このページのまとめ
- ベンチャー企業とは、革新的な価値を提供する企業を指す
- スタートアップ企業とベンチャー企業は、設定している目標が違う
- 与えられる裁量と成長機会の多さが、ベンチャー企業のメリット
- 社内環境の不十分さや倒産リスクがある点がデメリットに挙げられる
- 好奇心旺盛で探究心の強い人がベンチャー企業向きと言える
業界や職種、企業規模、勤務地、将来性、社会貢献度、給与など、人によって志望先企業を選ぶ基準はさまざまです。中でも昨今では、ユニークな社風や新たな価値を提供していることからベンチャー企業を選択肢の1つとして考える就活生は少なくありません。
そこで今回は、ベンチャー企業の実態について詳しくまとめてみました。志望先企業の候補に入れている人必読の記事です。
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ベンチャー企業とは
ベンチャー企業とは、投資家などから資金援助を受けて起業する会社を指します。「投資する企業や人」を指すVenture Capital、「冒険的な」という意味を持つventureから作られた和製英語です。
「最近になってよく耳にするようになった」と思われるかもしれませんが、ベンチャー企業という言葉が誕生したのは1970年代。
意外に歴史は古く、日本列島改造ブームや高度経済成長期の時期に第一次ベンチャーブームが始まったと言われています。
伝統を守り、将来性が不明瞭である事業を始めることの少ない大企業とは異なり、ベンチャー企業は既存企業では行っていない新たな事業を展開しているというのが特徴です。
世の中にまだない、革新的なサービスや技術を社会へ提供するという点から、ベンチャー企業はいつどうなるかわからない不安定さを示唆されることもあります。
しかし、発信した新たな価値が世の中のニーズにマッチし、より多くの人に求められるようになれば未開拓市場においてパイオニアになれるため大きなやりがいを得ることができるでしょう。
スタートアップ企業との違い
新たなビジネスモデルを開発する「スタートアップ企業」と混同されることもありますが、実は両者には違いがあるのです。
中長期的に世の中の課題に取り組み解決を目指すベンチャー企業に対し、スタートアップ企業は短期での課題解決「EXIT(エグジット)」を目指しています。
厳密に言うと、設定しているゴールに違いがあるということを頭に入れておきましょう。
中小企業との違い
中小企業とは、従業員数と資本金額により明確に定義が決められている、会社の規模を表す言葉です。ベンチャー企業の判断基準となる起業時期や事業内容については関係ないため、定義を満たしていればベンチャー企業でも、中小企業に該当。
中小企業の中にベンチャー企業が多数存在していると考えると分かりやすいかもしれません。
また、中小企業であれば上場しないと思われるかもしれませんが、規模が拡大すれば大企業になることも少なくないのです。
サイバーエージェントや楽天、DeNA、ソフトバンクなどが、ベンチャー企業としてスタートした後、大企業になっています。上場を果たすことができれば、株取引により莫大な事業資金の確保や事業拡大の期待につながることから、株式上場を目指しベンチャー企業を立ち上げるケースも多いようです。
有望なベンチャー企業へ就職することができれば、安定した将来に期待が持てるでしょう。
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fベンチャー企業に就職するメリット・デメリット
ベンチャー企業を就職先として考える前に、メリットとデメリットの両面をおさえておきましょう。
メリット
与えられる裁量が大きい
年齢や経験に関わらず、重責な仕事を任せる傾向にあります。業務の幅も広く、若い内からいろいろなことを経験可能。実績を出せば昇進・昇給も見込めます。スピーディーかつ大きな自己成長を望めるでしょう。
意見を言いやすい
フラットな社風の企業が多く、経営陣との距離が近い傾向にあります。自分の意見をボトムアップできるほか、上司の考え方などを身近に感じることが可能。
良い刺激の中、自分を高めながら働くことができるでしょう。
社内づくりに携われるチャンスがある
設立したばかりの企業では、社内の取り決めや業務マニュアルなどのシステムがしっかり確立されていないところも珍しくありません。
もともとあるルールを変えていくというよりも、新たにつくるといった作業のほうが多いでしょう。働きやすい職場環境を自分好みに作れる可能性があります。
デメリット
倒産のリスクがある
事業が軌道に乗らなければ、投資が得られないこともあります。資金繰りに苦しみ、倒産してしまう企業も中にはあるようです。
社内の環境が整えられていない
立ち上がり間もないことから、社内のシステムがしっかり整っていない企業もあるようです。研修や教育体制、福利厚生、社内ルールなどが不完全な職場もあるため、不安に感じてしまうこともあるでしょう。
離職率が高め
一概には言えませんが、社内環境が整っていないことから働きづらさを感じて退職してしまう人もいるようです。人の入れ替わりが多い企業も中にはあるということを頭に入れておきましょう。
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ベンチャー企業に向いている人、いない人
ベンチャー企業を就職先として検討している就活生の多くは、自分がその企業に対して適性があるのかが気になるポイントだと思います。
この項目では、向いている人と向いていない人の特徴についてご紹介。向いている人の特徴は、企業側が求めている人材とも言い換えることができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
向いている人
・好奇心、チャレンジ精神旺盛
・自ら意思決定できる立場に身を置きたい
・逆境に強い
・問題解決能力に自信がある
・新たなことに取組むことが好き
・探究心があり知識を吸収することが好き
・自分で何かを生み出すことが好き
・1つの答えにとらわれず、柔軟な考え方ができる
向いていない人
・仕事に対して受動的で与えられた業務をこなすことが好き
・マニュアルが整っている環境で働きたい
・自分の意見を積極的に発信することが苦手
・固定概念が強い
・安定志向である
・変化に弱い
いかがでしたか?
ベンチャー企業への就職を失敗させないために大事なのは、企業研究をしっかり行うことです。しかし、一人で行う企業研究には限界があることも。ベンチャー業界で良い会社を見極めることは簡単ではありません。
そこでおすすめしたいのが、就職エージェントであるキャリアチケットの活用です。
ベンチャー企業は、財務状況や企業規模、扱う商品サービスによって活躍できる人材特性も変わります。業界・規模別によるベンチャーの特性から、あなたに合った将来性のある企業をご提案。
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