このページのまとめ
- 大企業には安定性や高い収入、充実した待遇などのメリットがある
- 大企業はメリットだけでなく、転勤の多さや希薄になりがちな人間関係といったデメリットもある
- 大企業への就職を考えているなら、情報収集や自己分析などの事前準備を入念に行うのが有効
- 大企業は倍率が高いため、一点集中だと内定が遠ざかる恐れがある
- 隠れ優良企業もあるので、中小企業にも目を向けてみよう
仕事は生活を支えていくものなので、安定性や好待遇が期待できる大企業を就職先に考えている就活生は多いかもしれません。
しかし、漠然と「大企業に就職したい」と考えるだけでなく、メリットとデメリットを踏まえた上で就職活動に臨むことが大切です。
今回は、大企業のメリット・デメリットや、就職するための方法などを解説していきます。
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大企業に就職するメリットとは
大企業に就職した場合、どのようなメリットがあるのでしょう?
一般的にいわれているのは、下記のとおりです。
安定している
大企業のメリットの1つとして、安定していることが挙げられます。
近年は大企業でも経営不振やリストラなどがあるため、絶対安定とは断言できませんが、実際に倒産に至ったケースは少ないのではないでしょうか。
大企業は万一の場合も立て直せるような安定性があるといえます。
高収入
大企業は基本的に収入が高めな傾向にあります。
入社したてはあまり周囲と大差はないものの、後の昇給やボーナス、諸手当などで徐々に収入が上がっていくケースが多いようです。
そのため、ある程度経験を積んだ30代以降は高い収入を得ることがが期待できるでしょう。
待遇がいい
先述したように、大企業は安定しているため、給与面以外の待遇も充実しています。
大企業は基本的に教育制度が整備されており、実際に業務を始める前に研修を受けることができます。
また、入社後も定期的に行われる研修や、階級別の研修などがあるため、安心して働けるでしょう。
福利厚生も充実している企業が多く、セミナーや資格取得支援などの自己研鑽に使えるものから、レジャー施設の優待割引などのプライベートに役立つものまでさまざまです。
このように、プラスアルファの待遇に恵まれているのも、大企業に就職する大きなメリットといえるでしょう。
社会的信用がある
多くの大企業は知名度が高く、世間に与えるイメージも良好なため、社会的信用を得やすくなります。
カードを作る時やローンを組む時に審査が通りやすいなど、社会的信用による恩恵は多大です。
行く行くは家や車などの大きな買い物をしたいという場合に役立つでしょう。
規模が大きい業務に携われる
大企業の多くは日本だけでなく、海外にも事業展開しており、それだけ規模が大きい業務に携われる可能性があります。
仕事を通してさまざまな人種の方とコミュニケーションを取ることができるため、グローバルな人材として成長していけるでしょう。
中小企業ろ大手企業の違いについては「中小企業にはどんなメリットがある?大手企業との違いと合わせて解説」も参考にしてください。
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大企業にもデメリットはある?
前項で大企業のメリットについて紹介しましたが、デメリットもあります。
すべての大企業に当てはまるわけではありませんが、下記で紹介する項目も参考に仕事を探すといいかもしれません。
転勤がある
大企業は国内外のさまざまな地域に拠点があるため、転勤が多い傾向にあります。
およそ2~3年勤続後に転勤という場合が多く、そのたびに新しい環境や人間関係に慣れていく必要があります。
ずっと同じ場所で働きたいという方には厳しい環境でしょう。
また、家族がいる方も転勤を余儀なくされ、単身赴任になる場合があります。
新しいことに挑戦しにくい
大企業は長年築き上げてきた基盤がある故に、保守に偏りすぎている部分もあるため、新しいことに挑戦しにくいことも。
新しい事業展開に消極的で、新企画が承認されるまでのスピードも遅めな傾向にあるので、色々なことにチャレンジしたいと考えている方には不向きかもしれません。
年功序列
年功序列になりがちなのも、大企業のデメリットとしてよく挙げられます。
特に新入社員のうちは能力や実績が評価されづらく、上層部に意見を伝えることが難しい場合もあるようです。
人間関係が希薄になりがち
大企業はその規模の大きさから、全体で何十万人もの社員を抱えているため、1つの拠点に在籍する社員数や部署も多くなります。
それ故に部署同士で密な連携をとるのが難しく、社員同士の人間関係が希薄になってしまうこともあるようです。
人間関係に縛られたくない方には働きやすいかもしれませんが、仕事仲間との繋がりを重視している方にとってはデメリットとなるでしょう。
希望の部署や職種に配属されない場合がある
大企業は転勤だけでなく人事異動もあり、希望の部署や職種に配属されないことも。
配属先によっては1から業務を覚えなくてはいけないため、自分がやりたい仕事を極めていきたいと考えている場合はストレスになってしまう可能性があります。
安定性やブランド力がある大企業でも一長一短です。
メリットだけでなく、デメリットにも目を向けた上で自分に合った企業を探していきましょう。
就活の迷った時の対処法については「就活の正解がわからない時の対処法|成功に導くポイントを8個紹介」も参考にしてください。
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大企業に就職するには?
大企業に就職したいのであれば、事前の自己分析や情報収集をしっかり行うこと、早めに行動することを心がけましょう。
そもそもなぜ大企業に就職したいと思うのでしょうか?
「安定しているから」「知名度が高いから」といった漠然とした理由ではなく、「その企業のどのようなポイントに魅力を感じるのか」「その企業に入社して何をしたいか・できるか」を具体的に説明できるようにしておくことが大切です。
情報収集はインターネットで調べるだけでなく、説明会やOB・OG訪問に足を運び、実際に働いている人の話を聞いてみましょう。
可能であればインターンシップに参加し、実際の現場の雰囲気を体感するのも効果的です。
自己分析では自分のこれまでの経験を振り返り、力を入れたことや熱中したこと、達成感を抱いたことなどを掘り下げていきます。
その中から特に志望先の企業で活かせそうなエピソードをピックアップしておきましょう。
上記の行動は早め早めに実行しましょう。
早いうちに就活の準備を始めておくことで、ほかの就活生よりも一歩リードできるかもしれません。
また、近年は就職エージェントなどの就職支援サービスも充実しているので、それらを活用するのも1つの手です。
ただし、大企業は安定性と知名度がある分、それだけ倍率も高くなります。
ライバルが多くなるため、大企業に就職することは容易ではありません。
大企業だけでなく、他にも目を向けることが、内定への近道となります。
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中小企業も視野にいれるべき?
先述したように、大企業は倍率が高いため、広い視野で仕事を探すことが大切です。
大企業だけに一点集中するのではなく、中小企業にも目を向けてみましょう。
もし知名度や安定性だけで大企業を選んでいるなら、もう一度検討し直すといいかもしれません。
中小企業では、大企業にできない仕事や働き方が実現できます。
基本的に中小企業は少人数のため、一人に幅広い業務を任される傾向にあるようです。
そのため、若いうちからさまざまな経験ができ、実績や実力が認められればすぐに出世できる可能性もあります。
また、上層部との距離が近く、意見を伝えやすいのもメリットの1つです。
研修制度が整っていない、待遇が良くないといったデメリットも挙げられますが、それは企業によります。
大企業ほどの知名度はなくとも、経営が安定しており、福利厚生や社内制度も充実している「隠れ優良企業」であれば、快適な働き方が可能です。
隠れた優良企業を見つけるなら、就職エージェントの利用をおすすめします。
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紹介するのは実際に足を運んで取材を行った企業なので、入社後のミスマッチやブラック企業への入社は避けたいと考えている方も安心です。
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就活でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。