このページのまとめ
- 一次面接では、主に基本的なマナーやコミュニケーション能力がチェックされる
- 一次面接で落ちる原因として、第一印象の悪さや事前の対策不足が挙げられる
- 一次面接では、自己紹介や志望動機など基本的な質問を中心に聞かれる
一次面接で落ちて「やばい」と焦りを感じている就活生も多いのではないでしょうか。面接官が一次面接を通して評価している主なポイントは、応募者の基本マナーやコミュニケーション能力です。
この記事では、一次面接で落ちる原因や具体的な対策、気持ちの切り替え方法を解説します。一次面接の対策に力を入れて選考通過の可能性を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。
就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。
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- 「一次面接で落ちるのはやばい」と悲観する必要はない
- 一次面接で落ちる割合は企業によって異なる
- 一次面接に落ちる6つの主な原因
- 1.清潔感がなく第一印象が悪い
- 2.ビジネスマナーが身についていない
- 3.コミュニケーション能力が低く会話が成立しない
- 4.企業研究が不十分で入社意欲が低い
- 5.自己PRや志望動機に一貫性がない
- 6.逆質問ができない
- 一次面接で面接官がチェックする4つのポイント
- 1.基本的な就活マナーが身についているか
- 2.コミュニケーション能力があるか
- 3.入社意欲があるか
- 4.一緒に働きたいと思える人材か
- 一次面接を通過するための対策9選
- 1.一次面接の特徴をよく知る
- 2.正しい面接マナーを身につける
- 3.会話のキャッチボールを意識する
- 4.自己分析と企業研究を徹底する
- 5.志望動機を明確にする
- 6.履歴書やESの内容と一貫性をもたせる
- 7.大きな声でハキハキと話す
- 8.模擬面接を受ける
- 9.質問の回答を用意する
- 一次面接で落ちてしまう人へキャリアアドバイザーからのアドバイス
- 一次面接でよく聞かれる質問
- 自己紹介
- 長所・短所
- 志望動機
- 逆質問
- 一次面接で落ちたときに気持ちを切り替える4つの方法
- 1.リフレッシュする
- 2.就活の軸を見直す
- 3.企業との相性が悪かったと捉える
- 4.就活のプロに話を聞いてもらう
- 一次面接に受かる可能性が高いサイン5選
- 1.面接時間が想定より長い
- 2.面接官が頻繁にメモを取っている
- 3.企業について積極的にアピールされる
- 4.他社の応募状況を聞かれる
- 5.次回以降の選考の話をされる
- 一次面接に落ちてやばいと焦っているあなたへ
「一次面接で落ちるのはやばい」と悲観する必要はない
一次面接で落ちたからといって、「やばい」と悲観する必要はありません。ある企業の一次面接に落ちても、ほかの企業や別の機会で選考を突破できる可能性は十分にあります。
なかなか一次面接を突破できない就活生は、一次面接の特徴や評価されるポイントを理解できていないケースが多いです。第一印象や話し方、企業への理解度など、一次面接の合否はさまざまな要素から総合的に判断されます。
一次面接で面接官がどのような点をチェックしているかポイントを押さえて対策しておけば、選考を通過する可能性が高まるでしょう。
一次面接で落ちる割合は企業によって異なる
一次面接に落ちる割合は、企業によってばらつきがあります。組織改革や人手不足など、企業が置かれている状況はさまざまだからです。一般的に、大企業は応募する学生の数が多い分、中小企業と比べて一次面接で落ちる割合は高くなるといわれています。
公益社団法人全国求人情報協会の「2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査(16p)」によると、23年卒の学生は1人あたりのプレエントリー社数が平均18.7社でした。面接などの選考を受けた数は平均10.6社、最終面接を受けた数は平均4.1社とあります。たとえ書類選考を通過できても、平均して半数以上の応募者が一次面接や二次面接で落ちているのが実情です。
一次面接の通過率は、企業によって変わると考えましょう。通過率を意識するよりも、一次面接で落ちないように面接対策に注力することが大切です。
就活の面接で緊張しやすい就活生は、「緊張しやすい人は面接で落ちる?原因と対策を解説」も参考にしてください。
参照元
公益社団法人 全国求人情報協会
2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査
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一次面接に落ちる6つの主な原因
ここでは、一次面接に落ちる主な原因を6つ解説します。一次面接に落ちて「やばい」と焦りを感じている方は、自分に当てはまっている原因がどれかチェックしてみてください。
1.清潔感がなく第一印象が悪い
第一印象が悪い場合、一次面接を通過するのは難しいといえます。身だしなみが整っていなかったり清潔感が欠けていたりすると、面接に対するやる気が伝わらず、よくないイメージを与えてしまうからです。
清潔感がないとは、以下のような状態を指します。
・髪の毛に寝癖がついたまま
・ジャケットやブラウスにシワや毛玉がついている
・靴に泥や汚れがついている
・カバンの中がグチャグチャで見えている
初対面の印象は、相手に対するイメージを決定づける大きな要因となります。なお、第一印象は短時間で覆すのが難しく、一度マイナスイメージを与えると不採用につながりやすいので注意が必要です。
第一印象が原因で一次面接に落ちていると感じる学生は、「第一印象が勝負!面接で好印象を持ってもらうには」の記事も参考にしてください。
2.ビジネスマナーが身についていない
一次面接で落ちる原因の一つとして、ビジネスマナーが身についていないことが挙げられます。一次面接では質問に答えるだけでなく、入退室時の振る舞いや話し方、言葉遣いにも気をつけなければなりません。
たとえば、入室時にはドアを3回ノックしたり「失礼します」と声をかけたりするのがビジネスマナーです。
面接中だけでなく、開始時間に遅れたり待ち時間に携帯電話をいじったりする行為もマナー違反とみなされるので、注意しましょう。
ビジネスマナーが原因で一次面接に落ちていると感じる学生は、「面接に必要なマナーって?新卒の場合はどうなる?」も参考にしてください。
3.コミュニケーション能力が低く会話が成立しない
コミュニケーション能力が低く会話が成立しない場合には、一次面接で落ちる可能性が高いといえます。会話のキャッチボールができなければ、入社後の良好な関係をイメージしづらく、将来性に不安を覚えてしまうからです。
面接では、緊張してうまく話せないケースも珍しくありません。それでも、最低限の会話ができるコミュニケーション能力を示さなければ、一次面接を通過するのは難しいでしょう。
4.企業研究が不十分で入社意欲が低い
企業研究が不十分な場合、入社意欲が低いと判断されて一次面接で落とされる可能性があります。
就活の面接では、ありきたりな志望理由を述べるだけでなく、応募先の企業をよく理解したうえで入社意欲を伝えることが大切です。企業理解が不十分な場合、「ほかの企業でも良さそう」と思われてしまうかもしれません。
一次面接ではあまり深掘りされないだろうと油断せず、しっかりと企業研究に取り組んでおく必要があります。
5.自己PRや志望動機に一貫性がない
自己PRや志望動機に一貫性がないことも、一次面接で落ちる原因の一つです。質問に対する回答に矛盾があると、「自己理解が浅いのではないか」「嘘をついているのではないか」と疑問を持たれてしまいます。
自己PRや志望動機に矛盾が生まれないように、嘘をついたり話を誇張したりするのは避けましょう。面接中にその場しのぎで回答して混乱しないよう、事前に面接でよく聞かれる質問への回答を準備をして本番に臨んでください。
一次面接で重要な自己PRについては、「一次面接に通らないのはなぜ?評価が下がる理由や受かるための対策を解説!」でも紹介しています。
6.逆質問ができない
逆質問ができないのも、一次面接で落とされるよくある原因です。
面接の最後には、「何か質問はありますか?」という問いがよくされます。この逆質問で面接官がチェックしているのは、学生の入社意欲や思考力、コミュニケーション能力です。
逆質問の際に、「特にないです」「今は大丈夫です」と答えると、面接官に「入社意欲が低いのではないか」「思考力がないのではないか」というマイナスな印象を与えてしまうでしょう。
また、企業のホームページを見れば分かることや一般常識的なことを質問すると、入社意欲が低いとみなされてマイナスな評価になる場合があるので注意してください。
逆質問ができずに一次面接に落ちていると感じる学生には、「就活の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」の記事もおすすめです。
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一次面接で面接官がチェックする4つのポイント
一次面接で落ちないようにするためには、面接官が何をチェックしているか把握することが大切です。ここでは、一次面接で面接官がチェックしている主なポイントを4つ解説します。
1.基本的な就活マナーが身についているか
面接官がまずチェックしているのは、就活生が社会人としての「基本的なマナーを身につけているか」という点です。基本的なマナーの有無は、入社後の適応性や責任感の強さなどを判断する重要な要素だといえます。
具体的には、「面接時間に遅刻しない」「面接にふさわしい身だしなみを心得ている」などが主なチェック項目です。基本的なマナーに欠けていると判断されると、一次選考で落とされる可能性が高いので注意してください。
2.コミュニケーション能力があるか
面接官は学生の一次面接での質問の受け答えから、コミュニケーション能力を確認しています。面接官の質問の意図とはズレた回答をしたり、あらかじめ考えた型に当てはめた文章だけを伝えたりするとコミュニケーション能力がないと判断されるでしょう。
業種や職種を問わず、コミュニケーション能力は社会人にとって周囲と良好な関係を築くために欠かせないスキルの一つです。多くの面接官が、一次面接の段階から就活生が入社後に問題なく周囲とコミュニケーションを図れるかどうかチェックしています。
3.入社意欲があるか
入社意欲の有無も、一次面接で面接官がチェックしているポイントの一つです。企業の多くは、入社後に活躍する姿をイメージできる、意欲を持った就活生を採用したいと考えています。
入社意欲は、志望動機の理由に当たる「なぜその会社でなければならないのか」という部分で伝わるでしょう。
たとえ、基本マナーやコミュニケーション能力に問題がない場合であっても、入社意欲が伝わらなければ高評価にはつながりません。一緒に働きたいと思ってもらうためにも、一次面接からしっかりと入社意欲をアピールする必要があります。
4.一緒に働きたいと思える人材か
新卒の就活では、一緒に働きたいと思える人材かどうかも重視されています。新卒の学生は、基本的に社会人としてのスキルはないので、学生の性格や価値観、人柄が重要な選考基準になっているからです。
たとえば、周囲とコニュニケーションを取りながらスムーズに物事を進められる協調性や、自分で仮説を立ててそれを立証するために進んで行動できる行動力をアピールできれば一緒に働きたいと思ってもらえるでしょう。
もちろん、基本的なマナーやコミュニケーション能力があることは前提ですが、「一緒に働きたい」と思ってもらえれば一次面接を通過する可能性は大きく高まります。
就活における一次面接の評価項目については、「一次面接の頻出質問7選!企業の評価項目と回答例・落ちる人の特徴を解説」も参考にしてください。
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一次面接を通過するための対策9選
一次面接を通過するためには、ポイントを押さえて対策すると効果的です。ここでは、一次面接を通過するための対策9選を解説します。
1.一次面接の特徴をよく知る
「一次面接で落ちて焦っている」「一次面接に落ちそうでやばい」と悩んでいる就活生は、まず一次面接の特徴を理解しておきましょう。
・選考人数が多い
・集団面接を実施する企業が多い
・若手社員が面接官を担当するケースが多い
・基本的な質問が中心になる
一次面接は、就活における選考プロセスのスタートラインです。そのため、できるだけ多くの就活生と会いたいと考えて、多くの企業が集団面接を採用しています。
集団面接は、個人面接と比べて持ち時間が短くなるので、好印象を残せるようにしっかりと対策して本番に臨むことが大切です。一つの質問に対して、端的にアピールできる回答を準備しておく必要があります。
就活を成功させるためにも、一次面接をはじめ、各選考段階における面接の特徴を理解したうえで対策を進めましょう。
二次面接の特徴
二次面接の主な目的は、実務に活かせる能力の有無や、現状は能力不足でも努力する意欲が感じられるかなど、就活生のポテンシャルを確認することです。
面接官は、性格や人柄などから、就活生のポテンシャルが企業の方向性やニーズとマッチしているかを判断します。そのため、企業が求める人物像をよく理解し、ニーズに合わせて自己PRや志望動機を伝えるのがポイントです。
最終面接の特徴
最終面接では、役員や人事部長、ときには社長が面接官を担当するケースも珍しくありません。内定を出すかどうか最終的に判断するために、あらためて応募者の入社意欲を確認します。
最終面接では、いかに熱意をアピールできるかが重要なポイントです。入社後のビジョンやどのように貢献できるかなど、将来に関する質問が多いため、あらためて自己分析や企業研究をして説得力のある回答を用意する必要があります。
一次面接と二次面接、最終面接でそれぞれ見られているポイントについては、「面接官が見ている9つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」も参考にしてください。
2.正しい面接マナーを身につける
一次面接を通過するためには、正しい面接マナーも欠かせません。学生のうちに身につけておきたい基本的な面接マナーは、下記のとおりです。
・時間に余裕をもって面接会場に到着する
・待ち時間に携帯を触らない
・目を合わせて挨拶する
・ノックしてから入室する
・面接官に「どうぞ」と言われてから着席する
・退席時にお礼の言葉を述べる
これらのマナーは、文章で理解して自分ができると思っても、本番になると緊張してしまいつい忘れてしまうこともあるでしょう。入室から退室までの一連の立ち居振る舞いを、面接で完璧にできる就活生は少ないはずです。
面接の際に正しい立ち振る舞いができるよう、本番を想定して模擬面接を行っておきましょう。模擬面接を行いたい学生は、「就活生は模擬面接セミナーを活用しよう!内容や参加時の注意点を紹介」も参考にしてください。
3.会話のキャッチボールを意識する
質問の意図を汲み取ったうえで会話のキャッチボールを意識できると、一次面接を通過する可能性を高められます。面接官の質問に対して、まずは結論を述べ、その後に理由やエピソードを伝えましょう。
たとえば、「あなたの強みはなんですか?」と聞かれたら「私の強みは協調性です。学生時代は100人規模の団体に所属して...」と結論→エピソードの順に答えます。
面接官の質問に対して「はい」や「いいえ」と一言のみで回答したり、一方的にダラダラと長話をしたりするのは避けましょう。会話のキャッチボールができないと、理解力やコミュニケーション能力が低いと判断されてしまいます。
面接本番は、「よい回答をしなくてはいけない」というプレッシャーや緊張から、頭に浮かんだことをそのまま言ってしまう学生も少なくありません。そんな中で、会話のキャッチボールが意識できればそれだけで一次面接を通過できる可能性が高まるでしょう。
4.自己分析と企業研究を徹底する
一次面接を通過するためには、徹底した自己分析と企業研究が欠かせません。企業の求める人物像に自分の強みや価値観がマッチしていなければ、内定にはつながりにくいからです。
自己分析は、自分の強みや価値観、行動パターンを把握するのに役立ちます。また、企業研究は、企業の特徴や求める人物像を把握するのに不可欠です。
自己分析や企業研究は、一度やって終わりではなく、何度も繰り返すことで理解が深まります。一次面接で落ちてやばいと感じている場合は、改めて自己分析と企業研究をすると新たな気づきがあるかもしれません。
自己分析のやり方は、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」を参考にしてください。
企業の研究のやり方は、「企業研究のやり方と就活に活かすコツを解説!効率的な進め方とは?」で解説しています。
5.志望動機を明確にする
一次面接を通過するためには、数ある企業のなかから、「なぜその企業を選んだのか」を明確にすることが大切です。企業理解を深めたうえで志望理由を明確に伝えられると、入社意欲の高さをアピールできます。
企業理解を深めるためには、説明会への参加やOB・OG訪問を通して、具体的な業務内容や社風、求める人物像などを教えてもらうのがおすすめです。
志望動機には、業界内における企業の立ち位置や事業展開など、魅力を感じる部分を盛り込みましょう。興味を持ったきっかけや自分が抱えている問題意識をあわせて伝えると、面接官の印象に残りやすくなります。
面接で評価される志望動機については、「志望動機を面接でうまく伝えたい!ポイントを例文付きで解説」を参考にしてください。
6.履歴書やESの内容と一貫性をもたせる
一次面接では、履歴書やエントリーシートの内容と一貫性のある回答をすることが大切です。基本的に、面接官は提出した書類をもとに質問します。履歴書やエントリーシートに書いた内容と全く別の話をしてしまうと、自己PRや志望動機に信憑性がなくなり面接官も混乱するでしょう。
スケジュールによっては、書類選考から一次面接まで時間が空いてしまうケースもあります。すべての書類は提出前に必ずコピーをとり、面接前に見返せるようにしておいてください。一次面接では、履歴書やエントリーシートに書いた内容をより詳しく説明できるよう準備しましょう。
7.大きな声でハキハキと話す
一次面接では、大きな声でハキハキと話すのがポイントです。はっきりと分かりやすく話すだけで、面接官に自信を持った印象を与えられるほか、アピールしたいことが伝わりやすくなります。
面接では、緊張から声が小さくなってしまったり、早口になってしまったりすることもあるでしょう。面接官の様子やリアクションを確認しながらコミュニケーションを取れるよう、いつもよりゆっくりと大きな声で話すことを意識してみてください。
8.模擬面接を受ける
模擬面接を通して場の雰囲気に慣れておくと、一次面接を通過しやすくなります。模擬面接とは、実際の面接を想定して本番と同じような形で行う面接練習のことです。面接は緊張すると本領を発揮できなくなってしまうので、とにかく場数を踏み本番の雰囲気に慣れておくとよいでしょう。
また、これまでの一次面接を振り返ってみても、どこに問題があったか自分では気づきにくい場合もあるはずです。模擬面接を受ければ、第三者の意見を聞いて客観的な視点から改善点を見つけられます。
なお、模擬面接を頼める人が身近にいない場合は、就活エージェントの活用も検討してみてください。就活のプロに指導してもらえるため、効果的に面接対策を進められます。
9.質問の回答を用意する
一次面接を通過するためには、よく聞かれる質問の回答を事前に用意しておくと安心です。伝えたい内容をあらかじめ決めておけば、質問されても落ち着いて回答できるでしょう。
質問の回答を用意する際は、文章を丸暗記するのではなく、要点を押さえておくのがポイントです・うまく話すよりも自分の言葉を使うほうが、入社意欲や熱意が伝わりやすくなります。
一次面接で第一印象を良くするコツは、「第一印象が勝負!面接で好印象を持ってもらうには」を参考にしてください。
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一次面接で落ちてしまう人へキャリアアドバイザーからのアドバイス
一次面接を通過するには、基本的なマナーと自己分析が特に重要です。一次面接をなかなか通過できない場合は、身だしなみが整えられているか、正しい敬語が使われているかなどをもう一度確認してみてください。
また、面接のなかでは、会話のキャッチボールがきちんとできているかも見られています。「緊張し過ぎてうまく話せなかった」「自己分析が足りず話がまとまらなかった」という就活生は多いです。
キャリアチケットでは模擬面接も実施していますので、面接での受け答えに自信がない就活生は、ぜひご相談ください。
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一次面接でよく聞かれる質問
一次面接でよく聞かれる質問は、以下のとおりです。面接で聞かれたときに焦らないよう、事前に回答を用意しておいてください。
自己紹介
一次面接で自己紹介が求められる主な理由は、本人確認のためです。同時に、面接に臨む準備ができているかどうかを確認する意図もあります。
自己紹介は下記の例文を参考にしてください。
△△大学△△学部4年生の△△△△と申します。
大学では△△に属しており、△△の研究に取り組んでいます。学業以外では所属するサッカーサークルの活動に注力してきました。現在、副キャプテンを務めています。
本日はお忙しいなか、面接の機会をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。
基本的に、自己紹介は面接の最初に聞かれます。簡単なプロフィールと学生時代に頑張ったこと、面接に対する感謝を伝えましょう。
面接における自己紹介のポイントについては、「就活の自己紹介は1分ですべてを伝える必要はない!作り方を例文付きで解説」で詳しく解説しています。
長所・短所
一次面接で長所と短所を聞かれる理由は、入社後にどのような仕事で能力を発揮できるか判断するためです。長所と短所を的確に伝えられれば、自身について客観的に理解できている証拠にもなります。
また、短所を述べる際は、必ずその短所を補うための行動も加えて伝えましょう。たとえば、短所が「完璧主義」である場合は、「上司に報告回数を増やすなどして工夫します」と補足できれば、印象が良くなります。自ら考えて行動する能力があると証明するためにも、長所を聞かれた際に短所も補足的に伝えるのがポイントです。
長所と短所を伝える例文を読みたい方は、「自分の長所の見つけ方とは?伝え方のポイントや例文も紹介」を参考にしてください。
志望動機
志望動機を伝える際に重要なのは、「なぜこの企業に入社したいのか」を明確にすることです。同業他社と比べたうえで、志望先の企業に入りたい理由を明確に伝えられると、より効果的に入社意欲をアピールできます。
志望動機を聞かれたときは、入社したい理由だけではなく、入社後にどのように活躍していきたいかも伝えましょう。就活は、内定をもらうことがゴールではありません。入社後のミスマッチを防ぐためにも、入社後のキャリアイメージを描いておく必要があります。
説得力のある志望動機にするポイントは、「面接で志望理由はどう話す?説得力のある伝え方で好印象を与えよう!」も参考にしてください。
逆質問
一次面接で「何か質問はありますか」と聞かれたときは、逆質問をすることでアピールにつながります。具体的には、入社に向けた取り組みや働き始めてからの姿をイメージできるよう以下のような質問をすると良いでしょう。
・入社までに身につけておくべきスキル
・志望職種に求められる能力
・一日の業務の流れ
・入社後のキャリアパス
・今後の事業展開
ただし、聞きたいことがない場合であっても「特にありません」と答えるのは避けてください。何も質問がないと、「志望度が低いのでは」と思われてしまいます。面接で聞かれたときに困らないためにも、逆質問をいくつか用意しておくと安心です。
逆質問の目的や具体例については、「面接の頻出質問12選への答え方!回答のコツや注意点も解説」で詳しく解説しています。
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一次面接で落ちたときに気持ちを切り替える4つの方法
一次面接に落ちると「やばい」と焦りがちですが、次につなげるためには気持ちの切り替えが必要です。ここでは、就活で落ち込んだ気持ちの切り替え方を4つ解説します。
1.リフレッシュする
一次面接に落ちて気持ちが落ち込んでいるときは、一度立ち止まってリフレッシュしましょう。就活が始まると学業との両立で忙しく、趣味に没頭する時間や友人と付き合う時間が減ってしまいがちです。
就活は長期にわたって続くため、気づかないうちにストレスが溜まっているケースもあります。一次面接がうまくいかず落ち込んでいるときには、スポーツを楽しんだり映画を観たりして、就活について考えない時間を作るようにしてください。
リフレッシュすることでメリハリがつき、気持ちを切り替えて就活に取り組めるでしょう。
2.就活の軸を見直す
一次面接でつまずいてしまったら、就活の軸を見直してみるのもおすすめです。特に、一次面接に繰り返し落ちている場合は、志望する業界や企業が自分に向いていない可能性も考えられます。
応募する業界を変えたり、中小企業まで選択肢を広げたりするなど、少し視点を変えて就活に取り組むのも方法の一つです。自己分析や企業分析を通して就活の軸を見直してみると、新たな気持ちで就活に臨めるでしょう。
就活の軸を見直したい学生は、「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」を参考にしてください。
3.企業との相性が悪かったと捉える
一次面接で落ちたときは、「企業との相性が悪かっただけ」と捉えることも大切です。
面接を通過できなかったからといって、必ずしも自分に一方的な原因があるとは限りません。就活生の人柄や能力に問題がなくても、企業のニーズと合わなければ内定にはつながらないでしょう。
「企業との相性が悪かっただけ」と割り切って考えると気持ちが楽になり、前向きに次の選考に臨めるはずです。一次面接で落ちた経験を活かしてより相性が良い企業を選んだり、求める人物像を意識したアピールを心掛けたりすると、選考通過の可能性を高められるでしょう。
4.就活のプロに話を聞いてもらう
一次面接に落ちてやばいと焦りを感じている場合は、就活のプロに話を聞いてもらうのもおすすめです。就活の相談相手としては、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどが利用しやすいでしょう。
特に、就活エージェントは一次面接に落ちた原因や必要な対策を一緒に考えてくれるだけでなく、自分に合った求人も紹介してくれます。無料で利用できるサービスも多いので、気軽に利用してみると良いでしょう。
一次面接で落ちたときの気持ちの切り替え方については、「就活の選考で落ちたときのメンタル切替方法は?具体的な対策法もご紹介」もご覧ください。
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一次面接に受かる可能性が高いサイン5選
一次面接で以下のような状況になった場合は、受かる可能性が高いといえるでしょう。ここでは、一次面接に受かる際によく見られるサインを5つ解説します。
1.面接時間が想定より長い
面接時間が想定より長くなるのは、一次面接に受かるサインの一つです。面接官が応募者に興味を持った場合、より多くの質問をしたり深掘りして会話を続けたりして、面接時間が長くなるケースも少なくありません。
一方で、集団面接では一人ひとりが回答に時間を使い過ぎてしまい、結果的に面接が長引くパターンも考えられます。そのため、一概に「面接時間が長い=合格」とは判断できません。
ただし、面接時間が想定より長いうえに、面接官が興味を持って質問を続けている場合は、一次面接に受かる可能性が高いといえます。
2.面接官が頻繁にメモを取っている
面接官がメモを取るのは、質問を通して学生から得た情報や感じたことなどが重要であることを示しています。そのため、面接官が頻繁にメモをとっている場合は、一次面接に受かる可能性が高いでしょう。
一次面接のメモは、担当の面接官のみで合否の判断ができない場合に社内で情報を共有したり、次の選考に引き継いだりするのに使われます。
なかには、不合格の場合であってもメモを取る面接官もいるでしょう。しかし、頻度が多く熱心にメモを取っていれば、それだけ共有したい情報があると考えられるため、合格の可能性が高いといえます。
3.企業について積極的にアピールされる
面接官が自社について積極的にアピールしている場合は、一次面接に受かる可能性が高いでしょう。応募者を自社にマッチした優秀な人材だと判断した場合、「ぜひ一緒に働きたい」と考えるのが一般的です。
その際、応募者の志望度を高めるために自社をアピールする面接官もいます。一次面接で自社について積極的にアピールされる場合は、応募者に対して期待値が高いことを示しているでしょう。
4.他社の応募状況を聞かれる
一次面接で他社の応募状況を聞かれるのも、合格するサインの一つだといえるでしょう。面接官が他社の応募状況を聞くのは、就活の軸を確認したり合否を出す際の参考にしたりするケースが多いです。
不合格の応募者に対して、就活状況を深掘りするような質問はあまりされません。そのため、面接官が他社の選考状況を意識している場合には、一次面接の合格ラインに達している可能性が高いといえます。
5.次回以降の選考の話をされる
一次面接の終了時に次の選考について話があれば、面接に受かる可能性が高いです。一次面接を通過する応募者に対して、ほかの企業に流れるのを防ぐ目的で、合格をほのめかされることも珍しくありません。
また、「次の面接では△△を意識したほうが良い」「△△についてもっと話を聞きたい」など、具体的にアドバイスされるケースも考えられます。次の選考について話がある場合は、合格する可能性が高いといえるでしょう。
一次面接に受かる可能性が高いサインと合わせて、一次面接に落ちるサインを知りたい方は、「面接フラグから合否を予想できる?代表的な合格・不合格サインとは」をご覧ください。
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一次面接に落ちてやばいと焦っているあなたへ
一次面接に落ちて「このままではやばい」と焦りを感じている就活生も多いのではないでしょうか。
一次面接で面接官が見ているポイントは、基本的なコミュニケーション能力やマナーです。そのため、ポイントを押さえて対策できれば通過率を上げられるでしょう。
一次面接で落ちる原因や対策が分からず、一人で就活をするのが大変な場合は、就活エージェントへの相談もおすすめです。
就活エージェントのキャリアチケットでは、就活生の価値観を深掘りするお手伝いや模擬面接など、一人ひとりに合ったサポートを実施しています。現状の就活に不安や迷いがある就活生は、ぜひご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。