【21卒 就活お悩み相談室 #9】9月になっても内定ゼロ。今から巻き返すにはどうしたら良い?

こんにちは。キャリアアドバイザーの樋口です。21卒の学生はそろそろ就活も終盤に差し掛かってきたのではないでしょうか。そんななか、まだ内定が取れておらず、焦っている学生や「来年また頑張ろう……」と諦めモードになってしまっている学生も多いと思います。今回は、現時点で内定がない人が今から巻き返すために、どのように行動すれば良いかをお伝えします。
 

キャリアアドバイザー

樋口 美和子(ひぐち・みわこ)

大学在学中にインターンシップの斡旋団体に所属。卒業後にレバレジーズ株式会社へ入社。入社後はキャリアチケットの立ち上げメンバーとしてキャリアカウンセリングを担当。一人ひとりの気持ちに寄り添い本人の価値観に合った学生のキャリア支援をしています。

いまだに内定ゼロはかなり危険?

現在の就職状況を見ると、就活生の内定率は8月1日時点で81.2%と、就活生の多くは就活を終えているか、内定を1社は持っていることになります。
 

また、10月1日には内定式があり、そこに向けて採用を閉じる企業が多く、学生が受けられる企業も日が経つにつれてどんどん減ってきているのが現状です。次に受ける企業を探してはいるものの、全然募集がないと感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな状況下では、「いまだに内定はないし、行きたいと思う企業は見つからない。自分はもうダメなのでは……」と思ってしまうかもしれません。しかし、今から巻き返すことは十分可能です。ただ、今までの就活のやり方は見直す必要があります。自分に何が足りていないのか、何を改善すれば良いのかをしっかり理解し、軌道修正していきましょう。

この時期の内定ゼロの学生の特徴としては、次の3つが挙げられます。
 

特定の業界に絞っていた人

よくあるのが、就活を始めた当初から特定の業界・職種に絞って受け続けていたというケースです。就活は、始めのうちは広く業界を見て、その後受ける業界を徐々に絞り込んでいくのが理想的な流れです。最初から特定の業界に絞ってしまう人は、「好きだから」「興味があるから」と、きちんと就活の軸を作らないまま業界を選んでしまったという人が多い印象を受けます。

自分の興味関心だけで業界を絞り込んでしまうと、面接で志望理由を聞かれたとき、「好き」以外のアピールが上手くできずに落ちてしまいます。そして、これまで興味がない、よく知らない業界を見てこなかったために、今の時期になって企業探しに困ってしまうのです。

 大手企業ばかり受けていた人

業界・業種にこだわらず、とりあえず大手企業だけ見ていたという人も、内定ゼロ学生の特徴として挙げられます。大手中心に見ていた人は、6月中旬以降にメガバンクや商社といった大手の選考結果が出始めると、そこから徐々に中小企業に切り替えるようになります。

ただ、手当たり次第に大手企業を受けていた人が中小企業を受けても、もともと就活の軸が定まっていないと、自分の適性や強みに沿ったアピールができずに落ちてしまうのです。

また、今まで有名な大手企業ばかり見ていたために、「どうやって企業探しをすれば良いかわからない」「BtoB(※)の優良企業を探せない」とキャリアチケットに相談に来る学生は多くいます。

※BtoB……Business to Businessの略で、企業が別の企業に対して商取引を行うことを指す

条件面で絞りすぎている人

土日休みで転勤がない、給料が良いといった待遇面で絞っている人もいれば、職種に条件をつけて絞ってしまう人もいます。営業職であれば、「新規営業はきつそう」「法人営業は土日休みがとれそう」「ルート営業は新規営業より楽そうだし、定時で帰れそう」といったイメージで探してしまうケースです。特定の職種に絞ったうえでさらに条件をつけて探すとなると、求人はその分見つかりにくくなりますし、そもそも自分の適性に沿って探していないために選考では落ちてしまいます。

ルート営業はノルマという表現はなくても営業職である以上は売上の維持や売上を増やす目標はあるので、目標を達成したいという強い気持ちや、責任感の強さが必要になります。ルート営業は既存のお客様を相手にするため、ひとつの案件でミスをしてしまうと企業にとっては大きな打撃を受けてしまうからです。そのため、選考では責任感や人間関係構築力があるかを重視して学生をチェックしています。

こうした職種ごとの適性について深く考えず、条件を絞って受け続けていると、当然就活は上手くいきません。
 

今から巻き返すためにはどうすれば良い?


内定ゼロ状態から巻き返すためには、まずは自分の視野を広げる必要があります。しかし、「視野をどのように広げれば良いかわからない」「どう探せば良いかわからない」という学生は多いと思います。その場合は、今志望している業界・職種や、過去の経験を元に選択肢を増やしていきましょう。

以前カウンセリングを受けに来た学生の中に、この時期までエンジニア職しか受けてこなかったという方がいました。なぜエンジニアなのかを尋ねると、「もともとIT業界に興味があり、業界的にも安定しているから。また、安定した業界でスキルをつけたい」と答えてくれました。また、その学生のこれまでのアルバイト経験を掘り下げてみたところ、接客経験があり、1対1でコミュニケーションを取ることやお客様に直接喜んでもらえたときがモチベーションの源泉になっているようでした。

例えば、「安定した業界」や「安定したスキル」を求めるのであれば、福祉・介護業界も視野に入れることができます。日本の高齢化率は年々上がっており、福祉・介護業界は今後ますます成長が期待される業界です。そして、3年以上介護業務に従事すれば、介護福祉士といった国家資格を取ることもできます。また、人とコミュニケーションを取ることが得意であれば、販売職も視野に入れることができます。当初はエンジニア職しか見ていなかった学生でしたが、ヒアリングで過去の経験や「なぜエンジニアなのか」を掘り下げ、最終的にエンジニア職だけでなく介護・福祉職や販売職も視野に入れて検討することになりました。

このように、元々志望していた職種から、「なぜこの仕事が良いのか」「この仕事を通して何を得たいのか」を考えていくと、選択肢を広げていくことができます。
 

持ち駒を増やすためには必要なこと

視野を広げられたとしても求人がなかなか見つからない場合もあると思います。学生から、「ナビサイトを眺めていても、どんな企業が自分に合っているのかわからない」という相談を受けることがあります。そんなときにおすすめなのは、まず企業との出会いの場を自分で作るということです。例えば、企業とのマッチングイベントに積極的に参加してみたり、スカウト型の就活サイトや、就活エージェントに登録してみるのはいかがでしょうか。

キャリアチケットの場合だと、この時期相談に来る学生は最短で20日~1カ月程度で内定までたどり着いています。もし就活に行き詰まっていたら、ぜひ私たちのようなエージェントに頼ってほしいと思います。納得のいく就活ができるよう、サポートさせていただきます!

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。

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