ベンチャー企業と大手企業はどちらがよい?特徴や決め方のコツを解説

このページのまとめ

  • ベンチャー企業は少数精鋭で一人の仕事の範囲が広く、成長の機会が多い
  • 大手企業は大人数で1つのプロジェクトに取り組み、研修を通じて成長できる
  • ベンチャー企業か大手企業かで悩んだら、就活の軸をはっきりさせる

ベンチャー企業と大手企業はどちらがよい?特徴や決め方のコツを解説のイメージ

ベンチャー企業と大手企業には、それぞれ「スピーディに成長できる」「大きなプロジェクトに携われる」など、別々のメリットがあります。だからこそ、自分はどちらに行くべきか悩むこともあるでしょう。

そこでこの記事では、両者の違いや、悩んだときに役立つ決め方について解説します。これから就活をする方や、就活中にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

ベンチャーと大手どちらが良いか相談したい

   
目 次

ベンチャー企業の特徴

ベンチャー企業にはどのような特徴があるのか、仕事の進め方、キャリア形成、会社組織・社風の3つの観点から解説します。ベンチャー企業に興味がある方は、あわせて「ベンチャーは楽しい?激務?自分に合う働き方を考えよう」もご覧ください。

仕事の進め方

会社の規模が大きい大手企業と異なり、ベンチャーでは少数精鋭の限られた社員数という企業が多いため、一人ひとりの業務の幅も広くなりがちです。任される業務範囲が広く、仕事の進め方も自由度が高いのがベンチャーの特徴です。

また、マニュアルなどの決まりごとがないのも創立して間もないベンチャーならでは。そのため、仕事のやり方を自分で考えたり工夫したりする必要があり、自然と効率を考えた働き方が身につくようになります。

一人ひとりの働きが会社の成長や業績に直結するため、自分の担当した仕事に対して責任感を強く持つ社員が大半。また、担当した仕事の成果も分かりやすいため、達成感も感じやすいようです。こうした働き方によって短期間でスキルや経験を積むことができるため、会社同様、社員の成長にもスピード感があり、一人前の社員として働けるようになるまでが早いといわれています。

キャリア形成

会社の成長が早いベンチャー企業では、その業務にもスピード感が求められるため、短いスパンで業務内容や組織の体制が変わることもしばしば。一見ネガティブにも感じられますが、経営陣に柔軟な姿勢があるからこそできることといえるでしょう。そのため、良い意見があればすぐに改善される場合がありますし、自分の意見が通る可能性も高くなるようです。

また、こうしたスピードのある変化は成長につながりやすく、向上心を持ちながら楽しんで仕事をできるといったメリットもあります。入社して間もない社員に大手企業では任せてもらえないような大きな仕事を任されることもあるなど、チャンスの多さも魅力でしょう。

業務量が多くなりハードワークとなることもあるようですが、成果を出せば評価される実力主義の働き方を好む人は、こうしたベンチャーの働き方に多くのメリットを感じるのではないでしょうか。

若いうちに重要なポジションにつける可能性が高いという点が、ベンチャー企業で働く上での大きな特徴といえます。

会社組織・社風

ベンチャーは、創業間もない小中規模な企業であり、若い世代で構成されているため、社内の風通しが良い傾向。社長や経営陣との距離も近く、企業によっては直接話しをできるケースもあるなど、会社の運営や仕組み、社長の考え方などを知ることができるというメリットがあります。

また、実力主義であることが多く、上下関係がさほど厳しくなかったり、年齢や経験を問わず役職者になったりすることも少なくないようです。

会社が常に挑戦、成長しているベンチャー企業では、ともに働く社員も挑戦意欲や向上心のある人が集まりやすい傾向にあります。そのため常に刺激がある環境で働くことができ、仕事やキャリアアップに対するモチベーションが保ちやすいのではないでしょうか。

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大手企業の特徴

大手企業にはどのような特徴があるのか、大手企業と同じく、仕事の進め方、キャリア形成、会社組織・社風の3つの観点から解説します。大手企業に興味がある方は、「大企業で勤務するメリットとデメリットは?会社選びで大切なポイントも解説」もご一読ください。

仕事の進め方

一般的に大手の場合は、大人数で1つのプロジェクトを遂行することが多いとされています。そのため、グループの中で自分がどのような役割を担い、どう立ち回ることがベストなのか、という点を考える必要があるでしょう。さまざまな人の働き方を見ることができるため、1つのプロジェクトを通して多くを学べます。

その一方で、何か1つの事柄を決めるためにたくさんの人とのやり取りや許可が必要になるなど、自分の意志だけでは仕事が進まないという部分も出てくるようです。そういった中で働くため、相手の行動や考えを汲み取る力や、コミュニケーション能力が身につくと考えられます。

また、規模の大きな会社や歴史のある会社では、きちんとしたマニュアルがあったり、先輩や上司から丁寧な指導を受けられたりするケースが多いため、長い時間をかけてしっかりと成長できるといった特徴があるでしょう。

キャリア形成

前項でもお伝えしたとおり、大企業で働くと大きなプロジェクトに関わるチャンスに恵まれることがあります。ビジネスの規模も予算も大きな仕事に関わることは、貴重な経験や自信になるでしょう。

従業員が多く長期雇用を念頭に入れている大企業では研修が充実しており、1つの仕事を時間をかけて身につけられる環境が整っています。社内に多くのスペシャリストが存在しているため、いろいろな価値観を知ることができ、視野を広げて仕事を見られるようになるでしょう。

しかし、時間をかけてスキルを得られるというメリットは、ステップアップ・キャリアップに時間がかかるという側面も。また、大勢の中で働くため、自分の仕事が直接評価されにくいということも、大企業では少なくないようです。以上のことから、大手でキャリアアップを目指すのであれば、キャリアビジョンを明確にし、それに向かって取り組む必要があるといえるでしょう。

会社組織・社風

大手では産休や育児休暇など福利厚生を充実させ、長く働ける仕組みを整えるなど、職場環境が良い企業が多い傾向。また、部署が多いので、配属先が自分に合わなかった場合は人事異動などで新たな環境に移ることができる可能性があるのも大きい企業ならではでしょう。

一方で、社員数が多いために競争が激しかったり、企業規模の大きさから支店も多いため意に沿わない転勤があったりという面も。しかし、1つの仕事を極めたプロフェッショナルとも呼べる人々、いろいろな立場の人々に出会える大企業では、さまざまな考え方やスキルを吸収することでき、将来のキャリアプランを考える上でとても役に立つでしょう。

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ベンチャー企業と中小企業の違い

中小企業庁の発表によると、日本にある企業のうち99.7%が中小企業に分類されます。中小企業のなかには地域との繫がりが強い企業も多く、業績が安定・向上している企業も多数。優良企業といわれる企業も存在します。

ベンチャー企業は創業年数の若い成長途上の企業であるため、企業の規模で考えた場合、中小企業に分類されるケースが多いようです。

しかし、一般の中小企業はベンチャー企業のように常にチャレンジングな事業を行い急成長をしているわけではないので、そういった面や創業年数などで両者を差別化することができるでしょう。

社員数の少ない中小企業はアットホームな環境であることが多いようですが、人間関係がうまくいかなかった場合働きづらくなるケースも。伝統や社風が重んじられる歴史のある企業もあるため、新しいことに挑戦したいと考える人には不向きな可能性があります。中小企業についてもっと知りたい方は、「中小企業の見つけ方とは?自分に合った優良企業の探し方を紹介!」をご一読ください。

メガベンチャーとの違い

メガベンチャーとは、大企業の要素を有するベンチャー企業を指すのが一般的。従業員数が500人以上、時価総額が500億円を超えるとベンチャー企業と呼ばれることが多いようです。

多くのメガベンチャーは、新しい技術や市場を創出したり、ビジネスモデルを確立したりといった実績をもとに成長します。メガベンチャーにエントリーする方は、「就活で人気のメガベンチャーとは?メリットや就職のポイントを解説!」をご覧ください。

参照元
中小企業庁
小規模企業白書

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大手企業とベンチャー企業のどちらが合っているか見分ける方法

大手企業とベンチャー企業のどちらに就職するか悩んでいる方は、以下の観点から決めてみてください。

スピーディに成長したいか、企業に育ててほしいか

ベンチャー企業は、研修制度が整っているとは限りません。基本的にはOJTとなり、担当の先輩から現場で教わることが多いです。座学は少なく、早い段階から客先や売り場に出ることも。その分、成長スピードは早いです。入社してすぐに業務を覚え、半年から1年で自分の担当を持つこともあるでしょう。

大企業は研修制度もしっかりしており、3ヶ月から半年は様々な研修を受けるのが一般的。与えられた路線に乗ってゆっくり成長できるため、「学生から社会人になって自分はやっていけるだろうか」と不安に感じている方も安心です。名刺交換の仕方などを含む新入社員研修から社内システムの使い方、業務のやり方までをじっくり教わります。

自分がプロジェクトをけん引したいか、大きなプロジェクトに参加したいか

ベンチャー企業は独り立ちまでのペースが速く、担当する案件も多いです。そのため、若手であっても自分がリーダーとなりプロジェクトをけん引する立場になります。メンバーの一人ではなくメンバーを引っ張る立場になることで、リーダーシップはもちろん、取引先や顧客を含め様々な人とやり取りするコミュニケーション能力が身に付きますし、トラブル対応などを通して課題解決能力も高まります。

一方で大手企業は、若いうちはリーダーとなる機会は少ないです。しかしプロジェクトそのものが大きく、ベンチャー企業では体験できないような規模の仕事ができるでしょう。例えば国が主体となる国家レベルのプロジェクトや、1兆円を超えるプロジェクトなどに入れる可能性も。小さな仕事では味わえない達成感を得るには、大手企業が適しています。

ベンチャー企業の仕事については、「ベンチャー企業への就職は不安?それとも魅力的?」でも解説しています。

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ベンチャー企業と大手企業を選べないときの対処法

ベンチャー企業と大手企業のどちらに入社するべきか悩んでいる方は、下記の方法を試してみてください。

就活の軸をはっきりさせる

就職先を選べないのは、自分の中でどのように選ぶか基準が固まっていないためです。そこで、まずは就活の軸をはっきりさせましょう。就活の軸は主に、4つの種類にわかれます。

1つ目が、企業の人や文化です。どんな人と一緒に働きたいのか、どのような文化の中で仕事をしたいのかを考えます。個人を尊重する人が多いのか、チームプレーで助け合う社風がよいのかなど考えがわかれます。

2つ目が、仕事内容や事業内容です。自分がやりたい仕事がはっきりしている方は、ここが就活の軸になります。営業やコンサルといった職種でも、商社やインフラといった業界でも構いません。

3つ目が、企業理念です。企業が目指す姿に共感できるか、自分の価値観と企業のコンセプトが相反していないかが基準となります。仕事内容は異動などで変わることがありますが、企業理念は変わりません。そのため、自分の考えと一致しているとギャップを感じず長く働きやすいでしょう。

4つ目が、待遇と働き方です。仕事は自己実現であると同時に生活費を稼ぐ手段でもあるため、給与や賞与、年間休日などで選ぶこともあります。また、最近ではリモートワークを導入する企業も多いため、「出社とリモートのバランスが取れている方がいい」という基準もありえます。

就活の軸については「就活の軸とは?例文付きで見つけ方や回答のコツを紹介!」も参考にしてみてください。

キャリアセンターやエージェントに相談する

自分だけで調べられる情報には限界がありますが、少ない情報で選んでしまうとミスマッチが起こってしまうものです。そんな時は、キャリアセンターやエージェントに相談してみてください。キャリアセンターはその大学の学生がどんな会社に就職しているか、長年のデータを持っています。またOBOG訪問のサポートもしてもらえます。

エージェントは常に最新の就活情報を持っているだけでなく、企業の人事部とのつながりもあります。一人ひとりの性格や就活の軸などをもとにマッチする企業を提案してもらえるので、積極的に活用してください。

決めきれないときは大手企業を選ぶ

ベンチャー企業にするか大手企業にするか決めきれないときは、大手企業を選んでおくとよいでしょう。ベンチャー企業では仕事が自動的に生まれるというより、自分のやりたいことを明確にして、自分の仕事を作らなくてはなりません。どんな仕事がしたいかはっきりしていないと働くことが厳しくなる可能性があるため、仕事が割り振られる大企業の方がおすすめです。

また、働いているうちにやりたいことや仕事の軸が見えることもあります。その時、大手企業に勤めていた方が転職の可能性は広がります。そのため、どちらにするか悩んでいる方は大手企業にしぼって就活をしてみましょう。

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ベンチャー企業か大手企業かお悩みのあなたへ

ベンチャー企業にも大手企業にも、それぞれメリットがあります。どちらかが優れているということはなく、どちらの方があなたに合うかという相性が重要です。しかし、考えなくてはいけないことも多くなかなか決めきれないこともあるでしょう。

そんな時は、キャリアチケットをご利用ください。エージェントがあなたの悩みやどんな風に働きたいかという理想像をしっかりヒアリングし、ベンチャー企業がよいか大企業がよいか、細かくご提案します。志望企業が定まった後のエントリーシートの書き方や面接練習など包括的にサポートするので、ぜひ下記のボタンから登録しキャリアチケットのエージェントに相談ください。

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キャリアチケットについて

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