就活の面接対策で必要なことは?よく聞かれる質問と対策法も解説

このページのまとめ

  • 就活では面接対策を行えば選考の通過率が挙げられる
  • 就活の面接対策ではマナーを身につけて、よくある質問への回答を準備するのがコツ
  • 就活の面接対策を行うならOB・OGや就活エージェントに相談するのがおすすめ

就活の面接対策で必要なことは?よく聞かれる質問と対策法も解説のイメージ

「就活の面接対策をしたいけれど、何をすべきかわからない」と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。就活面接に通過するためには、企業の評価ポイントを理解し、必要な対策をとることが大切です。

この記事では、就活の面接対策でやるべきことや前日の確認事項、おすすめの練習方法を解説します。就活面接でよくある質問例もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

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目 次

就活の面接対策は内定を獲得するために欠かせない

志望企業の内定を獲得するためには、面接対策を行い、面接官に好印象を与えられるようにするのがコツです。面接はどの企業でも行われる選考なので、必ず対策を実施しましょう。

面接の形式や参加者は企業ごとに変わりますが、面接官が評価するポイントはそれほど変わりません。面接官の視点に立ち、どのような振る舞いや答え方が好印象を与えるか考えてみると、選考突破に近づけます。

就活の面接対策はいつからすべき?時期を解説

面接対策は、大学3年生の3月ごろには終えておくのがベスト。大学3年生の3月にはエントリーが始まり、企業によっては4月ごろから面接が始まることもあるからです。

エントリーの時期は面接対策以外にも、企業研究やエントリーシート対策が必要。また、合同説明会や企業説明会への参加、履歴書やエントリーシート作成なども考えると、面接対策を行う時間を作るのは困難でしょう。

余裕をもって対策を行うためにも、大学3年生の3月までにはある程度面接対策を終わらせておくのがおすすめです。早めに準備を進めておくと、就活をスムーズに進められるでしょう。就活スケジュールについては、「就活はいつから始めるべき?23卒・24卒・25卒のスケジュールを解説」の記事でも紹介しています。スケジュールを把握して、どのくらいの時期から準備を始めればいいか想像しておきましょう。

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就活の面接対策に向けて知っておきたい企業が見ているポイント

就活の面接対策で重要なのは、企業が面接でチェックしているポイントを把握しておくことです。面接官の高評価を得るためにも、面接対策をするときは企業がどんな点を重視しているかを知り、適切な回答ができるよう準備しておきましょう。

1.企業ニーズにマッチしているか

就活面接を通して、企業は「求める人材像にマッチしているか」「業務に必要なスキルや経験があるか」をチェックしています。企業にとって採用活動は、自社のニーズに合った人材を見つけるためのプロセスです。

面接官は、自己PRや学生時代に頑張ったことなどを質問して、応募者が企業ニーズにどれだけマッチしているかを判断しています。回答するときは、企業ニーズを意識したうえで自分の強みや人柄をアピールし、面接官に「ぜひ入社してほしい」と思わせるのがポイントです。

2.入社意欲や仕事への熱意があるか

就活面接では、入社意欲や仕事に対する熱意があるかもチェックされています。面接で志望動機を聞かれるのはこのためだといえるでしょう。採用にあたって、企業は入社後に熱意をもって働いてくれる人材を求めています。

志望動機を伝えるときは、企業研究をしっかりと行った旨が伝わるアピールをしたり、志望度を示す具体的なエピソードを盛り込んだりするのがポイントです。そうすることで、面接官に企業への興味・関心の高さを伝えられます。

3.将来的に活躍が期待できるか

入社後の活躍が期待できるかどうかも、企業が就活面接でチェックしているポイントです。新卒採用では、入社時のスキルや経験よりも将来的なポテンシャルのほうが重視されるケースも珍しくありません。

面接官は、入社後にチャレンジしたいことや将来的なキャリアビジョンについて質問をして、就活生の成長意欲を見極めています。入社後にどのような仕事がしたいかを具体的に伝えられると、面接官に働く姿をイメージしてもらいやすくなるでしょう。

企業が就活面接で何を見ているかについては、「面接対策は万全?就活に必要不可欠な準備とマナー」の記事でも解説しているので、参考にしてください。

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就活の面接対策で意識する7つのこと

就活の面接対策は、質問の答えを用意したり入室のマナーを意識したりするなど、ポイントを押さえて練習を繰り返すと効果的です。ここでは、就活面接のために今からできる対策を解説します。

1.自分の言葉でわかりやすく伝える

面接では面接官の質問の意図を汲み取り、言いたいことを自分の言葉でわかりやすく伝える必要があります。たとえば「学生時代に力を入れたことは何ですか」と聞かれたときに、「部活を頑張りました」と一言で答えるのはNG。

面接官は、質問を通じて就活生の人柄や長所を知りたいと考えています。そのため、「どう頑張ったのか」「結果として何を学んだのか」を具体的に説明し、自分をアピールすることが大切です。

相手にわかりやすく伝えるには「結論→根拠」の順で話し、要点を簡潔かつ明確にする必要があります。就活ノウハウの例文をそのまま使ったり、用意した答えを丸暗記したりするのは避けましょう。ありきたりな言葉で伝えるよりも、自分なりの表現で伝えたほうが、面接官の印象に残りやすくなります。

2.企業研究して応募先について理解する

就活の面接対策として必要なのが、企業研究を通じて応募先企業の理解を深めることです。一般的に、就活では「企業に対する理解度=入社意欲」と考えられます。応募先企業についてよく知らないままでは、仕事に対する熱意を十分にアピールできません。

企業のWebサイトを調べたり説明会に参加したりして、企業理念や業務内容、求める人物像などを確認する必要があります。同業他社と比較して応募先企業ならではの特徴を盛り込めば、志望動機の説得力も増すでしょう。

3.ESの内容を読み直し一貫性を意識する

就活面接の前には、ES(エントリーシート)を読み返しておくのがおすすめです。一般的に、面接官は提出した履歴書やESを見ながら質問します。そのため、ESを読み直して内容の一貫性を意識しながら面接に臨むとよいでしょう。

ESの内容と面接での回答がズレていると、自分がどのような人物なのか面接官に伝わりにくくなります。面接では、ESの内容をもとに「書ききれなかった部分」や「アピールしたい部分」を補足して説明すると効果的です。

また、できればESは声に出して読み直しましょう。読みにくい部分は表現方法や言葉選びのせいでわかりにくい可能性もあるので、伝え方を工夫してみてください。

4.笑顔と落ち着いた態度で印象アップを目指す

就活では、面接での第一印象が合否に影響するケースも珍しくありません。面接中は、背筋を伸ばしてハキハキと話し、会話のキャッチボールを心がけましょう。伏し目がちでオドオドしているよりも、口角を上げて相手とアイコンタクトをとったほうが印象アップにつながります。

緊張して言葉に詰まってしまったときは、「緊張しています」「申し訳ありません」と正直に伝えるの1つの方法です。無理に話そうとして的外れな言葉を口にするよりも、かえって誠実な人柄をアピールできます。

「あの」「えっと」といった話し方や貧乏ゆすり、手遊びなどの癖は目立ちやすいので注意が必要です。大げさな身振りや手振りも落ち着きがない印象を与えてしまうため、ポジティブなエピソードを伝えるタイミングで自然に挟む程度にしましょう。

5.入室から退室までの正しいマナーを覚える

面接では、話す内容だけでなく入室から退室までの一連の動作もチェックされています。たとえば、お辞儀の仕方ひとつをとっても、腰から体を折っているか、背筋が伸びているかで印象は変わるでしょう。

以下で、基本の面接マナーを解説するので、自然な流れで入退室できるように椅子を用意するなどして練習してください。

受付

面接会場に到着したら、まず受付をします。「本日△時に面接のお約束をしています、△△と申します」のように、自分の名前と面接に参加する旨を伝えてください。受付で必要書類や履歴書、エントリーシートなどを提出する場合もあるので、求められたらすぐに取り出せるようにしましょう。

また、時間に余裕をもって受付できるよう、面接開始15分前には到着するようにしてください。受付前には身だしなみを今一度チェックして、スマートフォンの電源を切っておきましょう。

待機

受付を済ませると、面接の準備ができるまで控室に案内されたり、順番になるまで廊下の椅子に座ったりして待機します。

たとえ待機時間であっても、面接と同じような緊張感をもって過ごすことが大切。スマートフォンなどには触らず、姿勢を正して面接の開始を待ちましょう。

入室

面接官や担当者に名前を呼ばれたら、面接室に入室します。入室から着席までの一連のマナーは、以下のとおりです。

・ドアを3回ノックし返事があったら「失礼いたします」と断って入室する
・ドアのほうに体を向けて静かにドアを閉める
・「よろしくお願いいたします」と伝えてお辞儀する
・椅子の横に立ち「大学名」「学部名」「氏名」を伝える
・着席を促されたら「失礼いたします」と一言伝え、お辞儀してから座る
・椅子の横にカバンを置いて着席する
・椅子の背もたれを使わず浅く腰掛け、背筋を伸ばして座る

面接

面接中は、椅子の背もたれを使わず浅く腰掛け、背筋を伸ばして座ります。手は軽く握るか両手を重ねて、そっとひざの上に置いてください。

また、面接中は目線を面接官へ向けて、アイコンタクトを意識しましょう。面接官が複数の場合は、話している人を見ながら受け答えしてください。姿勢を正してアゴを引き、リラックスした表情を心がけるとよいでしょう。

退室

面接が終了したら、「ありがとうございました」と面接官にお礼を伝えて退室します。ドアの前まで進んだら、再度面接官のほうを向いて「失礼いたします」と一言添えてからドアを開けましょう。お辞儀をしながらドアを静かに閉めれば、面接は終了です。

6.面接練習を繰り返す

就活における面接対策のポイントは、繰り返し練習することです。面接練習は、改善点が見つかったり場慣れしたりできるメリットがあります。

就活面接でチェックされるのは、話す内容や身だしなみ、態度、声の大きさなど、自分自身で確認するのは難しいポイントばかりです。そのため、面接の態度を客観視するためには、第三者に面接官役をお願いして練習するとよいでしょう。

練習を繰り返して気づいた課題を改善できれば、面接に対する自信もつきます。また、練習を通じて面接マナーを身につけておくと、落ち着いて本番を迎えられるはずです。就活面接で自信を持って話すためのポイントは「面接でうまく話せないのはなぜ?よくある原因と対策のポイント10選を解説」の解説も参考にしてください。

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就活の面接でよく聞かれる質問と対策法

就活の面接対策で大切なのは、想定される質問の答えを用意しておくことです。面接で質問される内容は企業や業界によって多少異なるものの、ある程度傾向は決まっています。

そのため、就活面接でよく聞かれる内容については、あらかじめ質問の意図をよく理解して回答を用意しておくのがおすすめ。そうすることで、当日も落ち着いて質問に答えられるでしょう。ここでは、面接で聞かれやすい質問と質問への答え方を紹介します。

自己PR

自己PRでは、自分の強みやスキルについて答えましょう。企業は自己PRから、「どのような強みを持っているのか」「自社で活躍できそうか」「わかりやすく伝える能力があるか」などを見ています。具体的には、次のような形で自己PRを求められるので覚えておきましょう。

・自己PRをしてください
・あなたの強みを教えてください

自己PRを答える際は、強みやスキルを裏付けるエピソードを伝えるのがコツです。強みをどのように発揮し、どのような成果を得たのかも合わせて伝えましょう。

自己PRを答える際は、「私の強みは△△です」のように結論を述べてから「エピソード」「強みを仕事でどのように活かすか」を伝えれば、わかりやすい自己PRになります。面接での自己PRの答え方については、「面接の自己PRで効果的にアピールするコツとは?例文もあわせてご紹介」の記事でも解説しているので、合わせて読んでおきましょう。

志望動機

志望動機では、「なぜその企業を志望するのか」について回答します。どの企業にもあてはまる内容ではなく、志望企業ならではの理由が必要なので考えるようにしてください。
志望動機の聞かれ方については、次のようなものがあります。

・志望動機を教えてください
・当社を選んだ理由を教えてください
・なぜ同業他社ではなく、当社を志望したのですか

志望動機を答えるためには、業界研究と企業研究が必須です。業界への理解が浅い場合、志望理由も浅くなり、どの企業にもあてはまる内容になってしまいます。また、企業研究ができていない場合も、「その内容なら△△社もできます」と返されてしまうかもしれません。ほかの企業では実現できないことはないのか、探してみましょう。

志望動機を考えるコツについては、「履歴書の志望動機を書くコツとは?魅力的に仕上げるポイントを解説!」の記事でも解説しています。志望動機はどの企業でも求められるので、準備しておきましょう。

学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)

学生時代に力を入れたことでは、サークルや部活、アルバイトなどのように、頑張ったことについて答えます。どのような内容でも問題ありませんが、学びを得たり、新しいスキルを得たりした出来事のほうがアピールにつながります。
次のような形で、質問されるので覚えておきましょう。

・学生時代に最も頑張ったことを教えてください
・学生時代に力を入れた経験を通してどのようなことを学びましたか
・サークルや部活動に所属していましたか

学生時代に力を入れたことで面接官が知りたいのは、就活生がどのように物事に取り組み、努力してきたかです。「大会で優勝しました」「売上を伸ばしました」などのように、実績だけではアピールにならないので気を付けましょう。

たとえば、「部長として練習態度で部員を引っ張り、リーダーシップを発揮した結果、優勝できた」「お客さま一人ひとりに合わせたコミュニケーションを考え、実行することで売上増加に貢献できた」のように、努力の過程が重要です。

結果よりも過程が重要であり、努力したエピソードが具体的であるほど評価につながるので、覚えておきましょう。学生時代に力を入れたことの伝え方は、「「学生時代に力を入れたこと」はなぜ聞かれる?アピールできる書き方を解説!」の記事でも詳しく解説しています。

入社後の目標やビジョン

入社後にどのように活躍したいかも聞かれるので考えておきましょう。企業はビジョンや目標をとおして、ミスマッチにならないかを判断しています。また、入社意欲や仕事への熱意も見られているので気をつけてください。
目標やビジョンは、次のような形で質問されます。

・あなたの強みを弊社でどのように仕事に活かしていけると思いますか
・希望する部署と入社後にしたいことを教えてください
・5年後、10年後にあなたはどのような人材になっていたいですか

答える際は、目標やビジョンだけではなく、「実現するためにどうするか」「自分に何ができるか」も伝えるのが大切です。「強みである△△を発揮し、△△の業務で成果をあげる」のように説明し、目標を達成できそうだと思ってもらえるように工夫しましょう。

就活の軸

就活の軸とは、仕事や企業選びの基準です。就活生の価値観と、企業の価値観が合うかを見極めるために質問されます。
就活の軸については、次のように聞かれるので覚えておきましょう。

・就活の軸を教えてください
・企業選びにおいて優先度の高い条件を教えてください
・仕事のやりがいについて考えを聞かせてください

就活の軸について答える際は、志望企業と関連する内容がポイント。たとえば、「英語を使って仕事ができる企業」を軸にしている場合、海外出張があったり、海外に支店が合ったりする企業であれば、軸に合った企業選びができていると評価されるでしょう。

しかし、就活の軸に合わない企業の場合、なぜエントリーしたのか疑問に思われます。就活の軸が複数ある場合は、その企業に合う内容を答えるようにしてください。就活の軸をこれから探す就活生は、「就活の軸とは?探し方のコツや具体的を例文付きで解説」の記事で解説しているのでおすすめ。面接だけではなく、企業探しにも活きるので取り組んでおきましょう。

逆質問

逆質問とは、就活生から面接官に対して行う質問のことです。気になる内容を質問するのはもちろん、使い方次第では意欲のアピールにもつながるので覚えておきましょう。
逆質問で聞ける内容には、次のような内容があります。

・業務を担当するために必要なスキルがあれば教えてください
・若手社員はどのように活躍の場を広げていますか
・今後の海外での事業展開について教えてください
・1日の具体的なスケジュールを教えてください
・評価制度や昇進制度について教えてください
・仕事に取り組むうえでどのようなことを大切にしていますか

逆質問での注意点は、調べればわかる内容を聞かないことです。企業研究ができていないと思われるので気を付けましょう。また、給与や休みなど、待遇についてもNG。仕事への意欲が低いと思われるので避けるのが無難です。

就活面接でよく聞かれる質問と回答例については、「就活で面接官によくきかれる質問50選を好印象を与える答え方とあわせて解説」でも解説しているので、参考にしてください。

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【形式別】就活の面接対策のコツ

面接対策を行う際は、面接形式別に準備しておくのがコツです。形式ごとに対策する場所が違うので、事前に確認しておきましょう。

個人面接

個人面接とは、就活生1人に対して面接官がつく形式です。面接官は1人の場合もあれば、複数人の場合もあります。個人面接の場合は、就活生が1人しかいないため、内容はもちろん話し方や立ち振る舞いなどもチェックされやすいので気を付けましょう。1人しかいない分、アピールしやすいメリットもあります。

個人面接の対策は、質問内容に答えられるように、入念に準備しておくことです。自己PRや志望動機など、よく聞かれる質問については問題なく答えられるようにしておきましょう。
周囲の影響を受けることはありませんが、その分、就活生自身のコミュニケーション能力が浮き彫りになります。落ち着いて答えられるように、面接練習を行っておきましょう。

集団面接

集団面接の場合、一緒に受ける就活生が増えます。2人から5人くらいの就活生が同時に面接を受けるケースが一般的です。集団面接の対策では、周囲の就活生の影響を受けないようにするのがポイントです。周りの言葉に惑わされないようにしましょう。

よくある失敗が、周囲と同じように答えないといけないと焦り、答えようとしていた内容を変えてしまうケースです。アドリブで回答するのは難しいので、あらかじめ用意していた回答を落ち着いて伝えれば問題ありません。

また、集団面接では周囲との比較で評価されます。よりよい印象を与えられるように、身だしなみや声の大きさ、話し方なども意識しておくのが必要になるでしょう。集団面接のコツについては、「集団面接の対策はどうする?気を付けたいマナーや入退室の流れを解説」も参考にしてください。

グループディスカッション型面接

グループディスカッション型面接は、与えられたテーマについて話し合う形式の面接です。ほかの就活生と協力して、議論を進めていくのがポイントになります。グループディスカッションの対策は、「相手の話を聞く」「積極的に発言する」の2つです。聞くだけでも、話すだけでも評価されないので気を付けてください。

たとえば、ほかの人の話を聞くときは、話し終わるまで待つのが基本です。途中で口をはさんでしまうと、「話を最後まで聞けない」「協調性がない」と思われてしまいます。また、相槌や頷きのように、話を聞いている姿勢を見せるのも忘れてはなりません。

積極的な発言がないと、議論に参加していないと思われます。議論をしながら自分の意見を持ち、発言するように心がけましょう。「△△さんの意見に賛成で」「△△さんの意見とは違って」のように、ほかの就活生の発言を引用しながら回答すれば、話を聞いていることもアピールできるのでおすすめです。

グループディスカッション型面接の対策については、「グループディスカッションとは?進め方や評価されるポイントを解説!」の記事も合わせて参考にしてください。

プレゼンテーション型面接

プレゼンテーション型面接とは、与えられたテーマについて、就活生が面接官の前で発表する形式です。通常の面接対策に加えて、スライド資料の作成も必要なので準備しましょう。

プレゼンテーション型面接では、事前の準備が重要です。スライドをポイントを抑えてまとめられていれば、情報をまとめる能力や伝える能力があると評価されます。
ただし、スライドに力を入れるだけではなく、スライドの内容をどのように説明するかも考えなければなりません。スライドをそのまま読むのではなく、口頭では情報量を増やして説明できるように準備しておきましょう。

Web面接

Web面接を行う企業も増えているので、対策が必要です。対面とは感覚が違うので、何度か練習しておくといいでしょう。

Web面接の注意点は、自分も相手も反応が伝わりにくい点です。対面よりも少し大げさに身振り手振りをつけたり、表情を変えるのも1つでしょう。また、インターネット回線の問題で音声が途切れたり、映像が止まってしまうこともあります。イレギュラーにも慌てず、落ち着いて対応するのが必要な点もポイントです。

Web面接の準備については、「Web面接の準備は何が必要?事前に確認すべき7つのポイント」の記事でも解説しているので、参考にしてください。

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就活の面接対策におすすめの相談先

面接対策をする場合、友人や就活エージェントなどの協力をもらえると、より効果的な練習になります。相手から見た印象は1人ではわからないので、協力してもらいましょう。
ここでは、面接対策をする際に、おすすめの相談先を紹介します。

友人や家族

気軽に練習したい場合、友人や家族がおすすめです。知っている相手と練習すれば、緊張もしにくいでしょう。友人と練習する場合は、面接官役を交代するのもおすすめ。面接官の視点で見てみると、「どのような点が見られているか」「どのような行動がプラスになるのかマイナスになるのか」などがわかります。

注意点は、友人や家族と練習する場合、緊張感に欠けやすい点です。リラックスは大事ですが、ふざけて練習しないように気を付けてください。

就活エージェント

質の高いサポートを受けたい場合、就活エージェントに相談してみましょう。プロの目線でアドバイスをもらえるので、スキルアップにつながります。

就活エージェントの場合、面接対策はもちろん、自己PRや志望動機などの回答も一緒に考えてもらえるのがメリット。どのように答えれば評価されやすいかも教えてもらえるのでおすすめです。キャリアチケットでも、内定獲得に向けた面接対策を実施しています。就活生であれば無料なので、ぜひ相談してください。

OB・OG

OBやOGに相談して、面接官役をお願いするのもおすすめです。企業側の視点で評価してもらえるでしょう。

OBやOGも面接を経験しているので、「△△が見られやすい」「△△と答えれば評価がよかった」などの情報を教えてもらえる場合があります。面接練習を依頼する際は、事前にアポイントを取得しましょう。相手の都合を優先し、失礼のないように依頼してください。

OBやOGに連絡する際のマナーは、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」の記事で解説しています。知り合いであっても、マナーを守って連絡しましょう。

大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターでも、面接対策を依頼できるのでおすすめです。集団面接が練習できるケースもあるので、確認してみましょう。キャリアセンターを利用する場合は、事前予約が必要なことも。事前に確認しておくと安心です。

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就活面接の前日に確認すべき5つのこと

ここでは、就活面接の前日に確認すべきポイントを解説します。

1.面接の会場と時間

前日までに、あらためて面接の会場と開始時間を確認しておきましょう。交通手段や会場までの行き方を事前に把握しておけば、当日余裕をもって移動できます。

万が一、公共交通機関に遅れが生じたり道に迷ったりしたときに焦らないよう、15分前には会場に到着できるスケジュールを組むのがポイントです。

2.面接の持ち物

面接前日には、忘れ物がないよう持ち物を確認しましょう。以下を参考に、必需品やあると便利なものをチェックリストにして確認するのがおすすめです。

・A4サイズが入るバッグ
・提出書類
・履歴書やエントリーシートのコピー
・企業から配布された資料
・学生証
・スマートフォン
・現金やクレジットカード
・交通系ICカード
・ハンカチとティッシュ
・筆記用具とメモ帳
・印鑑
・腕時計
・折りたたみ傘
・鏡
・くし

提出物は企業によって異なるため、指定されたものを忘れず持参してください。また、持ち物に加えて、着用するスーツや靴など、当日身につけるものも前日までに確認しておくと安心です。

3.面接前日と当日のニュース

最新のニュースや業界動向を把握して、自分なりの考えを整理しておきましょう。場の雰囲気をよくするため、まずは前日や当日のニュースに触れて会話を始める面接官も少なくありません。

ニュースについて知らなかったからといって、直接面接の合否に影響する可能性は低いといえます。しかし、共通の話題でやり取りしたり自分なりの意見をしっかりと伝えたりできると、その分リラックスして面接に臨めるでしょう。

4.企業情報やエントリーシート

面接前日には、あらためて企業情報と提出したエントリシートを見直しておくのがおすすめです。就活中は毎日多くの企業情報に触れているため、各社の企業理念や細かな業務内容などすべてを覚えておくのは難しいといえます。

面接で聞かれるであろう質問を意識して企業のWebサイトに目を通すほか、エントリーシートの自己PRや志望動機を見直しておくと焦らずに済むでしょう。

5.よく聞かれる質問と回答

面接でよく聞かれる質問に関しては、事前に回答を準備しておくことが大切です。面接対策が済んでいる場合でも、あらためてどう回答するか前日に整理しておけば、当日はより自信をもって臨めるでしょう。

就活面接の流れについては、「就活面接の流れとは?よく聞かれる質問や失敗しない方法について解説!」の記事でも解説しています。

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就活の面接対策を万全にして内定を獲得したいあなたへ

就活の面接を控えて、どのように対策していいかわからないと不安を抱えている就活生もいるでしょう。面接対策は確認すべき点が多く、準備が大変です。また、面接官からどのように見えているかは、自分だけでは対策が難しい箇所でもあります。

1人で面接対策をするのが不安な人やプロの視点でアドバイスがほしい人は、就活アドバイザーへの相談がおすすめ。キャリアチケットであれば、マンツーマンで面接対策を実施します。

面接はポイントを抑えて対策を行えば、通過率上昇も可能。効率よく対策を行うためにも、キャリアチケットのアドバイザーにぜひ相談してください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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