほかの企業でも事業として扱っていないかなど調べてみると、選択肢を広げやすくなります。
さらに、通年採用を行う企業の選考に応募してみるのも効果的です。視野を広く持ち、興味のある分野にエントリーしていきましょう。
4.自己PRや志望動機を考え直す
9月からの選考に向けて、自己PRや志望動機を考え直してブラッシュアップすることが効果的です。自分の強みや意欲が十分に伝わらなければ、内定獲得は難しくなります。
自己PRでは、「強みを明確にできているか」「具体的な経験を交えて説明できているか」といった点を見直してみましょう。自分ならではのエピソードで話せているかどうかもポイントです。
また、志望動機では、「意欲が伝わる内容になっているか」「ほかの企業と差別化された表現になっているか」などを確認してみましょう。志望企業の求める人物像と、自分の強みや実現したい内容を絡めて伝えることが大切です。
5.就活マナーや言葉遣いを見直す
就活のマナーや言葉遣いを見直してみるのもおすすめです。自己PRの内容が良くても、人としての印象が悪ければ、低評価につながりやすくなります。
友達と話すときのような口調になっていないか、確認してみましょう。敬語を正しく使い、社会人としてふさわしい話し方や振る舞いを意識します。
9月から就活を行う場合は、なぜ内定をもらえていないのか、冷静かつ客観的に分析したうえでの行動が必要です。
面接でのマナーを知りたい場合は、「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」の記事をチェックしてください。
6.就活エージェントに相談する
内定を獲得するために、就活エージェントを活用することも効果的。自分の長所や改善点を客観的に理解し、就活に活かすことが可能です。
9月まで内定獲得できなかった理由には、自己PRや強み、選考対策が不十分だった可能性があります。就活のプロに助言してもらい、内定獲得につなげていきましょう。
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就活を9月から行う際の注意点
就活を9月から始める際にはいくつかの注意点があります。以下でそれぞれ見ていきましょう。
応募できる企業が限られる
9月から就活を始めると、応募できる企業が限られているケースがあります。多くの企業は3月から採用活動を開始して、9月には終了していることが一般的です。
応募できる企業が少ないため、エントリー数を増やしにくい面もあります。また、秋採用を行っていない企業もあるため、会社選びの幅はある程度限られることを理解しておきましょう。
ただし、秋以降でも採用を継続している企業や、通年採用を実施している企業もあります。視野を広げて企業探しをすることが内定を得るコツです。
ライバルが優秀であると理解しておく
秋採用の場合、ライバルのレベルが高い傾向にある点も把握しておきましょう。公務員の採用試験を受けていた人や、部活動の大会の都合で9月から就活を始める体育会系の学生もいるためです。
採用枠の少ない内定を勝ちとるためには、徹底した事前準備が欠かせません。改めて、自分の強みを把握し、企業にとって採用するメリットをアピールできるよう対策しておきましょう。
就活を9月以降も続ける理由を明確にしておく
就活を9月以降も続けている場合、理由を明確にしておく必要があります。面接で就活を続けている理由を聞かれた際、答え方によってはマイナスな印象を与えてしまうためです。
たとえば、「就職活動を始めるのが遅かったからです」とだけ答えると、モチベーションが低いと評価される可能性があります。
一方で、「学業に集中していて就職活動を始めるのが遅れてしまいましたが、遅れを挽回できるように毎日取り組んでいます」と伝えれば、誠実さや意欲が伝わります。
また、9月以前から就活をしている場合や内定獲得済みで活動を続けている場合も、理由を明確に答えられるように準備しておきましょう。
内定を獲得しても就活を続けたい場合は、「内定を保留したいときは企業にどう伝える?適切な対応方法や例文をご紹介」の記事も参考にしてください。
最後まで就活を継続する意識を持つ
就活を9月から行う際は、最後まで諦めずに取り組む姿勢が大切です。内定が獲得できていなくても、あなたの価値が否定されたわけではありません。ただ、志望企業とはマッチしなかっただけなので、必要以上に落ち込まず、気持ちを切り替えていきましょう。
周囲と内定の状況を比べて焦りを感じたときは、自分にとって就活の目的やどのような仕事に就きたいのかを改めて見つめ直してみてください。
適度に休息をとり、ネガティブな気持ちになったときは1人で抱え込まず、周りの人に話を聞いてもらうことも効果的です。
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就活を9月から仕切り直したいあなたへ
9月からの就活で本当に内定が獲得できるのか不安や焦りを感じている人もいるでしょう。就活を9月から仕切り直しても、十分に内定獲得を目指せます。通年採用を行っている企業や地方で事業をしている会社など、視野を広げてみましょう。
応募企業をどのように探したらよいのか分からない場合は、就活エージェントへの相談もおすすめです。
就活エージェントのキャリアチケットでは、9月でも採用を行っている企業の求人を紹介しています。求人紹介だけではなく、自己PRや面接対策もサポートしているので、9月からの就活の進め方に悩んでいる方は気軽にご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。