このページのまとめ
- 就活には正解がなく、自分なりの結論を求めることが大切
- 就活の正解を導き出すには、徹底した自己分析が肝心
- 就活が正解か判断する基準は、企業や仕事と自分がマッチしていること
「就活の正解がわからない」と悩んでいる大学生は多いのではないでしょうか。結論、就活に正解はありません。
有名な大手・大企業に惹かれる気持ちがあっても、「大手に就職すれば安泰」というわけではないため注意しましょう。
この記事では、就活に正解がない理由について解説します。また、自分なりの正解を導く方法や、正否を判断する方法もまとめているので、参考にして本当に自分に合った就職先を見つけましょう。
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「就活に正解はない」が結論
結論からいうと、就活に正解はありません。先輩や親など周囲の人から話を聞くと、就活には1つの正解があると思い込んでしまいがちですが、周りの言う正解と自分が納得する正解は必ずしも一致するとは限らないからです。
また、大手企業や有名企業に選考が通ったり、内定したからといって、それが「就活の正解」とは一概にいえません。
ここでは、就活に正解がない理由と、大手企業に就職するメリット・デメリット、向いている人と向いていない人を紹介します。「これでよかったのか」と悩んでしまう就活にならないために、しっかりポイントを押さえておきましょう。
就活に正解がない理由
就活に正解がない主な理由は、人によって「よい」と感じる感覚や基準が違うからです。
就職するうえで大切にしたい価値観や、企業に求めることも、人それぞれ異なるでしょう。
また、他人の成功法則が自分にも通用するとは限りません。その人が経験した頃から年月が経っていれば、企業の採用方針も当然変わっていきます。性格や持っている知識・スキルも異なるので、他人の成功法則に従っても自分が成功する保証はないのです。
そのため、就活には「これだ」という1つの正解はなく、自分の立ち位置や経験などを加味して目指す方向性に合った就職先を選ぶのが、正解にたどり着く方法といえます。
「大手企業への就職が正解」とは限らない
大手企業への憧れや安定感に惹かれる就活生もいるでしょうが、そのような企業への就職や内定が自分にとっての正解とは限りません。
前述のとおり、他人と自分は性格や価値観が違います。もちろん、有名企業や大手企業で働くメリットはあるため、就職する選択肢そのものは否定せず、以下を参考にして自分が向いているか確認しましょう。
有名企業や大手企業に就職するメリット・デメリット
有名企業・大手企業に就職するメリットは、誰もが知っている会社のため社会的信用度が高く、勤めていることで自身の評価につながる点が挙げられます。
また、有名企業や大手企業では研修制度が整っているため、スキルが着実に身につく点も大きなメリットのひとつです。
海外で事業展開している企業も多いので、就職先によっては世界を舞台に活躍できる可能性もあります。大規模なプロジェクトも多く、中小企業に比べてよりスケールの大きな仕事を任される確率が高いでしょう。
一方、有名企業や大手企業のデメリットの多くは、会社規模が大きいために発生します。
たとえば、全国に事業所がある企業では転勤の可能性が高く、家庭事情によっては負担が大きいでしょう。
有名企業や大手企業は社員数が多いため、他部署が何をしているのか把握しづらい点もデメリットといえます。もし部署間の異動があると、それまで培ってきた知識やスキルが通用せず、一から見直さなければならない可能性もあるでしょう。
また、中小企業では1人の社員が多くの仕事をこなしますが、有名企業・大手企業では社内での分業が進み、仕事の幅が一定です。幅広く色々な業務に携わりたい人にとっては、この点にデメリットを感じることもあるでしょう。
ただし、実際の状況はその企業によって異なります。就活では企業研究や会社説明会・インターンシップ参加、OB訪問などで、応募先の働き方や仕事内容を理解したうえで志望するか検討してください。
有名業や大手企業に向いている人・向いていない人
有名企業や大手企業への就職が向いていると考えられる人は以下のとおりです。
・スケールの大きな仕事に携わりたい人
・ステップを踏んでキャリアアップしたい人
・協調性のある人
・じっくり一つの仕事で成長していきたい人
一方、以下に当てはまる人は、有名企業や大手企業への就職に向いていないと考えられます。
・さまざまな仕事を経験したい人
・個性を活かしたい人
・若いうちに出世したい人
・マニュアル化された仕事が苦手な人
さまざまな社員との関わりや、ルーティンワークが苦にならない人は、有名企業や大手企業に向いている可能性があります。
一方、若いうちから裁量をもって働きたい人や、業務の幅を広く持っていたい人は、中小企業やベンチャー企業のほうが向いているでしょう。
「自分が何に価値を置いて、この先どのようになりたいのか」という軸をしっかり持ち、正解と思える内定獲得への道を進みましょう。
ベンチャー企業に関心のある就活生は、「ベンチャーは楽しい?激務?自分に合う働き方を考えよう」を参考にしてみてください。
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就活で自分なりの正解を導く4つの方法
就職活動を成功させるために必要なポイントを4つ紹介します。「就活の正解探し」をしてしまうのは、「これで本当によいのか」という不安を抱えているから。不安な気持ちにとらわれないためにも、ぜひ参考にしてください。
就職における自分の軸を明確にする
選考が本格化する前にやっておきたいのが自己分析です。自己分析により自分の価値観や強みがわか
り、向いている業界や企業が見えてきます。
さらに、自己分析により「どのような仕事でキャリアを積みたいか」もわかるでしょう。目標が定まれば、それを達成できそうな業界や企業が絞れてきます。
ワークライフバランスを大切にしたい人は、残業時間や年間休日数を、若いうちから沢山稼ぎたい人は、実力主義でインセンティブ制度がある企業を見つけてみましょう。
自己分析で就職の軸がわかれば、企業の求める人物像とマッチしているかも判断しやすいので、必ず明確にしておきましょう。
業界や企業の情報を取り入れ精査する
社会人経験のない学生が視野を広く持って就活するには、業界研究が不可欠です。
最初は広く浅く業界研究を行いましょう。そのなかで興味のある業界がわかれば、次はその業界にどのような企業があるのかを調べていきます。
インターネットの情報だけでなく、できる限り多くの会社説明会やOB・OG訪問、インターンなどを通じて情報を取り入れ、自分なりに精査するのがポイントです。
同じ業界といっても、事業の特徴や社内の制度、働き方は会社によって異なります。自己分析で自分が仕事に求める条件を明確にしたうえで、実際に選考に進む企業を決めていきましょう。
正解は1つではないと捉える
正解が1つではないと捉えておけば、選択できる企業の幅が広がります。
たとえば、「自分に向いているのは、△△業界しかない!」と正解を絞ってしまうと、選考が通らなかったときのダメージが大きく、挽回も難しくなってしまいます。
しかし、自分のなかで「この選択肢でも目標が達成できそう」と複数の正解を用意しておけば、次の選考への意欲も湧いてくるでしょう。
また、自己分析がしっかりできており、企業分析で優先したい順位が明確になっていれば、選考を進めたり、複数の会社から内定が出たりした際にも決断がスムーズになります。
不安になりすぎない
「就活」は人生の大きな節目のため、不安になる就活生も多いですが、心配しすぎないことも大切です。
「1つの企業で定年まで勤めなければならない」と決まっているわけではありません。たとえ「ここが自分に合っている」と思って就職した企業でも、年月を経て方向性が変わったり、将来を考え直すきっかけが訪れたりすることもあるでしょう。
だからといって落ち込んだり自分を責めたりする必要はなく、転職する選択肢もあります。自分の価値観や状況が変化する可能性を視野に入れておくと、柔軟な考え方ができ不安が和らぎやすいのでおすすめです。
また、「友人は内定をもらっているから、自分も絶対内定をとりたい」と気負いすぎるのもおすすめしません。
「無い内定」になりたくないからと選考を進め、希望とは違う職場に就職した場合、結局合わずにモチベーションが上がらなかったり、将来の展望が見えなかったりするなど、自分だけでなく企業にとってもデメリットになってしまいます。
就活の目的はただ内定をもらうことではありません。闇雲に内定だけを目指す事態を避けるためにも、他人と比べずできる限りマイペースを心がけ、「自分に合っている」と思える企業を探して応募してみてください。
不安は誰しも感じるものですが、自己分析と業界・企業研究をしっかり行い、自分に自信を持って就活を進めましょう。
内定を獲得するためにどのような自己分析が有効か知りたい人は、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」を参考にしてみてください。
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「就活が正解だった」と判断する基準
ここでは、就職活動が自分にとっての正解だったかどうか判断するポイントを2つ紹介します。就活が正解だったかの判断は基準がわからなければ難しいため、ぜひ参考にしてください。
自分と企業の社風や業務内容がマッチしていると感じられる
自分の強みや性格と、企業の社風や業務内容が合っていると感じる場合、就活は正解だったと判断できるでしょう。
自己分析と企業研究のずれがなく想定通りだったなら、ストレスを抱えにくく、仕事へのモチベーションも維持できると想定できます。
そのためにも、就職活動では自己分析・企業研究をしっかり行い、十分精査してミスマッチのないよう取り組んでください。
企業で働く将来のビジョンを明確に描ける
将来のビジョンや進むべき道が明確になっている場合も、就活で正解を導き出した結果といえるでしょう。
自分が何を目指しているかわからず、将来の見通しが見えない場合、方向性に迷って「あの企業のほうがよかったのではないか」と後悔してしまう可能性があります。
そのような事態を避けるために、まずは自分の将来像を明確にし言語化しておきましょう。言語化すれば、より具体的なキャリアイメージができます。そして、応募先の企業で目指す将来像が達成できるか十分検討しておくのが重要です。
これらのポイントを参考にして、就職活動で迷っても正解にたどり着けるよう、自分なりの正解を持って臨みましょう。
就活での進め方に迷ってしまった場合は、「就活でどうすればいいかわからなくても大丈夫!悩みの対処法を解説」を参考にしてみてください。
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就活で正解を掴みたいあなたへ
就活で正解を掴むには、自己分析により就職における自分なりの軸を持っておくのが大切です。
自分の強みや活かしたいスキル、将来のビジョンを明確にしたうえで業界や企業研究を行えば、より正解に近づけます。この記事を参考に、企業とのミスマッチを防いで、満足できる内定を勝ち取りましょう。
しかし、なかには「正解にたどり着けるか不安になってきた」という就活生もいるかもしれません。そのようなときは、大学のキャリアセンターやハローワーク、民間の就職エージェントなどに相談するとよいでしょう。
なかでも、キャリアチケットでは、一人ひとりに寄り添いながら就活をトータルサポートしています。
就活で正解できるか不安な方は、一度キャリアチケットにご相談ください。
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